GM「では、人に見つかる事無く地下の研究所に辿り着くことが出来ました」
SM「だが、地下の一角は厳重な扉が施されている。無理にこじ開けると気づかれる可能性がある。ここは穏便に事を進めるために《知識:機械工学》の難易度14で判定をして貰うよ」
オパール「また難易度が上がった〜…うーん、【精神】での判定ならリカだけど」
スピカ「いや。ここは《オリジン:レジェンド》の効果を発動させている蒼空にやらせた方がいい。俺達は支援に回った方がいいだろう」
ルキル「なら俺は再び《構造看破》を、更に《暗号解読》を使って扉に施されたパスワードを調べるぞ」
スピカ「俺も《究極鑑定》を使い、扉について詳しく調べよう。扉も物なのだから可能だろう?」
オパール「ノイマンのイージーエフェクトって、本当に色々使えるわね…」
クウ「翼のブラックドック専用イージーもだが、こっちもヤバイな…」
SM「ああ、実際に出来そうだからノーとは言えないよ。リカと星華は〈知識:機械工学〉の判定をしてくれ。難易度は10とするよ」
ルキル「ダイス目で10を出さない限り、成功出来そうにないな…」
スピカ「だが、チャンスは無い訳じゃない。挑戦しよう!」
支援判定
星華6D→8 失敗
リカ8D→16 成功
GM「では、リカさんは成功したので達成値が+2追加です」
クウ「それじゃ、挑戦と行きますか」
《知識:機械工学判定》
7D+6→15 成功
クウ「よっしゃ!」
GM「判定に成功したので、リカさんの支援を頼りに扉のセキュリティを解除出来ました」
リカ『何重にもロックが掛けられてるが、パスワード式になっているな。俺のいた研究施設と似た構造だから、ある程度は補佐出来るが…』
エン《蒼空。少しよろしいですか?》
蒼空『どうした?』
問いかけには答えず、エンは前に出て透けた手を扉に向かって翳す。
数秒ほどして、目を閉じた状態のまま蒼空に伝えた。
エン《…今から言う数字を順に打ち込んでください。それで開く筈です》
蒼空『あ、ああ…』
言われた通りに、エンが教える数字を機械に入力する。
すると、簡単にロックが外れて扉が開いた。
響『開いた!』
リカ『ノイマンでないのにこのパスワードが分かったのか!?』
蒼空『ふん。マスター様を舐めるなよ』
星華(扉を開く前の蒼空の不自然なやり取り。エンと言う存在が意図的に手助けを行ったのだろう。機械を操るブラックドックよりは思考回路のノイマンの線が高いが…俺達には触れられない“何か”に干渉した?)
響『星華さん、どうしたの?』
星華『いや、何でもない』
GM「最深部の扉を開いた事で、もうすぐデータベースに辿り着く。そんな時、侵入者用のトラップが発動した」
四人「「「「ええっ!?」」」」
GM「トラップは毒ガスで、吸い込んだ瞬間に体力を蝕んでいきます。更に追い打ちとして足枷をかけられてしまいます。トラップを停止させるには、固定された機械を無理やり壊し、出口付近にあるボタンを急いで押す必要があります。と言う訳で、【肉体】で難易度は20の判定をして貰います」
クウ「難易度20!? 無理があるだろ!?」
SM「それほどのトラップって事さ」
ルキル「緊急だし、足を固定された状態じゃ《ディメンジョンゲート》なんて使えないし…!」
スピカ「精々、俺達の支援は機械を壊すのに使うくらいだろうな…。誰が判定するか――はもう決まっているか」
オパール「みんな、支援はしなくても大丈夫。ここはあたしがどうにかするから」
ルキル「けど、難易度20だぞ?」
オパール「大丈夫――《コンセントレイト:ハヌマーン2》《電光石火1》のコンボなら、C値を下げての判定が出来るから! マイナーで《完全獣化1》も付ければ、成功率は上がる!」
スピカ「いや、《完全獣化》はしなくていい。代わりに俺がエフェクトで援護するよ」
オパール「でも…」
スピカ「大丈夫、使うのは1つだけだ」
オパール「…分かった。マイナーはなし、メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン2》《電光石火1》を使ってダイス11個、C値8で挑戦よ! 浸食率は88%!」
スピカ「《援護の風4》を使い、更にダイスを4個追加だ。浸食率は85%」
《肉体判定》
15D(C値8)→31
オパール「やったぁ! 《電光石火》でのHPロスは…3。良かった、これでHP16ね」
GM「それでは、星華さんの風を操る支援を使い、響さんはいち早くトラップを解除しました」
SM「判定は全部成功だね。さあ、イベントが待っているよ!」
響(少しでもいい! あたしも、みんなの力になりたい…!)
リカ『響…?』
あの時聞いた、心に浮かんだ詩を口ずさむ。
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想
TOP
掲示板一覧
ゲームリスト |
ゲーム小説掲示板
サイト案内 |
管理人Twitter
HOME