第三話 レベル10、開放す…
牧場に着くと、なんか入り口の所に太った…スラッシュっぽいのがいた。
「貴様が新人M・Mか。よし、ツグミ、ご苦労であった。下がっても良いぞ。下がりたくないなら我が隣に来るがよい!」
「いや、遠慮させてもらうわ…じゃあ、その…頑張ってね」
「あっおい!ちょっと!!」
あれぇ!?まさかの放置プレイ!?
「僕の名前はトノだ!この牧場は僕の支配下になる。故に、断りもなく僕の牧場を使う事は許さんぞ!!」
「は、はぁ…」
なんだかものすごく偉そうな奴が来たぞ。いかんせん、うざい。
「ヒソヒソ……(僕の種族はスライムだけど、彼は僕みたいなのが合体すると変身できるキングスライムなんだ)」
キングと付くからには相当偉いのだろう。
「そうそう、君には僕の友じ…家来を二匹ほどくれてやろう。おーい!」
っていうか入り口にずっと立っているのはいやなんだが…せめて中に入れてくれないだろうか。
そんな事を考えていると、牧場の奥の方から人型が歩いてきた。
「おや、そいつは…」
「なんだ。可愛い娘ちゃんじゃねぇのか」
なんか一体だけ変なのが混ざってるぞ…
「この二匹は主人から解雇されたばかりなんだが、新しいマスターを捜していてな。どうだろう。新人だけど、こいつなんていい感じじゃないかと思うけど。」
「ふむ…新人というならマスターとしての質はまだ見るに耐えないというものだが、まあ、主人がいなければ野生に戻ってしまう。それに、なかなか面白そうな奴だ」
口が見あたらないが、喋っているのはこいつか。一応人の形はしてるが、なんか赤土のレンガっぽいので出来ているように見える。
「そちらも異存はないかな。我が主人よ」
「あ、ああ…えっと…」
「おっと、失敬。私はゴーレムのドンだ。我が主人よ」
「俺は翔だ。その主人とかって呼び方は無しにしよう、な」
「ふむ、貴殿がそういうのならば…では宜しく頼む、翔」
なんだか強そうな奴が仲間になってくれたな。
「俺様はパスパス。こんな覇気も何もないガキんちょなんかについてったって出会いの一つもありゃしないぜ!」
なんか好き放題いわれてるが…まあいいか。一人仲間が増えたわけだし。
「フッ…」
「な、何がおかしいんだよ」
「いや、出会いがなんだといっていても、所詮は自分に自信がないだけではないのか、と思ってな」
「なにぃ!」
なんか面倒な事になってきたなぁ。そんな挑発しなくても良いんじゃないのか、ドン。
「第一、出会いなどというものはこんなところでじっとしている方が無縁だと思うがね。それなのに新人だからといって付いていかないのは、主人に頼っているからではないのか」
「はん!そんなに言うなら行ってやんよ!俺様みたいに、ちょー強いのが居た方が、心強いだろーからな!」
なんかうまい具合に乗せられてないか、あいつ。
「俺はまほうつかいのマーリン。俺は何回も配合されてるから、そこらの魔物じゃ相手になんねぇほど強ぇから、そこんとこよろしく!」
仲間が増えたのは良いが…よく分からない単語が混じってたな。ハイゴウ?まあ、知らなくてもそのうち分かるようになるか。
「よし、それじゃあ手続とかは僕がしておこう」
こうして、仲間が増えた。バランスは…正直よく分からない。
さて、どうしたものか…
ツグミを探していると、よく分からない場所に着いた。
基本、こいつらとも一緒に行動するわけだが、あんまりこういう状況は好きになれん。
「なあ、お前らってツグミがどこにいるか知ってるか」
ダメもとだったが、後続に聞いてみた。
「確かツグミは牧場の管理人だったはず…ならば管理室にいるのではないか」
石で出来てるのに一番頭の回転が速いかとも思われた。
管理室っていうと…普通に考えるとその近くだよな…って
「なにしてんだ俺は!」
俺は今来た道を戻り始めた。
「おいツグミ、いるか?」
「あれ?どうしたの?もしかして迷い子?」
「ちげーよ。ちょっとお前に用があってな。さっさと魔王を倒しに行きたい」
「だったらさっさと行けば?」
「違う!行き方が分からないからお前に聞きに来たんだ!!」
人の話を最後まで聞かない奴だ。
「ああ、なるほどね。熱心なのは良い事だ。フムフム…じゃあ案内するからちょっと付いてきて」
椅子から降りて歩き出した少女に続いて、俺は再び牧舎を離れた。
「ここ。道順は覚えた?」
付いた場所は、牧舎からは意外と近かった。
その場所にはいくつもの青い渦−旅人の扉があった。
試しに数えてみた。いち、にい、さん、し……
「ここでさっきあんたが持ち帰った宝石が出てくるわけ」
……なるほど。二個ほど空いたところもあるが
「八個か。結構あるもんだな」
「ちょっと、聞いてた?…まあいいわ。続けるわよ。これを空いてる台の上に乗っけると…」
カチッ。何かがはまったような音が聞こえると、置かれた石が光り出した。
そしてそのまま石の上らへんに旅人の扉を形成して、石はそれに飲み込まれていった。
「ほー。こんな風に出来るんだな。…ん?なんだ、これ」
よく見ると、旅人の扉が出来てる台に何らかの文字が刻まれている。えーと…だめだ。何語かすらも分からん。
「ああ、これはね。その扉の名前が書いてあるの。ええと、この世界は…死神の扉?なんか不吉な名前だけど…たぶん、ゾンビ系が多いだけじゃない?」
字は読む事は出来そうにないのが、読めているツグミにすらよく分かっていないようなので、あまり気にしないでおこう。
「そうだ。この部屋はもちろん。他の部屋にある旅の扉は自由に使って良いから。魔王が居ないのは横に印が書いてあるから、ちゃんと見てから行きなさいよ」
そう言い残して、ツグミはおそらく牧者に返っていった。
そういえば仲間が増えた事に何にも言ってなかったな…特に興味がないのか?
さて、早速行っても良いが…もう日が暮れている。
「って!!どうすんだこれ!!!家に連絡取らないと…とりあえず携帯は…ある」
やはりというか何というか、本来ならば縦棒がある場所に、『圏』と『外』の文字が仲良く並んでいる。さてと、どうすれば…
「ああ、それともう一つ」
ひょこっと入り口からツグミが出てきた。帰ってなかったのか…
「大したことじゃないんだけど…旅の扉について。旅の扉はワープみたいなものだけど、こういう部屋にあるのは全部異世界に通じてるから、時間とか、季節とか結構ごちゃごちゃだから気を付けてね。それだけ。じゃ」
今度こそ本当に自分の職務に戻っていった…はずだ。
「…ん?今あいつ『異世界』って言ってたか?この世界からすると俺の世界は…」
確信が持てた。いや、実際は確率なんてどんなものかは分からない。その確率の分母に来る数字は世界の数か、もしくは扉の数ほどある。だが、俺にはすぐに戻れるような気がしてならない。第六感。シックスセンスとか言うものだろう。その手の話題は正直俺は好きではないが、このときばかり俺はそんな物を信じてしまった。
だが、今日の所はひとまず休んで明日に備えるとするか。
皆を牧場に戻し、ツグミに俺はどこで寝ればいいかを聞き、用意してくれた寝床に倒れ込んだ。
まあ、なるようになるだろう。
そして、俺の初冒険とその他もろもろが終わり、果たして俺の運命やいかに……
「まあそのうち帰れるようになるよ。元気出して」
俺の心を勝手に読むな。
「いや、顔に出てたから…あ、おはよう」
あれ、そういえば他の連中はどうした?今朝から見当たらないようだが…
ふとそんなことを考えるが、まあ、とりあえず、困ったときのツグえもんだ。
そんなに早い時間帯ではないが、行ってもいないということも考えられる。それでも行かないよりはましだろう。
そして、俺は寝起きで多少ふらついている足でツグミがいるであろう場所へと向かった。
牧舎につくころには、ある程度眠気も覚めていたので、まあ何とかなるだろう。
「あんたも暇ね…っていうかよく私のところに来るけど……もしかして私のことす、好き、とか…」
はあ!?
「いくら私がかわいいからって…まあ別にカレシとかはいないけど…」
「ちょっとまて!!バカいってんじゃねぇよ!てめぇみてぇなちんちくりんなんか、誰が好きになるか!」
「な、はぁ!?ちょっ、誰がちんちくりんよ!!」
「うるせぇ!!俺は、お前に用があってきただけだ!!てめぇのことなんてなんとも思っちゃいねぇっつうの!!」
まったく…俺がこんなやつ…可愛いのは否定しないが、俺の好みには残念ながら入っていない。俺は年上のほうが断然好みだ。
……いや、今のは聞かなかったことにしてくれ。
「まあ私はあなたなんかお断りだけどねっ!…それで。用って何?」
「ああ、それなんだが…昨日は新しい二匹が仲間になっただろ。そいつらの姿が見当たらないんだが…どこにいるか知らないか」
「なんだ。そんなことか。ちょっとスラッシュ、それぐらい教えてあげなさいよ!」
「あぅ………ごめん、なさい」
ただでさえ小さい体が、さらに縮んでいる。
「あいつらなら牧舎のほうに戻ってるから、行くなら声かけて連れて行きなさいよ」
机でふんぞり返りながら新聞らしきものを再び広げる。別にかっこつけているわけではなさそうだ。
「そうか。すまなかったな、こんな些末事を聞いて」
「べ、べつにこれぐらい……」
?そんな顔近づけると目が悪くなりそうだが……
よし、それじゃあ………
「ま、ほどほどに頑張るか」
昨日俺が持ってきたやつから出来た所に飛び込む…ことはしなかったが、中に入っていった。
「貴様が新人M・Mか。よし、ツグミ、ご苦労であった。下がっても良いぞ。下がりたくないなら我が隣に来るがよい!」
「いや、遠慮させてもらうわ…じゃあ、その…頑張ってね」
「あっおい!ちょっと!!」
あれぇ!?まさかの放置プレイ!?
「僕の名前はトノだ!この牧場は僕の支配下になる。故に、断りもなく僕の牧場を使う事は許さんぞ!!」
「は、はぁ…」
なんだかものすごく偉そうな奴が来たぞ。いかんせん、うざい。
「ヒソヒソ……(僕の種族はスライムだけど、彼は僕みたいなのが合体すると変身できるキングスライムなんだ)」
キングと付くからには相当偉いのだろう。
「そうそう、君には僕の友じ…家来を二匹ほどくれてやろう。おーい!」
っていうか入り口にずっと立っているのはいやなんだが…せめて中に入れてくれないだろうか。
そんな事を考えていると、牧場の奥の方から人型が歩いてきた。
「おや、そいつは…」
「なんだ。可愛い娘ちゃんじゃねぇのか」
なんか一体だけ変なのが混ざってるぞ…
「この二匹は主人から解雇されたばかりなんだが、新しいマスターを捜していてな。どうだろう。新人だけど、こいつなんていい感じじゃないかと思うけど。」
「ふむ…新人というならマスターとしての質はまだ見るに耐えないというものだが、まあ、主人がいなければ野生に戻ってしまう。それに、なかなか面白そうな奴だ」
口が見あたらないが、喋っているのはこいつか。一応人の形はしてるが、なんか赤土のレンガっぽいので出来ているように見える。
「そちらも異存はないかな。我が主人よ」
「あ、ああ…えっと…」
「おっと、失敬。私はゴーレムのドンだ。我が主人よ」
「俺は翔だ。その主人とかって呼び方は無しにしよう、な」
「ふむ、貴殿がそういうのならば…では宜しく頼む、翔」
なんだか強そうな奴が仲間になってくれたな。
「俺様はパスパス。こんな覇気も何もないガキんちょなんかについてったって出会いの一つもありゃしないぜ!」
なんか好き放題いわれてるが…まあいいか。一人仲間が増えたわけだし。
「フッ…」
「な、何がおかしいんだよ」
「いや、出会いがなんだといっていても、所詮は自分に自信がないだけではないのか、と思ってな」
「なにぃ!」
なんか面倒な事になってきたなぁ。そんな挑発しなくても良いんじゃないのか、ドン。
「第一、出会いなどというものはこんなところでじっとしている方が無縁だと思うがね。それなのに新人だからといって付いていかないのは、主人に頼っているからではないのか」
「はん!そんなに言うなら行ってやんよ!俺様みたいに、ちょー強いのが居た方が、心強いだろーからな!」
なんかうまい具合に乗せられてないか、あいつ。
「俺はまほうつかいのマーリン。俺は何回も配合されてるから、そこらの魔物じゃ相手になんねぇほど強ぇから、そこんとこよろしく!」
仲間が増えたのは良いが…よく分からない単語が混じってたな。ハイゴウ?まあ、知らなくてもそのうち分かるようになるか。
「よし、それじゃあ手続とかは僕がしておこう」
こうして、仲間が増えた。バランスは…正直よく分からない。
さて、どうしたものか…
ツグミを探していると、よく分からない場所に着いた。
基本、こいつらとも一緒に行動するわけだが、あんまりこういう状況は好きになれん。
「なあ、お前らってツグミがどこにいるか知ってるか」
ダメもとだったが、後続に聞いてみた。
「確かツグミは牧場の管理人だったはず…ならば管理室にいるのではないか」
石で出来てるのに一番頭の回転が速いかとも思われた。
管理室っていうと…普通に考えるとその近くだよな…って
「なにしてんだ俺は!」
俺は今来た道を戻り始めた。
「おいツグミ、いるか?」
「あれ?どうしたの?もしかして迷い子?」
「ちげーよ。ちょっとお前に用があってな。さっさと魔王を倒しに行きたい」
「だったらさっさと行けば?」
「違う!行き方が分からないからお前に聞きに来たんだ!!」
人の話を最後まで聞かない奴だ。
「ああ、なるほどね。熱心なのは良い事だ。フムフム…じゃあ案内するからちょっと付いてきて」
椅子から降りて歩き出した少女に続いて、俺は再び牧舎を離れた。
「ここ。道順は覚えた?」
付いた場所は、牧舎からは意外と近かった。
その場所にはいくつもの青い渦−旅人の扉があった。
試しに数えてみた。いち、にい、さん、し……
「ここでさっきあんたが持ち帰った宝石が出てくるわけ」
……なるほど。二個ほど空いたところもあるが
「八個か。結構あるもんだな」
「ちょっと、聞いてた?…まあいいわ。続けるわよ。これを空いてる台の上に乗っけると…」
カチッ。何かがはまったような音が聞こえると、置かれた石が光り出した。
そしてそのまま石の上らへんに旅人の扉を形成して、石はそれに飲み込まれていった。
「ほー。こんな風に出来るんだな。…ん?なんだ、これ」
よく見ると、旅人の扉が出来てる台に何らかの文字が刻まれている。えーと…だめだ。何語かすらも分からん。
「ああ、これはね。その扉の名前が書いてあるの。ええと、この世界は…死神の扉?なんか不吉な名前だけど…たぶん、ゾンビ系が多いだけじゃない?」
字は読む事は出来そうにないのが、読めているツグミにすらよく分かっていないようなので、あまり気にしないでおこう。
「そうだ。この部屋はもちろん。他の部屋にある旅の扉は自由に使って良いから。魔王が居ないのは横に印が書いてあるから、ちゃんと見てから行きなさいよ」
そう言い残して、ツグミはおそらく牧者に返っていった。
そういえば仲間が増えた事に何にも言ってなかったな…特に興味がないのか?
さて、早速行っても良いが…もう日が暮れている。
「って!!どうすんだこれ!!!家に連絡取らないと…とりあえず携帯は…ある」
やはりというか何というか、本来ならば縦棒がある場所に、『圏』と『外』の文字が仲良く並んでいる。さてと、どうすれば…
「ああ、それともう一つ」
ひょこっと入り口からツグミが出てきた。帰ってなかったのか…
「大したことじゃないんだけど…旅の扉について。旅の扉はワープみたいなものだけど、こういう部屋にあるのは全部異世界に通じてるから、時間とか、季節とか結構ごちゃごちゃだから気を付けてね。それだけ。じゃ」
今度こそ本当に自分の職務に戻っていった…はずだ。
「…ん?今あいつ『異世界』って言ってたか?この世界からすると俺の世界は…」
確信が持てた。いや、実際は確率なんてどんなものかは分からない。その確率の分母に来る数字は世界の数か、もしくは扉の数ほどある。だが、俺にはすぐに戻れるような気がしてならない。第六感。シックスセンスとか言うものだろう。その手の話題は正直俺は好きではないが、このときばかり俺はそんな物を信じてしまった。
だが、今日の所はひとまず休んで明日に備えるとするか。
皆を牧場に戻し、ツグミに俺はどこで寝ればいいかを聞き、用意してくれた寝床に倒れ込んだ。
まあ、なるようになるだろう。
そして、俺の初冒険とその他もろもろが終わり、果たして俺の運命やいかに……
「まあそのうち帰れるようになるよ。元気出して」
俺の心を勝手に読むな。
「いや、顔に出てたから…あ、おはよう」
あれ、そういえば他の連中はどうした?今朝から見当たらないようだが…
ふとそんなことを考えるが、まあ、とりあえず、困ったときのツグえもんだ。
そんなに早い時間帯ではないが、行ってもいないということも考えられる。それでも行かないよりはましだろう。
そして、俺は寝起きで多少ふらついている足でツグミがいるであろう場所へと向かった。
牧舎につくころには、ある程度眠気も覚めていたので、まあ何とかなるだろう。
「あんたも暇ね…っていうかよく私のところに来るけど……もしかして私のことす、好き、とか…」
はあ!?
「いくら私がかわいいからって…まあ別にカレシとかはいないけど…」
「ちょっとまて!!バカいってんじゃねぇよ!てめぇみてぇなちんちくりんなんか、誰が好きになるか!」
「な、はぁ!?ちょっ、誰がちんちくりんよ!!」
「うるせぇ!!俺は、お前に用があってきただけだ!!てめぇのことなんてなんとも思っちゃいねぇっつうの!!」
まったく…俺がこんなやつ…可愛いのは否定しないが、俺の好みには残念ながら入っていない。俺は年上のほうが断然好みだ。
……いや、今のは聞かなかったことにしてくれ。
「まあ私はあなたなんかお断りだけどねっ!…それで。用って何?」
「ああ、それなんだが…昨日は新しい二匹が仲間になっただろ。そいつらの姿が見当たらないんだが…どこにいるか知らないか」
「なんだ。そんなことか。ちょっとスラッシュ、それぐらい教えてあげなさいよ!」
「あぅ………ごめん、なさい」
ただでさえ小さい体が、さらに縮んでいる。
「あいつらなら牧舎のほうに戻ってるから、行くなら声かけて連れて行きなさいよ」
机でふんぞり返りながら新聞らしきものを再び広げる。別にかっこつけているわけではなさそうだ。
「そうか。すまなかったな、こんな些末事を聞いて」
「べ、べつにこれぐらい……」
?そんな顔近づけると目が悪くなりそうだが……
よし、それじゃあ………
「ま、ほどほどに頑張るか」
昨日俺が持ってきたやつから出来た所に飛び込む…ことはしなかったが、中に入っていった。
12/04/06 14:34 デロリン・デ・ローデ ▲
■作者メッセージ
今回はなかなかストーリー的にはあまり進んでいませんね。
前作もそうでしたが、今回はそれよりもかなり短い作品になりそうな予感……
翔の運命に沿って進んでますので、これは私にもわかりかねます。神のみぞ知るセカイってやつですね。
ところで今回のタイトルの元ネタ、わかる人いますかね?
レベルは10はなかったかもしれませんが、そんな感じです。
前作もそうでしたが、今回はそれよりもかなり短い作品になりそうな予感……
翔の運命に沿って進んでますので、これは私にもわかりかねます。神のみぞ知るセカイってやつですね。
ところで今回のタイトルの元ネタ、わかる人いますかね?
レベルは10はなかったかもしれませんが、そんな感じです。