セネリオ「決戦を前に、俺たちは休息を取った」
レイノス「俺は休憩中、懐にしまったローレライの珠を見ていた」
リン「ラグナロクを止めるために、ストームブリンガーと融合させてローレライの鍵とするのに必要なのよね」
ミステリアス「ただ、ローレライの剣と比べて、融合率は低いらしくて1時間程度しか融合状態を保てないらしいがな」
スクルド「…そして、私たちはクラノスのもとへたどり着きました」
アルセリア「クラノスは言いました。この世は犯罪や悪意に満ちていて、今のこの世界には絶対的な力でそれを抑えつける力が必要なのだと」
レイノス「俺たちはそれに反発した。人は変われる!クレアみたいに、やり直せる人だっているんだと」
クレア「…だがやつは変われるやつなどそうそういないと切り捨てた」
シノン「そして、始まったの。クラノスとの決戦が」
レイノス「クラノスはやっぱり強かった!」
リン「私たち8人を相手にしても全くひるまず、むしろ互角以上の戦いを繰り広げてきたわ」
クレア「だが、俺たちだって負けちゃいない」
シノン「うん、私たちも大変だったけど、がんばってクラノスに食らいついたんだよ」
ハノン「みゅう!」
ミステリアス「ここまで来るのにも苦労したからな…またもう一回やり直しさせられるなんてごめんだぜ!」
セネリオ「全くだ…ここで終わらせる!」
スクルド「ウルドに誓った…クラノスを止めるって。だから絶対に負けられない!」
アルセリア「そして戦いはクライマックスへと突入しました」
リン「私はオーバーリミッツを発動して…勝負を決めるべくオリジナル譜術で対抗したわ」
セネリオ「まず初めに『メテオ・オブ・ルーン』。無数の隕石がクラノスを襲った」
スクルド「次に『セルシウス・ティア』。巨大な氷塊がクラノスの動きを封じました」
レイノス「そして最後に『ジャッジメント・ブレード』。巨大な光の剣がクラノスを貫いたんだ!」
アルセリア「リンさんのオリジナル譜術により、クラノスは大ダメージを受けました」
リン「畳み掛けるように私は秘奥義『プリズミック・ソード』を発動したの!」
シノン「だけど、クラノスもオーバーリミッツを発動して、秘奥義『エターナル・フィナリティ』を使ってきちゃったの!」
セネリオ「リンの六色の剣とクラノスの闇の剣、二つはぶつかり合い…」
レイノス「…お互いに相殺して、静かに消滅していった」
ミステリアス「秘奥義を相殺され、オーバーリミッツも切れてクラノスは追い詰められたかに見えた…」
セネリオ「だが奴は、たった今切れたばかりのオーバーリミッツを再び発動させてきた」
クレア「とんでもない化け物だな…」
スクルド「私たちはそれぞれの技を全員一斉にクラノスに向けて放ちました!」
シノン「だけど、クラノスは8人分全部の技を防ぎ切っちゃったの!」
ハノン「みゅう!」
アルセリア「ですが、ここまでの戦いでの消耗はかなり激しいようでした」
リン「そして……レイノスが勝負を決めに行ったわ!」
レイノス「俺はオーバーリミッツを発動させてクラノスのもとへと向かった」
スクルド「クラノスもそれに対して受けてたって、そして…」
セネリオ「二人の秘奥義が同時に放たれた」
クレア「二つの強力な力はぶつかり合い…」
リン「立っていたのは……レイノスだったわ!!」
セネリオ「クラノスは倒れたまま二度と動かなかった」
スクルド「ごめんねウルド…こんな形でしか止めることが出来なくて」
ミステリアス「後はラグナロクをどうにかするだけだったんだが…妙なことが起きた」
アルセリア「ラグナロクを発射するための砲台が…なにもしないうちに突然爆発して壊れてしまったんです!」
リン「そこへジェイドさんが現れたの!」
クレア「俺たちが状況を話した直後、ジェイド元帥の通信機から連絡が入った」
シノン「この空中都市ティファレトが…爆発して壊れちゃうんだって!」
ジェイド「簡単に説明をしますと、まずラグナロクは元々ウルドが契約していた意識集合体のレプリカの力によって生み出された破壊兵器です」
セネリオ「つまり、ラグナロクの制御は契約者のウルドによるところが大きかった」
スクルド「だけど、ウルドは死んでしまった…」
ジェイド「契約者の死により、意識集合体のレプリカたちは行き場を失って暴走。ラグナロクの砲台が突然壊れたのもそれが原因でしょう」
リン「そして意識集合体たちはティファレト全域にその力を散りばめたの」
ジェイド「そして、部下の話によればこれらの散らばった集合体は…そう遠くないうちに一斉に暴発を始めるようです」
ミステリアス「ようするにティファレト全体が一つの爆弾になってるってわけだ」
ジェイド「その爆弾の威力は…軽くオールドラントの地表の半分を焦土としてしまう威力を持っているら
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