昨日と違う今日
今日と違う明日
世界は後戻りすることなく人々は知る
世界は大きく変貌していた――
「さあ――仕事の時間じゃ」
20年前。レネゲイドにより、変わり果てた世界。
「準備は良い? リーダーさん?」
「ああ」
この世界で、俺達は生きる。
自由であり、束縛された世界を。
「行こうぜ、“悪”を盗みに」
レネゲイド、オーヴァードが組み込まれて世界の統制は大幅に変わった。
それでも、全てが上手く行っているわけではない。
その証拠に、一部は正義が悪に染まっている。
だから、貫こう。
悪の正義って奴を。
これは、もう1つの歴史。If(もし)が生んだ分岐点の1つ。
正史では隠蔽された筈の20年前の“レネゲイド解放”が明らかになった世界。
オーヴァードが大量発生し、FHも機能しない状況の中、私利私欲のためにその力を使う者。その者から人々を守る者に別れた。
その争いは戦争に匹敵し、歴史にこう刻まれた。
【レネゲイドウォー】と。
「ヒャーハハハハ!! このビルは俺達ヴィランが乗っ取ったー!!」
「きゃー!!」
「おかあさーん!?」
「誰か助けてー!!」
『――御覧の通り、以前ヴィランがビルの内部で破壊活動を行っています! 警察が持ちこたえていますが、このままでは怪我人どころか死傷者が出て――!』
「――まてぇい!!」
『ああ! ここでヒーローの登場です!』
覚醒したオーヴァードは、大きく二つの部類に分かれている。
犯罪行為を繰り返すオーヴァードを『ヴィラン』。
そんなヴィランを倒して人類に貢献する『ヒーローに』。
「お待ちしていました、警部!」
「なんだよ、警察のお偉いさんか?」
「――今回の事件解決をしたヒーローだそうだな。だが、この有様はなんだ? 建物はヴィランだけでなく君の戦闘で損壊。市民の救助よりもヴィランとの戦闘に走る。到底ヒーローとは言えない行いだ……ああ、現場検証だろ。すぐ行く」
「なんなんだよ、あのいけ好かない男!?」
「口を慎め。あの方は、黒羽蒼空――警視庁刑事局オーヴァード犯罪対策部の若き警部だ」
ヒーロー制度により、オーヴァードが受け入れられた社会。
だが、全てのオーヴァードが人と共存出来ている訳ではない。
「またヒーロー、ですか?」
「ええ――何か問題が?」
「ヒーローとは言えオーヴァード…何も問題がないと?」
「…あなたの言う通りです、黒羽警部。あなた方一般人…ノーマルと違って、私達オーヴァードは危険な存在とも言えます。ですが、我々は人類の味方としてヒーローをしてヴィラン達からあなた達の日常を守っているつもりです」
「行き過ぎた力は時に危険だ。オーヴァードの力も、人の基準である我々ノーマルが完全とはいかずともある程度は制限するべき、その事を分かって頂きたいものだ…なんの為のR対策室ですか、霧谷室長?」
ヒーローだけでなく、その他のオーヴァードを管理するR対策室。
それ故にUGNの立場も、この世界では変わっている。
「この街を中心に仕切るUGN支部――国際機関が、地方の問題に口を挟まないで欲しい物だな? 天義支部長?」
「ごめんなさい。幼馴染として、つい口を挟みたくなっちゃったの。あなたのお父様が亡くなってもう10年…立派に後を継いでお勤めを果たしているのね」
「黒羽警部、行きましょう」
「ああ」
「…大変よね、上の立場って言うのは」
良し悪しがあれど、レネゲイドとオーヴァードが認識された世界。
絶えずヒーローとヴィランの戦いが繰り広げられる日常。
そんな中、彼らの街に一つの噂が流れる。
「また出たそうだ。“怪盗”が」
「ああ、黒い羽根と共に悪事の証拠品を盗み出しては警察機構だけでなくR対策部に提出する。犯人は記憶を失っているか、命はあるが辛うじて保っているかのどちらか」
「マスコミやネットの間じゃ、その怪盗の事“ダーククロウ”って呼んでる。悪事を盗む正義の怪盗ヒーローだってよ」
「ヴィジランテに正義なんてない。どんな行いをしようが、結局はヴィラン――悪だよ」
「政府の認定を受けていないオーヴァードであるヴィジランテもヴィラン、か…間違ってはいないだろうな」
そして、出会いが――事件が始まる。
「ふーん、おじさんって偉い人なんだー! なら、猶更ヒーローの出番だ!」
「…灰川美羽、昨日ヒーロー登録したばかりの新米オーヴァードか。そんな者に守られるくらいなら巡回中の警官に守られた方がまだマシだ」
「うっわー、陰湿! やっぱり警察ってロクな人いない!」
「――え…」
「キャ!」
「大丈夫か?」
「…ッ…!」
「――いたぞ、あっちだ!」
「ヴィラン、か」
「警察のお偉いさんか! これはいい獲
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想
TOP
掲示板一覧
ゲームリスト |
ゲーム小説掲示板
サイト案内 |
管理人Twitter
HOME