ミドルフェイズ9 シーン14〈裏側の本物〉
シーンプレイヤー 御坂翼
GM「さて、ここのシーンだが…今度こそ空に会って貰おうか。出るのは誰?」
グラッセ「会うのは、俺と翼でいいよな?」
ムーン「俺はしばらく出たくない。浸食率的に…!」
クウ「それ言うなら俺だってそうだ…!」
ツバサ「じゃあ、三人で出ようか。シーンインっと」
《シーン登場》
凍矢1D→8 69%→77%
空1D→3 109%→112%
翼1D→4 71%→75%
支部長である羽狛から許可を貰い、凍矢は翼を連れて支部の奥にある部屋に来ていた。
喫茶店に似つかわしくない頑丈な鉄の扉。この部屋の中に空がいる。
凍矢『…翼、準備はいいか?』
翼『うん…!』
ポケットの中に手を忍ばせながらコクリと頷くのを見て、恐る恐る凍矢は扉を開ける。
中は先程翼が入れられていた部屋よりも無機質で、独房を思わせる。唯一家具としておいてあるベットの上に、空が俯いた状態で起き上がっている。
凍矢『具合はいかがですか…空さん?』
凍矢が声をかけると、空は振り向く。
見せた表情は悲し気で、瞳が黒から赤に変わっている。
空『すまない…迷惑かけた』
凍矢『空、さん?』
翼『え、えーと…? 本当に洗脳が解けたの?』
空『そう言う訳じゃ、ない…』
凍矢『じゃあ、どう言う?』
クウ「ってな感じで、ここでさっき渡された特殊条件を提示するぜ」
ツバサ「待ってましたー!」
【特殊条件】
『戦闘用人格』の特性として浸食率が100%以上になると人格が入れ替わる。今回の場合、洗脳されている人格を押しのけてもう一人の人格が表に出るので、その間は自主的な行動が可能になる。
ただし、Eロイスの効果が完全に消えたわけではない。符宴に対するロイスの感情は『歪んだ囁き』を行う前に戻すが、『砕け散る絆』の効果は継続しているので裏側の人格も他者の記憶は失ったままであるし、ロイスも取れない。
グラッセ「なるほど…だからあの時、浸食率を100%にする必要があったんですね」
ツバサ「戦闘用人格の設定を上手い具合に取り入れたギミックだね、これ」
GM「そう言う事だ。さあ、RPに戻ろう」
凍矢『じゃあ、今の空さんは裏の…本来の人格なんですね?』
翼『本当に、ボク達の事覚えてないの?』
空『ああ…お前達を含めた他人の記憶は覚えてない。けど、自分の事ならちゃんと覚えてる。これでも、内側でずっと見てきたから』
翼『ねえ。空さんはこれからどうしたい?』
空『…分からない。どうしたいのか、何をすればいいか――記憶を奪われている所為、なのか…?』
凍矢『なら、記憶を取り戻しましょう! 俺達、協力しますよ!』
翼『そうだよ! 空さんの記憶を奪ったあんな奴やっつけて、ボク達の思い出を取り戻そう!』
空『…ありがとう』
クウ「それじゃ、仲間と合流をしたんだ。俺が手に入れた情報を開示したいが出来るか?」
GM「OK!」
・金符宴について FH6
中国出身の《デュアルコンバート》を仕切るFHエージェント。エグザイルとソラリスのクロスブリード。温和な態度から急に豹変するが、完全に元の人格は戦闘用人格によって塗り潰されている。
戦闘では、距離に関係なく複数のバッドステータス系を付加して攻撃を当てる嫌らしい戦法を使って来る。
・作戦の概要 FH8
戦闘用人格として目覚めたジャームを使い、志武谷を壊滅させるフリをしてUGNを引きずり出す計画。
邪魔者を消してから、非オーヴァードにαトランスを投与して更なる戦闘用人格持ちの人員を確保する事が目的。空は仮のアジトに待機し、情報を持ってやってくるUGNの始末を命じられる。
(合流後、「αトランスについて」が情報収集項目に加えられる)
グラッセ「こう言う作戦だったのか!?」
ツバサ「ただ襲うだけじゃなかったんだ…」
ムーン「それに加え、新しい情報が出てきたな」
クウ「これともう一つ、俺は黒須と会わないといけないようだしな…たぶん、黒須に会えば俺のEロイスが解除されるんじゃないかと思ってるんだが」
ツバサ「えーと、今まで出てきたEロイスは合計5つ。『堕落の誘い』はダイス2つ分だから、計6個…最低でも150%だと仮定しても、バックトラックはちょっと厳しいかもしれないね。月と空さんの負担を考えたら、このターンで情報を抜かないと」
グラッセ「そうだな。αトランスについては俺が調べます」
GM「なら、情報はこれだ」
・αトランスについて(FH・裏社会 10/13)
グラッセ「う、うーん…もう一度コネを使えば、ギリギリ行ける…かな?」
ツバサ「でも、もう一つ情報残ってるよね…16と高いけど
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