第29話『戦略と奥義』
「ヒルダ、やはり角を折ったのは失敗だったな」
(また角か・・・・・・)
ジークは少し気になったのか頭の耳がピクっと動いたが、今は戦いに集中することにした。
「確かに、後悔はしているわ」
ヒルダは表情を崩そうともせず、次の詠唱に入った。
「いくぞカイン!」
「あぁ!」
ジークとカインは足並みを揃えてトーマに接近するが、絶対の防御に自信のあるトーマは最早動こうともしない。
ただ胸の前で腕をクロスさせるだけで彼の見えざる鉄壁が完成する。
「「双撞掌底破!!」」
ジークは右手、カインは左手を突き出し掌底破を叩き込む。
それを同時に行い、同じタイミングで闘気を破列させることにより簡易式の秘奥義と化す。
「バカなっ!!」
破烈する闘気に質量があるはずもなく、磁力で防げないトーマは背中から地面に倒れ込んだ。
同時に、爆風により吹き飛んだため距離もできた。
しかし、それでもダメージは浅いのか即座に立ち上がろうとする。
「させるかよ!!」
既に膝立ち状態だったトーマをティトレイのフォルスにより地中から伸びたツタがトーマの四肢を縛り、まるで操り人形のように固定する。
「大地よ答えよ、敵を砕け」
そしてヒルダの詠唱が終了する。
「確かに後悔はしてる。でも生憎、失敗だったとは思っていないわ。ストーンブレイク!!」
トーマの周囲を囲むように岩の塔が隆起し、最後にトーマ自信を突き上げるために中央の岩が隆起する。
しかし地面との相性はトーマにとって抜群に好都合と言える。
足元に磁力を集中させることにより衝撃を緩和させ、岩が引っ込んだ所へ着地する。
地面が隆起したことによりトーマを縛っていたツタはちぎれ、トーマを拘束するものはもうない。
「ぁあ?」
だが、奇妙であった。
中央の岩は既に地面へと戻った。
しかし、トーマを囲うように出現した岩の塔は依然として砦のように立っている。
「ユージーンか・・・・・・」
トーマの憶測通り、壁の外では隆起した岩にユージーンがフォルスを流すことにより固定していた。
つまりこれは砦ではなくトーマにとっての監獄のようなものだ。
そしてそこへフィオナが壁を飛び越えてトーマと対峙する。
「ふっ」
トーマは笑った。
何の作戦かは知らないが結局タイマンなら負ける訳がない。
磁力操作で瞬時に接近するか、おびき寄せるかをすれば後は自慢の拳であの細い腰を砕くことができる。
そう思った。
いや実行した。
しかし体が動かない、フィオナの体さえも。
何かがおかしい。
フォルスは確かに使える。
しかし何か違和感がある。
まるで針に糸が入ったと思ったのに実は外れていたような、そんな違和感があった。
「あんたには借りがあったわね!」
フィオナは扇を閉じたまま助走をつけ、距離を2mに近づける。
まだトーマの射程範囲外だがフィオナの扇は十分に届く。
フィオナは右足で地面を踏みしめ、トーマは咄嗟にガードする。
今回は胸の前に腕をクロスさせるのではなく、ボクサーが使用する縦の防御。
「双打鐘!!」
まず一打目でトーマの腕と腕の隙間を狙いガードをこじ開ける。
そして2打目。
「この前のお返しよ!!」
扇の先端がトーマの顔面にめり込み、ゴキっという音が鳴った刹那、衝撃によりトーマの重量級の体が吹き飛び背面の岩に激突した。
その衝撃により岩が崩れると、それに連動するかのように周囲の岩も崩れ、ジーク達はフィオナに歩み寄った。
「乙女の大勝利ね!」
「えぇ、そうね」
「が、ぁぁ・・・・・・あぁ」
顔面と背中を打ち付けたダメージによりトーマはしばらく立ち上がれそうにない。
立ち上がれたとしても惨めに潰れた顔では戦闘は無理だろう。
一方、トーマに弾き飛ばされたルルはサレの竜巻の上にいた。
(ここからなら!)
ルルは縮めていた如意棒を再びビルサイズまで巨大化させると、如意棒は重力に従って落下を始める。
だが予想外にも引っ張る力が強く、むしろ地面に引っ張られるような感覚だった。
「えっ!?」
「は?」
ルルとサレの間の抜けた声が発せられるのと同時に、サレが纏っていた竜巻がサレの目の前で一刀両断された。
「ナイスだフリィース妹!!」
落下速度が異様に早かったのはルルに気付いたブライトが重力操作を行った所為にある。
おかげで地面に勢い良く突き刺さったルルは目を回し、そこらへんに転がると如意棒も元の形へと戻った。
「はははは、自分の間抜けさを呪うんだねぇ!」
サレは今にも裂けそうな笑みを浮かべながらレイピアを仰向けに倒れているルルに向け、フェイシングのように突く。
「フォルスフレイム!!」
「っ!!」
ブライト同様に気付いていたマオはルルが如意棒を巨大化させる前から走っていた。
そしてレイピアがルルの肌に触れる直前、マオの体が爆発するとサレは熱風から顔を守るためにマントで隠しながら転がるように回避した。
「ちぃっ!」
サレは再び竜巻を纏おうとし、近くの葉や群衆が持っていた武器が浮き始める。
「させねぇよ!!」
ブライトは即座に両手を上下に突き出す。
「な、何だ!?」
すると、風は吹き荒れるもののサレの周辺に集まろうとはしなかった。
「知ってるか?風ってのは気圧に支配されるんだぜ?重力も操作次第じゃ圧力を変えられる。つまり、気圧を少しぐらい操作できるって訳だ」
竜巻を身に纏うためにはそれなりに風の計算をしなければならない。
しかしこうも気圧が乱されては風は乱れ、細かい計算ができなくなる。
「いけ!ジン!」
ヴェイグが促し、ジンは走り出す。
「舐めるなよ!ガスティーネイル!!」
サレには竜巻を封じられようとも無詠唱で発動できる導術がある。
疾風による巨大な爪がジンに迫る。
「お願い。アーツ・レーゲン!」
アニーの奥義により雨が降り注ぐ。
この雨により条件無しに奥義が使えるようになる。
ヴェイグが大剣を振りかぶる。
「幻魔!衝裂破!!」
まず疾風の右手の爪を1振り目の衝撃破により弾き、次の左手の爪を2振り目の更に巨大な衝撃破により完全に打ち消した。
「はぁああああ!!!」
ジンは剣を振り上げる。
ジンの足元には事前にアニーによりパワークラフトの陣術が追跡型として施術されている。
攻撃力が上がったジンの剣が振り下ろされ、サレの肩から腰にかけての肉体を切り裂いた。
「ぐああああああ!!!!」
ドロっとした血がビチャビチャと地面にこぼれた。
サレは傷口を抑えようとしながらも2、3歩後ずさる。
「嘘だろ・・・、また負けるのか・・・・・・」
「サレ、何度やっても同じだ。何度生き返っても、お前が生まれ変わらない限り、俺達には勝てない」
「黙れ!!!」
サレは渾身の力で怒鳴るとそれに伴って血がドバドバと溢れ出し、サレは地面に膝を付きながら肩で息をした。
「勝てない・・・だって?おかしなことを言ってくれるじゃないか。ハァ・・・ハァ・・・。君達は一度僕達に負けてるんだよ?」
ブライトはただただサレを見つめているだけで既にフォルスは使用していない。
サレは腕を伸ばしてトーマにかざすと、トーマの体が竜巻で浮き、自身の体も竜巻で浮かせた。
「精々滅ぼないように頑張るんだね、ヴェイグ」
真っ青な顔をしながらそれだけ言ってサレとトーマは霧の彼方へと飛んでいった。
「なんとか勝てたな」
「あぁ」
ユージーンがブライトに歩み寄るが二人共、浮かない顔をしている。
「ルル!ルル!大丈夫!?」
一方でマオはルルの上体を膝の上に乗せ、顔を軽く叩いていた。
「うっ、んん〜・・・・・」
マオの呼びかけの甲斐あってルルはうっすらと目を開ける。
「んん〜?」
眼前にはマオの顔が近距離にあり、マオは無意識なのか彼の右手が自分の頬に触れている。
ついさっきまでペチペチと叩かれていた痛みなど感じる暇などない。
更には座った状態とはいえマオの腕の中にいるとはどういう状況なのだこれは?
ルルの顔が一瞬のうちに赤く染まる。
「きゃー!!!」
ルルの右ストレートがマオの頬に炸裂した。
「な、なん・・・で・・・・・・?」
マオはその場にダウンした。
「キャー!マオごめ〜ん!しっかりしてー!!」
「なんだ?トラブル発生か?」
「放っといて良いと思うよ」
ジークの問いに一部始終を見ていたジンは肩をすくめて呆れた。
「おい二人共、折角勝てたってのに何でしけた面してんだよ?」
大きな口を開けて笑いながらティトレイがブライトの背中をバシバシと叩く。
「勝ったっつっても、あんなのはマグレじゃねぇか。あいつらは黒い霧の力を使ってなかったんだぞ?俺達はあいつらの油断に救われたにすぎねぇ」
そう、以前バルカ城の屋上にて大敗した時、彼等はユリスの力を十二分に受け取るかのように全身から黒い霧が吹き出していた。
「その上ユリスは進化し、何処にいるかも分からん。後手に回っているのは未だに俺達だということを忘れていないか?」
ユージーンの質問に全員が言葉を失った。
「ユリスは各地で暴動を起こすようなことを言っていたな。ということは、残りの6芒星が待ち受けているということか」
「お父さん・・・・・・」
フィオナは握り拳をギュっと強く握った。
「こうしてる今も暴動が始まってるかもしれません。急がないと・・・・・・」
アニーは不安そうに両手を胸の前で組むが、6芒星のうち誰かどこにいるか分からない以上、下手に動くことができない。
しかし、動かなければ暴動は悪化し、思念がより一層濃くなってしまう。
それはそのままユリスの力の上昇と比例してしまうことを意味する。
「あーもう!どうしたら良いのさ!?」
仰向けになりながらも話を聞いていたマオが投げやりに上体を起こしながら怒鳴る。
すると、
「何やらお困りみたいだね」
城へと向かう通路から青紫の髪にやたらと度の強い眼鏡をかけた青年、ハックが歩み寄ってきた。
隣にはワルトゥが付き添っている。
「ハック!久しぶりじゃねぇか!!」
隣にいるワルトゥとは面識があるが、ハックとは初対面のジーク達が首を傾げているとヴェイグが紹介しようとハックとジーク達の間に立つ。
「こいつはハックといって考古学者だ。1年前に聖獣探しのために協力してもらった。」
簡単にジーク達へ紹介し、ハックが慌てて頭を下げると今度はハックの方へ向いた。
「こいつらは・・・・・・・」
ヴェイグはジーク、フィオナ、ジン、ルル、ブライトの紹介も手短にすませ、お互いに大体のところは把握できた。
「各地で暴動か〜。流石に何処でどれくらいのものが行われているのかは分からないなぁ」
ハックは残念そうに言い、ワルトゥも首を振った。
「そもそもあんたはこんな所で何をやっているの?」
一学者がこんな危険なところに、しかも護衛付きで動き回ることにヒルダは疑問を感じた。
「それがですね、バルカ城崩壊の日のことを聞いて僕も思念の可能性を疑ってたんです。皆さんの話しを聞いてそれは証明されたんですが、今はその浄化法を探しているんです」
「思念の浄化はユリスを倒すか、聖獣の力がないとできないんじゃないのか?」
ジークの質問にハックは首を振った。
「いえ、もしかしたら文献が残ってるかもしれません。どうせ僕には文献を探すことしかできませんしね」
ハックは苦笑いしたが、ヴェイグ達にとっては心強かった。
力はなくともこうして一緒に戦おうとしてくれる仲間がいる。
今はそれだけでも大きな戦力に思えた。
「あぁ、それと今フォルスの研究にも携わっているんだ。バルカ城にフォルス研究の賢威がいてね。今二つのフォルスを合成して人工的に二文字のフォルスを作る研究をしているんだ」
その話しに、ジーク達クインシェル出身者は眉をひそめた。
「ただそれには合成のフォルスのデータが必要でさ。少し実験とかが必要なんだけど、ジークって言ったよね?君達クインシェル出身なんだろ?合成のフォルスを持ってるヒトとか知らないかな?」
ヴェイグ達の視線がジンに向こうとする。
だがその直前、ジークが言葉を発する。
「いや、知らねぇな」
「そっか〜。そう簡単に見つかったら苦労しないよね」
ジンは驚いたようにジークの背中を見つめた。
「隊長、私からも伝えたいことが一つ」
ユージーンは首を傾げる。
〜続く〜
(また角か・・・・・・)
ジークは少し気になったのか頭の耳がピクっと動いたが、今は戦いに集中することにした。
「確かに、後悔はしているわ」
ヒルダは表情を崩そうともせず、次の詠唱に入った。
「いくぞカイン!」
「あぁ!」
ジークとカインは足並みを揃えてトーマに接近するが、絶対の防御に自信のあるトーマは最早動こうともしない。
ただ胸の前で腕をクロスさせるだけで彼の見えざる鉄壁が完成する。
「「双撞掌底破!!」」
ジークは右手、カインは左手を突き出し掌底破を叩き込む。
それを同時に行い、同じタイミングで闘気を破列させることにより簡易式の秘奥義と化す。
「バカなっ!!」
破烈する闘気に質量があるはずもなく、磁力で防げないトーマは背中から地面に倒れ込んだ。
同時に、爆風により吹き飛んだため距離もできた。
しかし、それでもダメージは浅いのか即座に立ち上がろうとする。
「させるかよ!!」
既に膝立ち状態だったトーマをティトレイのフォルスにより地中から伸びたツタがトーマの四肢を縛り、まるで操り人形のように固定する。
「大地よ答えよ、敵を砕け」
そしてヒルダの詠唱が終了する。
「確かに後悔はしてる。でも生憎、失敗だったとは思っていないわ。ストーンブレイク!!」
トーマの周囲を囲むように岩の塔が隆起し、最後にトーマ自信を突き上げるために中央の岩が隆起する。
しかし地面との相性はトーマにとって抜群に好都合と言える。
足元に磁力を集中させることにより衝撃を緩和させ、岩が引っ込んだ所へ着地する。
地面が隆起したことによりトーマを縛っていたツタはちぎれ、トーマを拘束するものはもうない。
「ぁあ?」
だが、奇妙であった。
中央の岩は既に地面へと戻った。
しかし、トーマを囲うように出現した岩の塔は依然として砦のように立っている。
「ユージーンか・・・・・・」
トーマの憶測通り、壁の外では隆起した岩にユージーンがフォルスを流すことにより固定していた。
つまりこれは砦ではなくトーマにとっての監獄のようなものだ。
そしてそこへフィオナが壁を飛び越えてトーマと対峙する。
「ふっ」
トーマは笑った。
何の作戦かは知らないが結局タイマンなら負ける訳がない。
磁力操作で瞬時に接近するか、おびき寄せるかをすれば後は自慢の拳であの細い腰を砕くことができる。
そう思った。
いや実行した。
しかし体が動かない、フィオナの体さえも。
何かがおかしい。
フォルスは確かに使える。
しかし何か違和感がある。
まるで針に糸が入ったと思ったのに実は外れていたような、そんな違和感があった。
「あんたには借りがあったわね!」
フィオナは扇を閉じたまま助走をつけ、距離を2mに近づける。
まだトーマの射程範囲外だがフィオナの扇は十分に届く。
フィオナは右足で地面を踏みしめ、トーマは咄嗟にガードする。
今回は胸の前に腕をクロスさせるのではなく、ボクサーが使用する縦の防御。
「双打鐘!!」
まず一打目でトーマの腕と腕の隙間を狙いガードをこじ開ける。
そして2打目。
「この前のお返しよ!!」
扇の先端がトーマの顔面にめり込み、ゴキっという音が鳴った刹那、衝撃によりトーマの重量級の体が吹き飛び背面の岩に激突した。
その衝撃により岩が崩れると、それに連動するかのように周囲の岩も崩れ、ジーク達はフィオナに歩み寄った。
「乙女の大勝利ね!」
「えぇ、そうね」
「が、ぁぁ・・・・・・あぁ」
顔面と背中を打ち付けたダメージによりトーマはしばらく立ち上がれそうにない。
立ち上がれたとしても惨めに潰れた顔では戦闘は無理だろう。
一方、トーマに弾き飛ばされたルルはサレの竜巻の上にいた。
(ここからなら!)
ルルは縮めていた如意棒を再びビルサイズまで巨大化させると、如意棒は重力に従って落下を始める。
だが予想外にも引っ張る力が強く、むしろ地面に引っ張られるような感覚だった。
「えっ!?」
「は?」
ルルとサレの間の抜けた声が発せられるのと同時に、サレが纏っていた竜巻がサレの目の前で一刀両断された。
「ナイスだフリィース妹!!」
落下速度が異様に早かったのはルルに気付いたブライトが重力操作を行った所為にある。
おかげで地面に勢い良く突き刺さったルルは目を回し、そこらへんに転がると如意棒も元の形へと戻った。
「はははは、自分の間抜けさを呪うんだねぇ!」
サレは今にも裂けそうな笑みを浮かべながらレイピアを仰向けに倒れているルルに向け、フェイシングのように突く。
「フォルスフレイム!!」
「っ!!」
ブライト同様に気付いていたマオはルルが如意棒を巨大化させる前から走っていた。
そしてレイピアがルルの肌に触れる直前、マオの体が爆発するとサレは熱風から顔を守るためにマントで隠しながら転がるように回避した。
「ちぃっ!」
サレは再び竜巻を纏おうとし、近くの葉や群衆が持っていた武器が浮き始める。
「させねぇよ!!」
ブライトは即座に両手を上下に突き出す。
「な、何だ!?」
すると、風は吹き荒れるもののサレの周辺に集まろうとはしなかった。
「知ってるか?風ってのは気圧に支配されるんだぜ?重力も操作次第じゃ圧力を変えられる。つまり、気圧を少しぐらい操作できるって訳だ」
竜巻を身に纏うためにはそれなりに風の計算をしなければならない。
しかしこうも気圧が乱されては風は乱れ、細かい計算ができなくなる。
「いけ!ジン!」
ヴェイグが促し、ジンは走り出す。
「舐めるなよ!ガスティーネイル!!」
サレには竜巻を封じられようとも無詠唱で発動できる導術がある。
疾風による巨大な爪がジンに迫る。
「お願い。アーツ・レーゲン!」
アニーの奥義により雨が降り注ぐ。
この雨により条件無しに奥義が使えるようになる。
ヴェイグが大剣を振りかぶる。
「幻魔!衝裂破!!」
まず疾風の右手の爪を1振り目の衝撃破により弾き、次の左手の爪を2振り目の更に巨大な衝撃破により完全に打ち消した。
「はぁああああ!!!」
ジンは剣を振り上げる。
ジンの足元には事前にアニーによりパワークラフトの陣術が追跡型として施術されている。
攻撃力が上がったジンの剣が振り下ろされ、サレの肩から腰にかけての肉体を切り裂いた。
「ぐああああああ!!!!」
ドロっとした血がビチャビチャと地面にこぼれた。
サレは傷口を抑えようとしながらも2、3歩後ずさる。
「嘘だろ・・・、また負けるのか・・・・・・」
「サレ、何度やっても同じだ。何度生き返っても、お前が生まれ変わらない限り、俺達には勝てない」
「黙れ!!!」
サレは渾身の力で怒鳴るとそれに伴って血がドバドバと溢れ出し、サレは地面に膝を付きながら肩で息をした。
「勝てない・・・だって?おかしなことを言ってくれるじゃないか。ハァ・・・ハァ・・・。君達は一度僕達に負けてるんだよ?」
ブライトはただただサレを見つめているだけで既にフォルスは使用していない。
サレは腕を伸ばしてトーマにかざすと、トーマの体が竜巻で浮き、自身の体も竜巻で浮かせた。
「精々滅ぼないように頑張るんだね、ヴェイグ」
真っ青な顔をしながらそれだけ言ってサレとトーマは霧の彼方へと飛んでいった。
「なんとか勝てたな」
「あぁ」
ユージーンがブライトに歩み寄るが二人共、浮かない顔をしている。
「ルル!ルル!大丈夫!?」
一方でマオはルルの上体を膝の上に乗せ、顔を軽く叩いていた。
「うっ、んん〜・・・・・」
マオの呼びかけの甲斐あってルルはうっすらと目を開ける。
「んん〜?」
眼前にはマオの顔が近距離にあり、マオは無意識なのか彼の右手が自分の頬に触れている。
ついさっきまでペチペチと叩かれていた痛みなど感じる暇などない。
更には座った状態とはいえマオの腕の中にいるとはどういう状況なのだこれは?
ルルの顔が一瞬のうちに赤く染まる。
「きゃー!!!」
ルルの右ストレートがマオの頬に炸裂した。
「な、なん・・・で・・・・・・?」
マオはその場にダウンした。
「キャー!マオごめ〜ん!しっかりしてー!!」
「なんだ?トラブル発生か?」
「放っといて良いと思うよ」
ジークの問いに一部始終を見ていたジンは肩をすくめて呆れた。
「おい二人共、折角勝てたってのに何でしけた面してんだよ?」
大きな口を開けて笑いながらティトレイがブライトの背中をバシバシと叩く。
「勝ったっつっても、あんなのはマグレじゃねぇか。あいつらは黒い霧の力を使ってなかったんだぞ?俺達はあいつらの油断に救われたにすぎねぇ」
そう、以前バルカ城の屋上にて大敗した時、彼等はユリスの力を十二分に受け取るかのように全身から黒い霧が吹き出していた。
「その上ユリスは進化し、何処にいるかも分からん。後手に回っているのは未だに俺達だということを忘れていないか?」
ユージーンの質問に全員が言葉を失った。
「ユリスは各地で暴動を起こすようなことを言っていたな。ということは、残りの6芒星が待ち受けているということか」
「お父さん・・・・・・」
フィオナは握り拳をギュっと強く握った。
「こうしてる今も暴動が始まってるかもしれません。急がないと・・・・・・」
アニーは不安そうに両手を胸の前で組むが、6芒星のうち誰かどこにいるか分からない以上、下手に動くことができない。
しかし、動かなければ暴動は悪化し、思念がより一層濃くなってしまう。
それはそのままユリスの力の上昇と比例してしまうことを意味する。
「あーもう!どうしたら良いのさ!?」
仰向けになりながらも話を聞いていたマオが投げやりに上体を起こしながら怒鳴る。
すると、
「何やらお困りみたいだね」
城へと向かう通路から青紫の髪にやたらと度の強い眼鏡をかけた青年、ハックが歩み寄ってきた。
隣にはワルトゥが付き添っている。
「ハック!久しぶりじゃねぇか!!」
隣にいるワルトゥとは面識があるが、ハックとは初対面のジーク達が首を傾げているとヴェイグが紹介しようとハックとジーク達の間に立つ。
「こいつはハックといって考古学者だ。1年前に聖獣探しのために協力してもらった。」
簡単にジーク達へ紹介し、ハックが慌てて頭を下げると今度はハックの方へ向いた。
「こいつらは・・・・・・・」
ヴェイグはジーク、フィオナ、ジン、ルル、ブライトの紹介も手短にすませ、お互いに大体のところは把握できた。
「各地で暴動か〜。流石に何処でどれくらいのものが行われているのかは分からないなぁ」
ハックは残念そうに言い、ワルトゥも首を振った。
「そもそもあんたはこんな所で何をやっているの?」
一学者がこんな危険なところに、しかも護衛付きで動き回ることにヒルダは疑問を感じた。
「それがですね、バルカ城崩壊の日のことを聞いて僕も思念の可能性を疑ってたんです。皆さんの話しを聞いてそれは証明されたんですが、今はその浄化法を探しているんです」
「思念の浄化はユリスを倒すか、聖獣の力がないとできないんじゃないのか?」
ジークの質問にハックは首を振った。
「いえ、もしかしたら文献が残ってるかもしれません。どうせ僕には文献を探すことしかできませんしね」
ハックは苦笑いしたが、ヴェイグ達にとっては心強かった。
力はなくともこうして一緒に戦おうとしてくれる仲間がいる。
今はそれだけでも大きな戦力に思えた。
「あぁ、それと今フォルスの研究にも携わっているんだ。バルカ城にフォルス研究の賢威がいてね。今二つのフォルスを合成して人工的に二文字のフォルスを作る研究をしているんだ」
その話しに、ジーク達クインシェル出身者は眉をひそめた。
「ただそれには合成のフォルスのデータが必要でさ。少し実験とかが必要なんだけど、ジークって言ったよね?君達クインシェル出身なんだろ?合成のフォルスを持ってるヒトとか知らないかな?」
ヴェイグ達の視線がジンに向こうとする。
だがその直前、ジークが言葉を発する。
「いや、知らねぇな」
「そっか〜。そう簡単に見つかったら苦労しないよね」
ジンは驚いたようにジークの背中を見つめた。
「隊長、私からも伝えたいことが一つ」
ユージーンは首を傾げる。
〜続く〜
■作者メッセージ
【楽談パート13&オマケ】
takeshi「ども〜!喉がイタイタなtakeshiです。さて、今回は新年会と称して前回同様オマケと一緒に楽談していきます」
ディオ「新年会って、もう1月終わる寸前じゃねぇか」
takeshi「いやぁ危なかったですねぇ。今月はね、ゲームを一回もやっていないんですよ。戦国BASARAを発売当日に買ったというのに。ただただアニメを見ていただけなんですよ。なのに気付けば1日が終わっていて本編の更新ができず・・・・・・。今期は別に豊作でもないのに見るアニメが多い気がします」
メル「だったら見なければ良いのに」
takeshi「ほう、流石結婚した人は余裕ですね」
エトス「メル結婚シたの!?」
メル「私はしてないよ!!」
takeshi「・・・・・・ところで、みんな静かですけどオマケやらないんですか?」
ロンドリーネ「いやいやいやいや」
チャリティ「あんたねぇ、それどころじゃないっしょ?」
takeshi「いつの間に2人が仲良くなったのか気になりますが、それどころでないのならどこどころなのでしょうか?」
チャリティ「あんた本編で声優ネタ使ったでしょ。オマケなら兎も角、本編でやるってどうなの?」
takeshi「ナンノコトカ、ワカラナイナ」
ロンドリーネ「カタコトになってるわよ?」
takeshi「イヤだなぁ〜。私がオリキャラを混ぜて声優ネタをやるなんて寒いこと、する訳がないじゃないですかぁ。度々以前の掲示板の話を持ち出して申し訳ないのですが、オリキャラを使って声優ネタをやってる人がいたんですね。それを見て尋常ではない寒さを感じたんですよ。お前のキャラのイメージCVなんて知らねぇよ、覚えてねぇよってな感じですよ。だから私も滅多に感想を書かなかったので逆にとても印象に残っています」
チャリティ「でも私にもイメージCV付いてるじゃない」
takeshi「それは、どこに書いたか忘れてしまったのですが私がキャラをイメージしやすいように付けただけなので、スルーしてください的なことを記してあります」
チャリティ「じゃあジーク達がここに来ても声優ネタはやらないのね?」
takeshi「いえ、そもそも彼等はオリキャラであり本編キャラではないので来られません。ちなみに、今ここにいるヴェイグ達はユリスを倒して少ししか経ってない時間軸から来てますからね。彼等と会うのは1年後、来年ですよ」
ヴェイグ「来年か。年が明けたばかりだというのに俺達は何時になったらジーク達と出会う時間軸に辿り着けるんだろうな」
takeshi「苦情は以上ですか?だったらオマケを始めてください。私は中旬あたりに見に行った魔女っ子姉妹のヨヨとネネの話をしているので」
ディオ「更新しないで映画なんて見に行っていたのか!?」
takeshi「だからアニメばかり見てたって言ったじゃないですか」
ティポ「それにしてもビックリしたよね〜」
ミュゼ「なぜだ?」
エステリーゼ「ローエンってフォルス能力者だったんですね」
レイア「あ、それ私もびっくりしちゃった!指揮のフォルスだっけ?どういう能力なの?」
ジュード「いや、あれは・・・・・・」
アルヴィン「オタクらしらねぇの?ローエンって戦う時指揮棒を振ってるような動きするだろ?あれは昔オーケストラの指揮者だった時に指揮棒を振れば楽器だけじゃなくて人の心も操ることができる能力を使って数々のオケを指揮してた名残なんだぜ?もしかしたらおたくらも気付かないうちに操られてるかもよ?」
ティポ&エリーゼ&レイア「「な、なんだってー!?」」
ジュード「ははは・・・どうしよっか、これ・・・・・・」
ローエン「フッフッフ、ルルさんには極上ステーキをお送りしておくとしましょうか」
ミュゼ「さすが、ローエンは紳士だな」
ジュード(太らせる気だ・・・・・・。猫のルルみたいに)
チャリティ(ルルちゃん逃げてー!!)
ティトレイ「よっしゃ決まったぜ!」
ロンドリーネ「ようやく結論が出たのかな?ていうかサラダで何話分引っ張るのよ。本当に自信あるんでしょうね?」
ティトレイ「へっ!この俺を誰だと思ってんだ?」
ロンドリーネ「ティトレイでしょ?」
ティトレイ「俺は高校生探偵工藤新一。幼馴染で同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、黒ずくめの男の怪しい取引現場を目撃した。」
クラトス「ロイド、私のトマトとお前の人参を交換しないか?」
ロイド「ふざけろ!!」
ティトレイ「取引に夢中になっていた俺は背後から近づいてくるもう1人の仲間に気が付かなかった!」
アニー「よいっしょ!」
ティトレイ「ぐっ!お、俺はその男(女)に薬を飲まされ・・・・・・き、気がついた時には」
アニー「もう!ティトレイさん!?バカなこと言ってないで早く答えますよ?」
ミトス「体が縮んでいた!!」
クラトス「ならばユグドラシルに戻ればよかろう」
ユグドラシル「ふむ、確かに」
ティトレイ「親父!?」
リッド「何が親父だよ、怪盗キッド。今日こそは捕まえるぜ?」
ロンドリーネ「えっと、結局答えは?」
マルタ「はい!私達が食べたのはリフィルの料理でっす!!」
マオ「ぁあっ!ズルイよ〜!」
エミル「ていうかまだ話し合い終わってないよ!?」
ロンドリーネ「待った無し!さぁシンフォニアの料理を作ったのは今度こそリフィルで、あってますかーっ!?」
リフィル「・・・・・・はずれよ」
ロイド「クッソ〜!折角ゼロスがトマトを全部食べてくれたのに!!」
しいな「いやあんたら思いっきり突っ込んだろ・・・・・・」
takeshi「あの映画はCMでも言ってましたがufotableとProductionI.Gが関わっているのですが、この組み合わせってまなびストレートと同じなんですよ。あのアニメはなかなか好きだったので期待していたのですが、テーマ曲がスタチャ提供という三拍子揃ってるおかげで期待通りの作品でした。まぁ、前半ヨヨさんの歌は寒かったですけど・・・・・・」
ロンドリーネ「はい、じゃあ次は?」
チャリティ「私達よ!」
メル「あれ?でもキャベツが一枚残ってるよ?」
ヴェイグ「何ィ!?かくなるうえは!」
ピオニー「ファイナルフュージョン、承認!」
グリューネ「了解!ファイナルフョージョン、プログラムドライブ!!」
ヴェイグ「よっしゃあああ!!!」
ロイド「勇気を信じて!」
ヴェイグ「ゴルディオン・・・ハンマァアアアア!!!」
ユーリ「相手は葉っぱ一枚だぞ!?」
ヴェイグ「光に・・・なぁあれぇええええええ!!!」
ディオ「おぉ!キャベツが消えたぜ!!」
ロンドリーネ「・・・・・・で?答えは?」
クレア「えっと、ミミーじゃないかしら」
ロンドリーネ「あってますかーっ!?」
ミミー「正解だパン!」
アニー「やりましたね!」
ヒルダ「あんた、野菜切れたのね・・・・・・」
ミミー「野菜なんて野菜サンドの基本中の基本パン!」
チャリティ「紛らわしいことすんじゃないっての!!」
ロンドリーネ「では勝ち抜けしたリバースの誰か、一言」
シャオルーン「全は一、一は全」
ロンドリーネ「よく分かりませんが引き続き食べてってね〜」
takeshi「そうそう、コナン君で思い出したのですが最近の放送では哀ちゃんのパンツ姿やらセラさんの下着姿やらが登場して意外というかレアというか、どうしちゃったんでしょうね?最近コナン制作部のようすがちょっとおかしいんだが」
スタン「とうっ!」
ディムロス『ちょ、まっ・・・・・・』
フィリア「どうでしょうか?」
ディムロス『こ、これは!メロンの贅沢な果汁、牛ロースのトロける食感と脂味、様々な食材の上手い部分が一口で口の中で広がっていく!』
アスベル「聞いているだけでヨダレが・・・・・・」
ゼロス「さすが四天王だぜ・・・・・・」
ロイド「それで結局どうなんだ!?」
ディムロス『決まっている!まっずーーーい!!!』
シャオルーン「不味いの!?」
ディムロス『当然だ!ステーキにメロンとイチゴの果汁を混ぜたものを掛けて美味しくなると思っているのか!?』
レイア「なるんじゃない?」
ジュード「レイアはちょっと黙ってようか・・・・・・」
takeshi「あぁそうだ、本編の話をしなくてはいけないのを忘れていました!」
ガイ「ん?今回は何かあるのか?」
takeshi「これは本編で解説されないのでここで解説しなくてはいけないんです。本編中にトーマがフォルスを使えなくなったじゃないですか?正確にはコントロールができなくなったのですが」
ガイ「確かトーマがヒルダのストーンブレイクに囲まれた時だったな」
takeshi「磁界というのは磁力によって発生しますよね?で、その磁力を発生させるものの代表が磁石なのですが、そもそも地中に埋まっている石等も微弱に磁力を発しているというのは有名は話です」
プレザ「砂鉄というやつね。主に武器に使うための」
takeshi「それはとあるレベル5だけです」
エトス「レベル5!?」
takeshi「で、今回はその磁力の塊である岩でトーマを囲んだわけです。すると四方八方から磁力が飛んでくるため方位磁石が回転する状態になり、トーマも磁力を一方向に向けることができなかったという仕組みです」
ルーク「よっしゃ分かったぜ!」
ロンドリーネ「あー、食べ終わったの?」
ティア「イオン様のおかげね」
イオン「僕はお肉よりも野菜のほうが好きなので」
ロンドリーネ「そんなこといって、本当は無理矢理食べさせたんじゃないの?」
ガイ「おいロディ!俺達にだけなんか冷たいんじゃないか?」
ロンドリーネ「だって、アビスの男性陣ってプリキュアの敵みたいな声してるんだもん」
ジェイド「おやおや、それはとんだ偏見ですねぇ」
ルーク「あんたが1番多く出てんだろうが!」
ガイ「そうだ!それに俺はどちらかといえばガンダムだ!」
キール「あぁ、それは確かに」
フレン「言えてるね」
ロンドリーネ「はいはい。で、答えは?」
ミュウ「答えはナタリアさんですの!」
ロンドリーネ「あってますかーっ!?」
ナタリア「正解と言いたいのですが、違いましてよ・・・・・・」
ルーク「マジかよ!?」
ノーマ「しょせん中ボスだね」
ルーク「中ボス言うな!」
ロンドリーネ「はい!じゃあ三組答えたから今回はここまでね。ちなみに答え合わせする?」
チャット「どれも似た者同士で答えを聞いても意味がないような気がしますが・・・・・・」
イオン「じゃあ僕達の料理を作った人だけでも教えてもらって良いですか?」
フレン「それは私です、導師イオン。大人の味を楽しんでいただけたでしょうか?」
ロンドリーネ「ちなみにさっきのハンバーグもフレンだよ☆」
アニス「あの臭いチーズはあんたか!ぶち殺すぞコルァ!!」
ジェイド「アニ〜ス。彼は下町出身ですが今は騎士団の隊長らしいですよ?」
アニス「フレン様〜!あのチーズぅ、私とっても美味しかったですぅ」
リタ「じゃあこの激辛ソースがかかった野菜を作ったのは誰よ?」
アーチェ「それあたし〜!刺激的だったでしょ☆」
リタ「こいつ・・・・・・燃やしてやろうかしら?」
アーチェ「ふふ〜ん、ファイアボール合戦なら負けないわよ!」
クラース「やめなさい!」
エステリーゼ「そうですよリタ!あとユーリとジュディスもストレッチ始めないでください!」
takeshi「さてさて、キリが無いので今回はこれまでとして、次回からは通常通りおまけと楽談を分けて行います」
チャリティ「え?帰るの?」
takeshi「帰るも何も・・・・・・。同じメッセージ欄ですから」
ディオ「おい!これ収集つけないで行くのかよ!?」
takeshi「やはりきちんと分けないと、私が言うべきことが言えないんですよね〜。ではまた〜」
〜続く〜
takeshi「ども〜!喉がイタイタなtakeshiです。さて、今回は新年会と称して前回同様オマケと一緒に楽談していきます」
ディオ「新年会って、もう1月終わる寸前じゃねぇか」
takeshi「いやぁ危なかったですねぇ。今月はね、ゲームを一回もやっていないんですよ。戦国BASARAを発売当日に買ったというのに。ただただアニメを見ていただけなんですよ。なのに気付けば1日が終わっていて本編の更新ができず・・・・・・。今期は別に豊作でもないのに見るアニメが多い気がします」
メル「だったら見なければ良いのに」
takeshi「ほう、流石結婚した人は余裕ですね」
エトス「メル結婚シたの!?」
メル「私はしてないよ!!」
takeshi「・・・・・・ところで、みんな静かですけどオマケやらないんですか?」
ロンドリーネ「いやいやいやいや」
チャリティ「あんたねぇ、それどころじゃないっしょ?」
takeshi「いつの間に2人が仲良くなったのか気になりますが、それどころでないのならどこどころなのでしょうか?」
チャリティ「あんた本編で声優ネタ使ったでしょ。オマケなら兎も角、本編でやるってどうなの?」
takeshi「ナンノコトカ、ワカラナイナ」
ロンドリーネ「カタコトになってるわよ?」
takeshi「イヤだなぁ〜。私がオリキャラを混ぜて声優ネタをやるなんて寒いこと、する訳がないじゃないですかぁ。度々以前の掲示板の話を持ち出して申し訳ないのですが、オリキャラを使って声優ネタをやってる人がいたんですね。それを見て尋常ではない寒さを感じたんですよ。お前のキャラのイメージCVなんて知らねぇよ、覚えてねぇよってな感じですよ。だから私も滅多に感想を書かなかったので逆にとても印象に残っています」
チャリティ「でも私にもイメージCV付いてるじゃない」
takeshi「それは、どこに書いたか忘れてしまったのですが私がキャラをイメージしやすいように付けただけなので、スルーしてください的なことを記してあります」
チャリティ「じゃあジーク達がここに来ても声優ネタはやらないのね?」
takeshi「いえ、そもそも彼等はオリキャラであり本編キャラではないので来られません。ちなみに、今ここにいるヴェイグ達はユリスを倒して少ししか経ってない時間軸から来てますからね。彼等と会うのは1年後、来年ですよ」
ヴェイグ「来年か。年が明けたばかりだというのに俺達は何時になったらジーク達と出会う時間軸に辿り着けるんだろうな」
takeshi「苦情は以上ですか?だったらオマケを始めてください。私は中旬あたりに見に行った魔女っ子姉妹のヨヨとネネの話をしているので」
ディオ「更新しないで映画なんて見に行っていたのか!?」
takeshi「だからアニメばかり見てたって言ったじゃないですか」
ティポ「それにしてもビックリしたよね〜」
ミュゼ「なぜだ?」
エステリーゼ「ローエンってフォルス能力者だったんですね」
レイア「あ、それ私もびっくりしちゃった!指揮のフォルスだっけ?どういう能力なの?」
ジュード「いや、あれは・・・・・・」
アルヴィン「オタクらしらねぇの?ローエンって戦う時指揮棒を振ってるような動きするだろ?あれは昔オーケストラの指揮者だった時に指揮棒を振れば楽器だけじゃなくて人の心も操ることができる能力を使って数々のオケを指揮してた名残なんだぜ?もしかしたらおたくらも気付かないうちに操られてるかもよ?」
ティポ&エリーゼ&レイア「「な、なんだってー!?」」
ジュード「ははは・・・どうしよっか、これ・・・・・・」
ローエン「フッフッフ、ルルさんには極上ステーキをお送りしておくとしましょうか」
ミュゼ「さすが、ローエンは紳士だな」
ジュード(太らせる気だ・・・・・・。猫のルルみたいに)
チャリティ(ルルちゃん逃げてー!!)
ティトレイ「よっしゃ決まったぜ!」
ロンドリーネ「ようやく結論が出たのかな?ていうかサラダで何話分引っ張るのよ。本当に自信あるんでしょうね?」
ティトレイ「へっ!この俺を誰だと思ってんだ?」
ロンドリーネ「ティトレイでしょ?」
ティトレイ「俺は高校生探偵工藤新一。幼馴染で同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、黒ずくめの男の怪しい取引現場を目撃した。」
クラトス「ロイド、私のトマトとお前の人参を交換しないか?」
ロイド「ふざけろ!!」
ティトレイ「取引に夢中になっていた俺は背後から近づいてくるもう1人の仲間に気が付かなかった!」
アニー「よいっしょ!」
ティトレイ「ぐっ!お、俺はその男(女)に薬を飲まされ・・・・・・き、気がついた時には」
アニー「もう!ティトレイさん!?バカなこと言ってないで早く答えますよ?」
ミトス「体が縮んでいた!!」
クラトス「ならばユグドラシルに戻ればよかろう」
ユグドラシル「ふむ、確かに」
ティトレイ「親父!?」
リッド「何が親父だよ、怪盗キッド。今日こそは捕まえるぜ?」
ロンドリーネ「えっと、結局答えは?」
マルタ「はい!私達が食べたのはリフィルの料理でっす!!」
マオ「ぁあっ!ズルイよ〜!」
エミル「ていうかまだ話し合い終わってないよ!?」
ロンドリーネ「待った無し!さぁシンフォニアの料理を作ったのは今度こそリフィルで、あってますかーっ!?」
リフィル「・・・・・・はずれよ」
ロイド「クッソ〜!折角ゼロスがトマトを全部食べてくれたのに!!」
しいな「いやあんたら思いっきり突っ込んだろ・・・・・・」
takeshi「あの映画はCMでも言ってましたがufotableとProductionI.Gが関わっているのですが、この組み合わせってまなびストレートと同じなんですよ。あのアニメはなかなか好きだったので期待していたのですが、テーマ曲がスタチャ提供という三拍子揃ってるおかげで期待通りの作品でした。まぁ、前半ヨヨさんの歌は寒かったですけど・・・・・・」
ロンドリーネ「はい、じゃあ次は?」
チャリティ「私達よ!」
メル「あれ?でもキャベツが一枚残ってるよ?」
ヴェイグ「何ィ!?かくなるうえは!」
ピオニー「ファイナルフュージョン、承認!」
グリューネ「了解!ファイナルフョージョン、プログラムドライブ!!」
ヴェイグ「よっしゃあああ!!!」
ロイド「勇気を信じて!」
ヴェイグ「ゴルディオン・・・ハンマァアアアア!!!」
ユーリ「相手は葉っぱ一枚だぞ!?」
ヴェイグ「光に・・・なぁあれぇええええええ!!!」
ディオ「おぉ!キャベツが消えたぜ!!」
ロンドリーネ「・・・・・・で?答えは?」
クレア「えっと、ミミーじゃないかしら」
ロンドリーネ「あってますかーっ!?」
ミミー「正解だパン!」
アニー「やりましたね!」
ヒルダ「あんた、野菜切れたのね・・・・・・」
ミミー「野菜なんて野菜サンドの基本中の基本パン!」
チャリティ「紛らわしいことすんじゃないっての!!」
ロンドリーネ「では勝ち抜けしたリバースの誰か、一言」
シャオルーン「全は一、一は全」
ロンドリーネ「よく分かりませんが引き続き食べてってね〜」
takeshi「そうそう、コナン君で思い出したのですが最近の放送では哀ちゃんのパンツ姿やらセラさんの下着姿やらが登場して意外というかレアというか、どうしちゃったんでしょうね?最近コナン制作部のようすがちょっとおかしいんだが」
スタン「とうっ!」
ディムロス『ちょ、まっ・・・・・・』
フィリア「どうでしょうか?」
ディムロス『こ、これは!メロンの贅沢な果汁、牛ロースのトロける食感と脂味、様々な食材の上手い部分が一口で口の中で広がっていく!』
アスベル「聞いているだけでヨダレが・・・・・・」
ゼロス「さすが四天王だぜ・・・・・・」
ロイド「それで結局どうなんだ!?」
ディムロス『決まっている!まっずーーーい!!!』
シャオルーン「不味いの!?」
ディムロス『当然だ!ステーキにメロンとイチゴの果汁を混ぜたものを掛けて美味しくなると思っているのか!?』
レイア「なるんじゃない?」
ジュード「レイアはちょっと黙ってようか・・・・・・」
takeshi「あぁそうだ、本編の話をしなくてはいけないのを忘れていました!」
ガイ「ん?今回は何かあるのか?」
takeshi「これは本編で解説されないのでここで解説しなくてはいけないんです。本編中にトーマがフォルスを使えなくなったじゃないですか?正確にはコントロールができなくなったのですが」
ガイ「確かトーマがヒルダのストーンブレイクに囲まれた時だったな」
takeshi「磁界というのは磁力によって発生しますよね?で、その磁力を発生させるものの代表が磁石なのですが、そもそも地中に埋まっている石等も微弱に磁力を発しているというのは有名は話です」
プレザ「砂鉄というやつね。主に武器に使うための」
takeshi「それはとあるレベル5だけです」
エトス「レベル5!?」
takeshi「で、今回はその磁力の塊である岩でトーマを囲んだわけです。すると四方八方から磁力が飛んでくるため方位磁石が回転する状態になり、トーマも磁力を一方向に向けることができなかったという仕組みです」
ルーク「よっしゃ分かったぜ!」
ロンドリーネ「あー、食べ終わったの?」
ティア「イオン様のおかげね」
イオン「僕はお肉よりも野菜のほうが好きなので」
ロンドリーネ「そんなこといって、本当は無理矢理食べさせたんじゃないの?」
ガイ「おいロディ!俺達にだけなんか冷たいんじゃないか?」
ロンドリーネ「だって、アビスの男性陣ってプリキュアの敵みたいな声してるんだもん」
ジェイド「おやおや、それはとんだ偏見ですねぇ」
ルーク「あんたが1番多く出てんだろうが!」
ガイ「そうだ!それに俺はどちらかといえばガンダムだ!」
キール「あぁ、それは確かに」
フレン「言えてるね」
ロンドリーネ「はいはい。で、答えは?」
ミュウ「答えはナタリアさんですの!」
ロンドリーネ「あってますかーっ!?」
ナタリア「正解と言いたいのですが、違いましてよ・・・・・・」
ルーク「マジかよ!?」
ノーマ「しょせん中ボスだね」
ルーク「中ボス言うな!」
ロンドリーネ「はい!じゃあ三組答えたから今回はここまでね。ちなみに答え合わせする?」
チャット「どれも似た者同士で答えを聞いても意味がないような気がしますが・・・・・・」
イオン「じゃあ僕達の料理を作った人だけでも教えてもらって良いですか?」
フレン「それは私です、導師イオン。大人の味を楽しんでいただけたでしょうか?」
ロンドリーネ「ちなみにさっきのハンバーグもフレンだよ☆」
アニス「あの臭いチーズはあんたか!ぶち殺すぞコルァ!!」
ジェイド「アニ〜ス。彼は下町出身ですが今は騎士団の隊長らしいですよ?」
アニス「フレン様〜!あのチーズぅ、私とっても美味しかったですぅ」
リタ「じゃあこの激辛ソースがかかった野菜を作ったのは誰よ?」
アーチェ「それあたし〜!刺激的だったでしょ☆」
リタ「こいつ・・・・・・燃やしてやろうかしら?」
アーチェ「ふふ〜ん、ファイアボール合戦なら負けないわよ!」
クラース「やめなさい!」
エステリーゼ「そうですよリタ!あとユーリとジュディスもストレッチ始めないでください!」
takeshi「さてさて、キリが無いので今回はこれまでとして、次回からは通常通りおまけと楽談を分けて行います」
チャリティ「え?帰るの?」
takeshi「帰るも何も・・・・・・。同じメッセージ欄ですから」
ディオ「おい!これ収集つけないで行くのかよ!?」
takeshi「やはりきちんと分けないと、私が言うべきことが言えないんですよね〜。ではまた〜」
〜続く〜