グラッセ「ど、どういう事!?」
ムーン「こう言う事だ。さあ、これが俺のRハンドアウトだ!」
PC2 闇代月用Rハンドアウト
ロイス:エレクトロノイズ 推奨感情(P執着/N敵愾心)
文化祭の3日前。君はUGN日本支部長室に呼び出されて、極秘で霧谷雄吾から一つの情報を聞かされる。【ダークカオス】の一人、“エレクトロノイズ”が志武谷に潜伏してしまったとの事だ。
エレクトロノイズの正体は今も尚不明。性別も性格も外見も、誰も正体を突き止める事の出来ない潜入工作員と言う事らしい。
ただ、過去にUGNと交戦したデータがあり、建物内でひとたび能力が発動すると一般人の避難も出来ない状況になり、無関係の者を巻き込む程の戦いに発展するらしい。しかも人が多ければ多い程、最悪な方向に発揮するそうだ。
一般人も集まる文化祭が行動を実行する絶好のチャンスとなるだろう。君はその日に何としてでも大量の人物の中からエレクトロノイズを突き止めて凍矢達を、学園の人々を守らなければならない。
*公開条件:シーン内に他PCしかいない時のみ公開できる。
*もし他PC以外の人物が見ている状態で公開すると、エレクトロノイズにまで内容がバレてしまい正体を突き止める事が出来なくなる。
*このRハンドアウト公開後、〈“エレクトロノイズ”について〉が調べられる。
ツバサ「なるほどね。だから監視の目を潰す必要があったんだ」
グラッセ「しかも、月も事前に敵が潜入していた事を知っていた。だから星華さんが現れた時に知ってたような素振りを見せていたのか」
GM「では、月のハンドアウトシーンに入ろうか」
日にちは、3日前まで遡る。
昼を少し過ぎた辺りで、今も学園では文化祭の準備の真っ最中だと言うのに、月は《ディメンジョンゲート》で日本支部のある東京某所にやってきていた。
案内の人に支部長室に通され、今は霧谷と対峙するようにソファに座っている。
「闇代月さん。お忙しい所、日本支部までお呼び立ててしまいすみません」
「建前はいい。羽粋の護衛を一旦中止して至急本部まで来いって言われたが、今度は何の任務を言い渡されるんだ?」
「あなたを呼んだのは任務ではありません――極秘でお知らせしたい事が出来たのです」
「極秘?」
「最近志武谷で活動している【ダークカオス】と言うFHセルはご存知ですよね?」
「まあな。もうかれこれ何度もやりあっている」
自分達の街で活動しているFHセルを思い出しながら頷く月。すると、霧谷は深刻な表情で月に一つの情報を伝える。
「そのメンバーの一人――コードネーム“エレクトロノイズ”が志武谷に潜入したとの報告が上がりました」
「何!?」
「街に入り込む前に奴を倒そうとエージェント数名が襲撃をかけましたが、相手は《ワーディング》で逃げようとする人をあえて閉じ込める事でパニック集団を起こし戦況を混乱及び撹乱させられて、逆に部隊を壊滅させられました」
「そのやりようからして危険人物じゃねーか…! そいつは何処にいる!?」
「残念ながら足取りは不明です。ですが、目的は分かっています。奴は必ず、あなたの学園で行われる文化祭に現れるでしょう」
「文化祭?」
思わず眉を顰める月。だが、霧谷はは淡々と説明を続ける。
「エレクトロノイズは広大な建物、それも人が大勢いる場所で目撃されています。万が一見つかっても、自分の有利なフィールドで戦闘を行えるように。【ダークカオス】の目的は狭川羽粋と判明している事から、パニック集団を引き起こした上で略奪する作戦かもしれません」
「つまり、文化祭は確実に事件が起こる。その時に羽粋を守りきれって事か? …ふざけるな!! 襲撃されるのが分かってて受け身になれだ!? そんな事するぐらいなら、文化祭までに敵をぶっ倒せばいいだろ!! 街に潜伏しているのが分かってんだ!? 今からでも俺が――!!」
「月さん。何故この情報をあなたに通信機も使わず、こうして本部に呼び立ててまでお伝えしたか分かりますか? そして、なぜ私が“奴”と表記するのかも」
「はぁ?」
やり方に激怒して日本支部を飛び出す勢いで立ち上がるが、霧谷に止められる。
妙な言い方に仕方なく足を止めて聞く体制になると、霧谷から驚くべき情報が飛び出した。
「エレクトロノイズは――正体不明なんです。誰にも姿が視認できない、奇妙な存在なんです」
「なんだよ、それ?」
「あなたが対峙した因縁のあるメンバーの一人、風切冷牙のように変装を使うと言えば分かりますか?」
「チッ…! 正体が掴めないってそう言う事かよ」
「その上、通信手段を潰してはデータ改ざんも行って追跡も不能で…いえ、不満をどうこう言うのは止めましょう。気が乗らないのはこち
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