レイノス「空中都市『ティファレト』に乗り込んできた俺たちの前に現れたのは、オラクル兵の大群だった」
リン「ジェイドさんやアニスさん達連合軍が彼らを食い止めている間に、私たちは先に進んだの」
セネリオ「そうして俺たちの前に立ちはだかったのは…グレイシアだった」
アルセリア「こうして、六神将との決戦の第一幕が開始されました」
クレア「相手はグレイシア一人のみだった」
シノン「だけど、今まで戦ったよりもとっても強かったの!」
ハノン「みゅみゅ!」
ミステリアス「8対1にもかかわらず、俺たちは苦戦を強いられることになった」
グレイシア「カッシャーの発明品によって、私たち六神将の能力はそれまでの比ではないほどに底上げさせられた」
グレイシア「私は戦場というこの最高の舞台にて、その力を思いぞんぶん使った」
グレイシア「そう…たとえ自らの体が壊れることになろうと」
スクルド「能力が格段に上がっているとはいえ、グレイシアさんの戦い方はあまりにも苛烈で…自分の体をボロボロになるまで酷使しているのが一目でわかりました」
リン「私はそんな無茶をするグレイシアを止めようとしたけど…彼女は聞き届けてはくれなくて…」
セネリオ「そして奴は、秘奥義を発動してきた」
アルセリア「床を凍らせて私たちの動きを封じると、巨大な氷塊を頭上に落としてきました!」
リン「絶体絶命の状況だったけど、とっさに唱えたエクスプロードで、どうにか威力を相殺して助かったの」
レイノス「そして、秘奥義の反動でひるんでる間に、俺はグレイシアのもとへダッシュし、渾身の一撃を叩き付けたんだ」
グレイシアside 〜戦狂は安らかに眠る〜
秘奥義でのとどめに失敗し、それまで譜術を濫用して戦っていたツケが回って来て、私の体はボロボロだった。
それでも、私は止まらなかった。
いや…止まることなどできなかった。
私には戦いしかない…たとえこの身が滅びようとも、ただ戦えればそれでよかった。
そうして、すぐ目の前にいたレイノスに向けて氷針を放とうとしたが…氷針は奴に届くことなく砕けた。
そう…私の終わりが近づいていたのだ
敵であるのも関わらず、レイノスは…あのお人よしな甘ちゃんは、私に駆け寄り心配そうな顔をしていた。
まったく、私たちを倒しに来た相手に心配されるとは情けないことだ。
私はそんな甘ちゃんに向けて、一言言ってやった。
「レイノス・フォン・ファブレ。最後の一撃…効いたぞ」
それが私の最期の言葉となった。
私は心にひどく充実したものを感じながら静かに眠りについた。
―――カンタビレ養母さん…今そっちに行きます
to be continued...
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