セネリオ「フォルクスを倒し、フーブラス川を抜けた俺たちは、戦闘後気絶していたレイノスが目を覚ますと、カイツールへと向かった」
シノン「カイツールに着いてそこで夕食をとってた時、私はふと気になってセネセネに六神将のことを聞いてみたの」
アルセリア「セネリオさんは、私たちに六神将のメンバーのことを一人ずつ教えてくれました…」
リン「グレイシア、シンシア、トール、ルージェニア、カッシャー……どいつもみんな一癖も二癖もあるやつらだったわ」
レイノス「いずれ戦うことになるだろう六神将の恐ろしさを感じながら…俺たちは明日の賊との決戦に備えた」
ミステリアス「翌日、私たちはコーラル城に向かいました」
レイノス「ミステリア…賊との決戦でその丁寧口調は気が抜けるぞ」
ミステリアス「まあまあ、セリアさんと同じ口調だと思えば気になりませんよ」
アルセリア「人の口調を勝手に真似ないでください…」
スクルド「コーラル城に着くと、いきなり賊の奇襲に遭いました」
クノン「数は12人…ま、ボク達の相手じゃないネ!」
レイノス「俺たちは入り口で待ち伏せしていた奴らを蹴散らし、先へと進んでいった」
リン「その後、いろいろありながらも、何とか私たちは先に進んでいったわ」
シノン「霧の中での戦いは、味方も敵もよく見えなくて大変だったよ〜」
ハノン「みゅ〜」
レイノス「ていうかシノン、あの時狙いはずして俺に攻撃当ててたよな?」
シノン「あ、あの時はごめんねレイ兄」
アルセリア「やがて私たちは、途中でとある通路を見つけました」
セネリオ「その通路は狭かったが、敵の拠点地の裏側に出られるらしく、後背から奇襲をかけるのにはうってつけだった」
ミステリアス「そこで、体の小さいクノンさん、スクルドさん、シノンさんが奇襲部隊としてその通路を抜けることになりました」
クノン「ウウ、小さいって言わないでよ…気にしてるんダカラ」
スクルド「奇襲は大成功しました!」
クノン「後ろから攻撃されて、ミンナ大慌てサ〜♪」
セネリオ「さらにそこへ正面から俺たちがやってきて、賊たちは一気に壊滅を始めた」
リン「あるものは倒され、またあるものは逃げ出し、どんどん賊たちは減っていったわ」
レイノス「そして最後に残ったのは4人…」
セネリオ「賊の頭はゼウスという大柄の男だった」
レイノス「金のためなら何でもする、傲慢で嫌なヤローだったぜ」
アルセリア「さらに、彼は3人の実力者を部下として従えていたんです」
スクルド「名前は確かアレス・アテネ・バッカスでしたね」
セネリオ「俺はアレスという男、クノンとミステリアスはアテネという女の相手をした」
クノン「正直言ってこの双子は賊の頭のゼウスより実力者っぽかったからね」
アルセリア「残った私たちは、レイノスさんの采配により私とスクルドさんとシノンさんはバッカスと、レイノスさんとリンさんはゼウスと戦うことになりました」
リン「まったく、曲がりなりにも賊の頭であるゼウスの方に2人しか割かないなんて、何考えてるのよ!」
レイノス「はっ!あんな小山の大将、俺たち二人で十分だぜ!」
リン「かなりギリギリだったのによく言うわ、まったく…」
アルセリア「私たち3人は、バッカスと対峙しました」
スクルド「人を殺すのをゲームと同じ感覚で楽しんでる、とんでもない人でした」
シノン「なんだか不気味だったよ…」
アルセリア「バッカスは、変則的な動きで私たちを翻弄してきました」
スクルド「しかも回避能力がとても高くて、私たち3人の連続攻撃を流れるような動きですべてかわしてしまいました」
シノン「だけど、なんとかハノンの炎を命中させることができたんだよ!」
ハノン「みゅみゅう!」
アルセリア「そして、これが私たちに勝機をもたらしました」
アルセリア「もともとあまり打たれ強くなかった彼は、ハノンさんの炎を受けたショックで無意識の内に過剰な回避行動を取るようになりました」
スクルド「多少の攻撃でも過剰反応して大げさな回避をするようになり、逆に隙ができたんです」
アルセリア「私はスクルドさんの譜術をかわしたバッカスの進路に回り込んで彼に重い一撃を与えました」
シノン「そのあとはもう私たちの土壇場だよ♪」
スクルド「最後は私のFOF技の譜術『プリズムフラッシャ』でとどめを刺しました」
シノン「死ぬ時まで楽しそうで満足そうで…やっぱり不気味だったよ」
ミステリアス「私たちはアテネさんという女性と戦うことになりました」
クノン「槍使いで、しかも『サンダーブレード』みたいな上級譜術まで使ってくる厄介な相手だったヨ」
ミステリアス「ええ、ですが彼女の本当の恐ろしさは別にありました」
クノン「ウン、普通は攻撃くらったら、イタイしクルしいはずなのに、アイツは自分に流れる血を見ながら笑っ
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