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ドラゴンクエストモンスターズα 魔を以って魔を制す、

デロリン・デ・ローデ

INDEX

  • あらすじ
  • 01 第一話 旅立ちの日に
  • 02 第二話 ジュエルシード?
  • 03 第三話 レベル10、開放す…
  • 04 第四話 セカンド・インパクト
  • 05 第五話 死神の夜明け
  • 第四話 セカンド・インパクト

     しばらく変な空間が続いた。そして、その状態が終わると、昨日とは対照的に暗く、狭い場所に出た。
    「果たして、ここはどこなのか?次週、待望の最終回へと……」
    「?何を言っている。ここは危険だ。早く出るぞ」
     ゴーレムの…ドンが道と思わしき道を行く。
     果たしてその道が合っているのかは、果てしなく怪しいところだ。
    「なあ、この道で本当に大丈夫か?」
     悶々としているのはいやなので本人(?)に聞いてみる事にした。
    「ああおそらくはな。私はこう見えても洞窟出身だからな。この手の地形なら任せてもらおう」
     意外だな。なんか頭が良さそうな感じがしたから、てっきり人里で生まれたものだとばかり思ってた。人(?)は見かけによらないな。
     まあ、ともかくとして。それなら何とか出られそうだ。
     そしてしばらく、道無き道を行く事数分(十分以上掛かったかな?)。出口を見つけた。道中、魔物に出くわす事は無かった。ドン曰く、『ここは魔物にあまり好まれない地形』らしい。
     出口を見つけたのは良いのだが……なかなか洞窟から出られずにいた。外を見ると、何ともグロテスクな光景が広がっていた。
    「グャャァア!!!!」
    「ギャァシュァャ!!!」
     でっかい鳥が、大きい虫をわしづかみにしながら食べているのを見てしまった。
    「なんだ…」
    「ありゃあ…ひくいどりとグリーンワームだな。ひくいどりのほうは腹が減ってるっぽいから、いまは関わり合いにならない方がいいな…」
     無論、俺も食事中や食後に関わりたいとは思わないが、そういう問題では無く…何というか…その…グロい。
    「まあ、あいつがいなくなるまでここでただ待ってるっていうのも、なあ…」
    「ちょ、ちょっと!何する気!?」
     ああ、そういえば居たのか。全然喋らないから存在を忘れていた。
    「ふふふ…それは………!!お前が考えろ!!」
     ビシッ!!と指を指した。俺に。
    「なに!?お、俺か…え、え〜と…」
    「翔。しばらく奴の食事は時間が掛かると見た。ならば私が少し横穴を掘り、早々に脱出するのがよいのでは?」
     助け船を出してくれたのかと思いきや、脱出法を出してくれるとは。いや、ある意味助け船と言えるかもしれないが。
     そんな方法で出て良いのかと疑問だが、まあ使える物は使っておく事にしよう。
     気づかれないように少し奥に戻る。そして、ドンが壁に勢いよくせいけんづき!!
     バン!!と勢いよく壁が砕ける。どうやら壁が薄かったらしく、一発で貫通した。
     洞窟を出ると(正規ルートではないが)目の前には森が青々と茂っていた。
    「今度は森か……やれやれ」
     どこぞから台詞を拝借させてもらう。憂鬱になりたいのはこっちの方だ。
     仕方ない。諦めるとするか。

     洞窟もそうだが、森というものは素人が何の装備も、知識も持ち合わせていない状態ではいると迷ってしまう事がある。俗に遭難という奴だ。
     そして、俺は普通の学生だった。今はM・Mでもあるが。確かに通っていた学校が山奥だったり、住んでいる場所が田舎であるならば問題はないだろう。しかし、俺はそのどちらにも当てはまる事はないため、そのうち白骨化してしまうのだろう。
     流石にそれはないとしても、かなり面倒だ。
     っていうか今思ったが、どうにかさっきの鳥を仲間に入れていた方が良かったのでは?
     俺一人分ぐらいなら乗れるだろうし、別に乗らなくても町を見つけてもらえる。しくじったな。
     またしても歩く事十分ちょい。デジャヴと言う現象にある夏休み以来、久しぶりに出会った。
    「ふはははは!よく来たな、私がこの世界の魔王だ!……?な、なぜ貴様、魔物を連れている…?」
     どうしてと聞かれてもなんて答えていいのか分からないので、とりあえずここはスラッシュにパス。
    「ええっ!えと…僕達は、この人間と一緒にいて……そう!強くなるために一緒に居るんだ!」
     完全に今思いついただろ。
     それはともかくとして、前回は地面から生えていたのに対して……今度は正反対に空を飛んでやがる。
     しかもなんか今度は得物を持ってるな。知識はないが、おそらく両刃剣だと思う。
    「あれはガーゴイルだよ。みんな、動きが早いから気をつけて!!」
     っていうかこっちは全員素手じゃねえか!!勝てんのか?まあいい。
    「よし、えっと…ドンとマーリンはどれぐらい強いのかわからんから…よし、とりあえずこの場は任せた!!スラッシュ、お前は待機してろ。危なくなったらお前の出番だ!!」
     とりあえず戦力把握はこれからも重要だろう(適当)。いつまでこんな事するか分からないしな。
    「へっ!こんぐらい俺一人で十分だ。おっさんは下がってな。…って、おい!」
     おお。岩で出来るからてっきり遅いと思ったが…まるで忍者だな。
     あっという間に背後に立ってホールドアップ。そのまま…え〜、何だっけ?たしかジャーマンポテトとかそんな感じの名前の技を掛けやがった。
     その一撃で頭を強打した…ガーゴイルは頭を抱えながら動かなくなり、霧散していった。
    「さて、と。これでまた終わりか…しかし前回もそうだが、魔王という割に大したこと無いな」
     まあこいつらが強すぎるという線もあるのだが。
     ん?さっきまでガーゴイルが居たところに何か落ちてるぞ?
    「なんだ?これは…」
     それを拾ってみると蒼い例のブツ……ではなく、形は同じだが色がオレンジなものが有った。とりあえず取っておこう。
     さてと、一時間も掛かってない冒険はこうして幕を閉じた……
    「…………ん?どうした?何が起こっている…?」
     前回のようにすぐ戻らないぞ?何でだ?
     そういえばこの前かえってこれたのはラッキーとかそんな話をしたな…
    「ってことは……!」
     いやいや、まさかそんな事があるはずがない。冷静に考えるんだ。クールダウン。もう一度。クールダウン。
     落ち着いて深呼吸を、いち、に、さん……よし!こまったときは…
    「なあスラッシュ。帰るにはどうしたら良いんだ?お前ならなんか知ってんだろ?」
     期待の眼光で激しく睨みつけてはいるが、いまは緊急事態。表情に気を配っている余裕はない。
    「えっと…たしか『天馬の羽根』っていうのが有れば帰れたはずだけど…結構レアみたいだから早々見つかる物じゃないよ?」
    「そ、そうか…ガクッ」
     そんなのが都合良く手に入るわけもない。だったら他の方法を探すしかないな。
     とりあえず村にでも着かないと、野宿する事になったら嫌だからな。

     森はかなり深そうなのでやや早歩きであるくこと五分程度。
     案外森は浅く、すぐに出られたが、地平線まで見える荒野に出た。荒野というよりも荒れ地と言ったようがいいかもしれない。
     ただっ広い平地で、方角も分からずに歩みを進める。そしてそこから二十分ぐらいたったか、そのぐらいで異変は起きた。
    「いてっ!」
     俺は一応はマスターなので、戦闘を歩いていると、後ろからスラッシュの悲鳴(?)が聞こえた。
    「大丈夫か?どういた?」
    「なんか踏んじゃったみたいで……」
     どれどれ…地面をよく見ると、そこには石ではなく、針のような物が転がっていた。
    「?なんでこんな所に針なんかが落ちてるんだ。あぶないなぁ…」
     一応拾っておこう。ひょいと針を持ち上げる。
     するとどうした事か。針が光り出したと思ったら、なんか覚えのある感覚に包まれた。

    これは……


     感覚は本の五、六秒だったが、それが終わると目の前にはほんの一時間前の光景が広がっていた。
     つまりはこういうことだ。
    「よし!もどった〜!!」
     あまりのことに歓喜した俺はまず最初にツグミの元へと向かった。

    「…ほんとにあんたはよく私の所に来るわね……そろそろ呆れてくるわ」
     悪かったな。それよりもまた聞きたい事があるんだ。
    「聞きたい事って、何よ?」
     俺は先ほど入手したオレンジ色の物体を見せる。するとツグミの反応は意外な物だった。
    「……初めて見るけど、これも欠片みたいだから…たぶん旅の扉になる…と思うんだけど…」
     自信なさげに答える。こいつにも分からない事があるらしい。正直ほっとしたような気分だ。
    「早速、試してみる?」
    「いや、今日は遠慮しとこう。また明日頼むわ」
     このとき、後に遅らせたのは俺の中で何かがあったからだ。妙な胸騒ぎが…これには何かがあるんじゃないか。これは使っちゃダメじゃないのか、と。俺自身が、俺に訴えかけてくる。
      これは一対……?

    12/05/15 14:16 デロリン・デ・ローデ   

    ■作者メッセージ
    こんにちは〜みんなのアイドル、デロリンさんの到着でーす♪

    最近棒麻雀ゲームを買ってやっています。嶺上開花とかをよくやられますねww
    ほかにはwiiでスマブラオンラインとか、、、

    今回の話ではなんかいろいろフラグが立ってますね……
    まあそれは次回でわかるということで、待っていてください!!
    できればそのうちオリ小説も疲労したいのですが…残念ながらここではできないですねwゲームでは無いので

    今回の小説にはwordでの文書校正をしていないので、五時が混じっている可能性が大です。
    そのため、気がついてもがんばって呼んでください!!

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