オープニングフェイズ2〈史上最悪のライバル登場〉
シーンプレイヤー 海命凍矢
GM「では、グラッセのオープニングだ」
グラッセ「はい。シーンイン!」
《シーン登場》
凍矢1D→10 29%→39%
グラッセ「ぎゃん!? 俺も!?」
ムーン「…俺、この後ダイス振るの怖くなってきた」
クウ「俺もだ…」
志武谷に存在する、大きな病院。
表向きは様々な医療に対応出来る医者がいて、毎日大勢の人が通院したり入院者もいる。しかし、裏ではUGNと繋がっていて密かにオーヴァードの治療も行われている。
ゼノが引き起こした事件後、羽粋はこの病院で入院生活を送っている。敵に操られた後遺症、オーヴァードに覚醒した事。何より…傷ついた娘の精神をちゃんと治したいと言う、父親の強い希望があったからだ。
羽粋が入院してから、凍矢は放課後になると毎日彼女の見舞いの為に、この病院を訪れていた。
ムーン「あ、GM。俺、凍矢にメールだけでも送ってもいいか? 『緊急で支部に呼び出されたから、俺の分まで羽粋の見舞いを頼む』って感じで」
GM「別にいいけど〜」
ムーン「サンキュ。そういう感じでRP頼むよグラッセ」
グラッセ「もちろんだよ」
凍矢『今日はムーンも一緒じゃないけど…仕方ないよな。ムーンの分まで、俺が見舞いをしないと』
普段は一緒に通っている親友は隣にいない。少しの寂しさを抱えつつ、凍矢はUGN管轄の病棟へ足を踏み入れる。
見た目は他の病棟と同じ。だが、ここに勤務している看護士や医者はオーヴァードとしての力を持っている。それは、この病棟で入院している人達も同類だ。
同じUGNとしてすれ違う看護士に挨拶をしながら、凍矢は羽粋の病室へとやってきた。
凍矢『失礼します』
ドアを開けると、診察服を着た羽粋がベットの上で振り返って笑顔を見せてくれる。
だが、今日はそれだけではなかった。
???『あら、羽粋のお友達?』
羽粋の周りには、優しそうな大人の女性。そして、別の高校の制服を着た少女と大人の男性がいたのだ。
???『初めまして! 私は神影恋火。こっちは雷神お兄ちゃんで、この人は小暮お姉ちゃん。私達、兄妹なの』
小暮『よろしく。それにしてもあなた…細そうに見えて中々身体付きがあるわね…ウヘヘヘ〜』
凍矢『へ、変態だーーーーーー!!!』
小暮『変態じゃないわ! 紳士よ!!』
恋火『似たようなものだよ…』
羽粋『凍矢。みんなは、ここに転校する前に住んでいたアパートのお隣さんなの。連休だから、志武谷まで私に会いに来てくれたんだ』
凍矢『そうなんだ…初めまして。羽粋の友達の』
雷神『死にやがれぇ!!!』
ウラノス「そう言って、《ミカヅチ》含めた全力コンボで幼なじみくんを襲う。不意打ちって事で命中させていいよな?」
グラッセ「初っ端からなに殺しにかかってんだあんたぁ!!! てか、何でこの姉弟達NPC乗っ取ってんの!?」
ガイア「言っておくけど、GMにはちゃんと許可取ってあるよ」
テルス「ええ。このキャラは番外編で私達が作ったんですもの。自分のキャラならある程度自由に動かしていいし、RPしてもいいって事前の打ち合わせで決めました」
ウラノス「そういう訳で、この場で幼なじみくんをぶっ殺す。《リザレクト》するなら出来なくなるまで甚振るまでだ…!!」
ツバサ「…なんか、ボクより凍矢の方がピンチじゃないかな〜…?」
ムーン「凍矢一人で行かせたの間違いだったかもしれん…GM、今から《ディメンジョンゲート》で登場していいか?」
GM「しなくていいし、殺す事もさせないから安心しろ。凍矢はガード出来たって事で処理してくれ。あと雷神は、打ち合わせ通りにやれ」
ウラノス「チッ…分かったよ。あんまりGMに迷惑かけるのは良くないしな」
病室だと言うのに二つのチャクラムを取り出し、電撃を纏いながら真っ先に襲い掛かる雷神と言う男性。
とっさの判断で凍矢は氷壁を出して妨害する事で、その難を逃れられた。
凍矢『いきなり何すんだお前ぇ!!?』
雷神『黙れ!! てめえだろ、羽粋を入院どころかオーヴァードにまでした元凶は!!! よく友達なんて名乗れるな…バラバラ死体にまで切り刻んでサメの餌にして地獄に堕として未来永劫罪を償いやがれ…!!!』
小暮『止めなさい! 羽粋がビックリしてるでしょ!』
恋火『そうだよ! それにこの病院がUGN管轄でも、エフェクト使って襲ったら他の人の迷惑になるでしょ!』
凍矢『あ、あの…あなた達は…?』
小暮『私は黄昏市のUGNエージェントなの。恋火も雷神も、オーヴァードよ』
恋火『あたしはイリーガルで登録しているんだ。何かあった時だけ小暮お姉ちゃん達を手伝ってるの
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想
TOP
掲示板一覧
ゲームリスト |
ゲーム小説掲示板
サイト案内 |
管理人Twitter
HOME