「では、次は…シャオとツバサ。二人纏めていきましょう」
「「ボク達?」」
次にナナによって明かされるのは、シャオとツバサの兄妹キャラ。
いろいろと複雑な設定を盛り込んだこのキャラの設定はいかに。
「シャオとツバサは『開闢の宴』用のオリキャラとして一緒に作りました。当初はシャオとは別に妹――ツバサも両方個別に生きて存在してました」
「「ええっ!?」」
「私の所のキャラって姉弟設定ばっかりだったので、兄キャラ妹キャラを作りたかったんです。最初は家出した兄の帰りを健気に待つ妹、と言う感じで考えてました。だが、それだとありきたりな感じがして、次に思い付いたのがシャオの振りをしたツバサ…ペルソナ4の○斗やアルトネリコ3のタ○ミの男装バージョンです。しかしそれもしっくりこない…そんな中、シオン戦に入る前のイベントを思い出しました。「シオンがソラに変わっている…あ、これレプリカ設定で使えるかも!」と言う事で、シャオに成り代わったツバサを作り上げました。そのついでに、シャオはすでに他界していたと言う設定も思い付いたと言う訳です。
尚、二人の名前には由来があります。シャオは【ツ○サク○ニクル】の主人公、小○から。ツバサの名前も小○とサク○の真名から取りました。偽の名前と本当の名前、まさに裏表で存在する二人にピッタリだと感じたからです」
「「へえぇ…んで、ぶちのめされる覚悟出来た?」」
コロコロと設定を変えに変えまくったからだろう。二人はナナを睨みながらキーブレードを取り出す。
息が合っているのは兄妹と言う血と絆を持っているからだろう。
「待て!? 弟妹キャラに弟子とヒロインを味わえるんだ!! 一粒で二度おいしい「その割には毎回リズ達に酷い目に合わせているよね?」「しかもヒロインってどう言う事だぁぁぁぁ!!!」前半私じゃなくてリラさんの所為じゃ…うぎゃああああああああああ!!?」
チョコレートのCMでの台詞も説得も虚しく、とうとう二人にボコボコにされてしまうナナ。
制裁されてしまったナナを尻目に、ふとガイアの脳裏に疑問が湧き上った。
「ねえ、今言ったヒロインってなんの事だろう?」
「そりゃ、幼なじみ君のようにヘタレで何も出来ない役立たずになるって事だろ」
「グラッセくん、負のオーラを撒き散らさないでください!?」
妹に答える素振りを見せながら暴言を吐き捨てたウラノス。おかげでグラッセは部屋の片隅でいじけだし、ジェダイトが心のケアを開始する。
「いや…そう言うのじゃなくて…シャオは元の姿であるツバサに戻したら新ヒロインとして活動をして貰おうと初期から考えて(ガシッ!!!×3)」
ようやく二人の制裁から逃れつつ答えていたナナの体を三つの手が掴む。
恐る恐る見上げると…スピカ、レイア、シルビアが真っ黒な笑みを浮かべている。
「その話、ちょーっとこっちで聞かせて貰えないかしらぁ?」
「拒否権、ありませんよー?」
「折角じゃ、我も加わるぞ」
「い、いやーーー!? ヘルプミーーーー!?」
*しばらくお待ちください。
三人の《話し合い》が終了した時、余程酷い目にあったのだろう。ナナは全身に包帯を巻いていた。
この光景に、アクセルは張本人であろう不機嫌全開の女性三人組に目を向ける。
「ど、どんな話し合いをしたんだお前ら…?」
「今後余計に大変になる事が分かったわ…誰かさんの所為でね」
「クウさんのバカ…」
「全くじゃ」
「反論はしねーよ…俺もいろいろ心当たりあるから」
女性三人の鋭い眼差しに、クウは本編での行動を思い返しながら目を逸らすしかなかったと言う。
「つぎ…スピカのばんですぅ…」
全身に包帯巻いたまま起き上がり、企画をやり遂げようと言う気持ちが強いのだろう。ナナは痛みを堪えながら次に進んだ。
「スピカの説明ですが、彼女はかなり特殊です。なぜなら……初期設定では、スピカは戦えないヒロインキャラでした」
『『『『『ハ…………ハアアアアアアアアアァ!!?』』』』』
このカミングアウトに、広間にいる全員が絶叫した。
「あんた、嘘言うならもっとマシな嘘つきなさいよ!?」
「今日はエイプリルフールじゃねーぞ!?」
「私は大真面目だぁ!!」
何だかんだで戦いではスピカに苦しめられたリズだけでなく、いじけていたグラッセまで復活してツッコミを入れる始末だ。さすがのナナも大声で反論する。
「戦えない=何もできない、と言う訳ではなかったです。回復魔法を扱え、歌で味方を強化すると言う正しく聖女のようなキャラを考えてました。後付けで回復以外に戦闘には向かないが役に立つ魔法も使うという予定でした。
ただ、前サイトの学園作品で正式に登場を考えた際、「ウィドを強くした人
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