第51話『すきっとだらけ・さん』
【スキット1・クインテッド家の事情】
マオ「でもイゴルってすごいよねぇ。あの乱闘の中無傷なんてさ」
イゴル「俺がどうかしたか?」
ユージーン「今お前の話をしていたところだ」
イゴル「俺の?」
ヴェイグ「そういえばラジルダではバイラスからクレアを救ってくれたそうだな。遅くなったが礼を言わせくてくれ」
イゴル「あぁ、そういやそんなこともあったな」
マオ「イゴルってさ、何か訓練とかしてたの?」
イゴル「訓練っつうか、昔ギュナルスさんに毎日稽古つけてもらってたぜ?」
マオ「フィオナのお父さんに!?」
イゴル「あ、あぁ……。ギュナルスさん王国兵士見習いの教官だったのはあんたらも知ってるだろ?奥さんが体調を崩してからは村で剣を教えてくれてたから俺も一緒に習ってたんだ」
マオ「教官って話から初耳なんですけど……」
ヴェイグ「ユージーン、お前は知っていたんじゃないのか?」
ユージーン「いや、少なくとも俺が見習い時代にはいなかったはずだ。最も、俺の教官方は全員既に戦死もしくは退役しているがな」
マオ「そうなんだ……」
ユージーン「ギュナルスは恐らく俺が王の盾の隊長を任されるようになってから就いたのだろう。教官というのは多数の部署に多数存在するため隊長の俺でも全員把握できていたわけではない」
ヴェイグ「そういうものなのか……」
ブライト「だが、それならフィオナの戦闘センスにも納得できるかもな」
マオ「あぁ、女の子なのにあんな大きな扇を振り回せるのってよく考えたら凄いよね」
ブライト「腕力だけの話じゃねぇ。フィオナはヴェイグやティトレイのように経験も積んでいなければジーク達のように授業で鍛えていたわけでもねぇ。それにもかかわらずここまで戦ってこれてんだ。相当デュナルスに叩き込まれたんだろうよ」
イゴル「いや、デュナルスさんはああ見えて親バカなんだ。俺達が指導を受けている時、フィオナだけは絶対に参加させないほどだったからな。何でも幼い頃の彼女にとって遊びはバトルだったみたいでな。それで頭を悩ませたデュナルスさんが剣の道から遠ざけたらしい」
ブライト「本来なら努力をお遊び感覚で楽しくできるのが理想なんだがな……」
【スキット2・大切な物は大事な所へ】
ジーク「なぁフィオナ」
フィオナ「ひゃっ!?」
ジーク「お前……そんなに驚くことねぇだろ……」
フィオナ「べ、別に!驚いてなんかないわよっ!」
ジーク「顔も赤いし、熱とかあんじゃねぇの?」
フィオナ「え?嘘?……そ、それより、何か用?」
ジーク「あ、あぁ。お前アイテムポーチ腰に下げてねぇみたいだけど、ちゃんと持ってんのか?」
フィオナ「持ってる……けど、何でジークがそんなこと気にするのよ?」
ジーク「急にアイテムが必要になった時、もし持ってなかったら一大事だろ?」
フィオナ「なんだ……そんなことか」
ジーク「は?」
フィオナ「な、何でもない!!アイテムポーチなら胸の内ポケットにしまってあるわよ?お父さんに大切な物は胸ポケットにしまっておけっていつも言われてたから、アイテムポーチもここにしまってるの」
ジーク「そ、そうか……(さすがにそんな所まで探せるわけねぇだろ!!)」
フィオナ「ん?あんたも顔赤いわよ?」
ジーク(誰のせいだと思っていやがる!!)
【スキット3・作者はジャワとバーモンドのブレンド派】
オーちゃん「ジーク、相変わらず元気そうで何よりだ」
ジーク「オーちゃんもな。6年も経つと変わるもんだな」
ルーベルト「それは単に貴様が俺を忘れているだけだと思うが……。げんに貴様等はどこも変わってないな」
ルル「そう?」
オーちゃん「いや、ルルは少し美人になったやもしれんな」
ルル「そう!?へへへ〜」
ジーク「やっぱお前変わったよ……」
ジン「それにしてもオーちゃんが昔言ってた「オー」ってまさか「王」のことだったなんてね」
オーちゃん「あぁ、俺もなにか違和感を感じていたのだが、曲解に気付いたのは集落を出てからだった」
ルル「突然いなくなるからみんな驚いたんだよ?」
オーちゃん「心配をかけてすまなかった」
ジーク「姉さんが心配する必要はないって言ってたから誰も心配はしてねぇよ?」
オーちゃん「そ、そうなのか……。姉上と言えばチャリティ殿の姿を見ないが息災であらせられるのか?」
ルル「姉さんは……」
ジーク「……」
オーちゃん「む?」
ジン「そういえばさっき宿屋のヒトに「O」って言われたら怒ってたけど、やっぱりオーちゃんって呼ばれるのは嫌なの?」
オーちゃん「あぁ、すぐにでも極刑に罰してやりたいぐらいだ」
ルル「じゃあ私達もこっけいなの?」
オーちゃん「ルル、極刑だ。いやしかし、貴様等だけは許そう。俺には昔馴染みという存在がいなくてな。存外、貴様等から呼ばれる分にはこそばゆさしか感じぬ」
カイン「でもそんなこと言ってたら本当の名前忘れちゃいそうだよね?」
ジーク「ククレベルトなんて珍しい名前、早々忘れねぇだろ?」
オーちゃん「……むむ?」
ジン「兄さんやっぱり忘れてるじゃん。ジャワベルトだって」
オーちゃん「おい……」
ルル「あれ?バーモンドベルトじゃなかったっけ?」
オーちゃん「貴様等全員そこになおれぇ!!俺が直々に叩き切ってくれる!!」
カイン「お、落ち着きなって!ハウスベルト!!」
ルーベルト「貴様もかぁあ!!!」
【スキット4・自称ミイラ取り】
アニー「ルーベルトさん、レラーブさんが探してましたよ?」
ルーベルト「レラーブと会ったのか!?」
マオ「そもそも君のことはレラーブから聞いたんだヨ」
ルーベルト「なるほど、それなら得心だ。それで、あいつとはどこで会った?」
ヴェイグ「ピピスタから少し南下した海域だ」
ブライト「そういやお前、マティアスに殺されかけたんだろ?よく生きてたな」
ルーベルト「あぁ、レラーブのおかげで救われたのだ。その時の戦闘の折に船から落ちた俺は貴様等の集落に流れ着いたのだがな」
マオ「でもそんな因縁がある割にはあの2人、仲良さそうに話してたよね?」
ヒルダ「あんた、今のマティアスかナイラに聞かれたら死んでるわよ?」
ルーベルト「レラーブが仲良さそうに話していただと?」
マオ「うん。むしろレラーブから話しかけてたよ?」
ルーベルト「奇怪なこともあるものだ。あいつは極端に物忘れが激しくてな、ヒトの名前や特徴などは滅多に覚えないのだが……」
ヴェイグ「そこまで酷いのか……?」
ルーベルト「あぁ、あいつは一度自分が探した場所さえも忘れる程だ。今もピピスタ辺りを彷徨っているだろう。だが好都合だ、俺もあいつを探していたところだったからな」
ヒルダ「しっかりしているように見えたけど、意外とポンコツなのね」
【スキット5・世界を知り尽くした男】
ルル「この街の建物って不思議な形をしてるよね」
ユージーン「この街は気候が安定しているため自由にデザインすることができる。雪が積もる地域や灼熱の地域では吹き抜けや階層のある建造物は造れないからな」
ルル「ふええ。あの屋根が5個重なった家なんて修行の塔みたい」
フィオナ「オークション会場なんて、小さなお城みたいだしね」
ルル「そういえば、オークションって何なの?」
ユージーン「オークションというのは売り手と買い手に分かれて商品を競売にかけることを言う。店で商品を買うのと違う点は値段が買い手によって上下することだろう」
ルル「買いたいヒトによって高くも安くもなるってこと?」
ユージーン「そうだ。例えば、そこに落ちている石を競売にかけたとする。普段ならば1ガルドにもならないこの石だが特殊な収集家の目に留まり、価値が見いだされれば1万、もしくは10万にも跳ね上がる」
ルル「この石が!?早くクウ・ホウさんのとこに持っていこうよ!!」
ユージーン「例えばの話だ。逆に買い手に価値を認められなかったり、買い手が一般人だった場合、100万で買った物が100ガルドでしか売れない場合もある」
ルル「そうなんだぁ〜」
ユージーン「故にオークションというのは物の真価がハッキリと分かる場とも言えるだろうな」
ルル「そっか、きちんと価値があるものなら高額の値段がつくんだもんね!なんだか私も出品してみたくなっちゃった!」
ユージーン「何か価値がありそうな物を見つけたら試しに出品してみるといい。出品するのはただだからな」
ブライト「ユージーン、お前旅のガイドみたいだな……」
【スキット6・ピンチはチャンス?】
ティトレイ「うっし!気分爽快だぜぇ!!」
ヴェイグ「もう傷は大丈夫なのか?」
ティトレイ「おうよ!アニーの治療のおかげでバッチリだぜ!」
ユージーン「俺としたことが、本当にすまなかった」
ティトレイ「謝んなよユージーン!あんたの槍なんて、俺にとっちゃどうってことないぜ!」
マオ「でもまさかフィレンツェだと思って戦ってた相手がヴェイグとカインだとは思わなかったよ!」
ヒルダ「本当よね、マウントを取られた時は殺されるかと思ったわ」
アニー「パナシーアボトルを飲ませるにはあぁするしかなくて……」
ヒルダ「フィオナ、あんたもそう思うわよね?」
フィオナ「まったくね。突然押し倒されたと思ったらいろ……いろんな所を……触られて……」
ティトレイ「フィオナ顔真っ赤だぞ!?」
フィオナ「ちょっと外走ってくる!!!」
ジーク「……」
ヒルダ「あんたの顔も大概赤いわよ」
ジーク「うるせぇ」
ルル「マ、マオ!今度私が操られたらよろしくね!!」
マオ「何を?」
〜続く〜
マオ「でもイゴルってすごいよねぇ。あの乱闘の中無傷なんてさ」
イゴル「俺がどうかしたか?」
ユージーン「今お前の話をしていたところだ」
イゴル「俺の?」
ヴェイグ「そういえばラジルダではバイラスからクレアを救ってくれたそうだな。遅くなったが礼を言わせくてくれ」
イゴル「あぁ、そういやそんなこともあったな」
マオ「イゴルってさ、何か訓練とかしてたの?」
イゴル「訓練っつうか、昔ギュナルスさんに毎日稽古つけてもらってたぜ?」
マオ「フィオナのお父さんに!?」
イゴル「あ、あぁ……。ギュナルスさん王国兵士見習いの教官だったのはあんたらも知ってるだろ?奥さんが体調を崩してからは村で剣を教えてくれてたから俺も一緒に習ってたんだ」
マオ「教官って話から初耳なんですけど……」
ヴェイグ「ユージーン、お前は知っていたんじゃないのか?」
ユージーン「いや、少なくとも俺が見習い時代にはいなかったはずだ。最も、俺の教官方は全員既に戦死もしくは退役しているがな」
マオ「そうなんだ……」
ユージーン「ギュナルスは恐らく俺が王の盾の隊長を任されるようになってから就いたのだろう。教官というのは多数の部署に多数存在するため隊長の俺でも全員把握できていたわけではない」
ヴェイグ「そういうものなのか……」
ブライト「だが、それならフィオナの戦闘センスにも納得できるかもな」
マオ「あぁ、女の子なのにあんな大きな扇を振り回せるのってよく考えたら凄いよね」
ブライト「腕力だけの話じゃねぇ。フィオナはヴェイグやティトレイのように経験も積んでいなければジーク達のように授業で鍛えていたわけでもねぇ。それにもかかわらずここまで戦ってこれてんだ。相当デュナルスに叩き込まれたんだろうよ」
イゴル「いや、デュナルスさんはああ見えて親バカなんだ。俺達が指導を受けている時、フィオナだけは絶対に参加させないほどだったからな。何でも幼い頃の彼女にとって遊びはバトルだったみたいでな。それで頭を悩ませたデュナルスさんが剣の道から遠ざけたらしい」
ブライト「本来なら努力をお遊び感覚で楽しくできるのが理想なんだがな……」
【スキット2・大切な物は大事な所へ】
ジーク「なぁフィオナ」
フィオナ「ひゃっ!?」
ジーク「お前……そんなに驚くことねぇだろ……」
フィオナ「べ、別に!驚いてなんかないわよっ!」
ジーク「顔も赤いし、熱とかあんじゃねぇの?」
フィオナ「え?嘘?……そ、それより、何か用?」
ジーク「あ、あぁ。お前アイテムポーチ腰に下げてねぇみたいだけど、ちゃんと持ってんのか?」
フィオナ「持ってる……けど、何でジークがそんなこと気にするのよ?」
ジーク「急にアイテムが必要になった時、もし持ってなかったら一大事だろ?」
フィオナ「なんだ……そんなことか」
ジーク「は?」
フィオナ「な、何でもない!!アイテムポーチなら胸の内ポケットにしまってあるわよ?お父さんに大切な物は胸ポケットにしまっておけっていつも言われてたから、アイテムポーチもここにしまってるの」
ジーク「そ、そうか……(さすがにそんな所まで探せるわけねぇだろ!!)」
フィオナ「ん?あんたも顔赤いわよ?」
ジーク(誰のせいだと思っていやがる!!)
【スキット3・作者はジャワとバーモンドのブレンド派】
オーちゃん「ジーク、相変わらず元気そうで何よりだ」
ジーク「オーちゃんもな。6年も経つと変わるもんだな」
ルーベルト「それは単に貴様が俺を忘れているだけだと思うが……。げんに貴様等はどこも変わってないな」
ルル「そう?」
オーちゃん「いや、ルルは少し美人になったやもしれんな」
ルル「そう!?へへへ〜」
ジーク「やっぱお前変わったよ……」
ジン「それにしてもオーちゃんが昔言ってた「オー」ってまさか「王」のことだったなんてね」
オーちゃん「あぁ、俺もなにか違和感を感じていたのだが、曲解に気付いたのは集落を出てからだった」
ルル「突然いなくなるからみんな驚いたんだよ?」
オーちゃん「心配をかけてすまなかった」
ジーク「姉さんが心配する必要はないって言ってたから誰も心配はしてねぇよ?」
オーちゃん「そ、そうなのか……。姉上と言えばチャリティ殿の姿を見ないが息災であらせられるのか?」
ルル「姉さんは……」
ジーク「……」
オーちゃん「む?」
ジン「そういえばさっき宿屋のヒトに「O」って言われたら怒ってたけど、やっぱりオーちゃんって呼ばれるのは嫌なの?」
オーちゃん「あぁ、すぐにでも極刑に罰してやりたいぐらいだ」
ルル「じゃあ私達もこっけいなの?」
オーちゃん「ルル、極刑だ。いやしかし、貴様等だけは許そう。俺には昔馴染みという存在がいなくてな。存外、貴様等から呼ばれる分にはこそばゆさしか感じぬ」
カイン「でもそんなこと言ってたら本当の名前忘れちゃいそうだよね?」
ジーク「ククレベルトなんて珍しい名前、早々忘れねぇだろ?」
オーちゃん「……むむ?」
ジン「兄さんやっぱり忘れてるじゃん。ジャワベルトだって」
オーちゃん「おい……」
ルル「あれ?バーモンドベルトじゃなかったっけ?」
オーちゃん「貴様等全員そこになおれぇ!!俺が直々に叩き切ってくれる!!」
カイン「お、落ち着きなって!ハウスベルト!!」
ルーベルト「貴様もかぁあ!!!」
【スキット4・自称ミイラ取り】
アニー「ルーベルトさん、レラーブさんが探してましたよ?」
ルーベルト「レラーブと会ったのか!?」
マオ「そもそも君のことはレラーブから聞いたんだヨ」
ルーベルト「なるほど、それなら得心だ。それで、あいつとはどこで会った?」
ヴェイグ「ピピスタから少し南下した海域だ」
ブライト「そういやお前、マティアスに殺されかけたんだろ?よく生きてたな」
ルーベルト「あぁ、レラーブのおかげで救われたのだ。その時の戦闘の折に船から落ちた俺は貴様等の集落に流れ着いたのだがな」
マオ「でもそんな因縁がある割にはあの2人、仲良さそうに話してたよね?」
ヒルダ「あんた、今のマティアスかナイラに聞かれたら死んでるわよ?」
ルーベルト「レラーブが仲良さそうに話していただと?」
マオ「うん。むしろレラーブから話しかけてたよ?」
ルーベルト「奇怪なこともあるものだ。あいつは極端に物忘れが激しくてな、ヒトの名前や特徴などは滅多に覚えないのだが……」
ヴェイグ「そこまで酷いのか……?」
ルーベルト「あぁ、あいつは一度自分が探した場所さえも忘れる程だ。今もピピスタ辺りを彷徨っているだろう。だが好都合だ、俺もあいつを探していたところだったからな」
ヒルダ「しっかりしているように見えたけど、意外とポンコツなのね」
【スキット5・世界を知り尽くした男】
ルル「この街の建物って不思議な形をしてるよね」
ユージーン「この街は気候が安定しているため自由にデザインすることができる。雪が積もる地域や灼熱の地域では吹き抜けや階層のある建造物は造れないからな」
ルル「ふええ。あの屋根が5個重なった家なんて修行の塔みたい」
フィオナ「オークション会場なんて、小さなお城みたいだしね」
ルル「そういえば、オークションって何なの?」
ユージーン「オークションというのは売り手と買い手に分かれて商品を競売にかけることを言う。店で商品を買うのと違う点は値段が買い手によって上下することだろう」
ルル「買いたいヒトによって高くも安くもなるってこと?」
ユージーン「そうだ。例えば、そこに落ちている石を競売にかけたとする。普段ならば1ガルドにもならないこの石だが特殊な収集家の目に留まり、価値が見いだされれば1万、もしくは10万にも跳ね上がる」
ルル「この石が!?早くクウ・ホウさんのとこに持っていこうよ!!」
ユージーン「例えばの話だ。逆に買い手に価値を認められなかったり、買い手が一般人だった場合、100万で買った物が100ガルドでしか売れない場合もある」
ルル「そうなんだぁ〜」
ユージーン「故にオークションというのは物の真価がハッキリと分かる場とも言えるだろうな」
ルル「そっか、きちんと価値があるものなら高額の値段がつくんだもんね!なんだか私も出品してみたくなっちゃった!」
ユージーン「何か価値がありそうな物を見つけたら試しに出品してみるといい。出品するのはただだからな」
ブライト「ユージーン、お前旅のガイドみたいだな……」
【スキット6・ピンチはチャンス?】
ティトレイ「うっし!気分爽快だぜぇ!!」
ヴェイグ「もう傷は大丈夫なのか?」
ティトレイ「おうよ!アニーの治療のおかげでバッチリだぜ!」
ユージーン「俺としたことが、本当にすまなかった」
ティトレイ「謝んなよユージーン!あんたの槍なんて、俺にとっちゃどうってことないぜ!」
マオ「でもまさかフィレンツェだと思って戦ってた相手がヴェイグとカインだとは思わなかったよ!」
ヒルダ「本当よね、マウントを取られた時は殺されるかと思ったわ」
アニー「パナシーアボトルを飲ませるにはあぁするしかなくて……」
ヒルダ「フィオナ、あんたもそう思うわよね?」
フィオナ「まったくね。突然押し倒されたと思ったらいろ……いろんな所を……触られて……」
ティトレイ「フィオナ顔真っ赤だぞ!?」
フィオナ「ちょっと外走ってくる!!!」
ジーク「……」
ヒルダ「あんたの顔も大概赤いわよ」
ジーク「うるせぇ」
ルル「マ、マオ!今度私が操られたらよろしくね!!」
マオ「何を?」
〜続く〜
■作者メッセージ
【楽談パート34】
チャリティ「何をよろしくなの!?ルルちゃん!!」
マリア「あらあらまぁ、さすが私の娘ねぇ♪」
takeshi「挨拶できないのはまだいい。出だしを奪われるとは……」
チャリティ「なんていうか、この物語って戦闘パートが終わるとすぐにピンク色に染まろうとするわよね〜」
マリア「今回またスキットだけなのね」
takeshi「一つの街に着く毎の恒例行事ですから。で、それはひとまず置いといて、前回感想が欲しいってだだをこねたじゃないですか」
マリア「そうだったかしら?」
チャリティ「私達がケーキを食べている時に長々と喋ってたやつじゃない?」
takeshi「ですが、たまに掲示板を見てみると1日に10くらい閲覧数が増えてるんですよね。恐らく10回もホームと本編を往復するような奇行種な方はいないと思うので少なくとも10人はこの小説を読んでくださっているということだと思うんですよ」
チャリティ「んで?」
takeshi「私なんかの小説を10人もの人が読んでくださっているならそれで満足なんじゃないかと。感想がなくとも私はその10人の読者様のためだけに一生懸命書けばそれで良いんじゃないかと。そう思ったわけです」
マリア「今日はカプチーノにしましょうかしら?」
takeshi「だから聞いて!?」
チャリティ「それよりルルちゃんよ!あんな下心丸見えで大丈夫なの!?マオもマオで「何が?」って普通気付くでしょ!?鈍感すぎない!?あの2人本当に大丈夫なの!?」
takeshi「そのズレ加減が調度ぴったしなんじゃないですか?ていうか、ちょっとこの場を借りて昨今のラノベ業界に物申したいのですがよろしいか!?」
チャリティ「お母さん、チョコとクッキーどっちがいい?」
マリア「じゃあチョコにしようかしら」
takeshi「最近のラノベはゆとり恋愛が多すぎです!!このゆとり恋愛というのは私が勝手に作った造語なのですが、簡単に言うと皆一等賞で皆が王子、お姫様役をやる典型的なゆとり型恋愛のことを言います。例えば主人公とメインヒロインがいるとします。で、その脇に主人公に次々と陥落されていく女の子達がいます。最近ではどうやらこの子達のこともヒロインと呼ぶそうです。で、最初主人公はヒロインの事が好き、もしくは気にかけています。しかし脇のヒロイン達もその作品の作者が愛情を込めて生み出したキャラなためかわいく、主人公にアピールしていきます。すると、メインヒロインに匹敵するがごとく人気を付けてきたヒロイン、もしくは最初からそうなるよう可愛くデザインされたヒロインが主人公に告白すると、主人公はOKします。そして付き合うのですが、やはり主人公の気持ちの中にはメインヒロインがいるためヒロインはやるせない気持ちになり、ここが問題なのですが何故かヒロインが別れを切り出します。その後すっきり別れた後結局は主人公とメインヒロインがくっつくという展開で終わります。ここで何が問題なのかと言うと何故主人公はまっすぐメインヒロインのもとへ行かない!?という点です。まぁ確かにね、ゲームと違ってルートを選んでEDを見たらロードして違うルートとかできませんからね、一つのルートで2人攻略できれば二度美味しいでしょうよ。でもそれって結局はお姫様が2人いるのと同じじゃないですか!?アナもびっくりですよ!?さすがにそれは寒いわって歌いだしちゃいますよ!?しかもそのヘタレな主人公とメインヒロインのことを思って号泣しながら別れを切り出したくせに次会った時はけろっとしているのは何なんですか!?恋をバカにしてません!?傷つかない恋なんてファンタジーの中にもないわ!!もしあったら、そのヒロインは(以下略」
マリア「あら、このチョコ美味しいわ。ナイラさんへお土産に持って帰ろうかしら」
チャリティ「天国では仲良しなのね」
takeshi「だから聞いて!!」
マリア「お持ち帰りように袋をもらえるかしら?」
takeshi「え?あぁ、だったら包みますか?」
マリア「お願いするわ」
takeshi「どうせゆとり恋愛をさせるなら黒猫みたいに自らを闇猫と名乗るくらいの傷を負わせるべきだと思うんですよねぇ。ちなみにこの小説内でゆとり恋愛は絶対にさせないのであしからず」
チャリティ「なるほど、ふるのね!!断るのも勇気よルルちゃん!」
takeshi「何で既にエンディングが決まってるんですか……。はい、できましたよ」
マリア「ご苦労様♪」
takeshi「カプチーノ見てて思い出したのですが、「ご注文はうさぎですか?」全体的に可愛いですよね。金色モザイクの2期も決定しているので楽しみです!」
マリア「あら?私の前で雑談しやがるなんて、お仕置きしてほしいってことなのかしら?」
takeshi「とりあえずそのカプチーノを飲んでいる間だけは良いじゃないですか!ていうかあのアニメのメインヒロインであるチノというキャラとリアルネームが似ているため親近感が沸いてしまいます。ていうか滅多にセリフがないのですがお父さんかっこよすぎです!私はあんなかっこいい「うさぎ柄」というセリフをいまだかつて聞いたことがありません!」
チャリティ「さて、コーナーにいこうかしら?」
マリア「ご馳走様でした。それでは!『教えて☆マリアちゃん!』」
takeshi「では早速、今回最初の質問はこちらです」
チャリティ「あくまで突っ込まないのね……」
【私、ちゃんとお姉ちゃんできてたと思う?】
マリア「あら?これって……」
takeshi「はい」
チャリティ「私じゃない!!何で!?捨てたはずなのに!!」
takeshi「ふっふっふ、前回の仕返しです」
マリア「チャリティちゃんったら、こんなこと気にしてたのね♪」
チャリティ「う、うっさい!これは私のじゃなくってよ!きっとセレナとかの質問でしてよ!」
マリア「チャリティちゃん、あなたは家事はジーク君に任せっきりだし、いっつもヴィーナちゃんとルルちゃんのことばっかり考えてるけど私は自慢の長女だと思っているわ。私はできないけど、弟達をこれからも護ってあげてちょうだいね」
チャリティ「ママ……」
takeshi「はい次」
チャリティ「ちょ、あんた……」
【そっちは1人で寂しくねぇか?】
マリア「あらあらあら?これってもしかして……」
チャリティ「お、お父さん?」
takeshi「正解です。いやぁ、行ったら行ったで「さっさと俺に名前を付けろ!」って殴られてしまいましたよ。本当に病人なんですかね?」
マリア「まぁどうしましょう!えぇっと、えぇっと……」
チャリティ「お母さん落ち着いて!!」
takeshi「慌て方はルルそっくりなんですね」
マリア「あっちはあっちで楽しくやってるわ。ヒルダちゃんのご両親やフィオナちゃんのお母様と毎日お茶会しているの。この前ジーク君とユージーンさんがこっちに来た時は驚いたけど無事にそっちに戻れたようで安心したわ。私の心配をしてくれるのは嬉しいけど、貴方も体を大切にしてくださいね」
チャリティ「書いた!?」
takeshi「バッチリです!どこで涙を流したかまで詳細にメモしました!」
マリア「あらあら」
takeshi「今の言葉は父の日にお父様がいらした時に必ず渡すので安心してください」
マリア「こ、これをあの人が読むの!?は、恥ずかしいわ!///」
takeshi「……へ?」
チャリティ「なんだかんだ言ってても、結局は私達のお母さんなのよ」
takeshi「なるほど、変なところでシャイなのはマリアさんの遺伝だったんですか」
マリア「そうだわ、どうせ読まれるならその手紙にハートを30個書き足しておいてちょうだい。あと、文の間に「世界一愛してる」って入れておいて?」
takeshi「わ、分かりました……」
チャリティ「そういえば父の日って来月よね?ということは今月の31日までお母さんがここに居続ければお父さんと擦れ違いざまに会えるんじゃない?」
マリア「チャリティちゃん天才だわ!!」
takeshi「え?父の日ってそんなに近いんですか?11月とか来年の3月とかじゃないんですか?」
チャリティ「さっさとお父さんの名前を考えることね♪」
takeshi「うわホントだ……。ということはなんですか?私はもう一話分書かないといけないんですか?これで綺麗にマリアさんとお別れしようと思ったのに?箱根でうーんと羽を伸ばそうと思っていたのに?」
マリア「お土産、期待しているわね♪」
チャリティ「でもお母さんと会えるのはまた来年なのね」
takeshi「来年どうなっているか分かりませんけどね。でも来年の今頃は健康な体で大金持ちになっていたいですね」
マリア「そうね、2人とも何事もなくまた会えるといいわね」
takeshi「物語が完結してたら面白いですね!」
マリア&チャリティ「「それはないわね♪」」
takeshi「ハモるな鬱陶しい!!それではまた月末、もしくは来月にお会いしましょう。ではまた〜」
―――おまけ―――
〜準備中〜
チャリティ「何をよろしくなの!?ルルちゃん!!」
マリア「あらあらまぁ、さすが私の娘ねぇ♪」
takeshi「挨拶できないのはまだいい。出だしを奪われるとは……」
チャリティ「なんていうか、この物語って戦闘パートが終わるとすぐにピンク色に染まろうとするわよね〜」
マリア「今回またスキットだけなのね」
takeshi「一つの街に着く毎の恒例行事ですから。で、それはひとまず置いといて、前回感想が欲しいってだだをこねたじゃないですか」
マリア「そうだったかしら?」
チャリティ「私達がケーキを食べている時に長々と喋ってたやつじゃない?」
takeshi「ですが、たまに掲示板を見てみると1日に10くらい閲覧数が増えてるんですよね。恐らく10回もホームと本編を往復するような奇行種な方はいないと思うので少なくとも10人はこの小説を読んでくださっているということだと思うんですよ」
チャリティ「んで?」
takeshi「私なんかの小説を10人もの人が読んでくださっているならそれで満足なんじゃないかと。感想がなくとも私はその10人の読者様のためだけに一生懸命書けばそれで良いんじゃないかと。そう思ったわけです」
マリア「今日はカプチーノにしましょうかしら?」
takeshi「だから聞いて!?」
チャリティ「それよりルルちゃんよ!あんな下心丸見えで大丈夫なの!?マオもマオで「何が?」って普通気付くでしょ!?鈍感すぎない!?あの2人本当に大丈夫なの!?」
takeshi「そのズレ加減が調度ぴったしなんじゃないですか?ていうか、ちょっとこの場を借りて昨今のラノベ業界に物申したいのですがよろしいか!?」
チャリティ「お母さん、チョコとクッキーどっちがいい?」
マリア「じゃあチョコにしようかしら」
takeshi「最近のラノベはゆとり恋愛が多すぎです!!このゆとり恋愛というのは私が勝手に作った造語なのですが、簡単に言うと皆一等賞で皆が王子、お姫様役をやる典型的なゆとり型恋愛のことを言います。例えば主人公とメインヒロインがいるとします。で、その脇に主人公に次々と陥落されていく女の子達がいます。最近ではどうやらこの子達のこともヒロインと呼ぶそうです。で、最初主人公はヒロインの事が好き、もしくは気にかけています。しかし脇のヒロイン達もその作品の作者が愛情を込めて生み出したキャラなためかわいく、主人公にアピールしていきます。すると、メインヒロインに匹敵するがごとく人気を付けてきたヒロイン、もしくは最初からそうなるよう可愛くデザインされたヒロインが主人公に告白すると、主人公はOKします。そして付き合うのですが、やはり主人公の気持ちの中にはメインヒロインがいるためヒロインはやるせない気持ちになり、ここが問題なのですが何故かヒロインが別れを切り出します。その後すっきり別れた後結局は主人公とメインヒロインがくっつくという展開で終わります。ここで何が問題なのかと言うと何故主人公はまっすぐメインヒロインのもとへ行かない!?という点です。まぁ確かにね、ゲームと違ってルートを選んでEDを見たらロードして違うルートとかできませんからね、一つのルートで2人攻略できれば二度美味しいでしょうよ。でもそれって結局はお姫様が2人いるのと同じじゃないですか!?アナもびっくりですよ!?さすがにそれは寒いわって歌いだしちゃいますよ!?しかもそのヘタレな主人公とメインヒロインのことを思って号泣しながら別れを切り出したくせに次会った時はけろっとしているのは何なんですか!?恋をバカにしてません!?傷つかない恋なんてファンタジーの中にもないわ!!もしあったら、そのヒロインは(以下略」
マリア「あら、このチョコ美味しいわ。ナイラさんへお土産に持って帰ろうかしら」
チャリティ「天国では仲良しなのね」
takeshi「だから聞いて!!」
マリア「お持ち帰りように袋をもらえるかしら?」
takeshi「え?あぁ、だったら包みますか?」
マリア「お願いするわ」
takeshi「どうせゆとり恋愛をさせるなら黒猫みたいに自らを闇猫と名乗るくらいの傷を負わせるべきだと思うんですよねぇ。ちなみにこの小説内でゆとり恋愛は絶対にさせないのであしからず」
チャリティ「なるほど、ふるのね!!断るのも勇気よルルちゃん!」
takeshi「何で既にエンディングが決まってるんですか……。はい、できましたよ」
マリア「ご苦労様♪」
takeshi「カプチーノ見てて思い出したのですが、「ご注文はうさぎですか?」全体的に可愛いですよね。金色モザイクの2期も決定しているので楽しみです!」
マリア「あら?私の前で雑談しやがるなんて、お仕置きしてほしいってことなのかしら?」
takeshi「とりあえずそのカプチーノを飲んでいる間だけは良いじゃないですか!ていうかあのアニメのメインヒロインであるチノというキャラとリアルネームが似ているため親近感が沸いてしまいます。ていうか滅多にセリフがないのですがお父さんかっこよすぎです!私はあんなかっこいい「うさぎ柄」というセリフをいまだかつて聞いたことがありません!」
チャリティ「さて、コーナーにいこうかしら?」
マリア「ご馳走様でした。それでは!『教えて☆マリアちゃん!』」
takeshi「では早速、今回最初の質問はこちらです」
チャリティ「あくまで突っ込まないのね……」
【私、ちゃんとお姉ちゃんできてたと思う?】
マリア「あら?これって……」
takeshi「はい」
チャリティ「私じゃない!!何で!?捨てたはずなのに!!」
takeshi「ふっふっふ、前回の仕返しです」
マリア「チャリティちゃんったら、こんなこと気にしてたのね♪」
チャリティ「う、うっさい!これは私のじゃなくってよ!きっとセレナとかの質問でしてよ!」
マリア「チャリティちゃん、あなたは家事はジーク君に任せっきりだし、いっつもヴィーナちゃんとルルちゃんのことばっかり考えてるけど私は自慢の長女だと思っているわ。私はできないけど、弟達をこれからも護ってあげてちょうだいね」
チャリティ「ママ……」
takeshi「はい次」
チャリティ「ちょ、あんた……」
【そっちは1人で寂しくねぇか?】
マリア「あらあらあら?これってもしかして……」
チャリティ「お、お父さん?」
takeshi「正解です。いやぁ、行ったら行ったで「さっさと俺に名前を付けろ!」って殴られてしまいましたよ。本当に病人なんですかね?」
マリア「まぁどうしましょう!えぇっと、えぇっと……」
チャリティ「お母さん落ち着いて!!」
takeshi「慌て方はルルそっくりなんですね」
マリア「あっちはあっちで楽しくやってるわ。ヒルダちゃんのご両親やフィオナちゃんのお母様と毎日お茶会しているの。この前ジーク君とユージーンさんがこっちに来た時は驚いたけど無事にそっちに戻れたようで安心したわ。私の心配をしてくれるのは嬉しいけど、貴方も体を大切にしてくださいね」
チャリティ「書いた!?」
takeshi「バッチリです!どこで涙を流したかまで詳細にメモしました!」
マリア「あらあら」
takeshi「今の言葉は父の日にお父様がいらした時に必ず渡すので安心してください」
マリア「こ、これをあの人が読むの!?は、恥ずかしいわ!///」
takeshi「……へ?」
チャリティ「なんだかんだ言ってても、結局は私達のお母さんなのよ」
takeshi「なるほど、変なところでシャイなのはマリアさんの遺伝だったんですか」
マリア「そうだわ、どうせ読まれるならその手紙にハートを30個書き足しておいてちょうだい。あと、文の間に「世界一愛してる」って入れておいて?」
takeshi「わ、分かりました……」
チャリティ「そういえば父の日って来月よね?ということは今月の31日までお母さんがここに居続ければお父さんと擦れ違いざまに会えるんじゃない?」
マリア「チャリティちゃん天才だわ!!」
takeshi「え?父の日ってそんなに近いんですか?11月とか来年の3月とかじゃないんですか?」
チャリティ「さっさとお父さんの名前を考えることね♪」
takeshi「うわホントだ……。ということはなんですか?私はもう一話分書かないといけないんですか?これで綺麗にマリアさんとお別れしようと思ったのに?箱根でうーんと羽を伸ばそうと思っていたのに?」
マリア「お土産、期待しているわね♪」
チャリティ「でもお母さんと会えるのはまた来年なのね」
takeshi「来年どうなっているか分かりませんけどね。でも来年の今頃は健康な体で大金持ちになっていたいですね」
マリア「そうね、2人とも何事もなくまた会えるといいわね」
takeshi「物語が完結してたら面白いですね!」
マリア&チャリティ「「それはないわね♪」」
takeshi「ハモるな鬱陶しい!!それではまた月末、もしくは来月にお会いしましょう。ではまた〜」
―――おまけ―――
〜準備中〜