*今回のプレゼント作品は、テーマ状多くの版権の名前が出てきます。その為、今回伏字はしない方向性で行きますので、嫌いな方は【戻る】を押して貰っても構いません。
辺り一面真っ暗な部屋に、突如一つのスポットライトが上から差し込む。
そうして明かりに映されたは、ライトブラックの髪をした機関の人間―――否、機関の服を着たオルガがマイクを持っていた。
「やってまいりました!! 今回の誕生日企画は俺、オルガが主催となってお送りするぜ!! 題して、『夢旅人誕生会 Byコスプレ大会っ!!!』。さあ、今日はKHキャラとNANAのオリキャラ達で思いっきりコスプレを楽し――!!!」
「「『ダークバラージュ』!!!」」
「『ブラッティ・ウェーブ』!!!」
「『空衝撃・牙煉』!!!」
「うぎゃあああああっ!!?」
意気揚々とするオルガに無数のキーブレードとソウルイーター、更には巨大な黒と風の衝撃波が襲い掛かる。誰がどの攻撃を放ったかは…作品を見ている方にはお分かりだろう。
「よし、主催はいなくなったし帰るぞ」
「今年は俺達全員参加って言うから来てみたら、これまたくだらない事を…」
クウとリクが呆れながら武器を戻して後ろを振り向くと、即座にボロボロ状態のオルガが起き上った。
「ちょっと待てぇ!! 俺これでも主人公の一人だぞ!? いきなり酷くないか!?」
「仕方ない。『ダークオーラ』で仕留めるか」
「では私も『空衝煉獄斬』を」
オルガが二人に抗議するなり、ルキルとウィドが目を光らせながら剣を構える。
あくまでも抵抗の意を見せていると、今回の企画の為に呼ばれていたテラとアクアが宥めに入った。
「あ、あのぉ…折角の誕生日なんだから、その辺にしないか…?」
「そ、そうよ…さすがに今日に限ってはそう言う事はあんまり良くないかと…」
「二人とも黙ってください。ここは徹底的に反抗しないと――」
「ウィド。これ以上攻撃したら、オルガが可哀想だから止めなさい」
「はい、姉さん♪」
(((さすがはシスコン…)))
スピカの一言で速攻で笑顔で剣を収めるウィドに、思わず集められた全員が同じ事を考えてしまう。
何がともあれ殺伐とした場が収まり、話を進めようとヴェンは思った事をオルガに質問した。
「ところでオルガ。どうして機関の服を着てるの?」
「何言ってるんだよ。この衣装はコスプレに作ったんだ。ほら、ブーツも手袋も…ウィッグだって全員分用意してるぜ!! そして見ろ、このキーブレードを!!」
そう言うと、後ろに用意していた大きなバックから『約束のお守り』と『過ぎ去りし思い出』のキーブレードの等身大模造品を取り出して全員に見せつける。
キーブレード使いでも本物に見えてしまう模造品に、アクアとカイリは思わず関心を見せた。
「凄く精密に作られた模造品ね」
「オルガ、これどうしたの!?」
「今回の企画の為にネット通販で買ったんだ!! 結構人がいたから選ばれるのに苦労したが…――おかげで、《キーブレードに選ばれし者》ならぬ、《通販に選ばれし者》の称号を貰ったぜ!! これで俺もロクサスだ!!」
「「「おおおおっ!! かっこいいー!!」」」
「安っぽい称号だな…」
ソラとヴェンとシャオが目を輝かせる中、ルキルはボソリと半目で呟いた。
「じゃあさ、俺もその服と鬘被ればロクサスになれる!?」
「あたし、リクのウィッグ被ってみたい!!」
「いいぜ!! そう言う興味や欲求を持つ事も、コスプレの醍醐味でもあるんだ!!」
笑顔で詰め寄るソラとオパールに、嬉しいのかオルガが笑顔になる。
このままではまた逸れてしまうと、すぐにテラが元の方向に話を戻し出した。
「とにかく話を戻して…結局、コスプレってどんな事をするんだ?」
「そりゃあ、いろんな二次元キャラの服を着て楽しむんだ!! 三次元にいる者達にとって、二次元は決して触れられない領域だ。だが、コスプレをする事によって三次元の人達は間接的にだがその領域に触れる事が出来るんだぜ!!」
高々と胸を張って説明すると、リクが腕を組むなり鼻で笑った。
「くだらない」
「コスプレを馬鹿にするな!! コスプレは国境を超えるんだ!! 心を繋げられるんだっ!! 世界を救えるんだあぁぁ!!!」
「最後がおかしいぞ!!」
「とりあえず、まずは皆にコスプレを楽しんでもらう貰うために…――1から最新作の15までのFFの衣装全種類用意したぜー!!」
「うっわー!! 凄ーい、かっこいいー!!」
オルガの後ろにいつの間にか用意された大量のFFキャラの衣装に、ソラが歓声を上げる。
他の人も思わず感嘆の声を漏らすと、これからの事をオルガが説明した。
「KHにはF
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