「さて、ランク分けも終了したし…――ここからは、各キャラのステータスを見てみるか」
レポートを持ちながらクウがそう言うと、上から大きなスクリーン画面が現れる。
こうして次の準備が完了すると、ウィドが何処からか分厚いレポート用紙を取り出した。
「あと、今回のステータス分析に伴い特別に作者から機密情報も頂きました」
「機密情報は俺達パートの話に関わる事しかないが、それでもこの先の事も書いてある。見ていて損はさせない筈だ」
『『『おおーっ!!』』』
司会二人の説明に、そんな歓声がスタジオに響いた。
「順番は出演順として、【ソラ編】のパーティキャラ、【テラ編】のパーティキャラ、そして【アクア編】のパーティキャラに、最後はシャオと致します」
「じゃ、最初はソラから行くか」
【ソラ】 攻撃:65 魔力:70 耐久:50 敏捷:60 戦術:90 知識:5
特殊アイテム&スキル
『キーブレード』:伝説の鍵型の武器。さまざまな扉や鍵穴などを開く・閉じる能力を持っている。
『繋がる心』:ソラの持つ根本的な力。決して目には見えない力だが、いろんな場面でピンチを乗り越えるだけでなく、繋がる人達の助けにもなっている。
「どうだ、これが俺のステータスだ!!」
何処か得意げに胸を張るソラに、幼馴染のリクとカイリも関心を見せた。
「まあ、ソラはさまざまなシリーズで主役を取ってるから、それなりにステータスがあるな…」
「言い換えれば、ソラって万能キャラだもんね。攻撃技もそうだし、いろんな属性の魔法使えて、誰とでも連携取り合えるから戦闘では意外な行動も取れるし」
カイリの言う通り、主人公であるソラはステータスのバランスが良く、攻撃の種類も豊富だ。それでいて、お人好しの性分か出会うキャラ達とすぐに打ち解けて仲良くなるので連携も取りやすい。まさに、オールラウンダーな万能キャラだろう。
「私もそれは認めますが…――何ですか、この知識の能力の無さは!? あなたは今までどうやって戦って来たんです!?」
「だって俺、頭使うの苦手だし…それに、本編ではちゃんと頭使って「あれはただの悪知恵だろっ!!! 少しは勉強して賢さを養えぇ!!!」ハ、ハイ…!!」
あまりの知識の無さに教師としてガミガミと説教するウィドに、ソラは正座しながら聞く事しか出来なかった。
「先生の説教が始まったな…」
「この調子だと、補習に発展しそうだな…」
そんなソラに、ルキルとヴェンが憐みの目を向けていると、ムーンがある事に気が付いた。
「それにしても、最後のってスキルなのか?」
「でも、私達にも繋がりの力があるのだし、ソラ個人の能力と言えばそうじゃないかしら?」
「【3D】では本当に危ない状況にまで発展したけどな…」
アクアが肯定する横では、リクがボソリと遠い目で呟く。
この繋がりの力は、今までのシリーズではχブレード完成やゼアノートの企みなどを阻止してきたが、【3D】ではこの力を逆手に取られ逆に窮地に陥ったのだ。詳しくはプレイしてその目で確認してください。
「ちなみに、ソラについての機密情報があるんだが…このスキル、俺達の作者パートの中で結構重要になるらしいぞ」
「マジかっ!?」
神無が目を見開いていますが、クウの言った事は本当です。
そうこうしていると、一通り説教が終わったのか魂の抜けた顔で床に寝そべっているソラを置いてウィドがレポートを持ち出した。
「さて、機密情報も出しましたし次に行きましょう。次は予定を変更してヴェンですね」
「オイ、待てよ!! 次はリクの筈なのに、どうして予定を変更したんだ!?」
「おや、そんな文句を言える立場ですか? そもそも、あなたがそう言う態度だからリクの紹介を後回しにせざる負えなかったんですよ…――ホント、ここの作者さんも大変ですね。一人の我が儘の為に、こうして計画を変更させないといけなくなったんですからぁ」
「ぐぬぬぬぅ…!!」
正論でもあるゼロボロスの言葉に、肩を震わせながら押し黙る事しか出来ないムーンだった。
「あいつ…あんな腹黒キャラだったっけ?」
「多分、ウィドの空気に感化されたんじゃないかしら…」
神無とアクアがコソコソと後ろで話していると、場の空気を変えようとヴェンがスクリーンの前に出た。
「えーと、とにかくこれが俺のステータスだ!!」
【ヴェン】 攻撃:45 魔力:75 耐久:50 敏捷:90 戦術:80 知識:45
特殊アイテム&スキル
『キーブレード』:伝説の鍵型の武器。さまざまな扉や鍵穴などを開く・閉じる能力を持っている。
『鎧』:闇の浸食から守る鎧を身に纏う。
『キーブレードライド』:キーブレードを乗り物に変形させ、世
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