ANOTHER6【不思議の国の風少女】
キーブレードライドで異空間を走っていると、ある世界を見つけた。その世界はどうやらワンダーランドと言う所らしく、パッと見だけでも文字通り不思議な世界だった。あたしは何の因果か最初はこの世界に降りる事にした。
「ここ何処だよ?」
あたしは妙に明るい抜け道らしき場所に降りた。辺り一面見渡しても、よくわからない構造が広がるばかり。その時、ドタドタと音を立てて何かが走ってくる。それは一匹の兎だった。赤い上着、少し小さい眼鏡、手に抱えた時計――この世界の住人だろう。あたしが見えなかったのか、急いで何処かに行ってしまった。
「コラ待て!」
とりあえずあの兎を追いかける事にし、彼を追いかけていくと不思議な部屋に到達した。広さはそれほどでもなく、至ってシンプルなのだが、真ん中にあるテーブルに2つだけ置いてある薬がなんだか怪しい。ふと下を見てみると、先程の兎がなんと小さくなって部屋にある小さい扉の中に入っていった。少ししゃがんでその扉を見詰めながら呟いた
「あのチビ兎、んで小さくなったんだ?」
「お前さんが大きいだけさ」
「げっ!」
あまりにも突然かつ唐突な出来事に驚く。なんとこの扉のドアノブは生きていたのだ。握る所が鼻と言う感じで、声からして三十代だろうか
「おい、どうしたら小さくなれるんだ?」
「ほれ、そこに薬があるだろう?水色のラベルがある方を飲めばいい」
ドアノブの言うとおりテーブルの上には水色のラベルの薬、オレンジ色のラベルの薬が置いてある。言われるままに水色のラベルの薬を手に取り、一粒飲んでみた。すると、みるみる身体が小さくなっていき先程の兎くらいのサイズになった。たぶん今ではフィオよりも小さいかもしれない、と言うかそうである
「きゃあーーーっ!!」
突然だけどあたしは今、大量のハートレスに追われている。ドタドタと足音を立てて、一生懸命走って逃げている。一体何故このような状況になったかって、事の始まりは数時間前に遡る。
あの後あたしは、例の兎を追って更に奧に進んだ。その先でハートの女王と呼ばれる一人の女性が、何か兵士達に話している様子をこっそりと見ていた。
『いいかお前達!私のハートを奪った黒い奴らを探すんだ!』
『はっ!』
あまりにも日常茶飯事になっているのだろうか、兵士達が呆れた表情で早速謎の黒い奴らという者達を探しにいった。その話を隠れて聞いていた。黒い奴らと聞くと、自然にハートレスを思い浮かべるのはあたしだけではないはず。でも最近はアンチネスもいるが、俺は彼らに見つからないように庭の中を進んでいき、ついにハートレスを見つけたのだが……
『見つけたぜ!ハートレス!』
だが、ハートレスの数は多かった。ざっと数えて150体はいる。大きいやつから小さいやつまで沢山。あたしはこの時、額に汗を大量にかいた。
『逃げるんだよォ!!』
情けない話だが、こうして今に至るのである
「誰か助けろよーーーっ!!」
正直腕には自信があったのだが、流石にこの数には手が出せない。そもそもこれだけドタドタと逃げているのに何故誰も気づかないのだろうか
「まじぃ、このままじゃ追い付かれるぜ……!」
そう感じたあたしは逃げるのを止め、キーブレードを出現させて構えた。大量のハートレス達との戦闘が始まる。
「ここ何処だよ?」
あたしは妙に明るい抜け道らしき場所に降りた。辺り一面見渡しても、よくわからない構造が広がるばかり。その時、ドタドタと音を立てて何かが走ってくる。それは一匹の兎だった。赤い上着、少し小さい眼鏡、手に抱えた時計――この世界の住人だろう。あたしが見えなかったのか、急いで何処かに行ってしまった。
「コラ待て!」
とりあえずあの兎を追いかける事にし、彼を追いかけていくと不思議な部屋に到達した。広さはそれほどでもなく、至ってシンプルなのだが、真ん中にあるテーブルに2つだけ置いてある薬がなんだか怪しい。ふと下を見てみると、先程の兎がなんと小さくなって部屋にある小さい扉の中に入っていった。少ししゃがんでその扉を見詰めながら呟いた
「あのチビ兎、んで小さくなったんだ?」
「お前さんが大きいだけさ」
「げっ!」
あまりにも突然かつ唐突な出来事に驚く。なんとこの扉のドアノブは生きていたのだ。握る所が鼻と言う感じで、声からして三十代だろうか
「おい、どうしたら小さくなれるんだ?」
「ほれ、そこに薬があるだろう?水色のラベルがある方を飲めばいい」
ドアノブの言うとおりテーブルの上には水色のラベルの薬、オレンジ色のラベルの薬が置いてある。言われるままに水色のラベルの薬を手に取り、一粒飲んでみた。すると、みるみる身体が小さくなっていき先程の兎くらいのサイズになった。たぶん今ではフィオよりも小さいかもしれない、と言うかそうである
「きゃあーーーっ!!」
突然だけどあたしは今、大量のハートレスに追われている。ドタドタと足音を立てて、一生懸命走って逃げている。一体何故このような状況になったかって、事の始まりは数時間前に遡る。
あの後あたしは、例の兎を追って更に奧に進んだ。その先でハートの女王と呼ばれる一人の女性が、何か兵士達に話している様子をこっそりと見ていた。
『いいかお前達!私のハートを奪った黒い奴らを探すんだ!』
『はっ!』
あまりにも日常茶飯事になっているのだろうか、兵士達が呆れた表情で早速謎の黒い奴らという者達を探しにいった。その話を隠れて聞いていた。黒い奴らと聞くと、自然にハートレスを思い浮かべるのはあたしだけではないはず。でも最近はアンチネスもいるが、俺は彼らに見つからないように庭の中を進んでいき、ついにハートレスを見つけたのだが……
『見つけたぜ!ハートレス!』
だが、ハートレスの数は多かった。ざっと数えて150体はいる。大きいやつから小さいやつまで沢山。あたしはこの時、額に汗を大量にかいた。
『逃げるんだよォ!!』
情けない話だが、こうして今に至るのである
「誰か助けろよーーーっ!!」
正直腕には自信があったのだが、流石にこの数には手が出せない。そもそもこれだけドタドタと逃げているのに何故誰も気づかないのだろうか
「まじぃ、このままじゃ追い付かれるぜ……!」
そう感じたあたしは逃げるのを止め、キーブレードを出現させて構えた。大量のハートレス達との戦闘が始まる。
■作者メッセージ
どうも皆様お久しぶりです。大変お待たせしました
最近はハーメルンと言う場所で新しい小説を始め、楽しさのあまり没頭し中々こっちに顔を出せませんでした
本編の更新はもうしばらくお待ちください
そして並びに、ハーメルンでのデビュー作は幻想五光輝と言います
こちらのサイトと平行してやっていくつもりなので、宜しくです!
最近はハーメルンと言う場所で新しい小説を始め、楽しさのあまり没頭し中々こっちに顔を出せませんでした
本編の更新はもうしばらくお待ちください
そして並びに、ハーメルンでのデビュー作は幻想五光輝と言います
こちらのサイトと平行してやっていくつもりなので、宜しくです!