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第五章:再会\

世界の扉を開けると、そこにはカラフルな色をした宇宙船のようなものがあった。

これが、ドナルドとグーフィーが言っていた船、グミシップというものらしい。

「早く出発しよう」

グーフィーがせかすように言った瞬間、彼のポケットがもごもごと動いた。

「私をお忘れではないですか?みなさん」
「わっ!びっくりした!」

ポケットから飛び出してきたのは、シルクハットをかぶり燕尾服を着た小さな男だった。

「お二方は初めまして。私、皆様とご一緒させていただく、ジミニー・クリケットと申します」

そう言って頭を下げるジミニーを、ソラとサクヤは目を丸くして見つめた。

「びっくりした〜。俺はソラ。こっちはサクヤ。よろしくな」
「よろしく」

二人が手を差し出すと、ジミニーはその指先をしっかりと握った。

「では参りましょう。この行く手には、さまざまな冒険や出会いが待っているはずです。私どもも、陰ながら皆さんのお手伝いをさせていただきますよ」
「うん、お願い」

ジミニーはサクヤの言葉に恭しく礼をすると、するりとソラのポケットに滑り込んだ。

「さあ行こう。王様を捜さないと」
「俺たちはリクとカイリ。あ、あと。サクヤの記憶も探さないとな」
「記憶って?」

ドナルドの言葉に、ソラは後で話すといってグミシップに乗り込んだ。

こうして4人は、未知の世界を目指して、星の大海へと飛びだった。

必ず、大切な人たちと会えることを信じて・・・・



End
15/02/05 19:09更新 / 星三輪サナ

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