【ドルセント・リースショップ】
「これもまた延滞料とか貸出とか面倒なギミックがあるなぁ……耐久をしつつ、特殊耐性を剥して攻撃を与えないといけないか」
「取り巻きも出るそうですが、これを倒すと面倒なデバフが10ターンも掛かるので倒さないようにだそうです」
次の対戦相手、ミドラーシュのキャスターの情報をマシュと確認して早速マスターは編成を立てる。
「耐久だからキャストリア。フレンドは回復要因マーリンで、マシュもコストの為に必要。アタッカーはもちろんオジマンと、あとは…」
こうして始まった5回戦。前衛はアタッカーの要のオジマン、それをキャストリアとマーリンで守る。
ミドキャスが召喚した取り巻きは出来るだけ無視して、彼女が貸し与えるバフを消すと同時に特殊耐性を剥すために奮闘をする。
「やっぱめんどくせぇ……考えて行動しないといけないのもそうだけど、固すぎるんだよこっちも。取り巻きもアサシンだから、オジマン様倒されたら終わりだ……」
「うふふふふ〜。宝具を打ちまくると私の延滞料がどんどん増えていきますよ〜?」
ミドキャスの言う通り、攻撃すればバフは剥がれるがマーリンとキャストリアの宝具は味方のサポート。下手に打ちまくると、バフを消せずに相手の強化やこちらの弱体をさせられてしまう。
「ブレイクするたびに貸し出しが増えていく……こっちのデバフも嫌でも溜まってく…!!」
1回目のブレイクでバフの種類も増えて捌ききれず、結果溜まり始めてきている。その上、取り巻きの一人が強化解除のチャージ攻撃までするのでそちらも気を配らないといけない。
それでも、ダメージは着々と削っている。
「2回目のブレイクして、そっからオジマン様!!」
「光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)!!」
ここで宝具を使い、一気にミドキャスへのダメージを与える。結構なダメージを稼げたが、流石に一発で終わらない。
ゲージが最後と言う事で、大盤振る舞いでバフを与えてくる、のだが。
「ていうか、このドルセント!! こっちのキャラのカードでいない状態でそいつばっかりバフの貸し出ししてやがるだろ!! あえて延滞料金追加しようとあの手この手で邪魔してんだろ!!」
「えー? そんな事ありますぇ〜ん?」
「コ・イ・ツ」
あからさまな猫なで声に加えて目をキラキラさせるミドキャスに、マスターは青筋を立てる。
「こっちは〜、マスター様に役に立つバフをたーっぷりかけているんですよ〜? 泣いて喜んで返して頂けるならまだしも、クレームを言われるような事はしていませ〜ん。あれです? わざとクレームを言ってお金を毟り取ろうとか誹謗中傷を浴びせて心をスッキリさせるような器の小さいお方だったんです〜? 人がなってないのはどっちなんでしょ〜ね〜?」
逆にボロクソな言葉が飛んできて、ブチリと言う音がマスターから聞こえた。
「いいよ……そんなに言うんなら。マーリン、キャストリア。リソース(スキル)だ」
マスターの指示に、2人は真顔で全てのバフスキルを――オジマンに注いだ。
「全盛期ファラオ時代の財産分の質量、全部乗っけて返してやんよぉぉぉ!!! エジプト名物世界遺産のピラミッドごと受け取りやがれぇぇぇ!!!」
「こいつも載せてやろう、惰弱惰弱ゥゥゥ!!」
「ぎにゃ〜〜〜〜〜〜!!?」
ダブルピラミッドに加えてバスタークリティカルの光線を思いっきり浴びるミドキャス。
彼女は悲鳴を上げながら、とんでも質量となったファラオに耐え切れずに消滅したのだった。
【スイーツユニヴァース】
「こっちもある意味耐久か。とにかくエネミー=おやつをある程度減らした後にブレイクする。その後のオルタXの攻撃力がヤバイから、とにかくエネルギー切れになるまで耐久必須と」
この攻略情報をみたマスターは、耐久面で優れているサーヴァントをリストからチョイスする。
「編成はキャストリアと卑弥呼。マシュも必ず。フレは全体バーサーカー借りるかな――モルガンがいいけど、皆チケットとか凸カレスコばかり。ぐだ子のオルジュナにするとして、とりあえずこんなもんだろ!」
オルタXと共に現れた、様々なエネミーこと和菓子。倒せばバフを貰えるが、逆にデバフを貰う奴もいる。
1ターンごとにオルタXがエネミーを食べるので、バフはこちらが食べれるようオルジュナと可能なら卑弥呼で撃退していく。
「とにかく、攻略情報通りにこっちが倒すオヤツと、あっちが食べるオヤツで分けないと……ヤバ、HP60万のエネミーがきた! オルタXが食べたら永続強化解除してしまう奴は絶対に食べさせたらこっちが終わる……オルジュナ、宝具で一気に畳みかけろ! オルタXが生き残れば――やっば、火力がデカすぎた!
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