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DREAM7【それが何を意味するのか】



七星座――新たな驚異。この世界の崩壊が目的らしく、ドリームイーターの悪の部分に当たる種族、ナイトメアを操り、夢の世界の平和を脅かす謎の存在。メンバー全員がとても強そうで、私は特にリーダーであるベネトナシュが妙に気になった。何故かはわからないけど、何か運命的な物を感じる。

「七星座の行動は常に謎に包まれている。だからやつらが何者なのかは定かではない。」

ローグの言葉が今回は何故か異様に重く聞こえた。恐らく七星座の話を聞いて、私が七星座を恐れているからだろう。特に――ベネトナシュを。

その時だった。ローグの服のポケットから音がなり、それを取り出した。それは通信機のような物だった。夢の世界にも存在したんだ。

《ローグさん!大変です!》

通信機から焦った様子の男の声が聞こえてきた。

《ナイトメア達が、世界各地に現れ始めました!》
「くっ……七星座がもう動き出したのか……!」

噂をすればなんとやらとはまさにこの事だ。さっきまで七星座の話をしていたらもう動き始めたと言うのだ。

「それで、どの世界に?」

とにかくローグは冷静さを保つ事だけを考え、通信機を通じて仲間である男の人に聞いた。

《デスティニーアイランド、ワンダーランド、オリンポスコロシアム、ビーストキャッスルです!》

合計4つもの夢の世界にナイトメアが大量出現したという信じられない報告。しかもこの4つの世界はいずれもレイ君が行った事のある世界だった。このままナイトメアを放って置けば、4つの世界はいずれ滅びてしまうだろう。そう考えると、私はいても立ってもいられなかった。

「ローグ!」
「わかっている。」

私が要件を言う前にローグは頷いた。私のやろうとしている事をすでに理解しているようだ。

「行ってこい。」

私は強く頷き、走り出した。その後をフィオ君とダーク君が追いかける。

夢の世界では誰でも使えるキーブレードことDohブレードをキーブレードライドの如く変形させ、グライダーのような姿となったDohブレードに私達三人は乗り込み、レイディアントガーデンを後にした。

その時、私達の旅立ちを見ていた人がいた。その人物はなんと乗り物もジョブチェンジも無しで空中に浮かんでおり、フード付きのロングコートに身を包んでいて、全く正体がわからなかった。その人物は私を見て非常に驚いていた。

「あいつが………ナイトメアを倒したやつか………!」

謎の人物はすでにこの世界を去った私の姿を何度も思い返し、腕組をして深刻に悩み始めた。

「あの少女……雰囲気がベネトナシュに似ている……!?」

その頃、私達はナイトメアがいると言う世界を探し、異空間をさ迷っていた。

「異空間も結構広いね……。」

フィオ君の言うとおり、異空間はとても広かった。異空間の背景の色も染まってまるで本物の宇宙にいるようだ。でもしっかり空気はあるからそこは安心出来る。まぁ夢の世界で酸素切れって言うのも可笑しいけどね。

暫く異空間をさ迷っていると、やっと世界を1つ見つけた。デスティニーアイランドだ。私達はやっとの想いで見つけたこの世界に降りる事に。



13/11/02 10:10更新 / レイラ
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