第5章『フォルクス・ソレイユ』 7
「フォルクス!お前が…」
正体を現し、名乗りを上げた男――フォルクスに、レイノスは敵意を募らせ剣を構える。
他の皆もそれぞれ武器を構え、フォルクスと向き合う。
しかし、対するフォルクスは構えようともせず、やれやれと一同を小馬鹿にしたような態度を取るだけだった。
「あいにくですが、あなた達と戦う気などありませんよ」
「悪いが、そちらになくともこちらにはある。逃がさないぞ、フォルクス」
戦う意思を見せないフォルクスに対し、ラグネルとエタルドを構えたセネリオが逃がす気はないと述べる。
フォルクスがクラノスの命で動いていることは間違いなく、ここで彼を捕えれば情報を引き出せるかもしれない。
ゆえに、逃がすつもりなどなかった。
一方のフォルクスはセネリオの言葉に動じることなくフフンと余裕の表情で言った。
「あなた達の相手は私ではありませんよ…」
「どういう意味だ」
「せ、セネリオさん!」
アルセリアの慌てたような声に、セネリオはそちらを向く。
「どうした」
「そ、その…囲まれてます!」
「何!?」
アルセリアの言葉にセネリオが辺りを見回すと、そこには…
「ま、魔物が…」
リンが絶句したようにつぶやく。
彼らを囲むのは、物凄い数の魔物達。
どの魔物も目をぎらつかせ、今にも飛び掛かってきそうな迫力だった。
「ヒュ〜。こりゃあさすがにヤバイかもネ〜」
言葉とは裏腹に全然危機感のなさそうな口調のクノン。
「こりゃ、百体くらいはいるぜ…これだけの数集めるとは、よくやるぜ」
ミステリアスが魔物の大体の総数を口にし、これを用意したフォルクスに呆れの混じった感想を述べた。
「そういうわけです!あなた達はここにいる魔物達にやられてジ・エンドというわけですよ!精々みっともなくあがくことですね!それではさらばです!」
そういうとフォルクスは鳥系のモンスターに飛び乗り、去って行ってしまった。
それと同時に、百体もの魔物は一斉に襲い掛かってきた!
「くそ、とにかくやるしかねえ!」
向かってくる魔物に対し、剣を握り魔物へと向かって走るレイノス。
「裂破掌!」
レイノスの攻撃を受けた魔物の一匹が吹っ飛び、吹っ飛んだ魔物と衝突して数匹の魔物が後退する。
「まだだぁ!通破連破斬!!」
その後退した隙を逃さず、続けて攻撃を放ちとどめを刺す。
「行くぞ、クノン」
「オウともさ♪」
セネリオ、クノンの身体が蒼白い光に包まれる。
グランコクマでも見せた、オーバーリミッツの光だった。
「幻影刃!イービルスピア!月閃虚崩!!」
「掌底破!臥竜空破!散華猛襲脚!!」
オーバーリミッツを発動させた二人は、物凄い速さで敵を薙ぎ払っていく。
元々スピードに長けたこの二人は、オーバーリミッツにより更なる速さを手に入れた。
それでいてそのスピードに翻弄されることのない無駄のない動きで効率的に魔物を倒していた。
「ま、負けません!そりゃあああああああああ!」
アルセリアは、斧を持って回転していた。
グルグルグルグル回転しながら、近づく魔物を薙ぎ払っていた。
「せ、セリア、何してるんですか…」
アルセリアの奇妙な行動に、後衛で譜術による援護をしていたリンが不思議がる。
「ああ、俺がああするように指示を出した」
「ミステリアスさんが?」
「斧使いってのは、どうしても動作が遅くなるからな。この状況で普通に戦ってたら対応が遅れてやられちまいかねない。セリア自体の技量もまだまだだしな。だからああやって、とにかく敵がなるべく近づけないようにしたわけだ」
「なるほど…」
「だが、あの戦い方には弱点があってな。四方からの攻撃には対応できるが、頭上からの攻撃には対応できない。だから…」
鳥系の魔物が、アルセリアの攻撃の死角である頭上目がけて襲ってくる。
それを目ざとく見つけたミステリアスは、銃弾でそのモンスターを撃ちぬく。
「こうやってフォローするってわけだ…ああ、それからリン。お前は馬車の中に入ってろ」
「な…!何言ってるんですか!そんなわけにはいきません!私だって戦いますよ!」
「だからこそだ。術専門のお前はこのパーティの中で一番狙われたらまずいんだ。馬車の中で姿を隠して、少しでも狙われにくい状態で譜術を放て」
「ああ、なるほど。そういうことなら…」
ミステリアスの説明に納得したリンは、素直に辻馬車の中に入る。
「さて、俺も本気を出しますか…」
そういうと、ミステリアスの身体はセネリオやクノンと同様に、オーバーリミッツの光に包まれた。
「俺に歯向かおうなんざいい度胸だ!覚悟しやがれ!」
一方その頃フォルクスは、エンゲーブへと足を踏み入れていた。
そして宿屋に向かうと、とある一室へと足を踏み入れる。
「失礼しま……」
「ひゃははははははははは!!お前の負けだ!バカトール!」
「ちくしょおおおおおおおお!」
フォルクスが挨拶をして部屋に入ろうとした瞬間、聞こえてきたのは二人の男性の声。
「もう一回だ、カッシャー!」
「は、何度やってもお前じゃ俺に勝てねえよ。バ・カ・ト・−・ル♪」
「なんだとコラァ!誰がバカだ誰が!」
「お前以外に誰がいるってんだよ、バカが!」
「ルージェニアさん。な、何やってるんですか、あの二人は…」
「ホドの将棋って遊びらしいよ。それでトールがさっきからカッシャーに連敗し続けてる」
「は、はあ…」
この部屋にいるのは、オラクル騎士団が率いる六神将の内の3人。
先ほどから言い合いを続けているのが、第一師団師団長であるトール・ソアン・ソールディアと第二師団師団長カッシャーだ。
そしてそんな二人を気にすることもなく読書に講じているのが第四師団師団長ルージェニア・デスファクト。
「で、なんであんたがこの部屋に来てんの?あんたの部屋は別だろ?」
ルージェニアが冷たい眼差しでフォルクスを睨む。
そんなルージェニアに恐縮した様子を見せるフォルクス。
彼ら六神将の3人は、公務でこの近くにやってきており、たまたまレイノス一行の追跡・足止め任務を請け負っていたフォルクスと出会ったのだった。
「そ、それはその、セネリオ達の動向について知らせようと思い…」
「ふぅん…で、セネリオたちはどうしてるの?」
「はい!現在百体近くの魔物と交戦中であります!今頃魔物にやられて一人残らず死んでいるものと…」
「見たの?」
「へ?」
「セネリオたちがやられたところを、ちゃんと見たの?」
「い、いえ、魔物を放ってすぐ撤退したものですから…」
「それならちゃんとやられたところ見届けて来いよ。もしかしたらってこともあるかもしれないだろ」
「ま、まさか…それはさすがに」
「いいから見て来いって言ってるんだよ!口答えするな!」
「は、はいいいいいいい!」
六神将とはいえまだ幼い少年に怒鳴られて恐縮するフォルクスの様子を、そばにいたトールとカッシャーがバカにするようにニヤニヤと見つめる。
フォルクスはそんな屈辱的な視線に耐えつつ、部屋を出ようとして、
「おい待てよ、バカフォルクス」
カッシャーに呼び止められる。
「なんですか、カッシャーさん」
「お前、あいつらに正体ばれたりとかしてねえだろうな」
「な、なななな…!し、してないですよ!正体なんてばれてません!!」
そういうとフォルクスは慌てたように部屋を出て行った。
「ありゃあ、ばれてるな」
フォルクスの様子を見て、カッシャーが呟く。
「大丈夫なのかよ?クラノス様の計画は、まだばれるわけにはいかねえんだろ?」
「大丈夫さ、クラノス様ならうまく対処してくださるさ」
懸念を口にするトールに対し、ルージェニアは自信を持って心配ないと答える。
そこには、クラノスへの強い信頼が見て取れた。
「まあ、あのバカはどうせ今回の任務が終わったら用済みだしな」
カッシャーの言葉にトールもルージェニアも頷く。
「とりあえずカッシャー、トール、早くこの村から出よう。セネリオ達と今鉢合わせるのは色々とまずいしね」
「そうだな…おいカッシャー。例の奴頼むぜ」
「俺に命令してんじゃねえ!バカトール!」
カッシャ―は懐から小瓶を取り出す。
それは、以前セネリオがケテルブルク付近にてジャバウォックから逃走する際に使ったものだった。
地面に小瓶を投げつけると、3人の姿は部屋から一瞬のうちに消えてしまった。
スキット「セネリオの穴」
カッシャー「しかしあのバカ、本気で六神将を狙ってるのか?」
ルージェニア「フォルクスのこと?あいつの実力じゃ、六神将なんて夢のまた夢だよ」
トール「あいつにセネリオの代わりなんて務まるわけねえだろうが!なんてったって、セネリオは俺のライバルだからな」
ルージェニア「そう思ってるの、トールの方だけだと思うよ」
カッシャー「ああ、セネリオはお前なんて眼中にねえんだよ!バカトール!」
トール「なんだとぉ!」
カッシャー「やるかぁ!」
ルージェニア「喧嘩はやめてよ二人とも…だけど、セネリオが抜けた穴はやっぱり大きいよね」
トール「あの野郎…なんだって俺達を裏切りやがった!」
ルージェニア「全くだよ。クラノス様のすることに、間違いがあるはずなんてないのに…」
カッシャー「まあ、いない奴のこと考えてもしょうがねえだろ。俺達は俺達で、クラノス様の野望の為に協力するだけだ」
ルージェニア「そうだね…クラノス様の為に」
正体を現し、名乗りを上げた男――フォルクスに、レイノスは敵意を募らせ剣を構える。
他の皆もそれぞれ武器を構え、フォルクスと向き合う。
しかし、対するフォルクスは構えようともせず、やれやれと一同を小馬鹿にしたような態度を取るだけだった。
「あいにくですが、あなた達と戦う気などありませんよ」
「悪いが、そちらになくともこちらにはある。逃がさないぞ、フォルクス」
戦う意思を見せないフォルクスに対し、ラグネルとエタルドを構えたセネリオが逃がす気はないと述べる。
フォルクスがクラノスの命で動いていることは間違いなく、ここで彼を捕えれば情報を引き出せるかもしれない。
ゆえに、逃がすつもりなどなかった。
一方のフォルクスはセネリオの言葉に動じることなくフフンと余裕の表情で言った。
「あなた達の相手は私ではありませんよ…」
「どういう意味だ」
「せ、セネリオさん!」
アルセリアの慌てたような声に、セネリオはそちらを向く。
「どうした」
「そ、その…囲まれてます!」
「何!?」
アルセリアの言葉にセネリオが辺りを見回すと、そこには…
「ま、魔物が…」
リンが絶句したようにつぶやく。
彼らを囲むのは、物凄い数の魔物達。
どの魔物も目をぎらつかせ、今にも飛び掛かってきそうな迫力だった。
「ヒュ〜。こりゃあさすがにヤバイかもネ〜」
言葉とは裏腹に全然危機感のなさそうな口調のクノン。
「こりゃ、百体くらいはいるぜ…これだけの数集めるとは、よくやるぜ」
ミステリアスが魔物の大体の総数を口にし、これを用意したフォルクスに呆れの混じった感想を述べた。
「そういうわけです!あなた達はここにいる魔物達にやられてジ・エンドというわけですよ!精々みっともなくあがくことですね!それではさらばです!」
そういうとフォルクスは鳥系のモンスターに飛び乗り、去って行ってしまった。
それと同時に、百体もの魔物は一斉に襲い掛かってきた!
「くそ、とにかくやるしかねえ!」
向かってくる魔物に対し、剣を握り魔物へと向かって走るレイノス。
「裂破掌!」
レイノスの攻撃を受けた魔物の一匹が吹っ飛び、吹っ飛んだ魔物と衝突して数匹の魔物が後退する。
「まだだぁ!通破連破斬!!」
その後退した隙を逃さず、続けて攻撃を放ちとどめを刺す。
「行くぞ、クノン」
「オウともさ♪」
セネリオ、クノンの身体が蒼白い光に包まれる。
グランコクマでも見せた、オーバーリミッツの光だった。
「幻影刃!イービルスピア!月閃虚崩!!」
「掌底破!臥竜空破!散華猛襲脚!!」
オーバーリミッツを発動させた二人は、物凄い速さで敵を薙ぎ払っていく。
元々スピードに長けたこの二人は、オーバーリミッツにより更なる速さを手に入れた。
それでいてそのスピードに翻弄されることのない無駄のない動きで効率的に魔物を倒していた。
「ま、負けません!そりゃあああああああああ!」
アルセリアは、斧を持って回転していた。
グルグルグルグル回転しながら、近づく魔物を薙ぎ払っていた。
「せ、セリア、何してるんですか…」
アルセリアの奇妙な行動に、後衛で譜術による援護をしていたリンが不思議がる。
「ああ、俺がああするように指示を出した」
「ミステリアスさんが?」
「斧使いってのは、どうしても動作が遅くなるからな。この状況で普通に戦ってたら対応が遅れてやられちまいかねない。セリア自体の技量もまだまだだしな。だからああやって、とにかく敵がなるべく近づけないようにしたわけだ」
「なるほど…」
「だが、あの戦い方には弱点があってな。四方からの攻撃には対応できるが、頭上からの攻撃には対応できない。だから…」
鳥系の魔物が、アルセリアの攻撃の死角である頭上目がけて襲ってくる。
それを目ざとく見つけたミステリアスは、銃弾でそのモンスターを撃ちぬく。
「こうやってフォローするってわけだ…ああ、それからリン。お前は馬車の中に入ってろ」
「な…!何言ってるんですか!そんなわけにはいきません!私だって戦いますよ!」
「だからこそだ。術専門のお前はこのパーティの中で一番狙われたらまずいんだ。馬車の中で姿を隠して、少しでも狙われにくい状態で譜術を放て」
「ああ、なるほど。そういうことなら…」
ミステリアスの説明に納得したリンは、素直に辻馬車の中に入る。
「さて、俺も本気を出しますか…」
そういうと、ミステリアスの身体はセネリオやクノンと同様に、オーバーリミッツの光に包まれた。
「俺に歯向かおうなんざいい度胸だ!覚悟しやがれ!」
一方その頃フォルクスは、エンゲーブへと足を踏み入れていた。
そして宿屋に向かうと、とある一室へと足を踏み入れる。
「失礼しま……」
「ひゃははははははははは!!お前の負けだ!バカトール!」
「ちくしょおおおおおおおお!」
フォルクスが挨拶をして部屋に入ろうとした瞬間、聞こえてきたのは二人の男性の声。
「もう一回だ、カッシャー!」
「は、何度やってもお前じゃ俺に勝てねえよ。バ・カ・ト・−・ル♪」
「なんだとコラァ!誰がバカだ誰が!」
「お前以外に誰がいるってんだよ、バカが!」
「ルージェニアさん。な、何やってるんですか、あの二人は…」
「ホドの将棋って遊びらしいよ。それでトールがさっきからカッシャーに連敗し続けてる」
「は、はあ…」
この部屋にいるのは、オラクル騎士団が率いる六神将の内の3人。
先ほどから言い合いを続けているのが、第一師団師団長であるトール・ソアン・ソールディアと第二師団師団長カッシャーだ。
そしてそんな二人を気にすることもなく読書に講じているのが第四師団師団長ルージェニア・デスファクト。
「で、なんであんたがこの部屋に来てんの?あんたの部屋は別だろ?」
ルージェニアが冷たい眼差しでフォルクスを睨む。
そんなルージェニアに恐縮した様子を見せるフォルクス。
彼ら六神将の3人は、公務でこの近くにやってきており、たまたまレイノス一行の追跡・足止め任務を請け負っていたフォルクスと出会ったのだった。
「そ、それはその、セネリオ達の動向について知らせようと思い…」
「ふぅん…で、セネリオたちはどうしてるの?」
「はい!現在百体近くの魔物と交戦中であります!今頃魔物にやられて一人残らず死んでいるものと…」
「見たの?」
「へ?」
「セネリオたちがやられたところを、ちゃんと見たの?」
「い、いえ、魔物を放ってすぐ撤退したものですから…」
「それならちゃんとやられたところ見届けて来いよ。もしかしたらってこともあるかもしれないだろ」
「ま、まさか…それはさすがに」
「いいから見て来いって言ってるんだよ!口答えするな!」
「は、はいいいいいいい!」
六神将とはいえまだ幼い少年に怒鳴られて恐縮するフォルクスの様子を、そばにいたトールとカッシャーがバカにするようにニヤニヤと見つめる。
フォルクスはそんな屈辱的な視線に耐えつつ、部屋を出ようとして、
「おい待てよ、バカフォルクス」
カッシャーに呼び止められる。
「なんですか、カッシャーさん」
「お前、あいつらに正体ばれたりとかしてねえだろうな」
「な、なななな…!し、してないですよ!正体なんてばれてません!!」
そういうとフォルクスは慌てたように部屋を出て行った。
「ありゃあ、ばれてるな」
フォルクスの様子を見て、カッシャーが呟く。
「大丈夫なのかよ?クラノス様の計画は、まだばれるわけにはいかねえんだろ?」
「大丈夫さ、クラノス様ならうまく対処してくださるさ」
懸念を口にするトールに対し、ルージェニアは自信を持って心配ないと答える。
そこには、クラノスへの強い信頼が見て取れた。
「まあ、あのバカはどうせ今回の任務が終わったら用済みだしな」
カッシャーの言葉にトールもルージェニアも頷く。
「とりあえずカッシャー、トール、早くこの村から出よう。セネリオ達と今鉢合わせるのは色々とまずいしね」
「そうだな…おいカッシャー。例の奴頼むぜ」
「俺に命令してんじゃねえ!バカトール!」
カッシャ―は懐から小瓶を取り出す。
それは、以前セネリオがケテルブルク付近にてジャバウォックから逃走する際に使ったものだった。
地面に小瓶を投げつけると、3人の姿は部屋から一瞬のうちに消えてしまった。
スキット「セネリオの穴」
カッシャー「しかしあのバカ、本気で六神将を狙ってるのか?」
ルージェニア「フォルクスのこと?あいつの実力じゃ、六神将なんて夢のまた夢だよ」
トール「あいつにセネリオの代わりなんて務まるわけねえだろうが!なんてったって、セネリオは俺のライバルだからな」
ルージェニア「そう思ってるの、トールの方だけだと思うよ」
カッシャー「ああ、セネリオはお前なんて眼中にねえんだよ!バカトール!」
トール「なんだとぉ!」
カッシャー「やるかぁ!」
ルージェニア「喧嘩はやめてよ二人とも…だけど、セネリオが抜けた穴はやっぱり大きいよね」
トール「あの野郎…なんだって俺達を裏切りやがった!」
ルージェニア「全くだよ。クラノス様のすることに、間違いがあるはずなんてないのに…」
カッシャー「まあ、いない奴のこと考えてもしょうがねえだろ。俺達は俺達で、クラノス様の野望の為に協力するだけだ」
ルージェニア「そうだね…クラノス様の為に」
■作者メッセージ
今回は、ルージェニアとカッシャー初登場でした
外見や簡単な設定はルイさんという方の「真の平和を紡ぐ者達 番外編」を参照していただければと
それと、花霞さん、アオサギさん、もし見てたら連絡下さると嬉しいです
メールしても反応がないのが心配なので
外見や簡単な設定はルイさんという方の「真の平和を紡ぐ者達 番外編」を参照していただければと
それと、花霞さん、アオサギさん、もし見てたら連絡下さると嬉しいです
メールしても反応がないのが心配なので