ミドルフェイズ2 シーン6〈UGNの現状〉
シーンプレイヤー 天義星華
GM「このミドルフェイズも、全員登場でお願いします。今度こそPCメンバーで団結出来るといいのですが…」
スピカ「一緒に戦ったし、蒼空に対する愛も伝えられたから大丈夫だ」
クウ「何でそこまで自信満々なんだよ…? まあ、流石にあそこまでやったら手を結ぶ以外何でもないけどよ」
オパール「それじゃ、最初は先に逃げたあたしとリカで登場するわよ!」
リカ「話の流れとしてはそれが妥当だな」
《シーン登場》
響1D→8 63%→71%
リカ1D→1 57%→58%
オパール「もう70%超えちゃった…」
SM「ま、まあまあ。攻撃による浸食率が異様だからね」
ルキル「全力の攻撃で19%も喰うもんな…」
オパール「あ、そうだ。GM、リカの事なんだけどあたしの学校じゃ有名人でしょ? あたし一生徒でリカの事知っておきたいんだけどいい? その方がリカの敵じゃないってアピールにもなると思うんだけど」
GM「うーん、リカさんはどうします?」
リカ「俺にそれを言うか? まあでも…同じ生徒ならある程度は警戒心を解くだろうな」
オパール「じゃ、決まりね!」
SM「よし。それじゃあシーンを始めようか」
激闘を繰り広げていた場所から不思議な動物を追いかけていた二人。
やがて動物は狭い路地裏を抜けて、壁にギリギリ人が通れる穴が開いた廃倉庫の中へと入っていく。もちろん、二人はその後を追う。
響『どこまで行くんだろ…』
リカ『町外れって言っていたが、ここは中心街の近くだぞ…本当にあっているのか?』
愛衣『――合っていますよ。あの人はわざと拠点の場所を間違って教えたのですから』
響『え…何でこんな所に女の子が?』
愛衣『初めまして。私はUGNチルドレンの玲崎愛衣と申します。天義星華――彼のバックアップをしています』
響『へー、愛衣ね。あたし、大晴響。で、こっちはあたし達の学校で有名人の――』
愛衣『時夜陸。ですがそれは芸名であり偽名。本名はリカ――そうですね?』
リカ『…流石はUGNだな』
愛衣『情報の収集が仕事ですので』
響『え、え?』
愛衣『…本題に入ります。あなたの持つ遺産を、我々UGNに渡してくれたら今後あなたの身の安全はこちらで保証します。今すぐにでも亡命の用意は出来ています、いかがでしょうか?』
響『陸…』
リカ『――渡せない』
愛衣『ほう…』
リカ『渡せない…あんた達だろうと、FHだろうと、この鍵は誰にも渡せない…!! 渡しちゃいけないんだ…!!』
響『それって、どう言う…』
愛衣『――交渉は決別ですね。全く、天義さんの頼みだから穏便に済ませようとした私が馬鹿でした』
やけに冷たい声が、少女の口から洩れる。
すると、天井近くから大きな蝙蝠が勢いよく愛衣の隣に飛んできた。
響『こ、今度は蝙蝠!?』
愛衣『FHなんて信用するだけ無駄でした。ワンダ、バット、遺産を奪いその二人を始末なさい!!』
ワンダ『キュン!』
バット『キー!』
リカ『くそぉ!! だからUGNなんてテロリストは信用ならないんだ!!』
響『ままま待って!! 二人とも、ここは話し合って!! 話し合えばきっと分かるよ!!』
星華『止めろ、愛衣』
《シーン登場》
星華1D→8 54%→62%
愛衣『っ、天義さん! ですが!?』
星華『彼が言った事をよく考えて見ろ。渡せないって事は、遺産を渡したら何らかの危険が及ぶ事になる…そう言う事じゃないのか?』
リカ『………』
オパール「リカ?」
リカ「……“答えない”。黙って目を逸らす」
スピカ「ふむ――GM、ここでリカに《プロファイリング》を使って彼の考えを読み取りたい。出来るか?」
GM「対象の人物像を描くイージーエフェクトですね。そうですね…リカが拒むのであれば〈知識:〉での判定になりますが……リカさん、どうします?」
ルキル「…それなら、こちらも疲れているし助けて貰ったから拒みはしない。そうだな、言われた事が当たっててビックリしている。それと、周りの人に嫌悪を感じているが敵意はないのも伝えておく」
スピカ「分かった」
星華はリカの様子をじっと観察する。
彼の表情・態度・感情・仕草。それら一挙一動を見逃さず、今の問いに何を思っているのかを導き出した。
星華『図星のようだな。そう言う訳だ、一度遺産について調べた方がいいと俺は判断する。今の彼には、俺達に対する敵意も感じないからな』
愛衣『ですが…!』
星華『情報不足のまま遺産を奪い、被害が出た場合を考えろ。遺産の力は凄まじいものばかり、UGNの崩壊に繋がる可能性は0ではない筈だ。それにお前のや
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