俺だ、ジークだ。
記録を書く前にいろいろと言わせてくれ。
マオ、お前は本当に良いヤツだな。
俺もマオのことは仲間として好きだ、これからもよろしく頼む。
んで、問題なのはルルか……。
まずはニンジン嫌いを治せ。
それから、好きにもいろいろな形があることを学ぼうな。
そしてこれが一番問題なんだが、俺は覗いてねぇ!!
あの時はヒルダとマティアスが酒に酔ってドンパチやってただけだ!!
ったく、ブライトに説明するのに1時間もかかったじゃねぇか……。
で、記録はバルカ港に着いてからの続きからか。
……よりにもよってここを俺が書くのか、書きたくねぇな……。
まず俺達がバルカ港に着くと真っ先に俺が軍人に捕縛された。
マオ達を探すために初めてバルカ港に来た時に船を爆破した疑いがかけられているらしい。
確かに俺が最後に降りようとしたら爆発したのは確かだ。
それに、その事件のおかげでマオとユージーンに会えたんだが、その件に関してはマオとユージーンに弁解した時に冤罪になったんじゃねぇのかよ?
俺はヤ……軍人に連れていかれた留置所で必死に弁解した。
するとウォ……取調べ人は分かってくれたらしく無罪になった。
や、やれやれだぜまったく……。
開放され外に出るとバイラスの群れが世界中からバルカに向かって進撃していた。
だが留置所で会った2人が同行してくれたおかげでバイラスの群れを無事に突破しヴェイグ達と合流することができた。
それにしても、途中で倒したバカデカイ亀は何だったんだ?
それについてはブライトがそのバイラスが消えてから群れの統率が崩れたことから司令塔的な役割をしていたんじゃないかと言っていた。
しかもこの襲撃は意図的なものらしい。
意図的なもの……ヒトの作為が混ざってるってことは、黒幕はやっぱりユリスなのか……。
ユリスを倒したら本当にそれで全て丸く収まるのか?
最近、それじゃいけない気がするんだが、俺がおかしいんだろうか?
とりあえずバイラスの群れは粗方片付いたことを報告しに行く途中、マティアスと会ったんだがマティアスは同じ王の剣のメンバー、ナイラと話していた。
ナイラは自分の姿をあまりヒトに知られたくないらしく、速攻で殺されそうになった。
王の剣ってのはこんなんばっかりか……。
色々あった結果ナイラはこれからマティアスの代わりに俺達の監視役兼連絡係になるらしい。
『影』のフォルスって便利だな。
早速ナイラからバルカの広場で暴動が起きてるから止めてこいという命令に俺達は従い広場へ向かう。
すると確かに住人達が言い争っていたがその中心にいたのはサレとトーマだった。
あいつらはサクラになりきって種族間の暴言を煽っていやがった。
結局、言葉から暴力に変わるのを防ぐことができなかった俺達は思念の増幅を許し、結果的にユリスを成長させちまった。
赤ん坊から少年の姿に成長したユリスはそのまま何処かへ飛んでいったが、俺達はサレとトーマを倒すのが優先だ。
今度は負けねぇ!!
作戦と連携のおかげで倒せはしなかったが俺達はサレとトーマに勝つことができた。
成果はきちんと出てる!
だが今度はナイラからエンジンとかいうものを渡された。
なにやら空を飛ぶための機械のパーツらしく、世界各地の暴動を空を飛んでさっさと止めて来いとかいう無茶振りをされた。
空か……本当に飛べたら格好良いな!
だがそんなのは空想上での話しだ。
空だけにな。
…………。
そ、そういやカインを探している時にラジルダ跡で幼馴染を探すために空を飛ぼうとしているヤツがいたな!
そいつなら何か手がかりを握ってるかもしれねぇ!
そんなわけで俺達はラジルダ跡へ向かうことになり、今日の所はバルカ港の宿で休むことにした。
羽ペンは書き易いが書いた字が消せないのが欠点だな……。
宿屋で夕食をとった後二階のバルコニーで留置所であったことを思い出していると、ジンが無理してるんじゃないかと勘繰ってきた。
俺がいつも夜はバルコニーのようなところにいるっていう癖の話は兎も角、無理しているつもりは全く無い。
だがジンから言わせてみれば俺はシスコンぶってるだけらしい。
付き合いが長いと嫌でも分かるとかなんだ言っていたが、ルルは姉さんが大事にしてたんだ。
だったらこれからは俺が気にかけてやらねぇと……。
ジンは途中で部屋に戻って行ったが今度はフィオナが来た。
俺を探していたらしいんだが、そんなに俺はバルコニーにいるイメージが染み付いてんのか?
だがそれ以上にフィオナも俺と同じことを考えていたのが驚きだった。
フィオナだけじゃない、ティトレイやヒルダもユリスを倒してハッピーエンドで終わるのか疑問に思ってるらしい。
だがその後にフィオナが言っていたがユリスを倒さない限り何も解決しないのも確かだ。
それにヴェイグ達も
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