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ダブルクロスThe 3rd Edition【Hate and pain】

NANA

INDEX

  • あらすじ
  • 01 セッション準備編
  • 02 トレーラー紹介&PC紹介1
  • 03 PC2紹介
  • 04 PC3紹介
  • 05 PC4紹介
  • 06 オープニングフェイズ1&2
  • 07 オープニングフェイズ3&4
  • 08 ミドルフェイズ1
  • 09 ミドルフェイズ2
  • 10 ミドルフェイズ3
  • 11 ミドルフェイズ4&5
  • 12 ミドルフェイズ6(前編)
  • 13 ミドルフェイズ6(後編)
  • 14 ミドルフェイズ7(前編)
  • 15 ミドルフェイズ7(中編)
  • 16 ミドルフェイズ7(後編)
  • 17 ミドルフェイズ8
  • 18 ミドルフェイズ9
  • 19 クライマックスフェイズ1
  • 20 クライマックスフェイズ2
  • 21 クライマックスフェイズ3
  • 22 クライマックスフェイズ4
  • 23 クライマックスフェイズ5
  • 24 クライマックスフェイズ6
  • 25 バックトラック&エンディングフェイズ1
  • 26 エンディングフェイズ2
  • 27 エンディングフェイズ3
  • 28 外伝・月の決意(リラさん誕生日作品)
  • 29 外伝・月の決意2(リラさん誕生日作品)
  • 30 外伝・月の決意3(リラさん誕生日作品)
  • ミドルフェイズ6(前編)


     ミドルフェイズ6 シーン11〈いざ! 潜入作戦!〉
     シーンプレイヤー 闇代月


     《シーン登場》
     凍矢1D→8 48%→56%
     月1D→5 67%→72%
     空1D→5 56%→61%
     翼1D→8 57%→65%


    グラッセ「うーん、ダイスボーナスは欲しかった」

    ツバサ「大丈夫、支援すればあっという間だよ!」

    クウ「さーて、それじゃやっていくか」

    ムーン「おうよ! このイベントこなして、陸を抹殺だー!」



     真夜中となった闇を照らすのは、頭上に輝く月と人工で作った電灯。
     この時間でも都会はざわついているが、オフィスが立ち並ぶ区域では人はおらず静まり返っている。
     そんな場所の高層ビルの近くに、明らかに社会人ではない四人が集まっていた。

    月『…さて、いよいよだな』

    翼『セキュリティの情報では、この時間帯は警備もある程度手薄になってるよ。忍び込むなら今だね』

    空『………宿主』

    凍矢『空さ…蒼空さん?』

    蒼空(いるんだろ、出て来いよ)

     そう声を掛けると、夜の闇に混じってコツコツと足音が響く。
     四人に近づいてきたのは、帽子を深く被り直した狭間だった。

    狭間『おや、気づいていましたか?』

    月『誰だ、お前?』

    狭間『初めまして。私、UGN諜報部に所属している祐嗣狭間と申します。そこの何でも屋と共に闇代家の疑いを調べています』

    凍矢『まさか、UGNに闇代家の情報を流したのはあんたか!?』

    狭間『いやー、そう怒らないでくださいよ。私にも仕事を全うする義務がありますからね』

    凍矢『それは…!』

    翼『何この人、滅茶苦茶胡散臭いんだけど…』

    狭間『そんな事ないですよー? あなた方、この施設に潜入して闇代陸と直接会いたいのですよね? 僭越ながら、私がお手伝いして差し上げますよ』

    月『…お前、何が目的だ?』

    狭間『さあ、ご想像にお任せします? そうそう、七雲空さん…契約、忘れないでくださいね?』

    空『ああ、分かってるよ』

    蒼空(…そっちそこ、俺が言ったことを忘れるな)

    狭間『ええ、もちろん』

    月『待ってろよ…陸!』



    GM「それではFS判定を開始する。今回のレギュレーションはこれだ」


     【巨大企業施設に侵入せよ】 終了条件5ラウンド経過
     判定【肉体】 難易度7 最大達成値30 進行値25
     支援判定〈知覚〉


    GM「尚、FS判定の詳しい説明は【Dual Trigger編】の最後に載せています。読まなくてもあらかた分かるように書いてはいますが、詳しく知りたい方はそちらからお読みください」

    ムーン「【肉体】か…それなら、俺と空が得意だな」

    クウ「とは言え、進行値が増えれば判定が変わるからな。臨機応変に進めていくぞ」

    グラッセ「いざとなれば俺のエフェクトを使って支援するよ」

    ツバサ「ボクも支援エフェクト持ってるから、いざって時は任せて!」

    GM「そうそう。このFS判定に失敗した場合、次のシーンで君らに悪影響を及ぼすとだけ伝えておこう。さて、ここで君らが手に入れたNPCをカードとして提出するよ」


     NPCカード『祐嗣狭間』
     1ラウンドに1回だけ、判定で出した達成値に+3する。


    クウ「これは便利だな。胡散臭いけど」

    SM「実力はあるって事ですよ。それでは、FS判定を始めて行きましょう」


     第1ラウンド


    GM「まずはセットアッププロセス。PC順に行動を宣言して貰うが、使えるのは翼だけだね」

    ツバサ「《戦術》を使えば、ボク以外のダイスは増えるけど…浸食率が嵩むからなぁ。宣言はなし、このままいくよ」

    GM「では、次にハプニングチャートだ。今回は6人いるから――6面ダイスで振る人を決めようと思う。どうかな?」

    グラッセ「中々面白そうですね」

    クウ「ダイスで決めるから恨みっこ無しって考えだな。ま、俺もそれでいいぜ」

    GM「では、この判定では6面ダイスで振る人を決めるよ。1:凍矢、2:月、3:空、4:翼、5:GM、6:SMと行こう。ではコロっと」


     1D6→3 空


    クウ「俺がハプニングチャートを振るんだな。よーし、行くぜ!」


     1D100→1(こともなし。修正は特にない)


    全員『『『っ!!?』』』

    GM「え? アレ、見間違い…!? 何で100面で1出すの? クトゥルフなら最強のクリティカル何で今ここで出すのねぇ?」

    クウ「ってか、1出して修正なしかよ…!」

    ムーン「ってか本当にお前のダイスどうなってんだよ!? こいつ何なんだよ!?」

    ツバサ「と、とにかく進めよう! こんな事で動揺しちゃいけないよ!」

    GM「そ、そうだな。それではイニシアチブ…は誰も使えないから飛ばしの作業で、まずは翼だ」

    ツバサ「【肉体】だから、ボクは待機するよ。空さん、月、ここはよろしく!」

    GM「では、順番を飛ばして空からだ」

    クウ「俺の番だな。俺は堅実に素振りしておくぜ。ダイスボーナス付いてるから、6個のダイスだ」


     【肉体】難易度7
     6D→15 成功


    クウ「よし、クリティカル。これで進行値は2点獲得だ!」

    SM「では、進行値2になりましたので、イベント発生です。
     あなた達はビル内に侵入しました。内部は何十層のフロアとなっており、そこから目当ての部屋を探さなければなりません。
     以降、判定を〈知覚〉に変更となります。難易度はそのままです」

    GM「次は月の番だ」

    ムーン「くっそ、【感覚】は低いんだよ…仕方ない、ここは待機するぜ」

    GM「では順番を飛ばし、凍矢の番だ」

    グラッセ「俺は〈知覚〉の技能を持っているので、このまま挑戦します」


     〈知覚〉難易度7
     3D+1→16 成功


    グラッセ「よし、俺もクリティカル! これで進行値は4ですね」

    GM「では、順番を飛ばした月からだ」

    ムーン「俺は…ここは翼に支援判定するかな? だが、どっちみち〈知覚〉なんだよなぁ…ええい、ダイスボーナスあるし駄目元で挑戦だ!」


     〈知覚〉難易度7
     3D→6 失敗


    ムーン「イチタリナイー!」

    ツバサ「月、狭間使いなよ。ボクは余裕があるから大丈夫」

    ムーン「そ、そうか? なら、ここで狭間を使うぜ!」

    GM「なら、達成値9で成功。進行値は1点入るよ」


    月『えーと…? ここがこれで…お、エレベーター発見!』

    狭間『駄目ですよ。潜入している身でエレベーターなんて使ったら、我々の存在が露見されます。ここはあちらの階段を使った方がよろしいかと』

    月『チッ、そう簡単じゃないか…』


    ツバサ「さて、いよいよボクの番だ。もちろん、素振りで挑戦するよ!」


     〈知覚〉難易度7
     7D+1→10 成功


    ツバサ「よし、どうにか成功! これで進行値2点獲得!」

    SM「では、進行値が7になったのでイベント発生です。
     あなた達は目的の場所に目星をつけ、奥に進んでいきます。しかし、途中で大量の警備ロボットに遭遇してしまった。どうにかして排除しなければ先に進めなさそうです。
     以降の判定を〈攻撃技能〉に変更。難易度は9に上がります」

    GM「全員の行動が終わった。クリンナッププロセスの処理は特にないから、次のラウンドだ」


     第2ラウンド


    GM「ここからは少し省略して進めていくよ。セットアップの宣言無し。ダイスを振ろう」


     1D6→5 GM

     1D100→40(破滅的不運。このラウンド中に行う進行判定は全てクリティカル+1される)


    四人「「「「GMの鬼ーーーーーーっ!!!!!」」」」

    GM「うるせー!! 何で僕がダイス振るとこうなるんだよ!?」

    SM「警備ロボットがあなた達に気づき、警報を鳴らして大量の増援が来てしまった…と言う感じですね。セットアップは…誰も宣言なしなので終了。メインプロセスに進みます。それでは翼からどうぞ」

    ツバサ「うう…攻撃技能だから《コンセントレイト》使えるけど、今の状況じゃどうにもできない…。ここは空さんに《解放の雷1》を発動させて増えた分のC値を下げて援護するよ! 浸食率69%! あ、GM。攻撃力も上がるけどボーナスにならない?」

    GM「そうだね…なら戦闘イベントに関しては、攻撃力分は達成値に上乗せと言う形で行こう」

    ツバサ「やった!」


    翼『空さん! ボクの力使って!』

    蒼空(すまない、翼!)

    空『それじゃ、暴れるとしますか!』


    クウ「俺の番だな。俺はマイナーで《赫き剣3》だけ使う。メジャーで《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃2》だ! ダイスは9、攻撃力10、C値8、浸食率は68%だ!」

    ツバサ「ここで《支援射撃3》発動! 浸食率71%!」


     〈戦闘技能(白兵)〉難易度9
     12D+3+10(C値8)→39 成功


     大量の警備ロボが通路を犇く中、空は手の中にいつもの大剣とは少しサイズが小さい長剣を作り出す。

    空『邪魔なんだよぉ!!』

     翼から貰った雷の力を刀身に宿し、周りのロボットを一刀両断する。
     他のロボが空にカメラを向ける。が、そのカメラは翼の放った弾丸によってレンズが割られてしまった。


    クウ「よし、最大達成値分獲得で進行値4点ゲットだな。HPは24に減った」

    GM「進行値は11だね。さあ、次は凍矢の番だ」

    グラッセ「俺もマイナーは放棄。月に《戦乙女の導き1》を使います! 浸食率は58%!」


    凍矢『ムーン! 俺の力使って!』

    月『サンキュ、グラッセ!』


    ムーン「俺の番だ! マイナー…と言いたいが、浸食率が問題だからやめておく。メジャーで《コンセントレイト2:バロール》、《漆黒の拳2》を使う! ダイス11個、攻撃力2、C値9、浸食率77%!」


     〈戦闘技能(白兵)〉難易度9
     11D+5+2(C値9)→23 成功


     凍矢から力を貰い、月は拳に暗黒の力を宿す。

    月『てめえら、俺の邪魔をするなぁぁぁ!!!』

     ダン、と力強く足踏みし、近くにあるロボットを思いっきり拳でぶん殴る。その衝撃で他のロボを巻き添えに吹っ飛ばす。
     次々とロボは床を転がり、互いにぶつかり合い、壁に叩きつけられていった。


    ムーン「これで3点獲得。合計14点だな」

    SM「進行値が12を超えたので、イベントになります。
     警備ロボットを薙ぎ払い、更に上のフロアへ進んだあなた達。ですが、各スペースから人の話し声や足音が聞こえてきます。ここから先に進むためには、彼らに見つからないように隠れながら、やり過ごさなければならないでしょう。
     以降の判定を〈知覚〉に変更。難易度はそのままです」


     第3ラウンド


     セットアップ 宣言無し

     ハプニングチャート
     1D6→1 凍矢

     1D100→4(こともなし。修正は特にない)


    グラッセ「…このダイスどうなっているんだ?」

    GM「クウに続いて、グラッセまでクトゥルフではクリティカル判定だぞこれ…」

    ツバサ「さて、ボクの番だね。【感覚】判定なら任せろー!」


     〈知覚〉難易度9
     7D+1→8 失敗


    ツバサ「こ、こんな所で!?」

    クウ「折角だし、狭間使うか? これで2点は獲得出来るだろうし」

    ツバサ「そ、そう? じゃあ、お言葉に甘えて…」


    狭間『っ、ちょっと!』

    翼『うわっ!? もご!?』

     通路の角を曲がろうとした瞬間、急に狭間に腕を引かれて口を塞がれる。
     思わず身じろぎしていると、奥から話し声が聞こえる。話し声はこちらに近づき…そのまま通り過ぎたのか小さくなった。

    狭間『危ない危ない。もう少しで見つかる所でしたよ』

    翼『あ、ありがとう…』


    ツバサ「これで進行値は全部で16点だね」

    クウ「俺の番だな…俺は念の為待機しておくぜ」

    ムーン「なら、俺と凍矢で空に支援判定するぜ。あ、GM。俺の《獣の直感》を使って人の気配を調べる事は可能か?」

    GM「ふむ。判定の達成値に+2で認めよう」

    グラッセ「俺の使えるイージーは…ないや。このままいきます」

    ムーン「行くぜ、パワーを空に作戦だ!」

    グラッセ「いいですとも!」


     支援判定〈知覚〉 難易度9
     月3D+2→10 成功
     凍矢3D+1→10 成功


    グラッセ「よし、これで空さんの達成値に6上乗せです!」

    クウ「それじゃ、俺も素振りで行くぜ!」


     〈知覚〉難易度9
     5D+7→12 成功


    クウ「低い! 何でダイス目の最大値で5が出るんだよ!」

    ツバサ「せ、成功はしたから…」

    GM「これで進行値は18点。進行イベントは発生しない。クリンナップ終了、次のラウンドに進もう」

    16/10/28 02:06 NANA   

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