突然のハートレスの襲撃に対抗する俺とクロナ。幼馴染みであるクロナとは息ピッタリで、俺が基本攻めてクロナがそれを魔法でサポートする。ハートレスの数が少しずつだが減ってきた。
「行くよ！これが私の力！【フラワーストーム】！！」
クロナがキーブレードを俺の技であるストームラッシュの如く突き出した。だがキーブレードが纏っているのは竜巻ではなく花吹雪であり、そのままハートレス達に向かって凄いスピードで連続で攻撃した。花吹雪の花びら達がまるで刃物のようにハートレス達を切り刻む。これがクロナの技、フラワーストームだ。
「凄い………！」
早速放たれたクロナの技に驚く。その隙にハートレスが後ろから不意打ちしてくるが、振り向きもせずにそれを倒して見せた。いや、正確には驚いた時にキーブレードを持つ右手を後ろにやったら偶々偶然キーブレードがハートレスに当たって消滅したという感じである。
俺も風の魔法、エアロガを使って竜巻を起こし、ハートレス達を吹っ飛ばした。更にそれをクロナがフラワーストームで追い討ちをかける。
「やるねクロナ！」
「レイ君も！」
クロナを称えると、彼女はウィンクしながら明るく俺を称えてくれた。しかし、まだハートレスは残っている。
「やるか！」
「うん！」
俺とクロナがハートレス達を倒そうと大技の構えをしたその瞬間、突然アンチネスの集団が現れ、ハートレスを全滅させた。
「「え？」」
動揺を隠せない俺達。アンチネスがハートレスを倒した、進化系なのに？そう考えていると、アンチネス達は標的を俺とクロナへと変更した。
「やるのか！」
再びキーブレードを構える。クロナも同じく構え、二人はアンチネス達に挑む
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