【おむすびチェーン店・一号】
「よーし、とりあえずもうすぐ40箱まで溜まったし、高難易度全部やっちまうぞー!!」
これまで貯めに貯めたチケットの束を隅に追いやり、過去の高難易度戦に挑戦するマスター。
「最初は俵藤太さんですね。こちらはバスター攻撃を受けると色にあったカード封印がされますが、HPも上がりますので回復にはなります。更に別のカードで攻撃すれば攻撃のバフを貰える。バフを貰ってHPを削るかになりますね」
マシュもアシストとして攻略情報を伝えると、マスターは早速リストを見る。
「アタッカーはランサーで固めるのが一番か。とにかくHPが高いから礼装も全て特攻だ。アタッカーは愛する者属性特攻持ちのブリュンヒルデは確定、守りでキャストリアはフレから借りよう。クーちゃんも最後にアタッカーで入れてと……」
こうして始まった俵藤太とのバトル。早速お米を投げつけて、妨害をしつつHPを回復してくる。
「うーん、バスター基お米での攻撃でHPも上がるけど、攻撃が封印されるから戦いにくい…! キャストリアが狙われるなぁ……」
「マスター! いい感じに全員NP溜まったわ!」
ここでメンバーに入れていた卑弥呼が叫ぶ。前衛の卑弥呼はもちろん、キャストリアとブリュンヒルデも宝具を放てる準備が出来ている。
「よし、卑弥呼様、ブリュンヒルデ、キャストリアの順に宝具!」
「「「はい!」」」
卑弥呼によるバスターとオーバーチャージ増加を受け、ブリュンヒルデが巨大な槍を突き刺す。おにぎりによるバフがそこまで乗っていないが、普通ならボスが既に倒されているレベルの攻撃力でHPを削った。
更にキャストリアも2人分の魔力によって、強固な対粛清防御を張り巡らせる。
「よし、宝具を耐えつつ強化も行えてる! これならいける!」
「死が2人を分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)!!」
ここでブリュンヒルデの宝具が突き刺さり、ようやく俵藤太の150万というHPを削り切る。
「ブレイク削れた! 誰も落ちずに関門はクリア! 流石はケルヌンノスに耐えただけの事はある!! よーし、これからは卑弥呼様とキャストリアの防衛戦を『ケルヌンノス作戦』と呼ぶぞっ!!」
「よりによってそんな作戦名か!?」
アヴァロン・ル・フェにてぐだ子含めた数多くのマスターを絶望に叩き伏せた名前に、当時殿でメンバーに加えたにも拘らず攻撃してもロクな傷も負わせられずに何度も叩き潰されていたクーフーリンが悲鳴じみたツッコミを入れる。
「宝具が来るが、流石に間に合わない! 魔術礼装も含めて全員無敵を!」
「熱を帯びなさい」
「きらきらきら〜」
卑弥呼とキャストリア、そしてアトラス院の礼装の無敵を使い、俵藤太の全体宝具をどうにか凌ぐ。
「よし、全員良い感じにNP溜まった! でも駄目だ、キャストリアが封印で使えない!」
丁度アーツ封印をされていたため、キャストリアの宝具が使えない。礼装スキルで弱体回復しようにも、先程使ってしまったのだ。ここは卑弥呼を先に使い、何時でも防御回数を増やせるようにオーバーチャージだけでも乗せる。
「どうにか耐えてるけど、キャストリアが封印されたまま。このままじゃ……よし、キャストリアギリギリ耐えた! さっきの卑弥呼様のオーバーチャージバフが残ってるしで次の宝具まで耐えられるはず!」
早速キャストリアで宝具を張り、再度防御を固める。しかし、防衛は出来ても回復が出来ない。ブリュンヒルデのスキルで出来るには出来るのだが、正直焼け石に水。俵藤太も攻撃力が上り、お米をぶつけてきてもじわじわと最大HPが削られている。そろそろ目を背ける事も出来なくなっている状況だ。
「今度は卑弥呼の宝具が封じられた……ブリュンヒルデで一気に宝具込で攻めて……よし、残りHP60万切った!」
「そぉーら!!」
ようやく終わりが見えた瞬間、とうとうキャストリアが耐え切れずに体力が0になってしまった。
「うわぁ、キャストリアが落ちた! マシュでどうにか…駄目だ、マシュも一発で落ちた!! あと少しなのに!」
すぐに登場したマシュだが、防御スキルを張っていたにも関わらずお米をぶつけた瞬間に退場となってしまう。
次にやってきたのは長尾景虎。だが、やってきたタイミングで相手のチャージが溜まっていた。
「相手の宝具が来ますよ、マスター!」
「礼装の無敵は回復してないし、メジェドの眼でのスキルチャージも意味がない……ブリュンヒルデがガッツで耐えてくれるのを祈るしかない!! 卑弥呼様、景虎さん、無敵回避を!」
「南無八幡大菩薩――願わくば、この矢を届け給え!!」
マスターの指示に、2人は即座に防御を張る。そして、俵藤太の放った龍が襲い掛かる。
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