【スキット1・クインテッド家の事情】
マオ「でもイゴルってすごいよねぇ。あの乱闘の中無傷なんてさ」
イゴル「俺がどうかしたか?」
ユージーン「今お前の話をしていたところだ」
イゴル「俺の?」
ヴェイグ「そういえばラジルダではバイラスからクレアを救ってくれたそうだな。遅くなったが礼を言わせくてくれ」
イゴル「あぁ、そういやそんなこともあったな」
マオ「イゴルってさ、何か訓練とかしてたの?」
イゴル「訓練っつうか、昔ギュナルスさんに毎日稽古つけてもらってたぜ?」
マオ「フィオナのお父さんに!?」
イゴル「あ、あぁ……。ギュナルスさん王国兵士見習いの教官だったのはあんたらも知ってるだろ?奥さんが体調を崩してからは村で剣を教えてくれてたから俺も一緒に習ってたんだ」
マオ「教官って話から初耳なんですけど……」
ヴェイグ「ユージーン、お前は知っていたんじゃないのか?」
ユージーン「いや、少なくとも俺が見習い時代にはいなかったはずだ。最も、俺の教官方は全員既に戦死もしくは退役しているがな」
マオ「そうなんだ……」
ユージーン「ギュナルスは恐らく俺が王の盾の隊長を任されるようになってから就いたのだろう。教官というのは多数の部署に多数存在するため隊長の俺でも全員把握できていたわけではない」
ヴェイグ「そういうものなのか……」
ブライト「だが、それならフィオナの戦闘センスにも納得できるかもな」
マオ「あぁ、女の子なのにあんな大きな扇を振り回せるのってよく考えたら凄いよね」
ブライト「腕力だけの話じゃねぇ。フィオナはヴェイグやティトレイのように経験も積んでいなければジーク達のように授業で鍛えていたわけでもねぇ。それにもかかわらずここまで戦ってこれてんだ。相当デュナルスに叩き込まれたんだろうよ」
イゴル「いや、デュナルスさんはああ見えて親バカなんだ。俺達が指導を受けている時、フィオナだけは絶対に参加させないほどだったからな。何でも幼い頃の彼女にとって遊びはバトルだったみたいでな。それで頭を悩ませたデュナルスさんが剣の道から遠ざけたらしい」
ブライト「本来なら努力をお遊び感覚で楽しくできるのが理想なんだがな……」
【スキット2・大切な物は大事な所へ】
ジーク「なぁフィオナ」
フィオナ「ひゃっ!?」
ジーク「お前……そんなに驚くことねぇだろ……」
フィオナ「べ、別に!驚いてなんかないわよっ!」
ジーク「顔も赤いし、熱とかあんじゃねぇの?」
フィオナ「え?嘘?……そ、それより、何か用?」
ジーク「あ、あぁ。お前アイテムポーチ腰に下げてねぇみたいだけど、ちゃんと持ってんのか?」
フィオナ「持ってる……けど、何でジークがそんなこと気にするのよ?」
ジーク「急にアイテムが必要になった時、もし持ってなかったら一大事だろ?」
フィオナ「なんだ……そんなことか」
ジーク「は?」
フィオナ「な、何でもない!!アイテムポーチなら胸の内ポケットにしまってあるわよ?お父さんに大切な物は胸ポケットにしまっておけっていつも言われてたから、アイテムポーチもここにしまってるの」
ジーク「そ、そうか……(さすがにそんな所まで探せるわけねぇだろ!!)」
フィオナ「ん?あんたも顔赤いわよ?」
ジーク(誰のせいだと思っていやがる!!)
【スキット3・作者はジャワとバーモンドのブレンド派】
オーちゃん「ジーク、相変わらず元気そうで何よりだ」
ジーク「オーちゃんもな。6年も経つと変わるもんだな」
ルーベルト「それは単に貴様が俺を忘れているだけだと思うが……。げんに貴様等はどこも変わってないな」
ルル「そう?」
オーちゃん「いや、ルルは少し美人になったやもしれんな」
ルル「そう!?へへへ〜」
ジーク「やっぱお前変わったよ……」
ジン「それにしてもオーちゃんが昔言ってた「オー」ってまさか「王」のことだったなんてね」
オーちゃん「あぁ、俺もなにか違和感を感じていたのだが、曲解に気付いたのは集落を出てからだった」
ルル「突然いなくなるからみんな驚いたんだよ?」
オーちゃん「心配をかけてすまなかった」
ジーク「姉さんが心配する必要はないって言ってたから誰も心配はしてねぇよ?」
オーちゃん「そ、そうなのか……。姉上と言えばチャリティ殿の姿を見ないが息災であらせられるのか?」
ルル「姉さんは……」
ジーク「……」
オーちゃん「む?」
ジン「そういえばさっき宿屋のヒトに「O」って言われたら怒ってたけど、やっぱりオーちゃんって呼ばれるのは嫌なの?」
オーちゃん「あぁ、すぐにでも極刑に罰してやりたいぐらいだ」
ルル「じゃあ私達もこっけいなの?」
オーちゃん「ルル、極刑だ。いやしかし、貴様等だけは許
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