ムーン「で、これからなんだが。とりあえず響と六介をどうにかしないといけないよな?」
クウ「六介の方は誰でもクリア出来る感じか?」
GM「うん、六介の所に行くと宣言して、波音の声を聞かせれば終わりだね。代わりに1シーン必要になるけど」
ツバサ「響さんの方だけどボクはもう駄目だから、精神が高いグラッセに二つの判定を頑張ってもらうしかないね…」
クウ(……ん? このエネミーエフェクトの説明…)
ムーン「俺の支援も使えばどうにかなる…かな? だが、浸食率が…」(ペラペラ…)
グラッセ「月は無理しなくていいよ。精神も〈RC〉も俺が高いし、どうにかなるって」(パラパラ)
ツバサ「ちなみに、失敗したらどうなるの?」(ピラッ)
SM「もれなく9D+9のダメージが襲い掛かるぞ」(パララッ)
ムーン「失敗できない奴じゃねーかオイ!」(パタン)
ツバサ「――って、師匠はさっきからEA(エフェクトアーカイブ)読んでるけどどうしたの?」
クウ「……なあ、SM。1つ質問があるんだが」
SM「なんじゃ?」
クウ「《鮮血の牙》ってさ、対象の体内に血を入れ込んで操っているんだよな?」
SM「む…? そうじゃな、洗脳よりはそっちの方がやりやすい。その方向で行っておるが?」
クウ「ならさ――
俺の《生命吸収》と《ブラッドリーディング》を使って、その血だけを選別して吸い取る事って出来るか?」
GM「…は?」
ツバサ「え? ちょ、師匠!?」
GM「そ、その方法だと、体内に操ってる元凶の血を取り入れる事になるんだけど…」
クウ「なら、その穢れた血を《瀉血》で出す。理論としては行けると思うんだが?」
SM「…何が言いたい?」
クウ「血を吸収するって方法で洗脳を解除する判定を〈白兵〉で試みたい。出来るか?」
ツバサ「でもそれ、相手が一番有利な土俵に立つ事になるよ?」
クウ「だが、それは俺も一緒だ。【戦闘用人格】分もあるから、どうにかなるはずだ。あと、あいつは攻撃となるとダイス運が酷いからな。そこを考えれば、勝機は十分にある」
オパール「喧嘩売ってるなら買うわよ黒羽蒼空!」
GM「…僕としては構わない。ちなみにSMは」
SM「ふむ――別にいいわ」
ツバサ「え? いいの?」
SM「ただし《鮮血の牙》を自ら取り込む形になる。〈白兵〉の対決判定に成功しても〈意思〉判定10に失敗した場合、代わりに妾の従者となって貰う。それで良いか?」
クウ「…上等。精神7なめるなよ?」
ムーン「なら、響はお前に任せる。六介はグラッセが…」
グラッセ「いや、月が行ってくれないか? 俺、ちょっとやりたい事を思い付いたんだ」
ムーン「やりたい事?」
グラッセ「うん…Rハンドアウト、公開したいんだ。出来れば、羽粋と二人っきりでさ!」
GM(エ…!)(ピシリ!)
SM「ほう…羽粋と二人っきりで、か?」
グラッセ「ああ。…もしかして、誰かPCがいないと公開出来ないのか?」
GM「いや、そんな事はない…そんな事は、ないんだが…――確認のために訊くよ、凍矢はそれでいい?」
グラッセ「もちろん! 話的に盛り上がると思うからさ! 演出は大事だって言ってるじゃないですか!」
GM「…分かった。では、その他の処理から始めよう」
ミドルフェイズ10 シーン15〈その拳を振るう意味〉
シーンプレイヤー 七雲空
GM「ではまずは、響の処理から入ろうか。登場するのは空…蒼空だけでいいの?」
クウ「ああ。もう誰も無理はさせられないからな、俺だけ登場する」
GM「なら、シーンプレイヤーは蒼空。チャート表は振らなくてもいいよ」
ツバサ「蒼空さん、頑張って!」
《シーン登場》
蒼空1D→4 106%→110%
クウ「ふう…やっと落ち着いてきたか。あ、響の居場所だが《かぐわしき鮮血》で探すぜ」
GM「許可しよう。探す場合は判定も要らないよ。では、運命の判定に入ろうか」
一般人の避難もあらかた済ませた蒼空は1人、かつて敵に追われた廊下を戻っていた。
ライムによって逃げ道を繋いだロッカー、六介と対峙した場所…派手にぶち破られた窓ガラスの所で足を止める。そこはあの黒い獣…響と戦った場所。
蒼空は僅かに残った血痕に顔を近づけ、血の臭いを嗅ぐ。それだけで、彼女が何処にいるか。見えない臭いの痕が見える…血が教えてくれる。
蒼空『…あっちか』
空(にしても、一人で止めようとするなんてな。どう言う風の吹き回しだ、宿主?)
蒼空『…ちょっと、な』
階段を降りながら空と会話する蒼空。その表情は、どこかぼんやりとしている。
一階まで降りきり、少し歩く。そこに、目当ての人物…黒い獣がいた。
響『グウウウ…!!』
空(一
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想
TOP
掲示板一覧
ゲームリスト |
ゲーム小説掲示板
サイト案内 |
管理人Twitter
HOME