オープニングフェイズ シーン3〈崩壊寸前のレジスタンス〉
シーンプレイヤー 天義星華
GM「OP3、シーンプレイヤーは星華さんです」
スピカ「よし、シーンイン…!」(ガタガタ…)
SM「何か随分震えてないかい…?」
GM「そう言えば、スピカさんのダイス運は酷かったってレイシャさんが言ってましたっけ」
スピカ「大丈夫、これは私であって私ではないキャラ死ななきゃ安い死ななきゃ安い…!」(震&暗示)
ルキル「だ、大丈夫かスピカさん?」
スピカ「すぅー、はぁー……やるわ、いえやるぞ! はぁ!」
《シーン登場》
星華1D→3 33%→36%
スピカ「よっし!」
GM「では、始めましょう。ここでは伝令を聞くシーンなんですが、何か要望はありますか?」
スピカ「ならGM、UGNの伝令役にこう言うキャラを使って欲しいんだけど…(メモを渡す)」
GM「(メモ確認)…ふむ。構いませんよ」
蒼空が任務を受けたのと同時刻。
街の片隅にひっそりと存在する廃ビル。月明かりはあるが、夜に包まれた暗闇では目を凝らさないと何も見えない。だがそれは、裏の人間が身を潜めるには十分な場所だ。
そんな屋上で、一人の青年が尚も光輝く遠くの街並みを眺めていた。
街の名前は渋谷。前は違う名だったが、昔に改名された名らしい。
『で、俺をここに呼び出した理由を話して貰おうか?』
やがて青年は呟き、後ろを振り返る。
『玲崎愛衣』
名前を呼ばれた少女――玲崎愛衣(れいさきあい)は、無表情のまま星華へと話し掛けた。
『――任務です、エージェント』
『聞こうか』
『FHの研究所から脱走者が出ました。現在、計画の要となる“遺産”を奪い逃走中との事です。あなたには、遺産の回収をお願いしたい』
『遺産の回収、か。脱走者はどうすればいい?』
『我々の目的はあくまでも遺産です。脱走者がどうなろうと関係ありません。抵抗するようでしたら、抹殺してでも奪いなさい』
無慈悲な宣告を添えた任務に、星華は再び光り輝く街並みに視線を戻した。
『……変わったな、UGNも』
『現在の我々では、なりふり構ってられないんです。理想は捨て、現実に目を向けなければいけません。どんな犠牲を払おうとも、FHに支配された世界を救うのならば痛くはありません』
『…そうか』
星華もまた、抑揚のない声で淡々と答える。
これから向かう場所――敵の陣地とも呼べる場所に目を向けながら再度愛衣に確認する。
『遺産の回収。それさえ果たせれば、あとは好きにしていいんだな?』
『…ええ。お好きにどうぞ』
『了解だ。なら、行こうか』
それだけ言うと、星華はその場から跳躍して屋上を飛び降りた。
FHの支配脱却の一歩となる“遺産”を奪う為、UGNの理念の為に脱走者を保護するために。
GM「では、ここでシーンを終了しましょう」
スピカ「男言葉なんて新鮮ね。ダイスの幸先も良かったし、この場でも男言葉使っていこうかしら?」
オパール「そんなに酷かったの、ダイス運?」
スピカ「オパール、シーン登場ダイスで連続10とか9とか出したら嫌でも分かるわよ?」
オパール「ひどすぎる…!!」
スピカ「折角だから、クウも女言葉使ってみたら? 話し方一緒だと、性別変わってる実感とかないわよ」
クウ「簡単に言うなよ…頭の片隅にでも入れてはおくけど」
SM「はいはい、雑談はここまで。それじゃ、最後のOPに行くよ」
オープニングフェイズ シーン4〈裏切りへの鍵〉
シーンプレイヤー リカ
GM「最後のOP。シーンプレイヤーはリカです」
ルキル「分かった。シーンインだ」
《シーン登場》
リカ1D→1 36%→37%
ルキル「よし! これは嬉しい!」
GM「では、始めましょうか。学校に通っていると言う話でしたので、学校内にFHセルがあるようにしようと思ってます。それで、何か希望のシーンはありますか?」
ルキル「そうだな…だったら、こういうのは駄目か?」
GM「ふむふむ…」
時間は、響のクラスがレネゲイド試験を受けている頃にまで遡る。
授業中にも関わらず、一人の生徒が廊下を歩いている。
それだけで、歓声が鳴り渡った。
『キャー! 時夜陸よー!』
『あいつ俺達と同年代なのに、歌手デビューしている上にFHに関する仕事もしているんだよなぁ』
『顔もイケメンだし、学校の鑑だな』
噂の中心にいるのは、時夜陸と言うこの学校に通うアイドル歌手。
だが、彼――リカは、そんな人達の渇望の眼差しを何とも感じてないのか、振り返る事も反応もせずに黙って奥へと歩いて行く。
スピカ「ふむ、芸能人が通っている学校はそんな感じなのね。で、時夜陸って言う
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想
TOP
掲示板一覧
ゲームリスト |
ゲーム小説掲示板
サイト案内 |
管理人Twitter
HOME