第一演技「超回復マッスル」
「ここからは後半戦! 同一サーヴァント禁止ルールがつくけど、こっちも全勝利を目指すぞー!!」
「はい、先輩! まずは、スパルタクスさんとの戦いですね!」
後半戦へ挑戦する為、控室で闘志を高めるマスターとマシュ。早速、対戦相手のギミックを確認する。
「バーサーカーな上にHPが多めで回復ギミックが大変。王特性のキャラがいたら重点的に狙われる。しかも特殊耐性も付くと。そうだな、ここは…」
取り巻きを倒し終え、スパルタクスとの戦いが始まる。
バーサーカーと言う高火力に加えて、毎ターン10万ほどの回復がとてつもなくめんどくさいが…。
「おお…エウリュの宝具がめっちゃ刺さってる…! 一発でブレイクした…!」
先鋒のアタッカーとして選んだエウリュアレ。彼女の男性特攻の宝具により、30万超えのダメージを叩き出した。
「とはいえ、相手の回復スピードが異常だ…半分以上削っても、すぐに回復される」
ブレイクしたものの、サポートでやってきたマーリンが苦渋を見せる。
自前のキャストリアと共に回復と守りを担っており、そこにエウリュアレの魅了スキルで妨害も効果がある為、防衛には成功している。しかし、回復を上回るだけの火力が出せないのが今のメンバーの弱点だ。
「とにかく、キャストリアと私のアーツ強化スキルを使って高火力で攻めるわよ! マスター、例のアレは取っておきなさい!」
「ああ、分かった!」
出来る限り戦力を維持しつつ、全力を出せるタイミングを見計らう。
そして、2人のアーツ強化により、ようやく宝具で40万超えのダメージを叩き出せた。
「よし、ブレイク二つ目削った! あと一つ!」
「…少々不安だけど、この辺で行くわよマスター!」
「ああ! ハワイ礼装のスキルで!」
ここが攻め時と、トロピカルサマーの魔術礼装でアーツと宝具のダブル強化をエウリュアレに継ぎ足した。
「女神の視線(アイ・オブ・ザ・エウリュアレ)!!」
限界にまで強化された愛の矢が、スパルタクスに突き刺さる。
だが、ダメージは50万までは届かず、あと僅かだけ体力が残ってしまった。
「あー、惜しい! 若干残った!!」
「まずい、どんどん回復するぞ!」
マーリンの言う通り、削った分をどんどんスパルタクスが回復していく。
どうにかエウリュアレで阻止しようとするがなかなか削れず、2ターンで12万近いHPとなってしまう。
「しかも相手のチャージが溜まった、ここはマーリンの無敵張って、それから宝具の回復を」
「その必要はないわ、マスター! ここで私が仕留める!! やあああ!!」
戦略を考えるマスターを制し、エウリュアレはアーツを主軸に組み上げたチェイン攻撃を仕掛ける。
その結果、本当にこのターンでスパルタクスのHPを削り切ったのだった。
「か、勝った! エウリュ強い!」
「ふふん、こんなものよ」
目を輝かせるマスターに、エウリュアレは得意げに髪を靡かせたのだった。
第二演技「大嶽丸呪い行」
「次は鈴鹿御前。ギミックはブレイクごとに変化して、最初はカード属性一つだけの耐性、二つ目はクラスの変更。三つめは善・悪・中による特殊耐性。最初と最後はいいけど、二つ目が厄介すぎる」
「アーチャーで攻めるとランサーに変更となるから、弱点を攻められてしまいます…キャストリアでのサポートも、途中でライダーに変化してしまったら倒される確率が高いでしょう」
このギミックの脅威点は、弱点を的確に攻められない事。カード・クラス・属性。それらを考えずに編成すると、後々自分の首を絞める事に繋がりかねない。
「ギミック大変だけど、やるしかないな。ん? クラスが変わってもセイバーだから、セイバー特攻が効く……セイバー特攻……そうだ、いるじゃん! クラスが変わってもセイバーなら対応が効くメンバーが! なら、フレをこの人に任せれば…!」
何かを思いついたようで、早速マスターはメンバーを編成していった。
鈴鹿御前との試合が始まる。場に出ているのは、キャストリア・フレンドのスカディ・ヒロインXXだ。
だが、タゲ集中によりヒロインXXに攻撃が襲い掛かり、早速ガッツが剥がれてしまった。
「XXパイセンーーー!! ガッツで耐えたーーー!!」
「初手でこれは厳しいですが…! やるしかありません! スカディ、共に魔力を!」
「任せよ! 行け!」
キャスター二人により、共に魔力をヒロインXXに与える。
更にキャストリアのアーツ強化と無敵も貰い、ヒロインXXの武器が光り輝く。
「セイバー死すべし!! ダブル・エクス・ダイナミーック!!」
ヒロインXXのセイバー特攻の宝具が、鈴鹿御前に突き刺さる。
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