レイノス「先に進む俺たちに今回立ちはだかってきたのは…ルージェニアだった」
シノン「いつもと様子が違ってて怖かったよ」
ハノン「みゅう〜」
セネリオ「ああ、ルージェは激しい憎悪の表情で俺たちを見つめていた」
リン「そして私たちに怒りの言葉を浴びせながら…攻撃を仕掛けてきたの！」
スクルド「ルージェの激しい譜術の攻撃が私たちを襲ってきました」
ミステリアス「とはいえ、相手は頭に血が昇ってたからな」
クレア「はっきり言って隙だらけで、それほどの脅威でもなかった」
アルセリア「しかしそこへ…新手が現れたんです！」
セネリオ「現れたのは、シンシアだった」
シンシア「ルージェの様子が心配で駆け付けた私は、彼をフィーニアに乗せ、援護を始めたわ！」
レイノス「シンシアの援護により、俺たちの戦いは俄然厳しいものとなった」
ミステリアス「特に厄介なのはフィーニアに乗ったルージェだった。フィーニアの胴体が死角になっているうえに、空を移動するため譜術の妨害が困難になった」
リン「それでもどうにか、フィーニアからルージェを引き離し、シンシアを気絶させることに成功したの」
ルージェニア「僕は、気絶したシンシアをフィーニアに任せると、単身戦いを挑んだ」
ルージェニア「シンシアを守るため…もうこれ以上大切な仲間を失わせないために！！」
スクルド「オーバーリミッツを発動したルージェの攻撃は、熾烈を極めました」
リン「上級譜術と禁呪を連発するなんて…無茶だわ！」
シノン「そして、とどめに秘奥義を発動させてきたの！」
アルセリア「リンさんの機転で、私たちはかろうじて秘奥義を回避することに成功しました」
クレア「そして、譜術の連発と秘奥義の発動の反動により、ルージェに隙が出来た」
セネリオ「その隙を突き、俺、クレア、セリアの三人はそれぞれの技を叩き込んだ」
レイノス「そして最後に、俺の技が決まって…決着はついた」
ルージェニアside 〜糸の切れた操り人形〜
僕、ルージェニア・デスファクトの異名は『操り人形のルージェ』
任務に忠実で、自分の意思がない操り人形―――それが僕の生き方だった
だから、クラノス様の命が下る前に自分の意志で出撃したのは…それが初めてのことだった
操り人形だった僕は…初めてその繰り糸を断ち切った
許せなかった
グレイを、カッシャーを殺した奴らが憎らしかった
そして、彼らのことを思うと…動かずにはいられなかった
僕にとってクラノス様は、六神将の仲間は絶対の存在であり、僕の唯一の居場所だった
だからこそ、その居場所を失わないために自分を殺して任務を全うしてきた
だけど今、その居場所を奴らは奪おうとしている！
そんなの絶対に…許せない！
結局僕は…負けた
援護に駆けつけてくれたシンシアを守ることもできずに
薄れゆく意識の中で、こちらを心配そうに見つめるシンシアの顔を見た
彼女の言葉はほとんど聞き取ることが出来なかったけど、それでも不思議と穏やかな気持ちになれた
シンシア。
六神将の中でも、僕にとって特別だった存在。
別に恋愛感情とかそういうのじゃない。
シンシアはセネリオのことが好きだったし。
そう…彼女はまるで、幼いころに失った家族を思い起こさせるような、そんな存在だった
彼女の腕に抱かれながら、僕は安らかな眠りについた
レイノス「ルージェの死後、怒りに燃えるシンシアが襲いかかってきたんだ」
リン「フィーニアを体内に取り込んで戦いを挑んできた彼女は、やがてオーバーリミッツを発動したの」
セネリオ「それとほぼ同時に、俺もオーバーリミッツを発動させた」
スクルド「オーバーリミッツを発動させた二人の戦いは、熾烈を極めました」
アルセリア「しかし、戦いの最中隙の出来たセネリオさんに、シンシアさんの秘奥義が炸裂しました」
ミステリアス「だが、すかさずオーバーリミッツを発動した俺の秘奥義により、どうにか相殺することに成功した」
スクルド「秘奥義失敗でひるんだ彼女に、私はホーリーランスを発動し、彼女の視界を光で奪いました。そして……」
セネリオ「…視界を奪われ動きを止めたシンシアに、俺の秘奥義が決まった」
シンシアside 〜仲間のもとへの旅立ち〜
セネリオの秘奥義で吹き飛ばされたその場所は、偶然にもルージェが眠るすぐそばだった
私は彼の小さな身体を抱きしめた
昨日の夜、彼に感じた不安はやはり杞憂ではなかった
グレイとカッシャーを失い、彼の日常は壊れてしまった
そして私は…暴走する彼を止めることが出来なかった
ルージェが息を引き取った直後、私は怒りに任せて戦っていた
今思えば、もう少し冷静になっていれば秘奥義を防がれる失態をすることなどなかっただろう
それだけ私は怒り、感情的になっていたのだ
ルー
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想
TOP
掲示板一覧
ｹﾞｰﾑﾘｽﾄ |
ｹﾞｰﾑ小説掲示板
ｻｲﾄ案内 |
管理人Twitter
HOME