俺はワンダーランドより南にある世界、オリンポスコロシアムに来ていた。回りにはギリシャ神話を思わせる建物が沢山並んでいた。俺は先程までのワンダーランドの冒険での疲れを癒すため、近くにあった宿に泊まる事にした。
宿の部屋にあるベッドに寝転がり、すぐに眠りに落ちてしまった。自覚が無いだけでかなり体力を消耗していたのかな。
俺はこの時、とある夢を見ていた。それは今から10年ほど前の夢、俺がまだアースにいた頃、俺とその幼馴染みの少女が浜辺で遊んでいた時だった。
レイ君待ってよー!
ははっ、遅いよ !
待ってよー!
この時何故か少女の名前だけが聞き取れなかった。あのときの事は覚えていた。二人でおいかけっこをしていたのだ。俺が逃げる方で、少女が追いかける方。あのときは本当に幸せだった。
少女はなんとか俺に追い付いた。少し疲れたのか、息を切らしている。その様子を見た俺は試しに1度、何となく夢について少女に聞いてみた。
ねぇ、 には夢ってある?
夢?う〜ん、今の所はないかな。レイ君は?
俺はみんなを守れるくらいに強くなること!
ふーん、そっか!私、応援するね!
その時だった。少女の背後に謎の黒い影が迫ってきているのに俺は気が付いた。
!危ない!
え?!!
!
少女が気付いた時はもう遅かった。少女はその影に飲み込まれてしまったのだ。
? ! ーーーーーーー!!
それ以来、少女は帰ってこなかった。
その当時の夢を見て、酷く魘されていた。まるで嫌な事を一辺に思い出すかのように
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