ムーン「んで、俺とクウで戦闘するわけだが、俺が空の浸食率を100%にして倒せばいいんだよな?」
クウ「結局、俺が敵側って事か。ロイスのシステムが封印されている以上、ムーンの言う通り《リザレクト》の長丁場になりそうだよな」
GM「その辺に至っては、ちょっと特殊ルールを持ち込んだ。詳しくは下を見てくれ」
このルールは、ニコニコ動画にあります葛湯様が作られたルールを元にしたものです。
まず今回のルールは前提として、PC同士の一対一のPvPを想定して作られています。ラウンド進行時のセットアッププロセスのタイミングでPvPをしていますが、異なったタイミング(セットアッププロセス・マイナーアクションなど)のエフェクト使用や行動も可能です。
基本的には達成値同士で競い合い、達成値の高いほうが勝ちなのですが、PCは判定のダイス目・判定に使用した技能の数値のほかに、以下の数値を加えることができます。
・1.「+行動値」:速さや身のこなしで相手を翻弄する。
・2.「+攻撃力」:武器やエフェクトの火力で圧倒する。
尚、キャラによってはガード値を加える選択肢を付け加えてもいいかもしれません。なぜこの要素を入れたのかというと、PCのデータの差を縮めるためでもありますが単純に、高い達成値を出して盛り上がりたかったというのもあります。
PvPに参加するPCにはそれぞれ、「PvP耐久点」というものが普及されています。これは単に体力を示すものではなく、本人の心の余裕や疲労状態を総じて表現したデータになります。
基本的にオーヴァード同士でのHPの削りあいは底なしレベルの泥沼でしかありません。《リザレクト》のおかげで侵蝕率100%になるまで回復し続けるからです。
なので今回のPvPの勝利条件は「PvP耐久点を0にして、相手の心を挫く。戦意を失わせる」などの方向性で考えています。
そして敗北側PCのPvP耐久点の減り方は以下のようになります。
(敗北側のPCの達成値)−(勝利側のPCの達成値)÷十分の一+1
例)Aの達成値:35
Bの達成値:40の場合。
40−35÷十分の一+1=1.5(端数切捨てで1)
となるため、対決に負けたAのPvP耐久点が1点減ります。
このようにラウンド中に一回、判定の対決を行い、勝利することでPvP耐久点を0にしたPCが勝利となります。敗北したPCはシーンから強制的に退場になり、その後の処遇はGMとの話し合いの後、勝利側PCの判断(良識)にゆだねます。
GM「君達二人はアタッカーだから「攻撃力」を組み合わせた戦闘で対決判定して貰う。今回のルールで装甲点は達成値引き下げに組み合わせるぞ」
ムーン「まあそれに関しては、俺の《漆黒の拳》があれば関係ないけどな!」
クウ「そのエフェクトの攻撃、装甲無視だもんな。喰らう側からすれば地味に痛い…あ、俺手に入れた防具は装備してないぜ。まだ強化服のままだ」
ツバサ「そうなの?」
クウ「まだ装備する気になれないからな」
SM「特殊ルールの説明は以上、今回二人に普及する耐久点は5点。それが0になれば敗北になるぞ」
GM「特殊ルールの説明が終わった所で…クウには、特殊条件も渡して置こう」(メモ渡し)
クウ「何だ――おー、そう来たかー」
ツバサ「師匠ばっかりズルい!! 何が書かれてあるのさ!?」
クウ「いやぁ、これは今後のお楽しみだな」
GM「そうそう。こう言うルールだから、月の持ってる《復讐の刃》はこの戦闘では使えない、と言う事にしてくれないか? 折角クウが対決判定に勝利しても、問答無用で耐久点減らす感じになるからね」
ムーン「まあそうだな。あのカウンター、結構浸食率喰うし…分かった」
GM「こちらの説明が終わった所で、場面を志武谷の町中に展開するよ」
町を包む形で《ワーディング》が張られ、いつもなら沢山犇いている筈の人の姿は何処にもない。
そんな大きな道路の真ん中に闇のゲートが開く。そこから倒れ込む形で凍矢と翼が現れた
翼『月、空さん…!』
凍矢『ッ! 翼、危ない!』
翼『わあっ!?』
翼を抱える形で、凍矢は転がり込む。すると、自分達のいた所に黒い影が勢いよく突っ込む。
二人が身を起こすと、そこには半獣となった人間が自分達を鋭く睨んでいた。
怪物『ギシャアアア…!!』
凍矢『こいつは一体…!』
翼『これがジャームだよ…身も心もレネゲイドに浸食された化け物さ…!!』
GM「と言う訳で、こちらでは志武谷での戦闘――凍矢&翼vs戦闘用人格ジャーム集団となるよ」
ツバサ「集団? 敵はどんな感じなの?」
SM「トループと言う敵を集団として纏めた物だ。と言う事で、相手の数は1D100で決めさせてもら
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