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あらすじ『カレギア祭までに帰れるかな・・・』

ちっ、別行動中もかくのかよ……。

えっと、一応ジーク・フリィースだ。

これは出発する前の晩に見た夢なんだが、知らない女が俺に話しかけてくる夢を見た。

声からしてフィオナじゃない。
幻聴の次は夢とか、勘弁してほしいぜまったく。

んで、その夢のおかげで全然眠れなかった俺は早朝からヒルダ達に見送られながらバルカ港を目指した。

以前来た時よりも霧が濃くなったような気がしたが、そんな中バイラスに襲われた。

ただ単に俺が弱いだけかもしれないが、そのバイラスはやたらと強かった。
そして苦戦を強いられるなか、ナッツと名乗る軍人が助けてくれた。

どうやらユージーンの命令でしばらく護衛をしてくれるらしい。

俺はナッツさんと共にビビスタ方面から大陸を北上していくことにした。

カインはとりあえずかくれんぼが下手だからな。

あいつは何処にいても姉さんだけはすぐに見つけてくれると言っていたが、それはただ単に姉さんが空気を読まなかっただけで、頭だけ隠して隠れた気になってるカインを如何に見つけられないフリをするか皆悩んでいただけだ。

だがあいつは鬼と隠れる側が一度でも行った場所には隠れない。要するに俺達がまだ行ったことがない街を探せば簡単に見つかるって訳だ。

マオのおかげで開放された港を使い俺達は船に乗ったが、定期便の関係で出航したのは既に夕暮れ時だった。

その時看板からバルカをみた時誰かにバカにされた気がしたが、俺は気にしない。

翌朝、ビビスタに着くと物凄い熱気だった。

観光のヒューマもいたようだが、みんな汗だくだ。
こういう時、冷え性で良かったと思う。

ビビスタにカインはいないと瞬時に分かった俺はすぐに次の街へ向かった。

次の街は結構北上する必要があるキョグエンという街らしかった。

向かう途中ナッツさんのガイドで聖獣が住むという塔を見たり、ラジルダ跡地へ寄ったりした。
ラジルダの跡地では少し出会いもあったが別に書く必要も無いだろ。

それから足が鉛のように重くなる沼地を抜けてようやくキョグエンに到着した。

キョグエンは紅葉が舞散る綺麗な街だった。
だが、その枯葉の中に数枚緑葉を見つけると、ここにカインがいると確信した。

案の定カインを発見した俺は怖がるカインから強引だったが話を聞いた。

まず獣王山に俺達より遅く到着したのは一旦スールズに寄って村人を再生していたからだったらしい。
本人は自分の身を守るためと言っていたが、それが本意じゃないことは分かってる。
ヴェイグがスールズに向かっているのもそれを確認するためだ。

次にユリスは消滅していないということを聞いた。
そのためサレ達も再び準備を始めているとのことだ。

それを聞いて俺はすぐにバルカへ帰る準備を始めた。
このままだとフィオナ達が危険だ!

だが俺1人の力だけじゃ無理だ。
カイン……お前の力が必要だ。

俺はナッツさんに事情を話すと、手を引かれるまますぐに街をでた。
軍人のくせにあの華奢な手は不思議だ……。

それからビビスタ港からバルカへ向かったが、途中でナッツさんの姿が消えていた。

多分軍の命令かなんかで呼び出しをくらったんだろ。
だがナッツさんと分かれてから不思議とフォルスが思い通りに使えるようになっていた。
これならいけるかもしれない。

俺はすぐさまバルカへ入ったがそこにはヒューマを襲うガジュマの姿があった。
俺はその抗争をくぐり抜け、城へ入ると今度は兵士が襲ってきた。
しかもいくら殺してもキリがない。

そして広い空間の玉座の間に出ると大量の兵士により身動きがとれなくなっていたヴェイグ達がいた。

さっきから屋上が明るい。
多分あいつらはそこへ向かうんだろう。

俺はフォルスを使って床を粉砕すると兵士と一緒に地下へと落下していった。

つうか何で地下があるんだよ?

計算を誤った俺は地下の地面に激突するところを夢にでてきた狐のハーフっぽい女に助けられた。
俺との旅が楽しかったとか言っていたが、俺にはまったく心当たりがない。
ん?まさか……。いやそんなはずは無いよな。

俺のピンチは続いた。
今度は地下へ一緒に落ちた兵士の相手をしなければならなかったからだ。

だがそこへカインが助けにきてくれた。

よし、さっさとこいつらを片付けてヴェイグ達と合流しようぜ!!
11/08/27 23:35更新 / takeshi
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