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TOWレディアントマイソロジー3 is リズバージョン

NANA

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  • TOWレディアントマイソロジー3 is リズバージョン

     ―――これは、危機に瀕した世界を救う光を纏うディセンダーの物語…。



     の、筈だった。



    「さて、と。今回の仕事も、これで終わり!――って、ちょい待てぇぇぇ!!!」

     物語の始まりとなる、ルパーフ山脈。そこで突如グラッセのツッコミが響き渡った。

    「何で男の俺がカノンノポジション!? そして何で服もカノンノなの!? そして大剣なんて扱えるか!! てかもう色々ツッコミしたいのに多すぎるわー!?」

     今回はそう言うネタだ。諦めろグラッセ…グラッセちゃん♪

    「おい地の分!!! あとがきで上級魔法…いや、魔術放ってやるからな!!! インディグネイションって魔術ぶちかましてやるからなぁぁぁ!!!」

     まあまあ。ほら、みあーげてーごらんー。君の大切なリズが飛んでいるよ。

    「飛んでいるって…正確にはまだ光の球体の状態で山頂に降り立とうとしているんでしょ」


    「ひゃっほー!!」(光に包まれた状態で空を滑空している)


    「本当に飛んでるー!!?」

    「あ、いたいた! グラッセー!!」

    「この時点ではお前まだ記憶喪失状態だし俺とも会っていないだろうがー!!! てか俺の所に飛んでくるなー!!」

    「だって、面倒なんだもん。それにしても似合ってるわねー、その服!」

    「面倒とか似合ってるとか言うなぁ!!」

     …えー、こうして謎の少女リズと出会ったグラッセは、彼女を自分の所属するギルド・アドリビトムへと案内したのでした。


    「私はアンジュ・セレーナ。あなたの話を聞いてもいいかな?」
    「えーと…私はリズ・ヴァノイズ! 別の世界ではキーブレード使いでノーバディだけど、この世界では記憶喪失です!」
    「メタ発言するなぁ!! 折角のテイルズとのコラボだぞ、お願いだからもうちょっとオブラートに包んで!?」
    「そ、そう…記憶がないなら、どこに行っていいのかも分からないよね。記憶が戻るまで、ここに置くのは構いません。でも、話を聞く限り体力には自信がある様だし、働いてもらいましょうか」

     こうして、リズはアドリビトムの一員となる。

    「クラトス・アウリ「魔神剣!!!」ぐはぁああ!!?」
    「リズ、いきなり何してるの!?」
    「私の前世が告げているんだ、こいつはボコボコにしないと駄目だって!!!」
    「前世って何!?」
    「ど、どうしたんで「魔神連牙斬!!!」うぎゃああ…何しやがるんだてめ「お前はクラトスと同罪じゃあ!!! 一発本気で殴られても構わないと私の本能が断言してるんじゃあああ!!!」ちょ、ぎゃああああああああ!!?」
    「キャー!? エミルー!?」
    「本能って何!? お前はどんなテレパシーを受信したんだー!?」

     次々と増える仲間達。

    「あたしは、ナナリー・フレッチ。家事と弓の使いならお手の物さ」
    「ハイハイ、ヨロシク〜。私は、ハロルド・ベルセリオス。大天才科学者よ♪」
    「ちょうど良かった! 人手は、もっと必要だと思ってたの。と言うのも…うちに入ったばかりの新入りの所為で、ここの男達が一人と一匹を除いて全員病院に入院する羽目になっちゃってね…!!」
    「その新入りって、あそこで正座させられてる子〜?」
    「うう…足が痺れた…!」
    「リズ? 正座解いていいなんて誰が言ったかしら?」(グッ!)
    「ハ、ハイイイィ!!! ごめんなさーい!!!」


    「これでいいかな。部屋は、ここを使ってちょうだいね…はぁ」
    「ど、どうしたんだい、溜息なんかついて? そうそう、連れの紹介もしないとね」
    「俺は、ロイド。ロイド・アーヴィング。よろしくな」
    (また病院送りの人が増えるな)
    (そろそろ男性入団お断りの張り紙作らないと…)
    「ふーん、ロイドって言うんだ! 私はリズ、よろしくね!」
    「おう、よろしくな!」
    「「えええええええええええぇ!!?」」
    「リズぅ!? 何でロイドと仲良さげなのぉ!?」
    「そうよ! ギルドに入ろうとして来る男性を毎回ボコボコにしては病院送りにしてるでしょ!!」
    「え? だってロイドは仲良く出来そうじゃない!」
    「「どんな基準で男を選んでいるんだ(のよ)!?」」

     そんな日々の中で、やがて少女は自身の正体を知る事となる。

    「私がディセンダーなんてね…でも、そう考えるとどうして私に記憶がないのか、人を助けた不思議な力も納得するのよ」
    「リズ…」
    「あー…だけど、この力を無意識に使うのだけはどうにかしたいわね。だって、私が助けた奴って全員人間の男だぞ? 心入れ替えるとか言ってたけど、あんな奴ら魔物にさせたままで良かったのに。てか襲われて食われてしまえば良かったのに…クソ、世界樹め。どうせならディセンダーの力を私が自由に使えるように改良しろっての」
    「最初の台詞が台無し!!! もはや悪役の台詞だぞそれぇ!!!」

     彼女が自分の正体に気づいた時、世界で様々な敵意が襲い掛かる。

    「クレアァ!!!」
    「リズ…」
    「ようこそ、アドリビトムの諸君――って、おや? ヴェイグはどうしたんだい?」
    「あ? ヴェイグ? そいつならとっくの昔に切り刻んだ後に海に蹴落としたわ」
    「はあぁ!!? 僕の許可なく勝手にそう言う事しないでくれないかい!!? てか、何でパーティメンバーにヴェイグとスパーダがいないんだよ!!?」
    「ヴェイグなんてね、クレアクレアクレアクレアバカみたいにうるさいし付きまとってる奴よ? クレアが困ってるだろうと(勝手に)判断して二度と戦えない身体にしてやったまでよ。あとスパーダ、って言うかロイド達以外の男は信用ならないから全員ヴェイグ同様にぶちのめしたまでだ」
    「ふざけるなぁ!!! 人の台詞をパクっただけでなく、勝手にヴェイグまで倒して…!! ヴェイグは僕が倒すと決めていたんだ!! ええい、だったらこの女は用済みだ、殺して「させる訳ねぇだろぉ!!! 瞬迅剣!!!」ぬぅお!?」
    「クレアは助けた! ロイド、ゼロス、グラッセ! 大事なクレアに手をかけた男は生きて返すな、何が何でもここで抹殺しろぉ!!!」
    「おうよ!」
    「俺様も女性を攫う奴は見過ごせないねぇ。スパーダの分まで、てめぇを倒してやるよぉ!!!」
    「ハッ! ヴェイグがいないのは残念だが、君がいた事には感謝しようリズ。一名変態がいるが、僕の敵じゃない。全員嬲り殺してやるよぉ!!!」
    「(ブチィ!!)誰が変態じゃああああ!!! 出でよ、神の雷!! 黒焦げと化せやぁ、インディグネイション!!!」
    「私も行くぞぉ!!! こいつで死ねぇ!!! 冥空斬翔剣!!!」
    「うぎゃあああああああああ!!! こんちくしょうがぁぁぁ!!!!!」
    「…ゼロス、俺達の出番なかったな」
    「それ言ったら終わりだぜ、ハニー…」


    「ぶるあああああ!!! さぁ、俺の渇きを満たして――」
    「じゃっかましいわ!!! この変態ストーカー青タイツ筋肉ダルマがぁ!!! コハクから伝授した砕心脚で天の彼方までぶっ飛べやぁぁぁ!!!(ドガァン!!!)」
    「ぶるああああああ!!?」(キラリーン!)
    「蹴り一つで吹き飛ばしたー!?」


    「ラザリス。お前の言う通り人間は気に食わない、この世界の人間は確かにクズで生きている価値の無い奴らばかりだ…だがそれでも少しだけでも希望に満ちているヒトは居る、その人たちを守るために私は戦うんだ!」
    「いやお前、その希望に満ちた人(男性だけ)を容赦なく潰していただろ!!!」
    「私ほど私欲に満ちたディセンダーは居ないだろう、だからこそ開き直ってやる!」
    「開き直るくらいなら次に来る男のメンバーを入れさせろぉ!!! 女と動物ばかりで俺の居場所がないんだよぉ!!!」
    「大丈夫だ、お前はそう…あれだ、身体は男だけど心は女だろ」
    「俺オカマになった覚えねぇよ!!!! それ以前に誰が女じゃあああ!!!!」
    「……お前ら、僕の事忘れてないか?」

     そして、決戦へと歩み出す。

    『そなたはディセンダー。光を奪わず、全てのものに光を分け与える者。可能性はそなたの中にある。どんな未来でも望め。そして、望んだ以上は未来を手に入れろ!』
    「分かってるよ、ニアタ…私の望む未来はたった一つ。私の世界ルミナシアとラザリスの世界ジルディアが手を取り合う事。この世界の女性と人間でない種族の為に――そしてジルディアだけでなく数多の種族と女子供を利用して蔑んで来た人間の男を私自身の手で滅ぼす日の為に、私はこのルミナシアを守って見せるっ!!!」
    『……これまで数多くのディセンダーを見送ってきたが、ここまで不安になった事は一度としてなかった…』
    「だ、大丈夫だよ…たぶん…」


    「やめろ! やめろおおおおおおおおおっ!!!」
    「ラザリス!?」
    「なんだ、あの姿は…!!」
    『調和を見失っておる。混沌へ向かう力となったか…行け、ディセンダー。未来を紡いでこい! そなたの欲する未来を創れ!!』
    「言われなくても!!! これが最後だ、全力を尽くすぞ!! グラッセ!! ロイド!! コレット!!」
    「ああっ!!」
    「もちろんだ!!」
    「私達の、未来のためにも!!」

     死闘の末――ラザリスは倒れ、ルミナシアのディセンダーが勝利を収める。

    「生命の場。あそこで行けるのは、そなた。ディセンダーのみだ」
    「行くんだな…」
    「ああ、ちょっと未来を創りに行くよ。すぐに戻るから、ロックスと一緒にフルーツタルト作って待っててよ!」
    「相変わらずだな、リズ…絶対、戻って来いよ?」
    「もちろん!」
    「あと、どさくさに紛れて人間の男性だけこの世界から消すような真似もするなよ?」
    「す、する訳ないじゃないアハハハハ…!!」
    「やっぱりする気だったかぁ!!! 頼むから闇落ちして帰ってくるなよ、もしやったら世界樹ごとディバイン・ジャッジメントぶちかますからなぁ!!?」
    「は〜い…」

     全てが終わり、世界に平穏が戻る――

    「ロックス…、あのさ…リズ…、まだ戻って来ていないかな?」
    「ええ。あの方は、まだ…でも、戻ってきてくれますよ。きっと…」
    「そうだな…約束、したもんな」

     ヒュ〜〜〜〜〜…ズガァン!!!

    「はわわわわわわわ…!! ヒッ…、ヒト…!? ヒトがぁぁぁぁぁぁ…!!」
    「リズ!! 戻って来たんだなっ!!」
    「いたたたた…! グラッセ、ただいま!」
    「お帰り、リズ!! 帰って来てくれて本当に、良かった…ううっ…!!」
    「戻ってくるって約束したでしょ――あ、そうそう。これお土産!」

     ドサッ(黒焦げとなったダオスとユグドラシルを乱暴に甲板に投げる)

    「「………エ?」」
    「いやー、戻ってくる途中で隠しダンジョンに寄り道してたんだけど、ディセンダーが現れなかった所為で種族が滅びたとか変な因縁ついてきたから嫌って程ぶちのめしてきたわ。特にその白タイツは殺しても殺したりない気分になるから、グラッセの魔術で凍らせて深海に沈めといてー」
    「いやああああああああああああぁぁぁ!!!!!」
    「坊ちゃまぁ!!? 泣いて逃げる気持ちは分かりますが、はしたな過ぎますー!!!」


     ―――こうして、ディセンダーの破天荒な日々は続く…。



                             終わり、というか終われ

    17/05/02 21:09 NANA   

    ■作者メッセージ
    ナナ「と言う訳で一話キッカリのリラ様の為の今年の誕生日プレゼントでした。お互いにテイルズシリーズをやっていたので、今年は『テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3』のネタでやってみました。では、ここからアトガキに」

    リズ「冥空斬翔剣!!!」

    グラッセ「インブレイスエンドォ!!!」

    ナナ「ほぎゃああああああああああああ!!?」

    リズ「あんたぁ!!! 憧れていたテイルズの作品に参加出来たって言うのに私のあの性格は何じゃぁぁ!!?」

    グラッセ「そして女装とか男が少なすぎるとか俺の扱いが酷過ぎるだろぉ!!!」

    ナナ「イヤマテ…コ、コレニハギャグヨリオモイフカイワケガ…!!」

    グラッセ「言い訳なんざ誰が聞くかぁ!!! 行くよ、リズ!!!」

    リズ「決着を付けさせて貰うわ、絶命奥義!!!」

    グラッセ「舞散れ!!!」

    ナナ「ちょ!? その秘奥義は!?」

    リズ&グラッセ「「イニュメラブル・ワウンドォ!!!」」

    ナナ「ベルセリアの協力秘奥義じゃねーかぁぁぁ!!? 何で武器違うのに使えるんだぁぁぁ!!? うぎゃあああああああああ!!?」


     *大ダメージを受けた為、回復までしばらくお待ちください…。このテロップも久々に使うな…。


    ナナ「え〜…まずは先に、ここまで読んでくださった読者の皆様方に説明しなければならない事があります。
     今回『テイルズオブシンフォニア』以外の人間の男性キャラに、思いっきりリズが誹謗的な言葉を浴びせましたが、物語の構成上やキャラの設定でそうせざる負えない事になりましたので、あえてこのように描写させていただきました。出来る限りギャグを盛り込んで緩和するように頑張りましたが、不快な気持ちになりましたならここでお詫びを申し上げます。本当に申し訳ありません…。
     決して私もリラさんもテイルズの男性キャラが、ひいてはテイルズシリーズが嫌いな訳ではありません。そしてリズが一方的に悪く言っただけで、悪役のように悪い部分だけ存在する訳ではありません。どうか分かって頂ければと思ってます…」

    リズ「んで、何で私をあんな性格で書いた、あぁ?」

    ナナ「だって…リラさんから、リズはシンフォニアメンバーの男性(クラトス除く)と人間でない種族と女子供には優しい設定で、人間の男性メンバーは結構陰湿で拒絶して潰す感じでお願いしますって言われたんだもん」

    グラッセ「女は分かるが、子供はマオとかジェイとかいても病院送りにしてるよな?」

    ナナ「いやぁ…だって、15歳のカイルとリオンもアウトなんだよ? だけど、流石にそこを付くとほとんどの男性メンバーが二十歳超えてないから許容範囲になるでしょ? 本当はそうした方が良かったんだろうけど……あえて、そこにツッコミはせずに種族が人間の男性メンバーは除外と言う形にしました。
     と言うか、書いてる途中でリラさんにリズは本来どんな設定なのか聞いたら『アドリビトム設定ならばリズは数百歳設定で恋人をミトス(ユグドラシル)に殺されたため男性不信に陥っており、ロイドの母に頼まれロイドを見守っていた女性って言う感じ』と言われたんですよ…」

    リズ「…は?」

    グラッセ「ちょっと待てぇぇぇ!!! リズの恋人って誰だぁぁぁ!!?」

    ナナ「あんただよ、グラッセ。あんた以外に誰がいる? まあ、そんな設定を詳しく聞いた時は既に事前情報(女尊男卑)だけで下書きを書いていたから、リズをディセンダー。グラッセをカノンノポジションで書いていたんだよ。流石にその時にリラさんの設定組み込むと1からやり直しになるので、リラさんに許可取って私が事前に考えた設定でこうして書き上げました」

    グラッセ「俺テイルズの世界ではリズと結ばれてる設定なのに殺されて死んでるのかよぉぉぉ!!!?? なんじゃこの報われなさ!!! ってかあのクソ作者、26日のあとがき覚悟しとけ!!! テイルズで養った魔術と秘奥義ぶちかましてやるぅぅぅ!!!」

    リズ「私も協力するわよ!!! あいつ前回の誕生日作品(*詳しくは【時空の狭間の物語】&リラさんの番外編【血縁シリーズのおまけと言う名の…】を参照)のリクエストの件で処刑したのをもう忘れたかぁ!!! 一歩間違えれば人の親友を殺され、とんでもない年上にされる設定になりかけたし、テイルズキャラの男性達ディスる性格に仕立て上げたあのボケカス作者を骨まですり潰してくれるわぁぁぁ!!!」

    ナナ「あー、二人とも。今年は様々な都合で私のみがリラさんの作品を書くって話になったんだよ…残念だが、私の誕生日に君達の作者に断罪は出来ない。諦めてくれ」

    グラッセ「フ、フフフフフ…!!! そうかそうか…大丈夫、俺達には本編のアトガキがある…!!!」(スチャ)

    リズ「そこでうちの作者は全力で潰すとして…まずはあんたをボコボコにして発散してくれるわぁぁぁ!!!」(ジャキン!!)

    ナナ「おいぃ!!? オーダー聞いただけなのに完全にとばっちりぐぎゃあああああああああああ!!!??」


     *作者が再び秘奥義級の攻撃を喰らっていますので、ここからはちまちまと作り上げたネタをお送りします。


     入団審査・エクシリア版

    アンジュ「え〜…ではこれから、アドリビトムの人員確保に向けてのギルドメンバーの審査を始めます……方法は簡単、リズが受け入れればクリアです…」

    グラッセ「すみません、アンジュさん…!」

    リズ「んじゃ、入って来て〜」

     ガチャ――

    ミラ「ミラ・マクスウェルだ。ふむ、ここがギルドと言う場所か」

    ジュード「ジュード・マティスです。えーと、ここにみんなの履歴書を「鳳凰天駆!!!」うわぁあああ!!? 履歴書が燃やされた!!!」

    リズ「精霊なら男でも受け入れよう、だがその他は信用ならん、特にそこのアルヴィンとか言う胡散臭い男は論外だっ!」

    アルヴィン「はぁあ!? 一目あっただけで何でこうも言われるんだぁ!?」

    ティポ「でもー、この子の言う事は当たってるよねー」

    エリーゼ「アルヴィンの事分かるなんて、凄いです…!」

    リズ「とにかく、ミラ・エリーゼ&ティポ・レイアは合格。ローエンって奴は食えない男だし、ジュードもいらん、とっとと全員帰れ!!」

    ジュード「待ってよ!! 僕はミラの力になりたいんだ、一緒に「驟雨双覇斬!!!」うわああああああああ!!!??」

    リズ「あぁん!!? てめえみたいな人間が精霊であるミラの力になんてなれる訳ねーだろぉ!!! どうせ大方、そこのアルヴィンのようにいい人のフリしてミラを利用するつもりだろぉ!!! そんなに力になりたいならここで死ねぇ!!! 主人公はミラ様一人で十分、添え物のお前の出番なんてどこにもないんだよぉぉぉ!!!」

    グラッセ「リズゥゥゥ!? 相手はエクシリアの誇る主人公だぞぉ!!! そして貴重なツッコミ役だぞぉ!!! 頼むから殺すな俺にツッコミ役をぉぉぉ!!!」

    レイア「え、えーと…!」

    ローエン「ふむ…どうしましょうか?」

    アンジュ「……全員、帰って頂戴…!!!」(頭押え)


     入団審査・エクシリア2版

    アンジュ「気を取り直して、次に行きましょう…入ってどうぞ」

     ガチャ――

    ルドガー「初めまして。俺はルドガー・ウィル・クルスニクと申し、ます…」

    エル「ルドガー、駄目だよ! ちゃんとあいさつしないと、またお仕事クビになっちゃうよ!」

    ルドガー「さっき病院に搬送されたジュードを見たら尻込みしたくもなるだろっ!!」

    ミュゼ「あらあら。こういうのは度胸が必要なんでしょ?」

    分史ミラ「全く、だらしないわねぇ…ガイアス、ルドガーに男らしい所を見せて頂戴」

    ガイアス「…こ、このギルドに入れてくれ、にゃー…」(顔をルルで隠しながら)

    ルル「みゃ〜お」

    分史ミラ「ルルを出せばいいってもんじゃないでしょ!? てか、全く男らしくない!!」

    リズ「………」

    グラッセ「リ、リズさん?」

    リズ「…ルドガー、だっけ?」

    ルドガー「あ、ああっ!!」

    リズ「あんたって何か、幸薄そうね…」

    ルドガー「へっ!?」

    リズ「そうね〜…近い未来に仕事クビになって痴漢扱いされて兄が指名手配されて物凄い借金抱えて近所から腫物扱いされて就職先で使いっパシりにされていずれは次々と家族をその手で殺しそう感じがする」

    ルドガー「う、ううっ…うわあああああああああああああん!!!!」(号泣&逃走)

    エル「ルドガー!? どこ行くのー!?」(追いかける)

    リズ「あ、その猫はいるけどあんたはいらない。てかあんたが納める国で本当に民を幸せに出来ると思ってるの? 結局は人を殺して勝ち取ったんだろ? 戦争する気なんだろ、そうだよ今ここで王のあんたを倒せば国の女子供は助かるんだ「グラッセ!!」「アブソリュート!!」うぎゃあ!!!」(氷漬け)

    アンジュ「リズゥ!!! 勝手な想像で一国の王を暗殺しようとしないで頂戴っ!!!」

    グラッセ「すみません、あなた達もお帰り下さい…!!!」

    分史ミラ「そうさせて貰うわ…」


     入団審査・ゼスティリア版

    グラッセ「アンジュさん…これ、意味があるんでしょうか…?」

    アンジュ「言わないで…! 私としては、何としてでも男手が欲しいのよ…! 次、どうぞ」

     ガチャ――

    スレイ「へー、ここがバンエルティア号…!! 文献で見て来たとおり、凄い船だ!!」

    ミクリオ「ああ、これだけ高テクノロジーにも関わらず、昔から存在した遺産とも言えるべき船…ギルドに入ったら心置きなく調べたいな、スレイ!!」

    グラッセ(…何か、どこかで見た事あるような行動をしてる人が来た…)

    ロゼ「はいはーい。ギルド・セキレイの羽から来ました、ロゼでーす。えーと、あたしを含めてこのギルドに移籍したいのは、スレイ・アリーシャ・ミクリオ・ライラ・エドナ・デゼル、あとザビーダね」

    ザビーダ「ちょっとロゼちゃん、俺様の紹介だけ雑じゃない!?」

    アンジュ(商人ギルドに入ってるだけあって、話がスムーズね…後はリズが認めればいいんだけど…)

    リズ「ふむ…スレイ・アリーシャ・ロゼ以外の奴は“天族”って言うのね」

    ライラ「はい、そうです。本来、私達の存在は認識出来ないのですが…どうやらこの世界ではどなたでも認識出来るみたいですね」

    リズ「なら、スレイ以外は全員合格よ! あ、でも仲間は大切にしろよ? 真の仲間とか言い出したら火山に投げるからな?」

    ロゼ「あ、あはは…何かよくわからないけど、気を付けます…」

    アリーシャ「真の仲間? どう言う意味なのだ?」

    ザビーダ「あー、アリーシャちゃんは知らなくて良い事じゃねーかなぁ?」

    デゼル「とにかく、移籍は出来そうだな」

    スレイ「ちょっと待って!? 何で俺は駄目なの!? 俺もこの船調べたいのに!!」

    エドナ「スレイ、本音が出てるわよ」

    リズ「あ? 人間だから…いや、それ以前に人間の分際で天族目線で語る貴様が許せないんだよ!!! ちょーっと特別な存在だからって調子に乗って平気で人を見下して…だから人間って種族は愚かなんだよ!! 男は碌な思考してねぇんだよ!!! そこに直れ、貴様のような奴はテイルズファン代表して私が直々に抹消を――!!!」

    アンジュ「光翼聖断煌!!!」

    リズ「にぎゃああああああああああああああああぁ!!!??」

    グラッセ「イノセンスRの秘奥義使ったーーーー!!?」

    アンジュ「ごめんなさーい。今日の所はお引き取り願って貰ってよろしいかしらぁ?」(黒笑)

    スレイ「は、はい…!!」

    アリーシャ「失礼した…!」


     入団審査・ベルセリア版

    アンジュ「次が最後ね…! ああもう、こっちは何が何でも男手が欲しいのに…!!」

    リズ「別に男なんていらないじゃない。ロイドとジーニアスとゼロスとユージーンがいるんだから、それでいいでしょー?」

    グラッセ「何で俺抜けてるの!? こんな格好だけど、俺は女じゃないんだぞ!!!」

    アンジュ「圧倒的に女性の数が多くてバランスが取れません!! それにゼロスの所為でセクハラ未遂が何件も起きているのよ!!」

    リズ「ゼロスのセクハラなんて、しいながどうにかしてくれるじゃん。てか、この世の人間の男なんて滅びろ、主人公だろうが人気上位だろうが存在の価値なんて何一つな「聖なる翼をあなたに…」もう黙りますから連続で秘奥義しないでくださいお願いしますぅ!!!」

    グラッセ「…次、入ってくださーい…」

     ガチャ―――

    ベルベット「何であたしがこんな所に…」

    マギルゥ「良いではないか、ベルベット。ギルドに入るのも、一つの経験じゃ」

    アイゼン「ああ、ここがバンエルティア号か…!! 船内に漂うこの香り、この材質、まさに古代の生きた化石だ…!!」

    グラッセ(んんっ、何かさっきの二人組より濃い人がやってきたぞ!?)

    エレノア「もう、アイゼンったら。私達がやってきた目的を忘れないでください」

    ライフィセット「えーと、すみません。僕達、訳合ってここのギルドに入りたいんですけど…」

    アンジュ「私としては全然構わないのだけど、男の人は彼女の許可がなくちゃ入れないの…」

    リズ「ふむ…あんたとアイゼンって奴、人間じゃないのね」

    ロクロウ「ほう、ライフィセット達が聖隷だって分かるのか? まあ俺も、『業魔』って言う化け物なんだがな!」

    エレノア「ロクロウ、どうしてそんな話を今ここでするんですか!? ええと違います、今のは彼なりの冗談で…!!」

    リズ「お前、人間じゃないのか! ならよしっ!」(親指を立てる)

    エレノア「ええええええぇ!!?」

    リズ「うん、人間じゃないのなら全員合格だ!! これからよろしく、ベルベット!!」

    ベルベット「言っとくけど、慣れ合う気はないからね。ここに入るのは、あくまでもあたしの復讐の為なんだから」

    リズ「復讐の為、か…同じ復讐心を持つ者として、気持ちは凄く分かるわよ。うん」

    エレノア「ちょ、ちょっと待ってください! 私が言うのも何ですが、本当にこんな人達をギルドに入れてもよろしいのですか!?」

    アンジュ「男手が来るのならもう何でもいいわ!!!」(号泣)

    グラッセ「やっと…やっと男が来たぁーーーーーーっ!!!」(号泣)

    アンジュ「長かったわね、ここまで…っ!!! うう、うっ…!!」(号泣)

    ライフィセット「ねえ、エレノア…どうしてこの人達泣いてるの?」

    エレノア「さ、さぁ…?」(困惑)


     真相

    アンジュ「それにしても、今回の企画本当に大変だったわね…特に男性達が」

    グラッセ「すみません、悪い奴じゃないんです…」

    アンジュ「そもそも、リズはどんな基準で男を選んでいたの? テイルズキャラで認めた男ってロイド・ゼロス・ジーニアスだけでしょ? 確かにテイルズキャラは一癖も二癖もあるのは認めるけど、シンフォニアメンバー以外にも良い男性は沢山いるのよ?」

    グラッセ(一筋縄じゃないのは認めてるのか…)

    リズ「どうって言われても…こう、「あ、こいつは駄目だ!」って思ったら反射的に手が出る感じ?」

    アンジュ「あなたどんな本能持ってるのよ!?」

    リズ「あとはねー、仲間であるウラノスと師匠のロクサスが「シンフォニアメンバー(クラトス除く)以外の人間の男達は全員訳アリだから出会ったら速攻で再起不能にしろ」って言ってたからその通りにした!」

    グラッセ「………ハイ?」(目が点)

    アンジュ「…リズ? その話、くわーーーーしく、聞かせて貰えないかしらぁ?」(にっこり)

    グラッセ(ヒィイ!? アンジュさんの目が笑ってない!!?)

    リズ「詳しくって言われても…出発前に二人にそう言われただけだよ。まあ、私も最初は半信半疑だったのよ。でもクラトスとエミルを見て「ああ、ウラノス達の言ってる事正しかったわ。なら、アドリビトムの(種族が人間の)男は全員私が責任もって沈めよう!!」って決意してロイド達以外をボコボコに「ホーリーランスゥ!!!」うぎゃあああああああああ!!!??」

    グラッセ「上級魔術だけでリズを倒したぁ!!?」

    アンジュ「…グラッセ」(ゴゴゴゴゴ…!!!)

    グラッセ「は、はいぃ!!?」

    アンジュ「今すぐウラノスとロクサスと言う人の所に案内しなさいっ!!! 私が直々に人としての心得を教えます!!!」

    グラッセ「ア、アンジュさん落ち着いてぇぇぇ!!!」


     真相2

    ウラノス「そろそろリズも戻ってくる頃だろうな」

    ロクサス「ああ…テイルズキャラの男共は顔はイケメンだし性格もいい。リズが惚れないよう、徹底的に敵だと認識させたしな」

    ウラノス「俺はシンフォニアメンバー以外の奴らは気にくわないって理由だがな。あんな偽善者の塊が大量にいる所にリズを預けるなんてまっぴらごめんだ。ホント、あんたと丁度利害一致して良かったよ」

    ロスサス「これもリズの未来を案じての事だ。リズに手を出そうとする男は消えればいいさ」

    ウラノス「世界救うだの信じるだの、甘い事言ってる奴らは全員殺されればいいさ」

    ロクサス&ウラノス「「アーッハッハー!!」」


    アンジュ「そぉう…あなた達の教育の所為で、うちのギルドは大変な被害を被ったのだけどぉ…――どう責任取ってくれるのかしらぁぁぁ…!!!」(ズゴゴゴゴ…!!!)


    グラッセ「お願いです…早くアンジュさんに謝ってください…!!!」(怯)

    ウラノス「あん? なんで俺らが謝る必要があるんだよ、白饅頭みたいにでぶっとした女によぉ?」

    アンジュ「(ビキッ!)白、饅頭…ですってぇ…!?」

    ロクサス「そもそも、あんな男共を雇うあんたが悪いだろ。全く、ギルドリーダーの癖に誰構わず雇うとは管理能力がなってな――」

    アンジュ「(ブチィ!!!)鳳翼熾天翔っ!!!」

    ロクサス&ウラノス「「うぎゃああああああああああああぁ!!!??」」

    グラッセ「あのロクサスさんとウラノスさんを倒したぁぁぁーーーっ!!!??」

    アンジュ「あなた達の言いたい事はよーく分かりました…神に変わって、私が人として何たるかをみっちりと叩き込んでやります!!!」

     それから丸一日後、アンジュが立ち去った場所には二人の屍が転がっていたと言う…。


    グラッセ「ちょっと待ってぇ!!? アンジュさんってこんなに強いの!? あの人聖女でしょ!? ナイフ技使うけど、光属性の魔術と回復も使うから中衛タイプだぞ!?」

    ナナ「いや、アンジュはギルドのリーダーだよ? 各シリーズのテイルズキャラを纏め上げてるポジなんだよ? 強くなくちゃやっていけないでしょ?」

    グラッセ「ひ、否定出来ない……そしてリズは未だに気絶中だし…」

    ナナ「とまあ、こんな所でそろそろアトガキも終わりましょうか。あー、何かこういうスタイルのアトガキ久々に書けて満足した」

    グラッセ「こっちは物凄く大変だったけどな…折角のテイルズ、しかもマイソロ作品なのにもうリズの所為で全然堪能できなかった…!!」

    ナナ「まあ、どうしてもって言うならマイソロ3の世界をちゃんと堪能できる方法なくもないけど」

    グラッセ「一応聞くけど、どんな方法だよ…」

    ナナ「かなり前、今ではもう消えてしまったテイルズ専用の小説サイトで私が書いていたマイソロ3設定の世界にグラッセをご招待するって話だ!」

    グラッセ「え? あんたの世界のマイソロ……誰がディセンダーなんだ? てか、大丈夫なのか?」

    ナナ「安心しろ。ディセンダーは完全オリジナル…と言うか、ゲームで作ったキャラにちょこっと設定付けただけの平凡なディセンダーだ。ちなみに、クウ達も登場するが、あくまでも『傭兵』と言う立場な為、普通の人と言う設定だ」(*本来の『傭兵』は、他の人が作ったディセンダーをこちらのデータにダウンロードしたキャラの事。現在は配信終了している)

    グラッセ「へー…それなら安心かも」

    ナナ「まあ、こっちのキャラがキャラだから、殺人料理人とか遺跡モードとか腹黒キャラとかシスコンキャラが偉い事になるけどね〜」

    グラッセ「ああそうだったな!! 最凶の姉弟がアドリビトムに加入してるもんな!! スピカさんを殺人料理人のキャラと組み合わせたら被害が更に酷いし、ウィドさんをリフィルさんやジェイドさんと組ませたら偉い事になるわぁ!!!」

    ナナ「まあそれでも良ければ、リラさんの許可があればグラッセだけご招待で「絶っ対お断りだぁ!!!」うんそう言うと思ってた…」

    グラッセ「結局毎回毎回別の作品でも、作者の誕生日にツッコミしなきゃならないのかよ…! いい加減、俺を休ませてくれ…!」

    ナナ「ではグラッセを休ませる為にも、ここで終わらせていただきます。リラさん、誕生日おめでとうございます。今年一年、よい年になりますように」

    グラッセ「こんな作品だったが、読んでくれてありがとう。作者は俺がキッチリと絞めておくからな…!!」(黒笑)

    リズ「そう言う訳で、うちの作者をこれからも応援してあげてね。そして次のアトガキまで書き上げさせて、そこで思いっきりグラッセとボッコボコに…ウフフフフ…!!!」(黒笑&拳ゴキゴキ)

    ナナ(アンジュより恐ろしいわ、この二人…!!)

    アンジュ「あらぁ? 何か考えてぇ?」(牙突連撃の構え)

    ナナ「何でもありませぇん!!!」
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