レイノス「俺たちは次の意識集合体との契約をするために、ダアトへ向かったんだ」
リン「この大陸にいるのは、アラミス湧水洞のウンディーネとザレッホ火山のイフリート」
アルセリア「本来なら街から近いザレッホ火山へ先に向かうところですが、セネリオさんの判断によりアラミス湧水洞へ行くことになりました」
セネリオ「暑さで熱病にかかり、まだ病み上がりのハノンに火山はきついからな」
シノン「セネセネ、ありがと♪」
ハノン「みゅう♪」
ミステリアス「アラミス湧水洞へは街から徒歩で向かいました」
スクルド「というのも、アニスさんとフローリアンさんによれば、湧水洞は現在グレイシア率いる第六師団が駐在していて入れないんだそうです」
クノン「こっそり入ろうと思ったら、アルビオールは目立ちすぎるモンネ」
アルセリア「ちなみにロストロさんは、現在公務でキムラスカへ足を運んでいるらしく、会うことができませんでした」
レイノス「アラミス湧水洞に着くと、案の定オラクル兵が見張りをしていた」
セネリオ「やむなく俺たちは、身を隠して兵が少なくなるのを待った」
スクルド「やがて数時間が経過して入り口付近を見張る兵が少なくなったときを狙い、私たちは湧水洞の内部へと潜り込みました」
リン「私たちは意識集合体の気配を探し求めて奥へと進んでいったわ」
セネリオ「やがて、最奥までたどり着いたとき、殺気を感じた」
クノン「ボクとミステはその殺気のする茂みに攻撃をシカケタんダヨ！」
ミステリアス「現れたのは…グレイシアだった」
セネリオ「俺はグレイに尋ねた。クラノスのやっていることが正しいと思うのか、と。奴の答えは……ノーだった」
リン「次にセネリオは、自分たちと一緒に来る気はないかと尋ねたの」
アルセリア「ですが…それに対する彼女の回答もノーでした」
レイノス「グレイシアは、クラノスの思想に共感しているわけじゃなく、ただ戦いの機会が多く与えられるというだけの理由でクラノス側についてるんだ」
アルセリア「グレイシアさんって、軍人らしいようでいて、本質は全然軍人らしくないですよね」
ミステリアス「能力面では完璧な軍人と言えるが、思想面では軍人というよりは…野獣に近いな」
クノン「タシカに、まっとうな軍人ならあそこまで病的に戦いを求めたりしないだろうしネ」
レイノス「結局俺たちは分かり合えることなく、戦闘が開始された」
シノン「今回私とミステさんは戦闘から外れてたの」
ミステリアス「彼女は飛び道具の軌道を変えることができますからね。対策も考えずに向かっていくのは危険でしたしね」
シノン「う〜、つまんなかったな〜」
ハノン「みゅ〜」
ミステリアス「ま、後々の戦闘できちんと戦列に加われるように、今から相手をよーく観察しておくのも大事なことですよ」
セネリオ「水場であるこの場所は、グレイシアにとっては格好の場所だった」
リン「地形を利用した第四音素の譜術は、強力だったわ」
アルセリア「そのうえ、飛び道具である弓や針には、毒が仕掛けられていたんです！」
スクルド「私は、第三譜歌『ホーリーソング』を使用しました」
ミステリア「これにより、メンバー全員の体力が回復。さらに、レイノスとセリアをかばって俺がくらった毒も解除されたんだ」
クノン「それだけじゃなくて、僕たちの戦闘能力もアップしたンダヨ！」
セネリオ「上昇した戦闘能力により一時は優位を保ったが、やがてグレイシアも巻き返してきて、戦いは膠着状態を迎えた」
レイノス「そんな状況の中、奴が仕掛けてきたのは…俺たちじゃなく、戦闘に参加してなかったシノンだったんだ」
クノン「アイツはシノンを捕らえて、ハノンを足で踏んづけて、人質にしたんダヨ！」
リン「グレイシアはシノンを人質として、セネリオにオラクルに戻ってくるようせまったの」
シノン「私は…悔しかった。戦闘で何もできないうえに、足まで引っ張ってる自分が。だから、その悔しさと怒りを胸に抱きながら…オーバーリミッツを発動させたの」
ミステリアス「オーバーリミッツ発動により、グレイシアの体は吹っ飛ばされた」
アルセリア「そのうえ、オーバーリミッツした瞬間、シノンさんの懐が輝きだしたんです！」
シノン「懐から出てきたのは…チーグルの森でママからもらったお札だったの。私は…ママに言われたようにその光り輝くお札に強く念じたの」
セネリオ「お札に強く念じるシノンの足元には、譜陣が展開されていた」
リン「そして現れたのは…巨大なカエルだったの」
スクルド「つぶらな瞳で、とってもかわいかったんだよ〜！」
レイノス「そのカエルは、大きく息を吸い込むと、口から火を噴きだしてグレイシアを炎の中に飲み込んだんだ」
アルセリア「ですがグレイシアさんは、すぐさまオーバーリミッツを発動させると、秘奥義『ワ
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