第62話『すきっとだらけ・よん』
【スキット1・そして僕にも君にもできること】
マオ「ニノンは大丈夫だったの?怪我とかしなかった?」
ニノン「わ、私は皆さんに言われた通りにすぐに宿屋へ避難したので平気でした。でも……皆さんが命がけで戦っているのに私だけ隠れてるなんて……」
ヴェイグ「前にも言ったはずだ、ニノン。戦うことだけが全てじゃない」
ティトレイ「そうだぜ〜ニノン!それにピピスタについたら嫌というほど働いてもらうんだ!のんびりしていられるのも今のうちだけだぜ?」
ニノン「は、はい!頑張ります!!」
ジーク「あんまり力み過ぎても失敗するだけだけどな」
ニノン「む、難しいです……」
ブライト「ジーク!無駄なプレッシャーを与えるんじゃねぇ!!」
【スキット2・可愛いは正義ですから】
ルル「なんかさ〜、マオもジーク兄さんもニノンに甘くない?」
フィオナ「確かに男性陣はみんなニノンに甘いのは分かるけど、ジークのアレって優しいって言えるの?」
ルル「激甘だよ!!」
アニー「でも私はニノンちゃんが皆と馴染めてて嬉しいな」
ルル「それはそうだけど……」
ヒルダ「ま、結局男は可愛い女に弱いってことね」
アニー「そのまとめ方は身も蓋もないような……」
ルル「そっか〜やっぱそうなのか〜」
ヒルダ「都合の良い事にお手本が身近にいるんだから、まずは形から真似てみたら?」
ルル「形?」
【スキット3・真似するならまず形から】
ルル「ね、ねぇ、マオ」
マオ「ん?どうしたの?」
ルル「マ、マオは、どどど、どういう女の子が……その、す、好きなの?」
マオ(……ルルの様子がおかしいんですケド)
ルル「マ、マオ?」
マオ「えっ?えっと、ごめん。何の話だっけ……?」
ルル「わ、私こそごめんなさい!そ、そうですよね、私の話なんて、き、聞きたくないですよね……」
マオ「そうじゃないよ!!ちょ、ちょっとどうしちゃったのさぁ〜!?」
ニノン「あ、あの……たまたま聞いてしまったんですけど……ルルさんはこ、好みのタイプを聞きたいみたい……です」
マオ「そうなの?」
ルル「マオのバーカ!!」
マオ「ルル!?」
【スキット3.5・Good morning トラウマ】
アニー「ユージーン」
ユージーン「どうしたアニー?」
アニー「あ、あの……さ、さっきはユージーンの体調に気付けなくて……す、すみませんでした!!」
ユージーン「なんだそのことか。突然改まって何を言われるのかと思ったが、それなら俺にも非があるな」
アニー「そ、そんなことありません!!」
ユージーン「いや、あの時秘奥義を使うにしても俺が死にそうな顔をしていればお前は絶対に止めたはずだ。全てが終わった後アニーが責任を負ってしまうと分かっていたのにもかかわらず、だ。だから謝るのは俺のほうだ。すまなかった」
アニー「あ、頭を上げてくださいユージーン!こここ、困ります!」
ユージーン「いや……その……なんだ?実は困ってるのは俺の方なんだが……」
アニー「ユージーンを困らせてしまいましたか!?す、すみません!!」
ユージーン「アニー、とても言い難いのだがその喋り方はやめないか?その、少し前の俺達を思い出してしまってどうも落ち着かないのだが……」
アニー「わ、私の喋り方、へ、変なんですか!?どどど、どうしよう!?」
ユージーン「アニー!頼むからやめてくれ!!アニィィイイイイ!!!!」
フィオナ「……全然効果ないじゃない」
ヒルダ「そうね、トラウマを引き戻すだけだったわね」
【スキット4・灯台下暗し】
マオ「ボクがニノンに甘い?」
ルル「うん」
マオ「そっかな〜?これでもみんなと同じように接してるつもりだヨ?」
テーゼン「つまり擦れ違う女全員に優しく接してる言うんやね?」
マオ「う、うん……?」
テーゼン「最低やな……」
ルル「マオさいてー」
マオ「何で!?」
テーゼン「あんな〜、女の子は皆が皆優しくされたら喜ぶと思うたらあかんよ」
マオ「そうなの?」
テーゼン「そらそうや〜。なかには罵られることで……」
ジン「何教えてんの!?」
ジーク「ウチのルルとマオに変なこと吹き込むな!!」
テーゼン「変なこと?なぁなぁ、変なことって何なん?」
ジン「に、兄さん……」
ジーク「ジン、あとは任せた」
ジン「おい!俺を置いて逃げるなんて卑怯だぞ!!」
テーゼン「あっ、待って〜な〜!ウチにも教えて〜!」
ルル「で?結局マオの好みのタイプってどんな子なの?」
マオ「えっと、そんな話してたっけ?」
ルル「良いから!!」
マオ「う〜ん、そうだなぁ〜……。あんまり考えたことないけど、元気な子と一緒にいられたらきっと楽しいよネ!」
ルル「へ、へぇ〜」
マオ「あれ?またニノンの真似?」
ルル「ち、違うよ!?でも元気な子か〜……難しいなぁ……」
ヒルダ「ねぇ、あれは天然で言ってるの?それともツッコミ待ちなの?」
カイン「残念ながら天然なんじゃないかなぁ……」
【スキット5・働いたら負けとまでは思っていないらしい】
ユージーン「テーゼン、お前の指輪はお前の親友が作ったと言ったな」
テーゼン「確かに言うたなぁ。それがどうかしたん?」
ユージーン「その親友とはどのような人物なのか気になってな。フォルスを御するような指輪を造れるということは軍の科学部門関係者か?」
テーゼン「あの子は軍とは関係あらへんよ。だってあの子引き篭もりやもん」
カイン「簡単に言っちゃって良いの!?そういうのって結構ナイーブな事なんじゃ……」
テーゼン「そうなんよ!あの子めっちゃナイーブやねん!せやかて頭はいいんよ?」
ユージーン「う〜む……そのような有望な人材は是非とも軍に欲しいものだ」
テーゼン「あー絶対無理やと思うわ〜。あの子、絶対に村から出ようとせぇへんもん」
ブライト「一度会うだけ会ってみたらどうだ?」
テーゼン「せやな。あんたらも忙しいみたいやし、全部片付いたら会いに行ってみるとえぇよ」
【スキット6・朱に交われば赤くなる】
ニノン「あ、あのっ……」
ルーベルト「む?何だ?」
ニノン「わ、私の喋り方って、何ていうかその……お、おかしいんでしょうか?」
ルーベト「何故そんなことを聞く?」
ニノン「勘違いかもしれないんですけど、な、何でか私の真似が流行ってるみたいで……」
ルーベルト「ほう?それは確かに謎だな。だが真似されるというのは決して不名誉なことではない。それだけ特徴があるということなのだからな」
ニノン「な、なるほどです!」
ルーベルト「しかし何故俺に聞く?」
ニノン「ルーベルトさんも変わった喋り方なので」
ルーベルト「俺が変わっているだと!?いや待て!それ以前になぜそこだけ流暢(りゅうちょう)に喋れるのだ!?」
ニノン「あ、あれ!?普通に、は、話せてました?」
ルーベルト「……さすが、あいつ等が見込んだだけのことはある。俺に対しての無礼さは奴等に引きを取らんな」
ニノン「本当ですか!?」
ルーベルト「そこは喜ぶところではないわ!!」
ルル「ニノンちゃんを苛めちゃダメ!!」
ルーベルト「ぐはっ!貴様、この俺を殴るとは、処刑台に乗る覚悟はできたようだな……!!」
ルル「そんなに怒鳴ったらニノンちゃんが泣いちゃうでしょ!?それに、オーちゃんはまだ王様じゃないじゃん」
ルーベルト「ぐっ……それはそうだが……」
ルル「これ以上ニノンちゃんを苛めたらジーク兄さんに言いつけるからね!」
ルーベルト「そ、それだけは勘弁してくれ!ここまで来て昼食抜きでは餓死してしまう!」
ニノン「いやっあのっ……違くて……!!」
【スキット7・昨日の敵は今日の友。でも明日は知らない】
ニノン「ル、ルルちゃん……さっきは私のために怒ってくれてありがとう……」
ルル「気にしないで、私は全然平気だから!それより、私のことはルルって呼んでよ!私もニノンって呼ぶから!」
ニノン「ぇえっ!?そ、そんな突然……」
ジン「あれ?ルルのやつニノンにライバル心燃やしてたのに何時の間に仲良くなったんだろ……?」
ヒルダ「相手が敵じゃないことが分かって心を許した……といったところかしらね」
ジーク「うちの妹はそんな変な思考回路はしてねぇよ」
ヒルダ「あら、女ってのは大体そういうことを考えて人付合いをするものよ?試しにアニーにきいてみたら?」
ジーク「いろんな意味で怖くて聞けねぇよ……」
ニノン「……ル、ルル……」
ルル「なぁに?ニノン♪」
ニノン「な、なんか恥ずかしい///」
【スキット8・ギブアンドテイク。そしてテイクアウト】
アニー「あの、ジークさん」
ジーク「な、何だ?」
アニー「……まだ何も言ってないのに何で身構えるんですか?」
ジーク「ニ、ニノンの真似だ!」
アニー「流行ってるんですか?」
ジーク「さぁな」
アニー「……まぁ良いです。それより、お聞きしたいことがあるんです」
ジーク「何だよ?改まって」
アニー「ジークさん、フィオナさんのことで何か悩んでいるんじゃないですか?」
ジーク「な、何でそう思うんだよ……?」
アニー「それは何となくですけど……」
ジーク「医者としての勘か?」
アニー「いえ、女としての勘です」
ジーク(女として……か。ヒルダの言ってたことも強(あなが)ち間違ってねぇのかもな)
アニー「あの、もし本当に悩んでいるんでしたら相談して欲しいんです!ジークさんにはサニィタウンやピピスタで相談に乗ってもらっていますし……何か力になれたらなって」
ジーク「……最近、フィオナが何を考えてんのか分かんねぇんだ」
アニー「え……」
ジーク「前までは結構分かってたんだけど最近全然分からねぇんだ。やっぱり種族が違うと考え方も違うっつうか……」
アニー「そんなことで悩んでいたんですか?」
ジーク「は?」
アニー「あ、ごめんなさい、つい……。でも相手の考えていることが分からないなんてそんなの当たり前じゃないですか」
ジーク「……」
アニー「同じ種族同士だって何を考えてるのかなんて分からないですよね?例えばジークさんはヒルダさんが何を考えているのか分かりますか?」
ジーク「……分かったためしがねぇな」
アニー「そうですよね?だから話すんです。ジークさんに必要なことは考えて悩む時間じゃなくて、実際に話しをする行動力なんじゃないですか?」
ジーク「そうか……そうかもな……!ありがとう、アニー」
アニー「どういたしまして♪」
【Secretスキット】
ジルバ「ユリス、貴様が地上を監視し始めてからかなり経つがまだ見つからないのか」
ユリス「まぁな。こっちはクインシェルも含めて大陸全土を隅から隅までジオラマを眺めるように視てるってのに影すらも見つからねぇ」
ジルバ「ではすでに死んでいるんじゃないか?」
ユリス「それはない。あいつが簡単に死ねるようなやつなら俺もヤツ自身も苦労はしねぇよ。……いや待て。いくら全体を監視していると言ってもそれはフォルスを使って視てるだけだ」
ジルバ「今更な話だな。だがそのフォルスをもってしても見つからないのならば死んだとみて諦めるしかないだろ」
ユリス「いいや、それは違うぞジルバ。何処かに必ず見落としがあるはずだ。この俺様の完璧なフォルスでも視ることができなかった箇所がな。……ヤツはそこにいる!」
ジルバ「……フォルスの影響を受けない場所なら心当たりがある」
ユリス「ククククク……墓穴を掘ったな、ヤコ」
〜続く〜
マオ「ニノンは大丈夫だったの?怪我とかしなかった?」
ニノン「わ、私は皆さんに言われた通りにすぐに宿屋へ避難したので平気でした。でも……皆さんが命がけで戦っているのに私だけ隠れてるなんて……」
ヴェイグ「前にも言ったはずだ、ニノン。戦うことだけが全てじゃない」
ティトレイ「そうだぜ〜ニノン!それにピピスタについたら嫌というほど働いてもらうんだ!のんびりしていられるのも今のうちだけだぜ?」
ニノン「は、はい!頑張ります!!」
ジーク「あんまり力み過ぎても失敗するだけだけどな」
ニノン「む、難しいです……」
ブライト「ジーク!無駄なプレッシャーを与えるんじゃねぇ!!」
【スキット2・可愛いは正義ですから】
ルル「なんかさ〜、マオもジーク兄さんもニノンに甘くない?」
フィオナ「確かに男性陣はみんなニノンに甘いのは分かるけど、ジークのアレって優しいって言えるの?」
ルル「激甘だよ!!」
アニー「でも私はニノンちゃんが皆と馴染めてて嬉しいな」
ルル「それはそうだけど……」
ヒルダ「ま、結局男は可愛い女に弱いってことね」
アニー「そのまとめ方は身も蓋もないような……」
ルル「そっか〜やっぱそうなのか〜」
ヒルダ「都合の良い事にお手本が身近にいるんだから、まずは形から真似てみたら?」
ルル「形?」
【スキット3・真似するならまず形から】
ルル「ね、ねぇ、マオ」
マオ「ん?どうしたの?」
ルル「マ、マオは、どどど、どういう女の子が……その、す、好きなの?」
マオ(……ルルの様子がおかしいんですケド)
ルル「マ、マオ?」
マオ「えっ?えっと、ごめん。何の話だっけ……?」
ルル「わ、私こそごめんなさい!そ、そうですよね、私の話なんて、き、聞きたくないですよね……」
マオ「そうじゃないよ!!ちょ、ちょっとどうしちゃったのさぁ〜!?」
ニノン「あ、あの……たまたま聞いてしまったんですけど……ルルさんはこ、好みのタイプを聞きたいみたい……です」
マオ「そうなの?」
ルル「マオのバーカ!!」
マオ「ルル!?」
【スキット3.5・Good morning トラウマ】
アニー「ユージーン」
ユージーン「どうしたアニー?」
アニー「あ、あの……さ、さっきはユージーンの体調に気付けなくて……す、すみませんでした!!」
ユージーン「なんだそのことか。突然改まって何を言われるのかと思ったが、それなら俺にも非があるな」
アニー「そ、そんなことありません!!」
ユージーン「いや、あの時秘奥義を使うにしても俺が死にそうな顔をしていればお前は絶対に止めたはずだ。全てが終わった後アニーが責任を負ってしまうと分かっていたのにもかかわらず、だ。だから謝るのは俺のほうだ。すまなかった」
アニー「あ、頭を上げてくださいユージーン!こここ、困ります!」
ユージーン「いや……その……なんだ?実は困ってるのは俺の方なんだが……」
アニー「ユージーンを困らせてしまいましたか!?す、すみません!!」
ユージーン「アニー、とても言い難いのだがその喋り方はやめないか?その、少し前の俺達を思い出してしまってどうも落ち着かないのだが……」
アニー「わ、私の喋り方、へ、変なんですか!?どどど、どうしよう!?」
ユージーン「アニー!頼むからやめてくれ!!アニィィイイイイ!!!!」
フィオナ「……全然効果ないじゃない」
ヒルダ「そうね、トラウマを引き戻すだけだったわね」
【スキット4・灯台下暗し】
マオ「ボクがニノンに甘い?」
ルル「うん」
マオ「そっかな〜?これでもみんなと同じように接してるつもりだヨ?」
テーゼン「つまり擦れ違う女全員に優しく接してる言うんやね?」
マオ「う、うん……?」
テーゼン「最低やな……」
ルル「マオさいてー」
マオ「何で!?」
テーゼン「あんな〜、女の子は皆が皆優しくされたら喜ぶと思うたらあかんよ」
マオ「そうなの?」
テーゼン「そらそうや〜。なかには罵られることで……」
ジン「何教えてんの!?」
ジーク「ウチのルルとマオに変なこと吹き込むな!!」
テーゼン「変なこと?なぁなぁ、変なことって何なん?」
ジン「に、兄さん……」
ジーク「ジン、あとは任せた」
ジン「おい!俺を置いて逃げるなんて卑怯だぞ!!」
テーゼン「あっ、待って〜な〜!ウチにも教えて〜!」
ルル「で?結局マオの好みのタイプってどんな子なの?」
マオ「えっと、そんな話してたっけ?」
ルル「良いから!!」
マオ「う〜ん、そうだなぁ〜……。あんまり考えたことないけど、元気な子と一緒にいられたらきっと楽しいよネ!」
ルル「へ、へぇ〜」
マオ「あれ?またニノンの真似?」
ルル「ち、違うよ!?でも元気な子か〜……難しいなぁ……」
ヒルダ「ねぇ、あれは天然で言ってるの?それともツッコミ待ちなの?」
カイン「残念ながら天然なんじゃないかなぁ……」
【スキット5・働いたら負けとまでは思っていないらしい】
ユージーン「テーゼン、お前の指輪はお前の親友が作ったと言ったな」
テーゼン「確かに言うたなぁ。それがどうかしたん?」
ユージーン「その親友とはどのような人物なのか気になってな。フォルスを御するような指輪を造れるということは軍の科学部門関係者か?」
テーゼン「あの子は軍とは関係あらへんよ。だってあの子引き篭もりやもん」
カイン「簡単に言っちゃって良いの!?そういうのって結構ナイーブな事なんじゃ……」
テーゼン「そうなんよ!あの子めっちゃナイーブやねん!せやかて頭はいいんよ?」
ユージーン「う〜む……そのような有望な人材は是非とも軍に欲しいものだ」
テーゼン「あー絶対無理やと思うわ〜。あの子、絶対に村から出ようとせぇへんもん」
ブライト「一度会うだけ会ってみたらどうだ?」
テーゼン「せやな。あんたらも忙しいみたいやし、全部片付いたら会いに行ってみるとえぇよ」
【スキット6・朱に交われば赤くなる】
ニノン「あ、あのっ……」
ルーベルト「む?何だ?」
ニノン「わ、私の喋り方って、何ていうかその……お、おかしいんでしょうか?」
ルーベト「何故そんなことを聞く?」
ニノン「勘違いかもしれないんですけど、な、何でか私の真似が流行ってるみたいで……」
ルーベルト「ほう?それは確かに謎だな。だが真似されるというのは決して不名誉なことではない。それだけ特徴があるということなのだからな」
ニノン「な、なるほどです!」
ルーベルト「しかし何故俺に聞く?」
ニノン「ルーベルトさんも変わった喋り方なので」
ルーベルト「俺が変わっているだと!?いや待て!それ以前になぜそこだけ流暢(りゅうちょう)に喋れるのだ!?」
ニノン「あ、あれ!?普通に、は、話せてました?」
ルーベルト「……さすが、あいつ等が見込んだだけのことはある。俺に対しての無礼さは奴等に引きを取らんな」
ニノン「本当ですか!?」
ルーベルト「そこは喜ぶところではないわ!!」
ルル「ニノンちゃんを苛めちゃダメ!!」
ルーベルト「ぐはっ!貴様、この俺を殴るとは、処刑台に乗る覚悟はできたようだな……!!」
ルル「そんなに怒鳴ったらニノンちゃんが泣いちゃうでしょ!?それに、オーちゃんはまだ王様じゃないじゃん」
ルーベルト「ぐっ……それはそうだが……」
ルル「これ以上ニノンちゃんを苛めたらジーク兄さんに言いつけるからね!」
ルーベルト「そ、それだけは勘弁してくれ!ここまで来て昼食抜きでは餓死してしまう!」
ニノン「いやっあのっ……違くて……!!」
【スキット7・昨日の敵は今日の友。でも明日は知らない】
ニノン「ル、ルルちゃん……さっきは私のために怒ってくれてありがとう……」
ルル「気にしないで、私は全然平気だから!それより、私のことはルルって呼んでよ!私もニノンって呼ぶから!」
ニノン「ぇえっ!?そ、そんな突然……」
ジン「あれ?ルルのやつニノンにライバル心燃やしてたのに何時の間に仲良くなったんだろ……?」
ヒルダ「相手が敵じゃないことが分かって心を許した……といったところかしらね」
ジーク「うちの妹はそんな変な思考回路はしてねぇよ」
ヒルダ「あら、女ってのは大体そういうことを考えて人付合いをするものよ?試しにアニーにきいてみたら?」
ジーク「いろんな意味で怖くて聞けねぇよ……」
ニノン「……ル、ルル……」
ルル「なぁに?ニノン♪」
ニノン「な、なんか恥ずかしい///」
【スキット8・ギブアンドテイク。そしてテイクアウト】
アニー「あの、ジークさん」
ジーク「な、何だ?」
アニー「……まだ何も言ってないのに何で身構えるんですか?」
ジーク「ニ、ニノンの真似だ!」
アニー「流行ってるんですか?」
ジーク「さぁな」
アニー「……まぁ良いです。それより、お聞きしたいことがあるんです」
ジーク「何だよ?改まって」
アニー「ジークさん、フィオナさんのことで何か悩んでいるんじゃないですか?」
ジーク「な、何でそう思うんだよ……?」
アニー「それは何となくですけど……」
ジーク「医者としての勘か?」
アニー「いえ、女としての勘です」
ジーク(女として……か。ヒルダの言ってたことも強(あなが)ち間違ってねぇのかもな)
アニー「あの、もし本当に悩んでいるんでしたら相談して欲しいんです!ジークさんにはサニィタウンやピピスタで相談に乗ってもらっていますし……何か力になれたらなって」
ジーク「……最近、フィオナが何を考えてんのか分かんねぇんだ」
アニー「え……」
ジーク「前までは結構分かってたんだけど最近全然分からねぇんだ。やっぱり種族が違うと考え方も違うっつうか……」
アニー「そんなことで悩んでいたんですか?」
ジーク「は?」
アニー「あ、ごめんなさい、つい……。でも相手の考えていることが分からないなんてそんなの当たり前じゃないですか」
ジーク「……」
アニー「同じ種族同士だって何を考えてるのかなんて分からないですよね?例えばジークさんはヒルダさんが何を考えているのか分かりますか?」
ジーク「……分かったためしがねぇな」
アニー「そうですよね?だから話すんです。ジークさんに必要なことは考えて悩む時間じゃなくて、実際に話しをする行動力なんじゃないですか?」
ジーク「そうか……そうかもな……!ありがとう、アニー」
アニー「どういたしまして♪」
【Secretスキット】
ジルバ「ユリス、貴様が地上を監視し始めてからかなり経つがまだ見つからないのか」
ユリス「まぁな。こっちはクインシェルも含めて大陸全土を隅から隅までジオラマを眺めるように視てるってのに影すらも見つからねぇ」
ジルバ「ではすでに死んでいるんじゃないか?」
ユリス「それはない。あいつが簡単に死ねるようなやつなら俺もヤツ自身も苦労はしねぇよ。……いや待て。いくら全体を監視していると言ってもそれはフォルスを使って視てるだけだ」
ジルバ「今更な話だな。だがそのフォルスをもってしても見つからないのならば死んだとみて諦めるしかないだろ」
ユリス「いいや、それは違うぞジルバ。何処かに必ず見落としがあるはずだ。この俺様の完璧なフォルスでも視ることができなかった箇所がな。……ヤツはそこにいる!」
ジルバ「……フォルスの影響を受けない場所なら心当たりがある」
ユリス「ククククク……墓穴を掘ったな、ヤコ」
〜続く〜
■作者メッセージ
【お返事to雷電さん】
takeshi「ふおおおお!!こんな短いスパンで感想ありがとうございます!!」
チャリティ「雷電さんありがとー!!!」
takeshi「いやぁ冗談抜きで向こう40話後くらいまで誰からも感想はいただけないと思っていたのですごく嬉しいです♪」
チャリティ「ウキウキしちゃうわね☆……ところで、あんた前回「次回はオマケオンリー」とか言ってなかった?」
takeshi「お返事をやらないとは言ってない」
チャリティ「そうよね!」
takeshi「それにオマケオンリーだとロンリーですし」
チャリティ「……はい?」
takeshi「500字オーバーとか気にしなくて大丈夫ですよ雷電さん!もう1000字とか2000字とか好き放題使っちゃってください!でないと感想欄がもったいないので!それに感想への返信欄も別個で欲しいです。本編を書いてからでないと返事を書けないというのは感想をいただいてからのラグが長すぎてすごく失礼!」
チャリティ「はぐらかしたわね……。しかも2000字ってそんなに書く事ないし大変なだけじゃない!」
takeshi「それもそうですね……なんか短編作っても良いですよ?」
チャリティ「ふざけんのも大概にしないさいよね。んで?早速感想の内容だけど、やっぱりニノンを知らない人だっているじゃない」
takeshi「あれれ〜?いやしかしニノンのいる空中庭園ってサイクローグの館のように行かなくてもクリアできる場所なので通らなかったかもしれませんね……」
チャリティ「ていうかあんたもプレイしてた頃は「キノコ取って来いとか旅行記図書館から借りて来いとかパシリにしやがって!!」とか思ってたんでしょ?」
takeshi「お、思ってねーし!とりあえずそんなサブクエを出すキャラクターです」
チャリティ「これ意外だったんだけど、雷電さんってレジェンディアは未プレイだったのね」
takeshi「そうでした!確かにGAYMの時も聞きました!でも大丈夫です!すぐに遺跡船とはおさらばしますし、込み入った設定も使わないので軽い気持ちで読み流してください。どうせオマケですし!」
チャリティ「あんたがそれを言うかね……。ちなみにだけど今のPS3のゲームに慣れてしまった目でTOLをやるのはお勧めしないわよ?」
takeshi「いやそこはテイルズ的に宣伝していきましょうよ」
チャリティ「私空気読めるけど読まない設定だからさ〜」
takeshi「でもTOSが一番な雷電さんならTOLもきっと気に入ると思います!私もTOLが発売されるまではTOSが一番でしたので!いや今もTOSが一番ですけどね?私の中ではSLEがトップ3です」
チャリティ「あれ!?リバースは!?」
takeshi「そんなことより本編の感想ですよ!ギュナルスとの戦闘、熱く書けてましたか!?ここ1ヶ月で最高の褒め言葉ですよ!!」
チャリティ「本人達は寒そうだったけどね。ていうかやっぱり無能力者は弱いってイメージが付いちゃうわよね〜」
takeshi「ふっふっふ、実はそれが計算だったりするんですよ」
チャリティ「はいはい、後からなら何とでも言えるわよね〜」
takeshi「嘘じゃないですよ!?何のために1人だけ無能力者を入れたと思ってるんですか!?こいつなら余裕じゃね?と思わせといて実はそこらへんの能力者のほうがまだマシだったという絶望感をね、作りたかったわけですよ」
チャリティ「へー」
takeshi「しかも雷電さんはやはり話が分かる人ですね!フォルスがないからこそ戦術とか経験を活かして戦うところにロマンがあるんですよね!」
チャリティ「私そういうの分かんないしー。でも秘奥義については雷電さんに同感できるかも」
takeshi「ま、まぁ本編で前衛と後衛の信頼性についてきちんと触れることができているかはさて置き、協力して初めて出せるっていうのは私も貴重だと思います。ていうかね?」
チャリティ「あ、これ語りだすパティーンよ」
takeshi「最近の術技の奥義とか秘奥義とかちゃっちくないですか?え?これ奥義なの?みたいなエフェクトの技とか早口過ぎて最早何言ってるのか分からない秘奥義とか。違うじゃんか!もっとこう秘奥義って特別なものでホイホイ出せるようなものじゃなかったじゃんか!私初めてプレイしたのがシンフォニアだったんですけどね?初めてしいなの秘奥義を出せた時は感動したものですよ!多分今やってもしいなの秘奥義しか出せませんが……。」
チャリティ「えっと、私が進めるわね?なるほど、雷電さんはそういう子がタイプなのね」
takeshi「舞妓さん良いですよね!!」
チャリティ「急に戻ってくんな!」
takeshi「正確には京都美人最高ですよね?舞妓さんだと白すぎてちょっと怖い……。しかしドストライクですか!やったぜ!」
チャリティ「ねぇねぇ私は?雷電さんちっとも私に触れないけど私は?」
takeshi「そんなに瞬きして目にゴミでも入りました?」
チャリティ「う、うるさい!」
takeshi「冬のフォルスさんは結構後になると思うので気長に待っててくださいね〜」
チャリティ「こうなったら人気投票で決着を付けようじゃない!」
takeshi「有権者になってくれる方が1人しかいないのにどうやって付けるんですか……」
チャリティ「くぅ〜〜!!!こうなったらネタばれしてやる!雷電さんが今描いてるであろう四季のフォルスの関係図はそれで合ってるわよ!!テイルズのおきまりみたいなもんよ!!」
takeshi「とまぁそんな感じです!お忙しいのに本当に感想ありがとうございました!更新頑張ります!ではまた〜」
―――オマケ―――
ユーリ「結局いつもと同じ文字数しか残ってねぇじゃねぇか」
パティ「何の話じゃ?」
ユーリ「オマケの出だしで台詞を入れるのって案外気持ち良いな〜って話だ」
カロル「ユーリがロディみたいなこと言い出した……」
『遺跡船・灯台の街ウェルテス』
街人A「ようこそ灯台の街ウェルテスへ!」
セネル「おい、無闇に話しかけるな」
ユーリ「新しい街に来たらなりふり構わず話しかけるのは常識だろ?」
セネル「と言っても、遺跡船にはウェルテスしか街はないけどな」
ジュディス「あらそうなの?」
クロエ「あぁ。だが集落ならさっき行ったモフモフ族の村ともう一つだけあるぞ?」
カロル「それでも3つだけしかないの?」
ウィル「これでも船の上だからな。そう沢山街があっても困るだろう」
リタ「それは言えてるわ」
ラピード「バウ!」
カロル「ところで僕達はどこに向かってるの?」
ジェイ「噴水広場ですよ。そこで落ち合うことになっているんです」
『噴水広場』
シャーリィ「お兄ちゃん!もう警備の仕事は良いの?」
セネル「あぁ、後はフェロモンボンバーズに任せてきた」
パティ「ユーリもなかなかフェロモンがボンバーしておるぞ?」
ユーリ「やめろパティ!何でかそのフェロ何とかって奴等と関わりをもちたくねぇ!」
ノーマ「だったらそんな洗濯を失敗したような服着てないでちゃんとした服着れば?」
エステリーゼ「違います!これは洗濯を失敗したんじゃありません!ユーリは新しい服を買えないから小さい頃買ってもらった服を今もそのまま着てるだけなんです!!」
ユーリ「エステル……てめぇはてめぇで俺の胸元をそんな風に見てたのか……!」
ノーマ「あ……なんかごめん」
ユーリ「気ぃ遣って謝るんじゃねぇ!言っておくが全部違うからな!!」
グリューネ「みんな揃ったのだし、お姉さん早くお願いごとを書きたいわぁ〜」
ジュディス「どういうこと?」
グリューネ「この葉っぱにお願いごとを書くの。その後その葉っぱを川に流すと願いが
叶うって言われてるような……言われてないような?」
ジュディス「ずいぶんと曖昧なのね」
モーゼス「セの字、メロンとスイカが会話しちょるぞ!」
セネル「俺に振るな。この後のオチが目に見えて分かる……」
クロエ「……クーリッジ?どことどこを見てるんだ?」
シャーリィ「……お兄ちゃん?」
セネル「ほらな……」
ジェイ「簡単に説明すると星祭というのは各々の願い事を木の葉に書いて川に流すお祭りのことです。折角遺跡船に来たのですから、皆さんも書いていってはどうですか?」
ユーリ「ふぅ〜ん、願い事ねぇ」
フレン「もしこれに『当日は晴れますように』と書いたら数日後に災害級の台風が接近したりしないだろうか?」
ウィル「あれは嫌な事件だったな……」
シャーリィ「で、でも結局大したことなかったんだから良かったじゃないですか!もしかしたら『あのお願い』のおかげかもしれませんよ?」
リタ「それは流石に楽観しすぎじゃない?」
カロル「できた!」
ユーリ「何て書いたんだ?カロル先生」
カロル「ちょ、ちょっと願いが大きすぎるかもしれないけど……」
リタ「いいから見せなさいよ!」
カロル「ぁあっ!勝手に見ないでよぉ!!」
リタ「別に良いじゃない減るもんじゃないし!どれどれ?『ナンと目が合う回数が増えますように』」
ジュディス「カロル……」
カロル「な、何だよ!?どうせだったら大きな願いごとしたって罰は当たらないでしょ!?」
フレン「そうだね、大きな夢や目標を持つことは素晴らしいことだと思うよ」
カロル「だよねだよね!」
ユーリ「だったらナンと付き合えま……」
エステリーゼ「ユーリしー!です!カロルにとってはあれが幸せなんです!」
ユーリ「お、おう……そうか」
ジェイ「ちなみに、『家族がほしい』とか『友達がほしい』等と書く人はお笑いの才能があるそうですよ?」
リタ「うっ……」
エステリーゼ「ちょっリタ!?何で破くんです!?」
リタ「べ、別にもう叶ってる願いを書いても意味が無いと気付いただけよ!!」
モーゼス「ちゅうか、ワレも書くんか?」
ラピード「バウ!」
フレン「言っておくが、あんまりラピードを舐めないほうがいい」
ユーリ「こいつは達筆だからな」
モーゼス「何じゃと!?」
ラピード「バウ!」
モーゼス「お、おう、ちょっと待っちょれ!嬢ちゃん!弘法の筆を貸してやってくれんか!」
シャーリィ「良いですけど……モーゼスさん字が書けるんですか?」
モーゼス「ワイと違う。この犬ころが貸せ言うちょるんじゃ。って、ワイかて字くらい書けるわ!!」
ユーリ「お前ラピードの言いたいことが分かるのか?」
モーゼス「猛獣使いじゃからな!」
ジェイ「そういえばそんな設定でしたね」
ラピード「バウ!」
モーゼス「おうできたんか?どれどれ……」
ノーマ「どったの?」
モーゼス「読めん」
ノーマ「モースケの頭じゃやっぱ無理か〜。しょうがないな〜、ここは世界で唯一古国語が読めるこのあたしが読んであげようじゃないの〜」
モーゼス「この葉っぱを見てくれ……どう思う?」
ノーマ「すごく……肉球です」
ユーリ「おっ、ラピード綺麗に押せたじゃねぇか」
フレン「さすがだねラピード。達筆すぎて僕達には読めないよ」
ユーリ「エステルは何て書いたんだ?」
エステリーゼ「私は『全ての人々が幸せに暮らせますように』と書きました」
ユーリ「普通だな」
フレン「そういうユーリは何て書いたんだい?」
ユーリ「俺はこれだ。『もっと強いヤツが現われますように』」
ジュディス「あら、奇遇ね。私も同じような内容だわ」
エステリーゼ「2人はサ○ヤ人かなんかです?」
ポッポ「ジェイ〜!調整が終わったキュ〜!」
ジェイ「ありがとうポッポ」
クロエ「ジェイ、まさか光跡翼の調整をポッポにやらせたのか?」
ジェイ「えぇ、そうですけど?」
エステリーゼ「動物虐待です!こんな可愛い(声はおっさんみたですが……)生き物を働かせるなんてどうかしています!」
ジェイ「それはあなたの価値観の問題でしょう。ポッポはメカニックに強いんですよ」
ポッポ「エッヘンだキュ!」
セネル「強い……のか?」
ウィル「よし、光跡翼へ行くぞ」
〜続く〜
takeshi「ふおおおお!!こんな短いスパンで感想ありがとうございます!!」
チャリティ「雷電さんありがとー!!!」
takeshi「いやぁ冗談抜きで向こう40話後くらいまで誰からも感想はいただけないと思っていたのですごく嬉しいです♪」
チャリティ「ウキウキしちゃうわね☆……ところで、あんた前回「次回はオマケオンリー」とか言ってなかった?」
takeshi「お返事をやらないとは言ってない」
チャリティ「そうよね!」
takeshi「それにオマケオンリーだとロンリーですし」
チャリティ「……はい?」
takeshi「500字オーバーとか気にしなくて大丈夫ですよ雷電さん!もう1000字とか2000字とか好き放題使っちゃってください!でないと感想欄がもったいないので!それに感想への返信欄も別個で欲しいです。本編を書いてからでないと返事を書けないというのは感想をいただいてからのラグが長すぎてすごく失礼!」
チャリティ「はぐらかしたわね……。しかも2000字ってそんなに書く事ないし大変なだけじゃない!」
takeshi「それもそうですね……なんか短編作っても良いですよ?」
チャリティ「ふざけんのも大概にしないさいよね。んで?早速感想の内容だけど、やっぱりニノンを知らない人だっているじゃない」
takeshi「あれれ〜?いやしかしニノンのいる空中庭園ってサイクローグの館のように行かなくてもクリアできる場所なので通らなかったかもしれませんね……」
チャリティ「ていうかあんたもプレイしてた頃は「キノコ取って来いとか旅行記図書館から借りて来いとかパシリにしやがって!!」とか思ってたんでしょ?」
takeshi「お、思ってねーし!とりあえずそんなサブクエを出すキャラクターです」
チャリティ「これ意外だったんだけど、雷電さんってレジェンディアは未プレイだったのね」
takeshi「そうでした!確かにGAYMの時も聞きました!でも大丈夫です!すぐに遺跡船とはおさらばしますし、込み入った設定も使わないので軽い気持ちで読み流してください。どうせオマケですし!」
チャリティ「あんたがそれを言うかね……。ちなみにだけど今のPS3のゲームに慣れてしまった目でTOLをやるのはお勧めしないわよ?」
takeshi「いやそこはテイルズ的に宣伝していきましょうよ」
チャリティ「私空気読めるけど読まない設定だからさ〜」
takeshi「でもTOSが一番な雷電さんならTOLもきっと気に入ると思います!私もTOLが発売されるまではTOSが一番でしたので!いや今もTOSが一番ですけどね?私の中ではSLEがトップ3です」
チャリティ「あれ!?リバースは!?」
takeshi「そんなことより本編の感想ですよ!ギュナルスとの戦闘、熱く書けてましたか!?ここ1ヶ月で最高の褒め言葉ですよ!!」
チャリティ「本人達は寒そうだったけどね。ていうかやっぱり無能力者は弱いってイメージが付いちゃうわよね〜」
takeshi「ふっふっふ、実はそれが計算だったりするんですよ」
チャリティ「はいはい、後からなら何とでも言えるわよね〜」
takeshi「嘘じゃないですよ!?何のために1人だけ無能力者を入れたと思ってるんですか!?こいつなら余裕じゃね?と思わせといて実はそこらへんの能力者のほうがまだマシだったという絶望感をね、作りたかったわけですよ」
チャリティ「へー」
takeshi「しかも雷電さんはやはり話が分かる人ですね!フォルスがないからこそ戦術とか経験を活かして戦うところにロマンがあるんですよね!」
チャリティ「私そういうの分かんないしー。でも秘奥義については雷電さんに同感できるかも」
takeshi「ま、まぁ本編で前衛と後衛の信頼性についてきちんと触れることができているかはさて置き、協力して初めて出せるっていうのは私も貴重だと思います。ていうかね?」
チャリティ「あ、これ語りだすパティーンよ」
takeshi「最近の術技の奥義とか秘奥義とかちゃっちくないですか?え?これ奥義なの?みたいなエフェクトの技とか早口過ぎて最早何言ってるのか分からない秘奥義とか。違うじゃんか!もっとこう秘奥義って特別なものでホイホイ出せるようなものじゃなかったじゃんか!私初めてプレイしたのがシンフォニアだったんですけどね?初めてしいなの秘奥義を出せた時は感動したものですよ!多分今やってもしいなの秘奥義しか出せませんが……。」
チャリティ「えっと、私が進めるわね?なるほど、雷電さんはそういう子がタイプなのね」
takeshi「舞妓さん良いですよね!!」
チャリティ「急に戻ってくんな!」
takeshi「正確には京都美人最高ですよね?舞妓さんだと白すぎてちょっと怖い……。しかしドストライクですか!やったぜ!」
チャリティ「ねぇねぇ私は?雷電さんちっとも私に触れないけど私は?」
takeshi「そんなに瞬きして目にゴミでも入りました?」
チャリティ「う、うるさい!」
takeshi「冬のフォルスさんは結構後になると思うので気長に待っててくださいね〜」
チャリティ「こうなったら人気投票で決着を付けようじゃない!」
takeshi「有権者になってくれる方が1人しかいないのにどうやって付けるんですか……」
チャリティ「くぅ〜〜!!!こうなったらネタばれしてやる!雷電さんが今描いてるであろう四季のフォルスの関係図はそれで合ってるわよ!!テイルズのおきまりみたいなもんよ!!」
takeshi「とまぁそんな感じです!お忙しいのに本当に感想ありがとうございました!更新頑張ります!ではまた〜」
―――オマケ―――
ユーリ「結局いつもと同じ文字数しか残ってねぇじゃねぇか」
パティ「何の話じゃ?」
ユーリ「オマケの出だしで台詞を入れるのって案外気持ち良いな〜って話だ」
カロル「ユーリがロディみたいなこと言い出した……」
『遺跡船・灯台の街ウェルテス』
街人A「ようこそ灯台の街ウェルテスへ!」
セネル「おい、無闇に話しかけるな」
ユーリ「新しい街に来たらなりふり構わず話しかけるのは常識だろ?」
セネル「と言っても、遺跡船にはウェルテスしか街はないけどな」
ジュディス「あらそうなの?」
クロエ「あぁ。だが集落ならさっき行ったモフモフ族の村ともう一つだけあるぞ?」
カロル「それでも3つだけしかないの?」
ウィル「これでも船の上だからな。そう沢山街があっても困るだろう」
リタ「それは言えてるわ」
ラピード「バウ!」
カロル「ところで僕達はどこに向かってるの?」
ジェイ「噴水広場ですよ。そこで落ち合うことになっているんです」
『噴水広場』
シャーリィ「お兄ちゃん!もう警備の仕事は良いの?」
セネル「あぁ、後はフェロモンボンバーズに任せてきた」
パティ「ユーリもなかなかフェロモンがボンバーしておるぞ?」
ユーリ「やめろパティ!何でかそのフェロ何とかって奴等と関わりをもちたくねぇ!」
ノーマ「だったらそんな洗濯を失敗したような服着てないでちゃんとした服着れば?」
エステリーゼ「違います!これは洗濯を失敗したんじゃありません!ユーリは新しい服を買えないから小さい頃買ってもらった服を今もそのまま着てるだけなんです!!」
ユーリ「エステル……てめぇはてめぇで俺の胸元をそんな風に見てたのか……!」
ノーマ「あ……なんかごめん」
ユーリ「気ぃ遣って謝るんじゃねぇ!言っておくが全部違うからな!!」
グリューネ「みんな揃ったのだし、お姉さん早くお願いごとを書きたいわぁ〜」
ジュディス「どういうこと?」
グリューネ「この葉っぱにお願いごとを書くの。その後その葉っぱを川に流すと願いが
叶うって言われてるような……言われてないような?」
ジュディス「ずいぶんと曖昧なのね」
モーゼス「セの字、メロンとスイカが会話しちょるぞ!」
セネル「俺に振るな。この後のオチが目に見えて分かる……」
クロエ「……クーリッジ?どことどこを見てるんだ?」
シャーリィ「……お兄ちゃん?」
セネル「ほらな……」
ジェイ「簡単に説明すると星祭というのは各々の願い事を木の葉に書いて川に流すお祭りのことです。折角遺跡船に来たのですから、皆さんも書いていってはどうですか?」
ユーリ「ふぅ〜ん、願い事ねぇ」
フレン「もしこれに『当日は晴れますように』と書いたら数日後に災害級の台風が接近したりしないだろうか?」
ウィル「あれは嫌な事件だったな……」
シャーリィ「で、でも結局大したことなかったんだから良かったじゃないですか!もしかしたら『あのお願い』のおかげかもしれませんよ?」
リタ「それは流石に楽観しすぎじゃない?」
カロル「できた!」
ユーリ「何て書いたんだ?カロル先生」
カロル「ちょ、ちょっと願いが大きすぎるかもしれないけど……」
リタ「いいから見せなさいよ!」
カロル「ぁあっ!勝手に見ないでよぉ!!」
リタ「別に良いじゃない減るもんじゃないし!どれどれ?『ナンと目が合う回数が増えますように』」
ジュディス「カロル……」
カロル「な、何だよ!?どうせだったら大きな願いごとしたって罰は当たらないでしょ!?」
フレン「そうだね、大きな夢や目標を持つことは素晴らしいことだと思うよ」
カロル「だよねだよね!」
ユーリ「だったらナンと付き合えま……」
エステリーゼ「ユーリしー!です!カロルにとってはあれが幸せなんです!」
ユーリ「お、おう……そうか」
ジェイ「ちなみに、『家族がほしい』とか『友達がほしい』等と書く人はお笑いの才能があるそうですよ?」
リタ「うっ……」
エステリーゼ「ちょっリタ!?何で破くんです!?」
リタ「べ、別にもう叶ってる願いを書いても意味が無いと気付いただけよ!!」
モーゼス「ちゅうか、ワレも書くんか?」
ラピード「バウ!」
フレン「言っておくが、あんまりラピードを舐めないほうがいい」
ユーリ「こいつは達筆だからな」
モーゼス「何じゃと!?」
ラピード「バウ!」
モーゼス「お、おう、ちょっと待っちょれ!嬢ちゃん!弘法の筆を貸してやってくれんか!」
シャーリィ「良いですけど……モーゼスさん字が書けるんですか?」
モーゼス「ワイと違う。この犬ころが貸せ言うちょるんじゃ。って、ワイかて字くらい書けるわ!!」
ユーリ「お前ラピードの言いたいことが分かるのか?」
モーゼス「猛獣使いじゃからな!」
ジェイ「そういえばそんな設定でしたね」
ラピード「バウ!」
モーゼス「おうできたんか?どれどれ……」
ノーマ「どったの?」
モーゼス「読めん」
ノーマ「モースケの頭じゃやっぱ無理か〜。しょうがないな〜、ここは世界で唯一古国語が読めるこのあたしが読んであげようじゃないの〜」
モーゼス「この葉っぱを見てくれ……どう思う?」
ノーマ「すごく……肉球です」
ユーリ「おっ、ラピード綺麗に押せたじゃねぇか」
フレン「さすがだねラピード。達筆すぎて僕達には読めないよ」
ユーリ「エステルは何て書いたんだ?」
エステリーゼ「私は『全ての人々が幸せに暮らせますように』と書きました」
ユーリ「普通だな」
フレン「そういうユーリは何て書いたんだい?」
ユーリ「俺はこれだ。『もっと強いヤツが現われますように』」
ジュディス「あら、奇遇ね。私も同じような内容だわ」
エステリーゼ「2人はサ○ヤ人かなんかです?」
ポッポ「ジェイ〜!調整が終わったキュ〜!」
ジェイ「ありがとうポッポ」
クロエ「ジェイ、まさか光跡翼の調整をポッポにやらせたのか?」
ジェイ「えぇ、そうですけど?」
エステリーゼ「動物虐待です!こんな可愛い(声はおっさんみたですが……)生き物を働かせるなんてどうかしています!」
ジェイ「それはあなたの価値観の問題でしょう。ポッポはメカニックに強いんですよ」
ポッポ「エッヘンだキュ!」
セネル「強い……のか?」
ウィル「よし、光跡翼へ行くぞ」
〜続く〜