スクルド「ケテルブルクに戻ったその日の夜、私はまた例の夢を見て、次の日の朝にみんなにその内容を伝えました」
レイノス「スクルドが見た夢の内容…それはこちらにウルドがやって来ているということだった」
ミステリアス「町の外に出てみると…そこにはウルドと一緒に妙ちくりんなメカ(？)が待ち構えていた」
セネリオ「ギガンテス…カッシャーが作った戦闘兵器だ」
リン「ウルドはこの兵器を倒せたらレムの居場所を教えるといって、私たちにギガンテスをけしかけてきたの」
スクルド「私たちはギガンテスと戦い、そして勝ちました」
シノン「楽勝だったよね♪」
ハノン「みゅう♪」
クレア「ウルドは「レムはとても高い場所にいる」と言い残すとその場を去って行った」
アルセリア「ウルドが逃走の際に使ったあの小瓶って確か…」
セネリオ「ああ、フーブラス川でフォルクスが使ったものと同じで、一瞬で遠くへの移動が可能になる薬品が入っている」
レイノス「ウルドの言葉を頼りにレムの居場所を探すことにした俺たちだけど、セネリオがその前に寄りたいとこがあるって言い出したんだ」
リン「そこで私たちはその場所…グランコクマへと向かったの」
セネリオ「グランコクマへやってきた俺は、ジェイド元帥に会い、あるものを調べさせた」
セネリオ「それは、先程のウルドとの邂逅の際に手に入れた彼女の毛髪だった」
セネリオ「結果は…やはり思った通りだった。これにより、ダアトで初めてウルドに出会って奴の素顔を見たときからの仮説が正しいことが証明された」
レイノス「セネリオの用事が終わってエンゲーブへやってきた俺たちは改めてレムの居場所について考え始めた」
スクルド「その時、再び例の幻聴が聞こえてきて、彼らがレムの居場所について話しているのを聞きました」
アルセリア「その場所は…レムの塔でした」
クレア「レムの居場所がレムの塔とは…」
シノン「そのまんまだね」
リン「こうして私たちは、最後の意識集合体がいる場所…レムの塔へと向かったの」
スクルド「レムの塔の最上階へ行くと…そこにはウルドが待ち構えていました」
ミステリアス「話し合いの余地などなく…戦いは始まった」
リン「ウルドはルージェニアと同じく後衛型の戦闘スタイルだったけど、たった一人で私たちに引けを取らなかった」
セネリオ「グレイ仕込みの飛び道具での戦いにも無駄はなかった」
アルセリア「ですが……何よりも私たちを驚かせたことがありました」
スクルド「それは……ウルドが私と同じくユリアの譜歌を使っていたことです！」
レイノス「でもよ、ウルドの譜歌って、スクルドのとは微妙に効果が違ったよな」
クレア「ああ、例えばスクルドの『ナイトメア』は相手を眠らせる効果があったが、奴の『ナイトメア』は相手を意のままに操るのが効果だった」
リン「スクルドの『フォースフィールド』は相手の攻撃を無効化する技だったけど、ウルドのはこちらの攻撃を跳ね返してくるカウンター技だったわね」
レイノス「そしてさらに、俺は戦闘中にウルドの仮面を割って…驚愕の事実を知らされることになったんだ」
シノン「ウルドの顔が、スクルドと瓜二つだったの！」
セネリオ「ここに来て、俺はグランコクマでの調査により判明した事実を全員に打ち明けた」
スクルド「そう……ウルドの正体は私のレプリカだったんです！！」
ミステリアス「セネリオがグランコクマへ訪れた理由はこのことだったんだな」
セネリオ「ああ、ケテルブルクで手に入れたウルドの毛髪を調べさせた結果、奴がスクルドの完全同位体であることが判明したんだ」
リン「これで彼らが意識集合体との契約を行うことができた理由が分かったわね」
レイノス「ああ、契約者は…ウルドだったんだ」
アルセリア「そしてクラノスが賊にスクルドさんをさらわせたのは…」
クレア「ユリアの譜歌を歌え、なおかつ自分に従順な『道具』が必要だったというわけだな」
レイノス「正体が知られるとウルドはスクルドを重点的に狙ってきた」
ミステリアス「自分の存在を脅かしかねない相手だからな。まあ、当然の反応だな」
リン「ウルドの容赦ない攻撃に追い詰められていったスクルドの前に現れたのは、セネリオだったの」
アルセリア「セネリオさんは、スクルドさんにとどめを刺そうとしたウルドさんの攻撃を防ぐと、オーバーリミッツを発動させました」
クレア「そして、第２秘奥義を発動させ、ウルドを撤退に追い込むことに成功した」
スクルド「はぅ、セネリオさん、かっこよかったです…」
シノン「セネセネ、戦いが終わった後で自分のせいでセネセネに迷惑をかけたって落ち込んでたスクルドに『泣いていたら、可愛い顔が台無しだ』みたいなこと言ってたよね！」
ミステリアス「かぁ〜！こんなこっぱずかしいセリフが何のためら
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