連れ去られた羽粋を追って、空はバイクを走らせる。
飛んで行った方角を目指していると、スクランブル交差点へと辿り着いた。
空『あの犯罪者、どこまで行きやがった…!』
蒼空(見えた! あっちだ!)
教えてくれた方を見ると、雷神はビルより高く飛行している。
空『あんな高い所まで…! くそ、遠距離じゃこっちが不利だ! せめて翼がいれば――…っ!』
蒼空(相棒、やっぱり…)
空『それ以上言うな。あいつがいなくても何とかするしかねーだろ』
蒼空(けど、どうやって…!)
????『手伝いましょうか?』
タイミングよく上空から聞こえた声。その人物は空の前で軽やかに着地した。
空『お前…!』
青峰ミユキ『どうも、ブラッドエッジ。救援に来ました』
空『救援? 利用するの間違いだろ…今度は俺達をどう扱う気だ?』
蒼空(相棒、今はそんな場合じゃないだろ!)
空『黙ってろ、宿主! そうやって何でもかんでも信じたからこうして皺寄せが来てんだろうが! 俺は信用する気はない!』
青峰ミユキ『…なら、取引を行いませんか?』
空『取引?』
青峰ミユキ『私はこの町のどこかにいるプランナーと翼ちゃんを助けたい。あなたはこの町を戦火にした元凶であるエレクトロノイズの討つ。だからその間だけ、手を組んで頂けませんか?』
空『…信じろと?』
青峰ミユキ『どちらにせよ、今は人手が必要でしょう? それとも、一人で戦い続けますか?』
空『………ちっ、乗れ』
GM「合流が出た事で、NPCカードをプレゼントするよ」
【NPCカード】
・青峰ミユキ:あらゆる判定に達成値+3。常時
(このカードを持っているPCの情報判定を、翼は行う事が出来る)
GM「以上だ」
ツバサ「ふむふむ。ミユキさんを通して、ボクが代わりに情報判定を請け負える形なんだね」
クウ「効果も社会が低い俺にとってはありがたいな」
グラッセ「でも、常時発動とかこんなに効果があっていいんですか? ゲームバランス崩れません?」
GM「翼は現在合流も出来ないし、制限もされている状態。ミユキは翼が本来行う行動を代わりにしてくれると思えばいい」
ムーン「なるほどな」
ツバサ「ちなみに、空さんとお話って出来たりするの?」
GM「いや、それは出来ない。ミユキが止めている形で、間接的に情報を教えて貰って調べるという形になる。町一つを混乱させている状況だから、念には念をと言う形だ」
クウ「まあ、居場所を知ったとしても今の俺達じゃツバサの元にはいけないしな。それより、雷神だ。あいつはどうすればいいんだ?」
SM「雷神だけど、今は飛行状態にある。けど、羽粋がハングライダーの操縦をうば…はしゃいでいるおかげで、注意散漫になっている状態だよ」
リズ「ちょっと待ちなさい!」
GM「文句があるなら、逆に問おう。もしリズが同じ状況になったらどうする?」
リズ「もちろんウラノス蹴り落として、ハングライダーで空の旅を楽しむわよ」
GM「だろ?」
リズ「確かに」
グラッセ「いやいや!? 納得する場面じゃないだろ!!」
ウラノス「俺の扱い酷過ぎないか!? 打ち合わせでは裏の主役として、羽粋を攫って幼馴染くん達を含めてUGNの奴らを二人で協力してぶっ殺した後に、人里離れた田舎で末永く幸せになりましたって言う勝ち組エンドの予定じゃなかったのかよ!?」
ガイア「ウラノスお兄ちゃん、真面目な顔で堂々と妄想叫ばないでくれない? 妹である私が恥ずかしいんだけど?」
テルス「GM、そんなの打ち合わせで一言も言ってないわよ」
クウ「で、ここから先はどうするんだ?」
GM「雷神を上手く墜落出来るかの判定だね。飛行状態になっているが、攻撃を当てるのはルールでも出来るからね。難易度は、攻撃技能…白兵・射撃・RCなどで、難易度は30だ」
クウ「30か…まあ、やろうと思えばやれるな」
ツバサ「ついでにミユキさんの効果もあるからね。よっぽどの事がない限りは成功するはず」
クウ「そのよっぽどの事がさっき起こったんだがな…ちなみに、失敗した場合は?」
SM「その場合、雷神から反撃が来るよ。3d10のダメージが襲い掛かるね」
クウ「俺の今のHPは12…リザレクト、ワンチャンあるなぁこれ…」
ムーン「だが、やらなきゃ先に進めないのも事実だろ。いいからやれって」
クウ「はいはい。ちなみに、武器を作成した場合はどうなる?」
GM「んー…まあ、飛行状態でも当たる采配だし、ボーナスで 3上げようか」
クウ「おし。マイナーで《赫き剣3》、HP6点消費で攻撃力14の武器を作る。《コンセ:ブラム2》《鮮血の一撃2》で白兵攻撃、雷神を打ち落とす!」
8D+14(C値8)→31 成功
GM「危
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