アルセリア「ケセドニアに着いた私たちは、ひとまず宿に向かうことにしました」
クノン「外は暑いもんネェ〜」
リン「そんな中、ハノンがぐったりとしていて、様子がおかしかったの」
シノン「触ってみたら、とっても体が熱くて、熱を出しちゃったみたいなの!」
レイノス「俺たちは熱を出したハノンを連れて、急いで宿へと向かった」
スクルド「あいにくハノンを診てあげられる獣医さんは見つからなかったけど、ミステリアさんの判断によって、宿で安静にさせるのが最善ということになったの」
セネリオ「そして、明日以降の予定は、ハノンの様子次第ということで、俺たちは宿で一晩過ごした」
アルセリア「宿の部屋でのシノンさん…とっても辛そうで見てられなかったです」
リン「ハノンの病気に責任を感じながら、夜遅くまでずっと看病してたものね」
ミステリアス「翌日になっても、やはりハノンさんの熱は冷めていないようでした」
セネリオ「それで俺は、今日の出発を見送ると一同に伝えようとしたのだが…」
リン「シノンが『ハノンの看病は自分がするからみんなは契約に行ってくれ』といったの」
レイノス「もちろん俺たちは反対した」
スクルド「昨晩もほとんど眠らずに看病してたのに、一人で看病するなんて無茶だもの!」
クノン「だけどお嬢ちゃんは頑固に譲らなくて、結局漆黒の判断で出発することになったんダヨ…」
セネリオ「戦力の低下は出来れば避けたかったが、シノン自身があえて孤独を望んでいるように見えたからな」
ミステリアス「人間だれでも一人になりたい時がありますからね」
セネリオ「買い出しを済ませ、シノンとハノンをケセドニアに残して俺たちが次に向かったのは第三音素シルフのいるタタル渓谷だ」
スクルド「アルビオールでそこへ向かう途中、私はまた例の幻聴を見ました」
スクルド「声の主は六神将トールのもので、誰かに向かって『俺一人で十分だ!』と怒鳴っていました」
アルセリア「前回と同じくセフィロトを目指していたんですが、突然セフィロトのある方角とは別のところから強い第三音素の反応があったんです」
レイノス「俺たちは進路を変えて反応があったほうへと向かった」
セネリオ「だがそこにいたのはシルフではなく…バカだった」
リン「結局あの第三音素ってなんだったんだっけ?」
クノン「バカが肉焼いてたらモンスターが寄ってきて、それを追い払うために放ったカミナリダヨ♪」
ミステリアス「ともかく私たちは、そのバカさんと戦うことになりました」
アルセリア「…あのみなさん、ちゃんと名前で呼んであげましょう」
セネリオ「バカは俺を集中的に狙ってきた」
クノン「他のヤツは眼中ニナイって感じだったヨナ〜」
リン「まあ、セネリオにばかり意識がいってたから、こっちとしては攻めやすかったけどね」
レイノス「でも、攻撃受けてもあのバカ、ピンピンしてたよな」
セネリオ「頑丈さだけが取り柄のバカだからな」
ミステリアス「やがてトールさんは、『ライトニングローブ』という術を使ってきました」
セネリオ「この術によりトールの体は触れると強い電撃を浴びる状態となってしまった」
アルセリア「やっと名前で呼ぶようになりましたね…ともかく、遠距離技の少ない私とクノンさんは、危険なためいったん戦闘から離脱しました」
レイノス「出せる技が遠距離のものに限られて苦しい戦いを強いられた俺たちだったが、どうにか持続時間までしのぎ切ることに成功した」
クノン「『ライトニングローブ』の効果が切れてボクとセリアが復帰した後、今度はオーバーリミッツを使ってきたんだ」
リン「オーバーリミッツしたトールはすさまじかったわ。こちらの攻撃を寄せ付けず、怒涛の勢いで攻め立ててきた」
アルセリア「そして、彼は秘奥義『インディグネイト・ジェッジメント』を使ってきました」
セネリオ「その技は明らかに俺を狙って放たれていた。ゆえに俺は自分から離れるように指示を出した」
ミステリアス「…そして、トールさんの技はセネリオさんに直撃しました」
アルセリア「セネリオさんが戦闘不能になり、私たちは大ピンチとなりました」
リン「そんな中、セネリオが倒れて怒り心頭のスクルドが、突然前線に飛び出して行ってトールに向かっていったの!」
ミステリアス「突然のスクルドさんの乱入と怒涛の攻撃にトールさんも戸惑っていましたね」
レイノス「ていうかあの時のスクルド、なんか怖かったぜ…」
クノン「凄まじいオーラを醸し出してたヨネ…」
アルセリア「やがて、スクルドさんはとどめとばかりに秘奥義『イノセント・シャイン』を放ちました」
レイノス「これで決まったと思った俺たちだったが、トールはスクルドの秘奥義をくらってもまだ立っていた」
リン「だけど、彼は『セネリオの今の力を見れたし十分だ』といって退却して
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