レイノス「俺たちはアブソーブゲートへと向かった」
リン「目的は、ここに保管してあるローレライの珠を手に入れること」
スクルド「私たちよりも先に、既に六神将たちはここへやって来ているようでした」
セネリオ「俺たちは三手に分かれ、探索を開始した」
クレア「俺はミステリアと二人で行動を共にした」
ミステリアス「ええ、ですがそんな私たちの前に、立ち塞がるものがいました」
トール「それがこの俺、トールと！」
グレイシア「私、グレイシアだ」
クレア「…なぜお前たちが出てくる」
グレイシア「第三部はこちらも出番が多いからな。時々こうしてフォローを入れることになった」
トール「お前ら二人だけで戦闘の解説を淡々としたって、盛り上がりに欠けるからな」
クレア「それはまあ助かるが…」
トール「つっても、どんな戦闘だったか細かいとこは覚えてないぜ？」
グレイシア「貴様の脳みそなら当然だな」
トール「なんだと！」
ミステリアス「喧嘩はやめてください、覚えてるとこだけ拾って、簡単に説明をすればいいんですよ」
クレア「確か俺はトールと戦闘になったな」
トール「ああ、俺の動きについてくとは、さすがは『兎』ってとこだけど、俺の敵じゃあないな」
グレイシア「ふ、私のフォローが無かったらやられていただろう？」
ミステリアス「私は、グレイシアさんに対して銃を連射しましたが、いずれもすべて軌道を変えられてしまっていました」
グレイシア「ああ、だがおかげでこっちは奴の銃弾への対応に手一杯でトールの援護に加わることができなくなってしまった。まったく、厄介なことをしてくれる」
ミステリアス「まあ、味方の援護ができなかったのはこちらも同じですよ」
ミステリアス「そんなわけで戦いは最終的に４人全員がオーバーリミッツを発動するというカオス状態となってしまいました」
トール「俺は勝負を決めるために、第二秘奥義を発動した！」
クレア「俺はそれを何とか回避した」
グレイシア「焦りすぎなんだ、この単細胞め」
トール「うるせえ！たまたま外しただけだっての！」
クレア「秘奥義が外れて隙だらけになったトールに対し、今度はこっちが秘奥義を発動させ、奴に突きを繰り出した」
グレイシア「だがそこへ私が『兎』とトールの間に氷の障壁を割り込ませ、妨害した」
ミステリアス「グレイシアさんの氷の障壁により、クレアさんの秘奥義は完全に決まらず失敗してしまいました」
クレア「結局その後、グレイシアの第二秘奥義『歌うように』により、俺は戦闘不能となってしまった」
グレイシア「だが、私も仮面との戦いでのダメージと秘奥義の発動の反動により体の限界が訪れたため、その場を撤退した」
ミステリアス「そして残ったのは私とトールさんだけになりました」
トール「秘奥義を発動させる前にけりをつけるために、俺は奴に向かって突っ込んでいった。だがあいつは俺の攻撃をあっさりさばいて、逆に体術でこっちに反撃を食らわしやがった！」
ミステリアス「彼が攻撃を受けてひるんでいるすきに私は秘奥義を発動させ、撃退に成功しました」
トール「くそ！体術の心得があるなんて聞いてねえぞ！この鉄砲ヤロー！」
ミステリアス「ふふふふ、切り札は最後まで取っておくものなんですよ」
シノン「私とセネセネとスクルドの３人も、六神将と出会っちゃったの！」
セネリオ「相手はシンシアとルージェだ…」
スクルド「こうして、こちらでも戦闘が開始されました」
シンシア「私とルージェは基本的に前衛でも後衛でも戦うことが可能なの」
ルージェニア「だから、前衛で僕が疲れてきたらシンシアが、シンシアが疲れてきたら僕が前衛に出るって具合に戦ったんだ」
スクルド「セネリオさんが前衛、シノンちゃんが中衛、私が後衛で固定してるこちら側としては辛かったです」
セネリオ「俺は前線を代わる代わる変えていく二人に翻弄されながらも戦っていたわけだが、途中体勢を崩してしまった」
シンシア「その隙をついてフィーニアがセネリオに向けて火を噴いたの」
シノン「だけど、こっちもハノンの炎で対抗して、セネセネを守ったの」
ハノン「みゅうみゅう！」
ルージェニア「その後そのチーグルはフィーニアに向かって強烈な体当たりを食らわせた」
シンシア「その攻撃を受けて一度はフィーニアもひるんだけど、続く第二撃を回避して、逆に反撃を加えたの」
セネリオ「そうこうしている間に俺はシンシアのFOF技「殺撃舞荒剣」により、後方へと吹っ飛ばされた」
スクルド「セネリオさんが吹き飛ばされて前線を一時的に離れたため、前線にはフィーニアの攻撃を受けて倒れているハノンだけが取り残されてしまったんです！」
シノン「だから私は、ハノンを助けに行ったの！」
ルージェニア「あの時は正気を疑ったよ…チーグル一匹のために無謀とも思える特攻を
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