GM「さて、それでは翼の番だ。君は一体どんな策を思い付いたのか見せて貰おうか?」
ツバサ「その前にGM。一回確認するけどさ、タイタスの効果って同じ種類なら一度のタイミングでいくつでも使用可能だよね?」
GM「へ? あ、ああ…基本ルルブ1の220Pに書かれてあるね」
ツバサ「それが分かれば十分! マイナーで《雷の加護2》を発動! メジャーで《コンセントレイト3:ブラックドック》、《光の手2》、《雷の槍2》を使う!
そしてここで、エリー、狩谷、黒須、凍矢、月のロイスを全てタイタスし、全部C値−1に当てるっ!!」
全員『『『はああああああああああああああああああぁ!!!??』』』
GM「ちょっと待て!? お前帰る気あるの!? そんな事したらロイスは残り1つになるんだぞ!?」
ツバサ「Eロイスあるし、『生還者』持ちだもん。十分に帰れるし、ここでHP0にしないと浸食率突き抜けてる二人がマズイでしょ!! ダイス9個の【感覚】判定、攻撃力8、達成値8、C値2で浸食率131%!」
グラッセ「あれ? C値2って……1の数字以外、クリティカル?」
SM「なんじゃそりゃああああああああぁ!!?」
ムーン「こ、これは行けるか!?」
クウ「頼むぞ、翼!!」
ツバサ「頼まれた!! それじゃ、いっくよー!!」
《命中判定》
9D(C値2)+8→129
ツバサ「よーし、100は超えた!!」
GM「…うんまあ、ダイス9個でよく持った方だよね」
SM「………ま、まだだ…!! まだ、だめーじがのこってる…!!」
GM「SM、声震えてるぞ。あ、こっちは一応ガードね」
ツバサ「えー? 避けてもいいんだよ?」
GM&SM「「こんな数字素で振って出せるくわぁ!!?」」(*念の為説明すると――10面ダイスを振って10の数字を13回連続で出さないとこの攻撃は避けれません)
《ダメージ算出》
13D+8→79
『全く…いろいろ汚い手を使ってくれるよね…!!』
苛立ち交じりに翼が呟きながら、身体全体から電撃を発生させる。
ポケットに入れていたコインを取り出し、キィンと音を立てて弾く。
(町を守るとか、世界を護るとか、そんなのはどうでもいいんだ。ボクはあいつが許せないだけ…空さんを操って、勝手に居場所を壊そうとして、みんなの日常を奪おうとする、だから――!!)
コインが回転しながら落ちてくる。
溜め込んだ電撃が真っ直ぐに構えた腕を中心に溢れ出る。この手に力を――想いを込めて、符宴へと放つ。
『超電磁砲(レールガン)――フルバーストォォォーーーーーーーーーーッ!!!』
翼から放たれた超電磁砲は、防御の構えを取る符宴を丸々と飲み込んだ。
GM「総計ダメージ、118…符宴のHPは101だ」
ツバサ「よっし!」
GM「しかし、ここで《蘇生復活2》を発動する。符宴はHP1で復活だ」
SM「残念だったな、お前ら!」
グラッセ「まあ、前にも一度ありましたからね。さほど驚きませんよ」
ツバサ「大事なのは、HPを0に出来た事だからね!」
グラッセ「さて、翼が終わったから次は二人の番ですが――」
全力を出し切った翼の攻撃により、この部屋に焦げ臭い匂いが充満する。
普通なら一溜りもない攻撃だ。だが、相手はレネゲイドに浸食されて強化された強靭な身体を有している。黒焦げに抉れた床と一体化していた符宴が、黒く焦げた身体を起こした。
符宴『まだだ…最強の俺が、こんなガキ共に負ける訳が…!』
蒼空『…ここまで来ると、呆れるな』
凍矢『蒼空さん、行ってください…!』
思わず顔を歪め、侮蔑を込めて符宴を見下していると凍矢が声をかけてくる。
それに続き、月も笑いながら親指で符宴を指す。
月『グラッセの言う通りだ――決着、つけてこい』
蒼空『…あぁ!』
ムーン「俺の手番は最後に回す。蒼空に先手を譲るぜ…最後だ、かっこよくやっちまえ」
クウ「俺はマイナーで符宴のエンゲージに移動。メジャーは《コンセントレイト3:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃3》だ。ダイスは21個、攻撃力18、達成値3、C値は7、浸食率162%、HP17になるぜ」
『ふざけんな!! てめえみたいな貧弱な宿主が、この俺を、そいつも…!! おい、出て来いよ!! てめえはこのままでいいのかよ!? お前は最強の存在だ!! 仲良く手を繋ぐなんて弱者の寄せ集めがする事だろうがぁ!!』
大鎌を持ちながら近づく蒼空に、符宴は中にいる人格に向かって騒ぐ。
しかし彼のみっともない説得は、洗脳が完全に解け、蒼空と手を取り合うと決めた人格に届く筈がない。
『俺の“相棒”はお前が、あいつらが作ったんじゃない――キッカケがどうあれ、確かに存在す
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