第三ラウンド
GM「では、セットアップに入りましょう」
SM「だが、そっちの宣言の前にこっちから先にやらせてもらうよ」
ルキル「え? 三人とも倒したし、もういないんじゃ」
GM「端末が《ガードモード2》《戦力増員5》を発動し、ガード値を20上げます。あなた達から20m離れた場所に1グループ100人のトループを5組縦に配置して出現させます!」
クウ「何だそれ!? どこから出てきた!?」
スピカ「まさか、暴動化した観客か!?」
GM「その通りです! しかも、1ターンごとに1グループずつ数を増やします。尚、今回は登場しただけなので、次のターンでステージに上がり込みます」
スピカ「このターンで倒せないと、敵が増えるという事か…!!」
『マスターが倒されたぞ!!』
『奴らを殺せ!!』
『ひゃははは!! 俺達も“ディアボロス”様に気に入られるチャンスだぁ!!』
ルピナス達が倒された光景を目撃し、彼らを倒そうと観客達が我先にと押し寄せる。
そんな奴らに、蒼空は侮蔑を込めて毒づく。
『くそ、これだからレネゲイドも知らない愚か者は嫌いなんだよ…!!』
『まだ時間はある。みんな、急いでこいつを壊すぞ』
セットアップ短縮
響→《死神の疾風》行動値+10&ダメージ3D追加 176%
響(15)
星華(13)
蒼空(12)
リカ(6)
GM「敵の行動はないので、そちらの好きにどうぞ」
スピカ「響、待機してくれ! 俺達が出来る限り削るから、全力の攻撃を頼む!」
オパール「分かった! あたしは待機するわ!」
スピカ「まずは俺からだ! マイナーでエンゲージに入り込む。
メジャーで《コンセントレイト4:ノイマン》《マルチウェポン4》《急所狙い4》《零距離射撃3》で端末を攻撃する! ダイス13個、攻撃力23、達成値1、C値7、浸蝕率176%、そして鍵の効果を発動し、ダイス6個追加だ!」
《意思判定》
8D→22 成功
スピカ「なぜこんな時に…まあいい、判定だ」
《命中判定》
19D+1→44
《ダメージ算出》
5D+23→50
星華『リカ、鍵を!』
リカ『ああ!』
手を伸ばすと、リカはすぐに鍵を投げる。
弧を描きながら落ちてくる鍵を片手で受け取る。すると、蒼空と同じように自身のレベゲイドが騒ぎ出す。
星華『うぐ…!』
響『星華さん!?』
星華(血の匂い…赤き雫――飲みたい…誰でもない、彼女の、血が…!)
これまで何度も襲い掛かってきた吸血衝動に、つい蒼空に手を伸ばしてしまう。
血を呑むつもりはないし、傷つけるつもりもない。なのに、今まで拒絶してきた彼女は何を思ったか自ら抱き着いてきた。
星華『そ、ら…!?』
蒼空『飲めよ、俺の血。俺はピュアブラムだ、血なんて幾らでも出せる』
そう言って、露わになっている首元を星華の口元に押し付ける。
蒼空『必要なら気が済むまで飲ませてやる…だからさっさとあれをぶっ壊せ、星華!!』
星華『――全く、俺を甘く見ないでくれないか?』
星華は空いた片手で蒼空の肩を掴んで密着した身体を放す。
それから彼女の手を優しく掴んで持ち上げると、指先に付いた血を舐めとった。
蒼空『うえっ…!』
星華『うん、甘い。これで十分だ』
顔を赤くした蒼空に笑顔で言い切ると、すぐに端末へと駆け出す。鍵によって湧き上がる力のままに、星華は至近距離で銃弾を浴びせた。
SM「現在端末の総ダメージ103だ。だが、まだ壊れない」
GM「ここで、蒼空さんはレネゲイドに乱れを感じたのが分かるでしょう。マイナーかメジャーを使って難易度10の〈知覚〉判定に成功すれば、《ハイデンシティ》の効果が無くなります」
クウ「最初のロボと同じか。なら、マイナーを使って挑戦だ」
《知覚判定》
8D+1→8 失敗
クウ「行けると思ったのに…くそ、出来る限りやってやる!
メジャーで《コンセントレイト4:ブラム=ストーカー》《紅の刃4》――《ブラッドバーン5》は使えないから外して、《レネゲイドスマイト3》だ。ダイス9、攻撃力11、達成値18、浸食率183%!」
《命中判定》
9D+18→52
《ダメージ算出》
6D+11→47
蒼空『この俺の血をあんな風に舐めるなんて…おこがましいにも程があるだろ…!』
響『え、えーと…蒼空?』
攻撃する為の血が足りない? あるじゃねーか…そこら辺に、沢山。
蒼空『エン! 最大出力だ、この会場にぶちまけた血ぃ全部吸い上げろぉ!』
エン《…やれやれ、本当に素直ではないですね》
あんな風に言いつつも蒼空の複雑な心情を感じているからこそ、エンは出来る限り協力する。
そうし
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