ミドルフェイズ2 シーン5〈鮮血の宴、開幕〉
シーンプレイヤー 七雲空
GM「シーンプレイヤーは空。他PCは登場不可だ」
SM「時間的には、凍矢達の文化祭開催辺りまで戻っておる。丁度文化祭の始まるくらいに、住宅街の一軒家に辿り着く感じじゃな」
クウ「あいつらが青春満喫している間、俺は1人寂しく仕事かよ…」
GM「愚痴らない。それよりシーン登場してくれ」
《シーン登場》
空1D→3 38%→41%
クウ「よし、低い」
SM「バイクで移動しておるのじゃったな。どうする?」
クウ「そりゃあ、近くに停めてから中に入る。外見はどんな感じだ?」
GM「少し描写しよう」
陸の連絡から数時間。送られたGPSを目印にバイクを走らせて辿り着いたのは、住宅街の一軒家だった。
駐車場はないので、車道の邪魔にならないよう家の近くバイクを停める。そのまま空は家の表札を確認する。
空『海、命…か』
蒼空(…間違いないな)
空『入るぞ、宿主』
そう言って、ドアノブに手をかける。
扉は鍵がかかっているかと思ったが、意外にもすんなり開いた。
グラッセ「ちょっと待って、海命って俺の家!? なんで俺の家!?」
GM「さて、空。入る訳だが、〈知覚〉で判定をして貰う。難易度は5にしておこう」
グラッセ「無視!?」
クウ「ちょい高めだな…まあいい。振るぞ」
〈知覚〉判定
4D+1→26 成功
ムーン「何だこれ!? 素振りでクリティカル出しすぎだろ!?」
クウ「警戒していたのが良かったんだろ〜」
家の中に入った途端に鼻に付く異臭。
その正体が――原因が何か、いつも“力の源”として使っている空には分かる。
空『血の臭い…!?』
玄関付近まで漂う鉄の臭い。日常ならばありえない。
空は警戒心を露わに血の臭いの元まで忍び足で近づく、場所はすぐそこにあるリビングからだ。
ゆっくりとドアに手をかけて、勢いよく開く。そうして目にしたのは、血塗れで倒れている男女だった。
グラッセ&ムーン&ツバサ「「「えええええええええええええええぇぇぇ!!!??」」」
クウ「おいいいいいいぃ!!? 何か俺だけクトゥルフの世界観に巻き込まれてません!? 何時の間にパラノイアになった!? それともサタスペの方に迷い込んだぁ!?」
グラッセ「これ状況からして俺の父さんと母さんですよね!? 何勝手に殺してくれちゃってるのぉ!?」
GM「いや。死んでない、意識はないが辛うじて生命を保っている状態だ」(横目&遠目)
クウ「GM、何で目を合わせない?」
SM「さて――お主は二人に近づいた訳よな?」
クウ「え? そりゃあ戦闘用人格でも血塗れで倒れている人見たら近づくだろ」
SM「ならば――」
目の前の重傷人をほおって置けず、空が近づく。
蒼空(っ、相棒!)
急に叫ぶ内側の声。本来の人格であるがゆえに、何をさせたいかを瞬時に感じ取る。
空は頭ではなく身体を先に動かしてその場から離れる。同時に、自分のいた場所に腕が振るわれる。
空『うぉ!?』
遅れた形で声が出てしまい、改めて目の前の現状を確認する。
倒れていた筈の二人は腕をだらしなく下げて起き上がっている。だがあちこち傷だらけで、虚ろな目でこちらを見ている。
瞬時に判断出来る。この二人は明らかに異常だと。
SM「と言う訳で、彼らを大人しくさせたいならば〈白兵〉判定で難易度10を出して貰おうか。失敗したら2D10のダメージを受けて貰うぞ」
クウ「もはや血塗れのゾンビじゃねーか、ネクロニカじゃねーかぁぁぁ!!!!! 誰が別ゲーやれっつったぁーーーーーーーっ!!!」
グラッセ「ていうか何なんですかさっきからぁ!!! GM、あんたSMの要望どんだけ聞いたんですかぁ!!?」
リク「おいGM…親友二人をこんな扱いしたんだ、死にたいようだな?」(黒オーラ&キーブレード装備)
GM「うるせー!! 『腐敗した死体が動き出す』なんてのをここまで改良させたの誰だと思ってやがる!?」
全員『『『改良!!?』』』
GM「ムーンと言いこいつと言い、シナリオに無茶振りばっかり組み込んだんだ!! 前日まで徹夜して救済措置を組み込んだボクを褒めて欲しい寧ろ褒めろぉぉぉ!!!」
ツバサ「GMが『変異暴走:破壊』起こしてるー!?」
クウ「分かったから落ち着けスズノヨミー!!!」
*GMが大暴れして、全員総出で抑えております。しばらくお待ちください。
クウ「お、落ち着いたか?」
GM「ああ…! どうにか…!」
リク「あの、うん…何ていうか、すまない」
GM「ワカッテクレテナニヨリダ…!!」(血涙)
クウ「と、とにかくダイス振るぜ。白兵はレベル伸ばし
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