突然の来傍者
クロナの家に向かおうとして森を歩いているととある人物に出くわした。この辺では殆ど見掛けないと言うのにまるで迷っていない彼の事を俺は知っている。神矢 レイラ、ファイブブレードシリーズの作者であり俺達ファイブブレードキャラの考案者でもある
「やぁレイ君!元気してた?」
「ちょっ、作者何で来てるの!?」
「いやぁ、だって暇だったんだもん。許しておくれよ?」
案の定作者が訳のわからないテンションでこちらにいる事をおねだりしてきた。普段なら突っ込むか多少のお仕置きを加えたい所だがこう言う時の作者はキャラに関する軽いネタバレ等をしてくるから安易に逆らえないのだ
「仕方無いな……でも早めに帰ってね?」
「よし!ありがとう!」
危うく俺のその後に関してのネタバレをされる所だったと思うとそうとうヤバかったと思う今日この頃。ちなみに作者と言えばその作品の所謂神に当たる人物だろうが、レイラの場合全く強くない。ハートレスで言うところのソルジャーくらいである。だが何故か作者権限と言う謎の兵器を隠し持っており、それの標的にされた物は忽ち地獄のような想いをすると言う何とも恐ろしい性能を持つ
「そう言えばレイ君知ってた?もうすぐキングダムハーツ【Five・Blade】に新キャラが出るんだよ」
「あぁ、確か女の子だよね?作者その子をスッゴく気に入ってるとか」
「そうです!まだ時間は掛かるけど登場までお楽しみに!」
軽く本編の宣伝までもした作者は何処からかホットドッグを取り出し、食べ始めたと共に再び喋り始めた
「じゃあ俺はそろそろこの辺にしとこうかな。じゃあね」
「う、うん……」
「あぁ後、もう1つお知らせ」
「まだあんの!?」
「うん、実はファイブブレードシリーズキャラ紹介の方に近頃先程の新キャラを登場次第追加予定です。後俺も追加されます」
「はぁ!?」
作者の思いがけない一言に驚愕し、取っ捕まえて聞こうとしたがその頃にはすでに何処かに消えていた。
「全く……本当に作者としての自覚あるのかな?」