翼『ミユキ…さん!? う、うそ!? 本当に!?』
ミユキ『早速ですが、翼さん。現状について詳しく説明を』
翼『ハッ! そうだった、えーと実は――』
翼はすぐに、これまで会った事や今自分が置かれている状況について説明をする。
翼『…今はどうにか、プランナーと隠れてやり過ごしている。下手には動けないけど、危険はある程度回避されている…かな?』
ミユキ『そうですか。こちらも今、志武谷に潜入しています。激戦区には入れませんが、それ以外ならば移動は出来る。…どうにか二人を助けられないか、こちらでも動いているけど。翼さん、何か分かったら連絡して頂戴。動けない代わりに、私が動くわ』
翼『ミユキさん…! ありがとう、なら』
ツバサ「さて、どうしようかな…?」
グラッセ「どうするって?」
ツバサ「PL視点では、FH側に協力した方がいいって言うのは分かっているけど、PCはそれを知らないでしょ? だから、どうすればいいのかなって」
クウ「あー…そうか。で、翼も俺達が正気だって事を知らないから」
ムーン「簡単に手助けも出来ないって訳か…5回目ともなると、ギミックも一筋縄ではいかないなぁ」
ツバサ「今の行動値の残りは9。まだボクは余裕があるから、相手の陣地に関して調べるのも可能だけど…」
GM「《攻勢防壁》の効果は解けたが、《通信支配》の効果はまだ残っている。そんな状態で他の陣地側をむやみに調べようとしたら……あとは言わなくても察しがつくだろう?」
ツバサ「ですよね〜…じゃあ、ミユキさんを使う方法は?」
SM「どこかの陣地に行って、調べて貰うって方法だね。そうしてミユキさんを動かしつつ、組織が今どう言う状況かを調べて貰う事が出来るよ」
ツバサ「じゃあ、そんな感じでFHの方を調べて貰おう!」
GM「ちなみに、UGNとFHの陣地に大まかに移動するから【行動値3】必要になるぞ」
ツバサ「うぐっ! 結構キツイ…でも、移動してもらった方がいいしね。FHの方に移動させるよ」
翼『FHの方で、情報収集お願い出来る?』
ミユキ『FHね、分かったわ…翼さん』
翼『なに?』
ミユキ『京香さんの事、お願いね。あの人を守れるのは、翼さんだけだから』
翼『――もちろんだよ。これは…ボクの責任でもあるから』
ツバサ「これで、ボクの行動値は残り5だ。FHに向かってもらったし、ここからは慎重に事を進めないと…」
グラッセ「俺は残り7、月が6だ。けど、今出来る事は特には思いつかない。他の場所に向かう事も可能だけど…」
ムーン「空、お前はあと行動値幾つだっけ?」
クウ「残りは8。移動も猶予はあるしやるべき事も定まっているが、下手に動くとリザレクトする恐れがあるんだよなぁ…」
グラッセ「うーん…一応、行ける所は行っていてもいいのでは? バイクを持っているおかげで、移動は節約できますし」
ムーン「だな。今の状態じゃロクに交渉して誤解も解けないだろうし」
クウ「お前ら、本音は?」
グラッセ&ムーン「「とっととあの犯罪者をとっちめて羽粋を引き剥せ!!!」」
クウ「んな事だろうと思ったよ。じゃあ、ハチ公前に移動するか」
空『…俺ら、何してんだろうな?』
蒼空(言わないでくれ、虚しくなるだけだ…)
空『交渉に失敗して、大怪我負わされるほどぶっ飛ばされて、逃げるようにこんな所までバイク走らせて…』
蒼空(だから言わないでくれ)
空『つーか、どうするんだよ? 協力者は誤解したまま、他に情報もない。八方塞がりも良い所だ…』
羽粋『なんだか大変そうだね。あ、これそこの自販機で買ったコーラだけど飲む?』
空『おう、サンキュ。んぐっ、んぐっ……まずは、陸と響の誤解をどうにかして解いて、協力してこの事態を収めないと…』
羽粋『その二人って、学校で助けてくれた人達だよね?』
蒼空(ああ。見た所、あの二人はお前と同じように洗脳されていない。この孤立した状況の中で唯一の味方に――ん?)
空『ん?』
羽粋『どうしたの? もしかして、私の顔になんかついてる? さっきコンビニでパン食べたから、それかな…?』(ごしごし)
空&蒼空『(………なんでこんな所にいるんだ羽粋ぃ!!?)』
羽粋『どうしてって、雷神お兄ちゃんと飛んできたの!』
空『…雷神、おにいちゃん?』
蒼空(飛んで…きた?)
???『――羽粋から離れやがれぇ!!!』
突然、空目掛けて雷を纏ったチャクラムが飛んでくる。
殺す気で飛んでくる攻撃を即席で作った大剣で跳ね返し、受け流すように起動を逸らす。チャクラムをぶつけた途端、嫌な音を立てて刀身に罅が入ったが近くの建物に飛んでいき粉々に壁を貫通した。
空『お前は…!!』
???『一人で敵陣に来
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