レイノス「ダアトに戻った俺たちはこれからのことについて話し合ったんだ」
リン「現在ダアトには5人の六神将がいて、監視の目が厳しくてすぐにはザレッホ火山に入ることはできなかったの」
アルセリア「ですから、六神将が少ない時を狙って侵入するため、アニスさんのところへ六神将の動向を聞きに行きました」
セネリオ「俺はアルビオールで待機をしていた」
スクルド「アニスさんのところへ向かう途中、私は幻聴を聞きました」
スクルド「夢の中では、クラノスとグレイシア、そしてシンシアが話をしていました」
スクルド「グレイシアとの戦いのとき、セネリオさんはグレイシアの『シンシアを斬る覚悟はあるのか?』という言葉に答えられなかった」
スクルド「私はそのことを思い出して…漠然とした不安に駆られました」
ミステリアス「アニスはあっさりと俺たちに六神将の予定を伝えた」
シノン「3日後に3人お仕事でダアトから離れるんだって!」
クノン「そういうわけで出発は3日後、それまでは自由時間になったんダヨ〜♪」
スクルド「先程の幻聴の中で、私はひとつ気になっていることがありました」
スクルド「それは、グレイシアが言っていた『【兎】がザレッホ火山に向かう』という言葉」
スクルド「私はアニスさんに【兎】とはなんなのか尋ねました」
スクルド「するとフローリアンさんが部屋へと戻ってきて、【兎】について教えてくれました」
スクルド「【兎】…それはかつて世間を騒がせていた残虐な強盗犯の異名でした!」
リン「私はレイノスとダアトの街を歩いてたの」
クノン「ボクとミステ、シノンとセリアはそんな二人の後をツケてたノサ!」
レイノス「たく、ミステリアやクノンはともかく、セリアまで何やってるんだよ」
アルセリア「わ、私はミステさんたちがちょっかいを出さないように見張ってただけです!」
ミステリアス「おいおいセッちゃん、俺たちを言い訳にして一人いい子ぶろうなんて薄情だぜェ〜♪結構興味津々だったじゃねえかよ」
アルセリア「う…それはその、否定しません」
シノン「レイ兄もリンも、楽しそうだったね、ハノン!」
ハノン「みゅう!」
スクルド「私はアルビオールで待機をしていたセネリオさんに会いに行きました」
セネリオ「まったく、一人で街の外に出るのは危険だというのに…」
スクルド「セネリオさん、一人じゃ寂しいだろうと思ったので…」
セネリオ「…まったくおかしな奴だ」
スクルド「私はセネリオさんに改めて【兎】のことについて尋ねてみました。そして、幻聴で【兎】がザレッホ火山へ向かってるという話を聞いたことを伝えました」
セネリオ「兎は22年前から7年間の間に1000件以上の強盗事件を起こした怪物強盗だ。強盗に遭ったものはほとんど皆殺しにされており、生き残りがいた事件は数えるほどしかない」
スクルド「…恐ろしいですね」
セネリオ「ああ、奴とザレッホ火山で遭遇したらかなり厄介だろうな」
スクルド「私はシンシアさんのことについて聞いてみました」
セネリオ「…シンシアは俺と同期で、六神将の中でも付き合いが最も長い。だが…考えが相容れない以上は戦うことに迷うつもりは……ない」
スクルド「セネリオさん…」
スクルド「街に戻ろうとした私だけど、突然大雨が降り出したの」
セネリオ「風邪をひかせるわけにはいかないからな。スクルドはアルビオールで一晩過ごさせることにした」
シノン「そのころ宿の方は大騒ぎだったの!」
リン「レイノスが、スクルドを連れ戻そうと、大雨のなかアルビオールへ向かおうとしてたの」
アルセリア「大暴れするレイノスさんを止めるのは大変でした」
クノン「イヤァ〜、見ものだったネエ♪」
ミステリアス「ちなみに翌日、スクルドを宿へ連れてきたセネリオに、レイノスは暴走状態でセネリオに斬りかかっていったんだ」
セネリオ「まったく、騒々しいやつだ…」
レイノス「そうして3日が経ち、俺たちはザレッホ火山に向かったんだ」
セネリオ「出発前に俺は、スクルドから聞いた【兎】のことを伝えた」
リン「私たちは【兎】と六神将の両方に気を付けながら、ザレッホ火山へ向かったの」
シノン「砂漠よりも暑かったよね、ハノン」
ハノン「みゅう〜」
クノン「……」
セネリオ「歩みを進めながら、俺はふと六神将の行動の不審さが気になった」
セネリオ「やつらの計画に意識集合体は絶対必要なはず。にもかかわらず、やつらは俺たちに止めを刺さずに撤退し、契約の破棄を許している」
セネリオ「しかし、この時点ではその謎について確かな解答を導き出すことはできなかった…」
レイノス「しばらく進んだところで、俺はドラゴンに捕まったんだ」
セネリオ「そのドラゴンはシンシアのパートナーであるフィーニアだった」
スクルド「
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