セネリオ「第3回は俺たちだ」
シンシア「よろしくね」
クラノス「では、始めるとしようか」
セネリオ「まさかお前と一緒とはな…」
シンシア「現世では、その、いろいろあったわね…」
セネリオ「ああ…」
シンシア「でも、ここではそんなこと気にせずに気楽にいきましょう」
セネリオ「そうだな…」
クラノス「しかし残念だよセネリオ。君が私たちのもとを離れてしまって」
セネリオ「過ぎたことだ。愚痴っても仕方がない」
クラノス「それはそうだが…」
セネリオ「確かにあいつらはお前が指摘したようにぬるま湯のような存在かもしれない。だが…それ以上にかけがえのない俺の仲間だ!」
シンシア「セネリオ…」
セネリオ「実際に剣を交え、想いをぶつけ合って…そのことに気付いた。俺は自分の選択に…二度と迷わないし後悔もしない!」
クラノス「ふ、君がそこまで熱いセリフを吐くとはな…」
シンシア「戦いが終わった後、セネリオはどうしてたの?やっぱりオラクルの立て直しを?」
セネリオ「当然だ。お前たちのやったことの尻拭いだ」
クラノス「はっはっは。これは手厳しいな」
シンシア「立て直しは順調に進んでるの?」
セネリオ「ああ、スクルドとアルセリアの協力もあってな」
クラノス「おや?ダアト出身のアルセリアさんはともかく、スクルドさんはバチカルの出身ではないのか?」
セネリオ「ああ、俺が頼んで来てもらった」
シンシア「せ、セネリオが!?」
セネリオ「ああ、決戦の前の晩にな、そばにいて俺を支えてほしい、と」
シンシア「え……と……それってつまり…プロポーズ?」
セネリオ「ま、まあそういうことになるな///」
シンシア「!?!?!?」
シンシア「そ、そんな…」
セネリオ「シンシア、その…すまないな」
シンシア「せ、セネリオが謝ることじゃないわ。あなたが選んだんだもの、しかたがないわ…」
セネリオ「シンシア…」
シンシア「彼女のこと、ちゃんと守ってあげなさいよ」
セネリオ「ああ、勿論だ」
クラノス「…すっかり取り残されてしまったな」
シンシア「す、すいません総長!勝手にセネリオと話し込んだりして…」
クラノス「いやいや!いいのだよ。若い二人の色恋沙汰に口をはさむ気はないよ」
セネリオ「お前も十分に若いだろう、まだ24だ」
クラノス「死んでしまった身ではもはや年齢などあってないようなものだがね」
セネリオ「そういえばクラノス、お前に聞いておきたいことがあった」
クラノス「なんだい?」
セネリオ「…ウルドのことをどう思っている?」
クラノス「…彼女は私の計画にとって必要な存在だった。消滅してしまって残念だよ」
セネリオ「そうか………ちっ」
シンシア「セネリオ、怒ってる?」
セネリオ「…別に」
シンシア「仕方がないわよ、総長はそのためにウルドを生み出したんだし…」
セネリオ「やはりお前も知っていたのか、ウルドのクラノスへの想いを」
シンシア「薄々とはね。彼女はもともと感情表現の薄い子だったから、かえってそういう細かい心の機微が読み取りやすいのよ」
セネリオ「結局、奴にとってウルドは野望のための駒に過ぎなかったということなのか…スクルドが知ったら悲しむな」
シンシア「総長は建て前でああ言ってるだけかもしれないわよ」
セネリオ「…どうだかな」
クラノス「いったい何の話をしていたんだい?」
セネリオ「大した話ではない」
シンシア「総長はもう少し女性の心をくみ取るべきだというお話です」
クラノス「…なにか君に気の障るような話をしたかな?」
シンシア「いいえ、何でもありません」
セネリオ「これで終わりだな」
シンシア「見てくれてありがとう」
クラノス「さらばだ」
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