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ゼルダの伝説 空間の無響

XI

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  • あらすじ
  • 01 序章 〜プロローグ〜
  • 序章 〜プロローグ〜

    息が荒くなる
    当然である、山の頂上からふもとまで502m
    94往復目なのだ
    額から流れる汗が頬を伝わり地に落ちる
    わずかに濡れた地面は一瞬で渇きを取り戻す
    炎天下の100往復はあまりにもキツイが自分で作ったメニューだ
    ここまで来て諦める訳にもいかない
    ラストスパートを全力で走り抜けた
    ここはデリグラの南東に位置するモロニ村
    人口は42人と周りの村より少し多い
    まだ夏になったばかりだが異常に暑い
    長老は「デリ」と「グラ」(デリグラ語で「光」と「闇」)
    のバランスがおかしくなったのかもしれないと言うが
    正直信じられないそんなのが実在するなんて
    クールダウンに森をランニングする
    風が心地いい
    のんびり走っていると先に黄色い球を見つけた
    近ずくとそれは妖精だった
    ぐったりとしている
    途切れそうなか細い声で「たすけてぇぇ」と言った
    やさしくゆっくりと手に乗せた
    ゆらさないように注意して家へ戻った

    11/08/21 19:17 XI   

    ■作者メッセージ
    すいません文字ばっかです・・
    アニメとか漫画で一人言説明とかが
    「なんでしゃべってんの」ってなっちゃうので
    登場人物が2人以上になるまでしゃべらせませんでした
    もうしわけありません
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