レイノス「セネリオが戻ってきた数日後、俺たちはジェイドさんに呼び出された」
リン「ジェイドさんの用件…それはいよいよ明日空中都市ティファレトに乗り込むということだったの」
セネリオ「決戦を控えた俺たちは準備を整え、それぞれの夜を過ごした」
〜決戦前夜 クレア・シノン編〜
シノン「夕方、海を見ていた私達のところにクレアがやってきたの」
ハノン「みゅみゅ!」
クレア「俺はシノンに尋ねた。旅が終わったらどうするのかと」
シノン「私は旅が終わったら、いったん森に戻って、しばらくしたらまた旅に出たいなって思ってたの」
ハノン「みゅう!」
シノン「クレアは、刑を受けて罪を償ったら、自分みたいに罪を重ねる人が出ないような平和な世の中を作るための研究をしたいんだったよね?」
クレア「理想論にすぎないことは分かってる。それでも…その理想に少しでも近づける世の中にこの世界をしていきたい」
スクルド「そ、それで、この後なんですよね。クレアさんがシノンちゃんに…」
クレア「…もうその話はいいだろ」
〜決戦前夜 ミステリアス・アルセリア編
ミステリアス「俺は部屋の中で一人、感慨にふけっていた」
ミステリアス「クラノスとの決戦…今度こそ負けるわけにはいかない」
ミステリアス「『前の世界』の仲間たちとの果たせなかった約束を、『今の仲間』たちと誓った約束を果たすために」
ミステリアス「クラノスを絶対に倒す!…『前の世界』と『今の世界』のレイノスと誓ったその言葉を胸に、俺は決意を固めた」
アルセリア「私は、外で星を見ていました」
アルセリア「明日の戦いでは、私の父もこちら側の陣営として戦う…」
アルセリア「私は星空に向かって祈りました。私たちと、父の無事を…」
ミステリアス「ミステリアス・アルセリア編とはいっても、俺たち二人の絡みはほとんどなかったよな」
アルセリア「ええ、絡みがあったのはあの後外に出たミステリアさんを、私がお化けと間違えて気絶したくらいですよね」
ミステリアス「…不公平だな」
アルセリア「…そうですね」
〜決戦前夜 カッシャー編〜
カッシャー「ラグナロクの最終調整を終えて、俺たちティファレト側も明日の戦いの準備はすでに整っていた」
カッシャー「決戦を前に俺が想うのは、やはりディスト様だった」
カッシャー「ディスト様…行く当てのなかった俺を拾ってくれて、俺に生きる意味を与えてくれた人…」
カッシャー「俺は、戦いが終わったらすぐにディスト様を迎えに行くことを決意した」
トール「け、相変わらずの死神狂だぜ」
カッシャー「誰が死神だバカが!薔薇のディスト様と呼べバカトール!」
〜決戦前夜 トール・グレイシア編〜
トール「俺はグレイのやつに聞かれた。理想の死に場所はあるかってな」
グレイシア「私は自分の死に場所は戦場であるとトールに告げた」
トール「け、戦場で死ぬってことは戦いに負けるってことじゃねえか。そんな死に方俺はごめんだぜ」
グレイシア「ふ、お前らしいな」
トール「ともかく俺とグレイは明日の決戦に向けてひたすら訓練に打ち込んでたんだ」
〜決戦前夜 ルージェニア・シンシア編〜
シンシア「私はルージェと明日の決戦について話をしていたわ」
ルージェニア「シンシアはセネリオが向こう側に戻っちゃったことにショックを受けてたけど、何とか元気になってよかったよ」
シンシア「私が明日の戦いへの不安を漏らすと、ルージェは自信満々に心配ないと答えたわ」
ルージェニア「当然さ!クラノス様の理想が、僕たちの力が、あいつらに負けるわけないもの」
シンシア「………」
シンシア「私は不安に感じてたの。私たち六神将の仲間やクラノス様がいなくなったとき、この子は…ルージェは精神を正常に保っていられるのかどうかを」
〜決戦前夜 クラノス・ウルド編〜
ウルド「私はクラノス様に敵の動向についての報告をしていました」
ウルド「報告を終え、クラノス様の部屋から退室した後、私はまたあの不思議な感情がわきだしてきた」
ウルド「胸が苦しくて、だけど心地いい…そんな不思議な気持ちでした」
スクルド「私は何度も夢や幻聴でウルドを見てきて、彼女の感情の変化に気付き始めていました。彼女はクラノスのことを…」
〜決戦前夜 セネリオ・スクルド編〜
スクルド「私はセネリオさんに、この旅の中で心に残ったことは何か聞いてみました」
セネリオ「返答に悩んでいた俺に、スクルドは自分が心に残ったことを答えた」
スクルド「セネリオさんに助けてもらった時のこと、譜歌を聞かせてあげたときのこと…セネリオさんとの思い出全てが、私にとって心に残っている最高の思い出です!」
セネリオ「俺は自分が一番心に残ったことを話した。それは…数日前のレイノス達との戦
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