GM「戦闘の開始だ。エンゲージはこのようになっている」
[フェンス]――20m――(PC四人)――10m――(ゼノ/星華/羽粋)――10m――[フェンス]
グラッセ「このフェンスってなに?」
GM「今回は屋上だからね。距離感の仕切りとしてこのようにさせて貰ったよ」
SM「勝利条件は『海命ゼノを倒す事』じゃな。敵は1人にしてやった、感謝しろ」
GM「セットアップに入るが――まずは、ここまでPC達があらゆる条件を達成しているので各イベントを済ませよう」
???『――ようやく見つけたぞ!』
凍矢達のいる屋上に、1人の男が刀を携えてやってくる。
それは、暴れる六介と対峙する際に別れた担任――ガイアスだった。
凍矢&月『『ガイアス先生!!』』
ガイアス『お前達が時間を稼いでくれたおかげだ。俺の任務は光と闇の守護者の監視及び保護。俺も力を貸すぞ』
ゼノ『ふん、一人増えた所で何が――』
???『――なら、一台がお望みかしら!!』
頭上から少女の声が響くと同時に、プロペラの回る音が近づいて来る。
見上げると、闇の空に紛れて一台のヘリが飛んでいた。開け放たれたドアには、梟を肩に乗せたテレーズと陸がいる。
凍矢『テレーズさん!?』
月『陸!? なんでてめえがここにいやがる!!』
陸『お前達を助けに来たに決まっているだろ! 結界が緩んだおかげで、やっと入れた! 月、俺も一緒に』
月『帰れ!! てめえの援護なんぞいるかー!!』
翼『月、折角の救援を無下にしないで!!』
凍矢『頼むムーン、ここは耐えて!! 俺達もう浸蝕率ヤバヤバなんだから!!』
ゼノ『はん! 闇の守護者の血筋に評議員が来るとは飛んで火にいる夏の虫よ! 星華、あいつらを捉えて――!』
???『――らあああああああぁ!!!』
歌と共に、屋上の床の一部が吹き飛んだ。
違う、下の階から壊されたのだ。オレンジと白のプロテクターを身に纏った響の拳によって。
空(お前は!)
響『お待たせ、あたしも手伝うから!』
空(覚醒したてのオーヴァードだろ、危ないぞ!)
響『それでもやる! あたしだって…あんたみたいに、この拳で誰かを守るんだから!』
蒼空『分かった。だけど、無茶はするな』
響『もちろん!』
GM「条件は順に、“全員Rハンドアウトを開いている”、“エレクトロノイズを撃破”、“響を助けた”を達成した事で――三枚のNPCカードが貰えるぞ!」
ツバサ「三枚も!? やったー!」
GM「効果は…この後の追加のイベントが終わってからだ」
援軍が現れ、一気にこちらが有利に傾いた。そう思った直後、入り口の方から重苦しい気配を感じ取った。
月『なんだ!?』
六介『――見つけだぞ、ゼノ!!』
翼『六介さん!?』
羽粋『ア、アアア…!!』
六介『……一足遅かったか』
凍矢『六介さん?』
六介『よくも娘をこんなひどい目に合わせたな…!!』
月『あ、あの…?』
六介『羽粋をこれ以上傷つけない為に――ゼノ諸共、お前達も殲滅してくれるぅ!!!』
GM「と言う訳で、六介は君達の10m後方に出現するぞ」
ムーン「厄介な敵が現れたんですけどぉ!!!」
クウ「これもそれも凍矢の所為じゃねーか!!!」
グラッセ「で、でもゼノ諸共って言ってますよ!? もしかしたらゼノを攻撃するかも…」
GM「ちなみに、範囲どころかシーン攻撃を持っている為…
味 方 も 敵 も 関 係 な く 攻 撃 を 仕 掛 け る」
クウ&ムーン「「やっぱり敵じゃねーかぁぁぁ!!!」」
ツバサ「凍矢のバカー!! 何でこんな人怒らせたのー!!」
グラッセ「ごめんなさーい!!」
GM「ちなみに、六介の怒りを解除する方法はあるんだが聞く?」
四人「「「「聞かせてくださいっ!!!」」」」(必死)
GM「解除方法は1つ。『羽粋を無事に正気に戻す事』だ。判定は難易度15の〈交渉〉の後に、難易度12の〈意思〉もしくは〈RC〉の判定に成功すれば正気に戻るよ」
グラッセ「難易度15!?」
GM「本来は羽粋のロイスを持っている、かつ凍矢がRハンドアウトのトラップに引っかからなければ難易度10で済むんだが…二つ目が満たされていない為、このような難易度になったよ」
SM「それと、二番目の判定に失敗した場合…Eロイス『絶対の枷』と『加虐の宴』が発動し、羽粋は抵抗し命令違反を犯したと言う事で死亡と同時にエンゲージに隣接しているキャラに5Dダメージが与えられる。精々頑張る事じゃな」
ツバサ「…万が一、死亡させたら?」
SM「六介はジャーム化決定じゃな。今よりもーっと強くなるのは確定じゃ」
四人「「「「何が何でも生還させるっ!!!」」」」
ク
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